墨田区は京島。
東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の曳舟駅から徒歩1分、京成押上線の京成曳舟駅から徒歩4分程度のところに、 イトーヨーカドー曳舟店はあります。
<この記事は画像枚数が多く、重くなっております。申し訳ありません>
イトーヨーカドーについてイトーヨーカドーは、セブン&アイホールディングス傘下の株式会社イトーヨーカ堂が展開する総合スーパーです。東京、千葉、神奈川、埼玉の1都3県を中心に、全国24の都道府県で179店舗を展開しています。2014年2月期の売上高は1兆3120億円、営業利益は112億円。
競合のイオンと違い、従来は郊外型ショッピングセンターの開発に積極的でありませんでしたが、2005年より三井物産と合弁でショッピングセンター「アリオ」の開発へ進出し、2015年1月現在で17店舗が開業。また、2010年より都市型小型スーパー「食品館イトーヨーカドー」の展開を開始し、現在では都内を中心に8店舗を展開。
イトーヨーカドー 沿革 ・1920年 吉川敏雄氏が台東区浅草に「羊華堂洋品店」を開業。
・1945年 戦災のため、浅草から北千住へ移転。
・1958年4月 株式会社ヨーカ堂設立。
・1971年3月 社名を(株)イトーヨーカ堂に改称。
・1973年7月 東証第一部へ上場。
・1988年2月 売上高1兆円突破。
・2005年9月 持株会社、(株)セブン&アイアイホールディングス設立。
・2007年5月 プライベートブランド商品「セブンプレミアム」販売開始。
店舗外観。
すぐ後ろに東京スカイツリーが見えます。

別角度から

こちらから見ると、イトーヨーカドー赤羽店と似た外観です。

屋上広告塔は小さめ。

店内フロアガイド <クリックで拡大できます>

まずは1階を見ていきます。
1階の半分を占めているのは、こちらの「ひきふねダイニング」と呼ばれるフードコートです。ケンタッキーフライドチキン、丸亀製麺、リンガーハットなどが出店。

1階には「7美のガーデン」と呼ばれる化粧品、医薬品の売場もあります。

2階は肌着や生活用品の売場。



下着売場で、このようなものを見つけました。
商品に鈴が付けられています。普通、高価な下着類は盗難防止の目的で防犯タグを付けるのですが、どうやらイトーヨーカドーは鈴で代用しているようで、以前も竹の塚店で見かけました。お客さんのカバンから鈴の音がしていたら店員が声をかけるつもりなのでしょうか?

