三越日本橋本店
- 2013/10/13
- 02:43
中央区は日本橋室町。
東京メトロ三越前駅すぐのところに、三越日本橋本店はあります。
<三越について>
三越は、創業340年の歴史を持つ老舗百貨店です。1904年に「デパートメントストア宣言」を行ったことから、三越が日本の百貨店の始まりとされます。
1930年頃には新宿、銀座、高松、札幌、仙台と次々に店舗を出店。戦後も拡大路線を続け、1972年にダイエーに抜かれるまで、小売業界売上1位を誇っていました。
しかし、長年のワンマン経営によって徐々に経営が悪化。特に、バブル崩壊後、ゴルフ場開発の撤退処理で巨額の損失を出しました。
1998年からは大幅なリストラを実施するなど、再建に取り組みましたが、経営を立て直すことは出来ませんでした。
2005年5月5日には、不採算店舗の大阪店・枚方店・倉敷店・横浜店を閉鎖。
最終的には単独での経営再建を断念し、2008年4月1日に伊勢丹と経営統合しました。
「三越伊勢丹ホールディングス」の株式の統合比率は、伊勢丹1に対して三越0.34。
売上高は三越の方が上なのですが、収益や株価などでは伊勢丹が大きく上回っており、両社の価値には大きな差が生まれました。
今回の経営統合は実質的に伊勢丹による三越の救済で、主導権は完全に伊勢丹が握っていました。
2009年には伊勢丹主導で、不採算の池袋店、武蔵村山店、鹿児島店、名取店を閉鎖しました。
<三越の歴史>
・1673年 三井高利が江戸本町一丁目に呉服店「越後屋」を開業。
・1893年 越後屋から「合名会社三井呉服店」へ。
・1904年 株式会社三越呉服店設立。この際、「デパートメントストア宣言」を行う。
・1914年 日本橋本店ルネッサンス式新館完成。ライオン像や日本初のエスカレーターを設置。
・1923年 関東大震災により日本橋本店と丸の内別館を焼失。
・1928年 三越呉服店の屋号を「株式会社三越」と改める。
・1935年 日本橋本店の増築改修工事が完了し、中央ホールが完成。
・1960年 天女像(まごころ)を日本橋本店中央ホールに設置。
・2008年 「株式会社三越伊勢丹ホールディングス」発足。
店舗外観
こちらは2004年に完成した新館です。

よく見ると、三越のマークの周りをイルカが泳いでいます。

本館裏側

こちらが本館。
1914年に完成しました。


店舗裏側


正面入口

正面入口のライオン像。
2体あるのは日本橋本店のみです。


三越のプレート

「大規模小売店舗」プレートがありました。

東京都選定歴史的建物に選定されています。

<本文>
三越は、延宝元年(1673)に「越後屋」として創業した。「三井呉服店」を経て、「三越呉服店」となり、大正3年(1914)には鉄筋コンクリート造による大規模な百貨店の新築を行った。
当時の建物はネオ・ルネッサンス・スタイルの壮麗な建築で、5階建一部6階、中央部に5階まで吹き抜けのバロック的大空間をもっていた。その後、震災で損傷し、昭和2年に復興するが、更に昭和10年全館の増改築が完成し、現在見られるような規模となった。
建物中央部の吹き抜けホールは、アーチ状の天窓からの光りがホール全体を照らし、5階までの各階にはバルコニーがめぐり、アール・デコ風のデザインが目につく。そこに展開する装飾性豊かな空間は見事である。
本館店内へ参ります。
吹き抜けの中央ホール。中央にあるのは天女(まごころ)像です。

裏からの様子

天井

上の階からの眺め

店内エスカレーター。
全面点灯型の丸ボディです。金の装飾がされています。



店内エレベーター。

店内階段

「店内御案内」。字体がレトロな感じです。

店内のシャンデリア

店内の大理石の中にある化石。写真はアンモナイト。


屋上にやってきました。



夏はビアガーデンとして使用されているため、テーブルがたくさんあります。

「漱石の越後屋」
夏目漱石の作品には、たびたび三越が登場しているそうです。

三圍神社(みめぐりじんじゃ)


新館の店内エスカレーター。
カメラの調子が悪く、全体的に暗くなってしまいました。店内が暗いわけではありません。

エスカレーターにはこのような模様がありました。

新館店内エレベーター。

夜の様子


<三越日本橋本店 店舗概要>
開業:1673年8月
現在の建物は1914年完成、1935年増床改修。新館は2004年完成。
店舗面積:67020㎡
営業時間:
午前10時~午後7時。
本館・新館の地階から3階は午後7時30分まで。
新館9・10階レストランは午前11時~午後10時。
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
HP:http://www.mitsukoshi.co.jp/shop?EcLogicName=storeinfo.storetopInfo&tenpoCd=10
最後に、フロアガイドの紹介
表紙

