イトーヨーカドー四つ木店
- 2015/05/26
- 01:36
葛飾区は四つ木。
京成押上線の四つ木駅から徒歩8分程度のところに、イトーヨーカドー四つ木店はあります。
~この記事をご覧になる前に~
22日午後8時ごろ、葛飾区四つ木のスーパー「イトーヨーカドー四つ木店」の1階で、買い物に来ていた23歳の自営業の男性が後ろから来た男にいきなり包丁で腕を刺されました。男性は助けを求めて店の前にある葛飾警察署に駆け込みましたが、男も包丁を持って追いかけてきたため、警察官に取り押さえられ、殺人未遂などの疑いでその場で逮捕されました。男性は全治1か月の大けがをし、病院で手当てを受けました。(NHKニュース 2015年5月23日 6時32分)
だそうです。私は日頃から流通ニュースしか見ていないので、翌日知らずに訪れてしまいました。この事件により、お客さんの減少や売場の乱れなども考えられますので、その上で記事をご覧ください。ちなみに、実際に訪れてみても店員さんやお客さんが動揺している様子はありませんでしたし、そういった会話も聞きませんでした。
イトーヨーカドーについて
イトーヨーカドーは、セブン&アイホールディングス傘下の株式会社イトーヨーカ堂が展開する総合スーパーです。東京、千葉、神奈川、埼玉の1都3県を中心に、全国24の都道府県で179店舗を展開しています。2015年2月期の売上高は1兆2859億4200万円、営業利益は18億5900万円。
競合のイオンと違い、従来は郊外型ショッピングセンターの開発に積極的でありませんでしたが、2005年より三井物産と合弁でショッピングセンター「アリオ」の開発へ進出し、2015年3月現在で17店舗が開業。また、2010年より都市型小型スーパー「食品館イトーヨーカドー」の展開を開始し、現在では都内を中心に8店舗を展開しています。
イトーヨーカドー 沿革
・1920年 吉川敏雄氏が台東区浅草に「羊華堂洋品店」を開業。
・1945年 戦災のため、浅草から北千住へ移転。
・1958年4月 株式会社ヨーカ堂設立。
・1971年3月 社名を(株)イトーヨーカ堂に改称。
・1973年7月 東証第一部へ上場。
・1988年2月 売上高1兆円突破。
・2005年9月 持株会社、(株)セブン&アイアイホールディングス設立。
・2007年5月 プライベートブランド商品「セブンプレミアム」販売開始。
店舗外観

第一種大規模小売店舗表示板

店内フロアガイド(クリックで拡大できます)