3階は、紳士、婦人服売場です。


3階には100円ショップのキャンドゥも入居。売場は小さめです。

4階は子供服や各種テナントのフロアです。
テナントの「キッズプラザきゃらんど」

テナントの書店「廣文館」
イトーヨーカドーには「くまざわ書店(本社:八王子)」が入居することが多いのですが、曳舟店は広島を中心に展開する廣文館という書店です。

それでは、地下食品売場へ参りましょう。
青果売場。きれいで明るい売場です。

調理メニューの提案を行う「クッキングサポート」も設置されています。

鮮魚売場。漁網らしきものが飾ってありますね。

店内通路。

精肉売場。対面販売を実施。

洋日配売場。

お惣菜売場。

中食(なかしょく)と呼ばれる、お惣菜が非常に充実しています。

リカー売場。

あまり見かけない形のエンドです。完全に繋がっていますね。

冷凍食品売場。

駄菓子売場。棚の上にはおもちゃが飾られたショーケースが置かれています。
他のイトーヨーカドーと異なり、子供向けの低い什器を使用していません。

売場ではいたるところに東京スカイツリーを模したタワーが置かれています。

こちらにもありますね。

また、イトーヨーカドーとしては珍しく、売場では品切れや品出し不足が見られました。

イトーヨーカドー曳舟店 店舗概要開業: 2010年11月27日
売場面積: 17000㎡
(直営:13400㎡、テナント:3600㎡)
営業時間: 10:00-22:00
住所: 東京都墨田区京島1-2-1
HP:
http://blog.itoyokado.co.jp/shop/248/index.html開業ニュースリリース:
http://www.itoyokado.co.jp/company/news/spcl/2010/pdf/101124.pdf#search='%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%89%E3%83%BC%E6%9B%B3%E8%88%9F+%E9%96%8B%E6%A5%AD'価格調査(2014年12月26日)
<この価格は一部を除き本体価格(税抜き)です>キャベツ 199円(税込)
レタス 299円(税込)
きゅうり1本 89円(税込)
トマト(L玉、1つ) 129円(税込)
なす5本 399円(税込)
りんご1個 138円(税込)
国産牛切り落とし100g 580円(税込)
国産豚バラ肉100g 228円(税込)
国産鶏もも肉100g 138円(税込)
まぐろ100g 498円(税込)
日清フラワー小麦粉1kg 218円
味の素キャノーラ油1L 288円
キューピーマヨネーズ600g 258円
マルちゃん正麺 276円
コカ・コーラ1.5L 145円
ほろよい 100~103円
スーパードライ350ml6本 1026円
卵10個 184円
小アイス 93円
箱アイス 230円
冷凍食品 約4割引き
雪印コーヒー1L 138円
明治おいしい牛乳1L 218円
ブランド米5kg 1380円(品切れ)
おかめ納豆極小粒3パック 91円
明治ブルガリアヨーグルト450g 147円
ヤマサ昆布つゆ1L 248円
ミツカン味ぽん360ml 185円
はごろもシーチキン 70g×5缶 443円
カルビーポテチ60g 75円
カルビーじゃがりこ 138円
シャウエッセン 2袋 475円
ハウスバーモントカレー230g 158円
パスコ超熟6枚 147円
< 店内の様子 >
時間帯: 12~14時頃
お客さん: やや多い
通路: 広い
雰囲気: きれい、明るい、開放的
客層: 高齢1人客、主婦多い
買い物内容: 生鮮、惣菜、日配中心にやや多め
店内BGM: 有線放送?(英語の歌詞)
レジ: 13台(9台稼働中)、セルフレジ6台
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり(SC内テナント)
プライベートブランド: セブンプレミアム
外観を見ての通り、東京スカイツリーからわずか800mの場所に建っています。1967年から営業してきた旧曳舟店を移転し、2010年に新規開店した店舗です。B1Fから4Fまで5フロアあり、売場面積も約17000平米と大型の総合スーパーです。最近ではイオン、セブン&アイ共に総合スーパー業態が不振であり、この曳舟店のような多層階の総合スーパーは今後新規出店することがほとんどないと考えられます。
1階には「ひきふねダイニング」というフードコートが配置されています。9つの飲食店に400席という規模。従来、総合スーパーのフードコート(飲食店)と言えば最上階などに配置されていましたが、最近は1階が多いようです。曳舟店の場合は1階の半分を飲食スペースに割いており、イオンモール多摩平の森と通じるものがあると思います。
2~4階の衣料品売場はとても明るく、通路を歩いているだけではスーパーの売場とは思えないほどです。(メイン通路から外れると急に幅の狭い通路ばかりで、スーパーらしさが出てきます。)マネキンによる見本も多く、きれいに陳列されており、うまく上質感が出されていると思います。
さて、地下1階の食品売場の話題へ移ります。売場は標準的なイトーヨーカドーで、全体的にきれいで明るい雰囲気。特に生鮮売場では商品がスポット照明で照らしだされています。エスカレーターを降りると目の前にお惣菜売場があります。駅からも近い店舗のため、会社帰りのサラリーマンも主な客層のようです。
品揃えは、売場面積が広いだけあって生鮮3品、惣菜、日配食品は非常に充実しています。鮮魚売場は調理場がガラス張りとなっており、対面販売を実施。精肉売場では松坂牛、肥後熊本牛などの高級ブランド肉を対面ショーケースで量り売りしていました。鮮魚、精肉共に店内加工。客層を意識してか、刺身や焼き肉盛り合わせには大容量商品がとても多かったです。年末だからという事もあるのでしょう。
お酒売場は、食品売場とは別に「リカー売場」がきちんと存在しているのですが、品揃えはあまり良くありません。グロサリーもセブンプレミアムが幅を利かせており、高級品の品揃えも少ないです。
イトーヨーカドーとしては珍しく、売場では写真のように品切れ、品出し不足が見られました。一方、レジは平日でお客さんが少ないにも関わらずほとんど開けており、並ばなくていいように努力されています。「いらっしゃいませ」のあいさつも多く、好印象。行った日は平日だったので、試食販売はお茶のみでした。
そこそこ長い時間いたのですが、時間が経つにつれてお客さんが増えていき、午前中はガラガラだった衣料品売場もお客さんが入っていました。食品売場には常にある程度のお客さんがいましたが、冬休みにも関わらず家族連れ(子連れ)の方が少ないのが不思議でした。
そう言えば、2014年11月でイトーヨーカドーは週末恒例の冷凍食品半額セールを止めてしまったようです。プライベートブランドに注力していく方針のようですが、やはり集客やインパクトの面で「全品半額」というのは大きいですよね。