他の三越各店と共通のデザインのものです。
店内案内
<クリックで拡大できます>

<本館> <新館>
10階 レストラン街
9階 カルチャーサロン、レストラン
8階 屋上 ビューティ&クラフトホビー
7階 催物会場、メガネ 催物会場
6階 美術、宝飾品、時計 子供用品
5階 リビング用品、趣味雑貨 八重洲ブックセンター 、山野楽器
4階 婦人ファッション 婦人ファッション
3階 婦人ファッション 婦人ファッション
2階 紳士、婦人ファッション 婦人ファッション
1階 化粧品 婦人靴
地下1階 食品 食品
地下2階 食品
といった感じになっています。
東京メトロ三越前駅すぐのところに、三越日本橋本店はあります。
<三越について>
三越は、創業340年の歴史を持つ老舗百貨店です。1904年に「デパートメントストア宣言」を行ったことから、三越が日本の百貨店の始まりとされます。
1930年頃には新宿、銀座、高松、札幌、仙台と次々に店舗を出店。戦後も拡大路線を続け、1972年にダイエーに抜かれるまで、小売業界売上1位を誇っていました。
しかし、長年のワンマン経営によって徐々に経営が悪化。特に、バブル崩壊後、ゴルフ場開発の撤退処理で巨額の損失を出しました。
1998年からは大幅なリストラを実施するなど、再建に取り組みましたが、経営を立て直すことは出来ませんでした。
2005年5月5日には、不採算店舗の大阪店・枚方店・倉敷店・横浜店を閉鎖。
最終的には単独での経営再建を断念し、2008年4月1日に伊勢丹と経営統合しました。
「三越伊勢丹ホールディングス」の株式の統合比率は、伊勢丹1に対して三越0.34。
売上高は三越の方が上なのですが、収益や株価などでは伊勢丹が大きく上回っており、両社の価値には大きな差が生まれました。
今回の経営統合は実質的に伊勢丹による三越の救済で、主導権は完全に伊勢丹が握っていました。
2009年には伊勢丹主導で、不採算の池袋店、武蔵村山店、鹿児島店、名取店を閉鎖しました。
<三越の歴史>
・1673年 三井高利が江戸本町一丁目に呉服店「越後屋」を開業。
・1893年 越後屋から「合名会社三井呉服店」へ。
・1904年 株式会社三越呉服店設立。この際、「デパートメントストア宣言」を行う。
・1914年 日本橋本店ルネッサンス式新館完成。ライオン像や日本初のエスカレーターを設置。
・1923年 関東大震災により日本橋本店と丸の内別館を焼失。
・1928年 三越呉服店の屋号を「株式会社三越」と改める。
・1935年 日本橋本店の増築改修工事が完了し、中央ホールが完成。
・1960年 天女像(まごころ)を日本橋本店中央ホールに設置。
・2008年 「株式会社三越伊勢丹ホールディングス」発足。
店舗外観
こちらは2004年に完成した新館です。

よく見ると、三越のマークの周りをイルカが泳いでいます。

本館裏側

こちらが本館。
1914年に完成しました。


店舗裏側


正面入口

正面入口のライオン像。
2体あるのは日本橋本店のみです。


三越のプレート

「大規模小売店舗」プレートがありました。

東京都選定歴史的建物に選定されています。

<本文>
三越は、延宝元年(1673)に「越後屋」として創業した。「三井呉服店」を経て、「三越呉服店」となり、大正3年(1914)には鉄筋コンクリート造による大規模な百貨店の新築を行った。
当時の建物はネオ・ルネッサンス・スタイルの壮麗な建築で、5階建一部6階、中央部に5階まで吹き抜けのバロック的大空間をもっていた。その後、震災で損傷し、昭和2年に復興するが、更に昭和10年全館の増改築が完成し、現在見られるような規模となった。
建物中央部の吹き抜けホールは、アーチ状の天窓からの光りがホール全体を照らし、5階までの各階にはバルコニーがめぐり、アール・デコ風のデザインが目につく。そこに展開する装飾性豊かな空間は見事である。
本館店内へ参ります。
吹き抜けの中央ホール。中央にあるのは天女(まごころ)像です。

裏からの様子

天井

上の階からの眺め

店内エスカレーター。
全面点灯型の丸ボディです。金の装飾がされています。



店内エレベーター。

店内階段

「店内御案内」。字体がレトロな感じです。

店内のシャンデリア

店内の大理石の中にある化石。写真はアンモナイト。


屋上にやってきました。



夏はビアガーデンとして使用されているため、テーブルがたくさんあります。

「漱石の越後屋」
夏目漱石の作品には、たびたび三越が登場しているそうです。

三圍神社(みめぐりじんじゃ)


新館の店内エスカレーター。
カメラの調子が悪く、全体的に暗くなってしまいました。店内が暗いわけではありません。

エスカレーターにはこのような模様がありました。

新館店内エレベーター。

夜の様子


<三越日本橋本店 店舗概要>
開業:1673年8月
現在の建物は1914年完成、1935年増床改修。新館は2004年完成。
店舗面積:67020㎡
営業時間:
午前10時~午後7時。
本館・新館の地階から3階は午後7時30分まで。
新館9・10階レストランは午前11時~午後10時。
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
HP:http://www.mitsukoshi.co.jp/shop?EcLogicName=storeinfo.storetopInfo&tenpoCd=10
最後に、フロアガイドの紹介
表紙

他の三越各店と共通のデザインのものです。
店内案内
<クリックで拡大できます>

<本館> <新館>
10階 レストラン街
9階 カルチャーサロン、レストラン
8階 屋上 ビューティ&クラフトホビー
7階 催物会場、メガネ 催物会場
6階 美術、宝飾品、時計 子供用品
5階 リビング用品、趣味雑貨 八重洲ブックセンター 、山野楽器
4階 婦人ファッション 婦人ファッション
3階 婦人ファッション 婦人ファッション
2階 紳士、婦人ファッション 婦人ファッション
1階 化粧品 婦人靴
地下1階 食品 食品
地下2階 食品
といった感じになっています。