2014年4月23日。
JR御徒町駅前に、創業94年の老舗ファミリーデパート「吉池」がリニューアルオープンしました。
開店当日に行ってまいりましたので、ご紹介いたします。
吉池は2012年2月末に、本店の建て替えのために閉店。近くの仮設店舗で営業を続けてきました。
店舗外観

以前の建物は地下1階、地上8階建てで、吉池がすべて直営で営業していましたが、建て替え後の店舗には外部テナントとしてユニクロ、ジーユー、ユザワヤ、飲食店が入居しています。
ユニクロとジーユーは共にファーストリテイリングが展開しているファッションブランドです。
1階、鮮魚売場入口。

吉池のフロア案内

建物の名前は「御徒町吉池本店ビル 」です。

「新しい吉池の、はじまりです。」

グランドオープンは4月26日で、吉池は23日から先行オープンしています。ユニクロ、ジーユー、ユザワヤは25日にプレオープンです。
それでは店内へ参ります。
店内フロアガイド。比較的細長い売場。

吉池は鮮魚小売店から始まったこともあり、魚コーナーが非常に充実しています。
1階はすべて鮮魚売場です。
地下1階も青果、精肉に比べ、魚売場がかなり広いです。
鮭売場

北海道別海に直営の工場を持っているそうです。

店内の様子。
比較的天井が高く、開放的です。
青果売場は天井から吊り下げた梁にライトを付け、商品を明るく照らしています。
業界ではよくイオンが行っている手法ですね。

青果コーナーでバナナを見つけました。
調理用の青バナナです。1本47円と書いてありますが、自分でもぎ取って良いのでしょうか。

この時期にしては珍しく、スイカが大量に売られていました。
右の方に見えるのはメロンの苗です。どうやら売り物ではないようです。

魚コーナーの様子。

日配コーナーの様子。
地下1階には「オンディーヌ」というベーカリーが入居しています。

「べつかいの牛乳屋さん」という商品を見かけました。
今時このような三角パックの牛乳は珍しいですね。他のスーパーでもほとんど見かけません。
直営工場が別海にあるため、仕入れているのでしょう。

開店当日だけあって、かなり多くの人が来店しており、店内の移動が大変でした。
店内では焼き肉、焼きイカなどが試食出来ました。
レジは5台程度しか稼働しておらず、しかも1人体制のため、1台に10人近くの行列が出来ていました。
(2台のレジは稼働していなかった)
吉池は本店の他には1店舗(赤坂店)しかなく、応援を呼ぶということが出来ないので、レジが混んでしまうのも仕方ないのでしょう。
しかし、1人のお客さんが店員さんに商品の入った買い物かごを渡し、「時間が無いので悪いけど戻しといて」と言っていました。せっかくのお客さんを逃してしまいましたね。
売場は鮮魚コーナーが非常に充実しており、お酒の種類も豊富でした。
一方、一般的なスーパーと比べ、お惣菜、お弁当が少なかったです。
鮮魚が得意なのですから、もっとお寿司を充実させても良いのではないかと思いました。
グロサリーは全体的に高めで、開店特売商品もあまり安くありませんでした。
1階の鮮魚売場はものすごい混雑しており、マグロコーナーには人だかりが出来ていました。
売場中央には水槽があり、たくさんのカニが入れられていました。
地下1階の半分はお酒売場で、日用品売場は小さかったです。
日用品売場に100円均一コーナーがあり、セリアが担当しているようです。
鮮魚を中心として、他のスーパーでは見られない珍しい商品を多く揃えていました。
<吉池本店 店舗概要>
開業:2014年4月23日(建て替えリニューアル)
店舗面積:
1階 約200㎡
地下1階 約800㎡
地下2階 約300㎡
営業時間:9:30~20:30
住所:東京都台東区上野3-27-12
HP:
http://www.yoshiike-group.co.jp/御徒町吉池本店ビルHP:
https://mi-mo.jp/pc/institution.php?iid=0020