入口付近の吹き抜け。

1階婦人服売場。

化粧品、日用品を扱う、「7美のガーデン」

2階紳士服売場。

スーツなどを販売する、「洋服の青山」

100円均一ショップの「セリア」

3階寝具売場。

書店「ブックスオオトリ」

それでは地下1階、生鮮食品売場へ参ります。
エスカレーターを下ると、正面には農家直売の近郊野菜のコーナー。

青果売場。

作業場が見えるようになっている個所もありました。

和日配、塩干売場の通路。

鮮魚売場。

真鯛、かれい、いさき、めばる、など豊富な品揃え。

お刺身の揃え。

お惣菜売場。

新茶の特設コーナー。

精肉売場の対面販売コーナー。

精肉売場の品揃え。

グロサリー売場。手前では新茶の試飲も実施しています。

駄菓子も充実。

ベーカリー売場。「ブレッドバスケット」

リカー売場。

イトーヨーカドー四つ木店 店舗概要
開業: 1992年11月26日
店舗面積: 9527㎡
営業時間: 9:00-21:00
住所: 東京都葛飾区四つ木2-21-1
HP: http://blog.itoyokado.co.jp/shop/153/index.html
価格調査(2015年5月23日) <この価格は一部を除き本体価格(税抜き)です>
キャベツ 248円
レタス 100円
きゅうり1本 33円
トマト(M玉、1つ) 60円
なす4本 228円
スイカ 1/6など無し
国産牛切り落とし100g 386円(税込)
国産豚バラ肉100g 170円(税込)
国産鶏もも肉100g 105円(税込)
タイ産鶏もも肉100g 84円(税込)
まぐろ100g 358円(税込)
日清フラワー小麦粉1kg 218円
味の素キャノーラ油1L 340円
キューピーマヨネーズ600g 288円
マルちゃん正麺 298円
コカ・コーラ1.5L 138円
ほろよい 100~103円
スーパードライ350ml6本 1025円
卵10個 202円
小アイス 98円
箱アイス 158~300円(品揃え悪い)
冷凍食品 約5割引き
雪印コーヒー1L 128円
明治おいしい牛乳1L 198円
ブランド米5kg 1280円
おかめ納豆極小粒3パック 91円
明治ブルガリアヨーグルト450g 118円
ヤマサ昆布つゆ1L 238円
ミツカン味ぽん360ml 218円
はごろもシーチキン 70g×5缶 428円
コイケヤポテチ60g 75円
カルビーじゃがりこ 138円
シャウエッセン 2袋 475円
ハウスバーモントカレー230g 198円
パスコ超熟6枚 147円
< 店内・売場の様子 >
時間帯: 13時頃
お客さん: やや少ない
通路: 広い
雰囲気: 明るい
客層: 家族連れ(子連れ)、主婦多い
買い物内容: グロサリー、日配中心にやや少なめ
店内BGM: 有線放送?(英語の歌詞)
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 10台(5台稼働中)
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: セブンプレミアム
1992年開業と、イトーヨーカドーとしては少し古い店舗。5階建ての多層階GMSで、地下1階から3階の4フロアが売場となっています。駅からは少し遠い郊外店舗のため、駐車場は414台を備えています。大手のテナントとしては、洋服の青山(紳士服、2階)、セリア(100円均一、2階)、ブックスオオトリ(書店、3階)などが入居。ブックスオオトリという書店はあまり見かけませんが、株式会社鳳書院という会社が運営しており、都内に3店舗しかありません。
1万平米規模ですが、ショッピングセンターや新しい総合スーパーではよく見られる、複数の飲食店が並ぶようなフードコートはありません。飲食店も地下1階のポッポも含めて4店しかなく、それぞれの規模も小さめで、私も1階のマクドナルドで食事をしましたが、かなり混み合っていました。
全フロアで、一通りの改装は行われているようで、築年数の割にはきれいな売場でした。しかし、衣料品売場のMDはイマイチで、上質感は感じられず、従来の総合スーパーらしい雰囲気。ただ、2階、3階に休憩用のベンチがたくさん設置されているのは評価できます。
さて、地下1階生鮮売場へ参りましょう。生鮮売り場への下りエスカレーターは両方向あり、便利ですね。青果から始まり、和日配・鮮魚・惣菜・精肉・洋日配の順に続きます。イトーヨーカドーで鮮魚の次にお惣菜売場が来るのは珍しい気がします。全体的に通路幅が広く、カートを押していてもゆっくりとお買い物ができそうです。
青果売場では、一部で作業場が見られるようになっています。並んでいるのはホウレンソウや小松菜で、対面販売を行っているわけでもなさそうですし、いったい何のためにあるのでしょうか。野菜の品揃えはいたって普通ですが、果物は少し残念。同じ果物(キウイなど)を大量に並べるのも良いですが、もう少し豊富な種類を扱ってほしいです。
鮮魚売場ではガラス張りの調理場で対面販売を実施。写真のように、まるまる一匹の魚や貝類も扱っています。お刺身はファミリー向けの6点盛りなどが中心ですが、入っている品目がすべて同じというのは面白くありませんし、販売しているお刺身の種類自体少ない気がします。
お惣菜売場では、品揃え豊富な焼き鳥・揚げ物バイキングを展開。しかし、凝った料理はあまり見かけませんでした。お惣菜売場とグロサリー売場の間は催事スペースとなっており、新茶などが並んでいました。ここにもスポット照明が使われており、うまく商品を目立たせることができており、陳列もきれいでした。
精肉売場でも一部で対面販売を行っています。ショーケースには松坂牛や薩摩和牛などの高級肉が並んでおり、大きな塊の状態で売られているものもありました。通常のパック商品は、ファミリー向けの大容量パックが充実。また、鶏肉売場ではタイ産の鶏もも肉が販売されていました。ほとんどのスーパーでは輸入品といえばブラジル産鶏もも肉を扱っているので、私も初めて見ました。
グロサリー売場ではセブンプレミアムが幅を利かせています。日配や飲料の品揃えは普通。たいていのイトーヨーカドーで共通している事ですが、リカー売場は規模の割に微妙な品揃えです。また、これも共通していることですが、アイスクリームのマルチパック(箱アイス)の品揃えも悪いです。セブンプレミアムを含めても、通常の食品スーパー以下となっているので、もう少し売場を拡大した方が良いでしょう。
休日のイトーヨーカドーだけあって、キウイ、ジュース、お米、カレーなどを試食販売していました。また、店員さんからは感じの良いあいさつがあり、好印象。土曜日にしてはお客さんは少なめでしたが、マクドナルドだけは賑わっていました。お客様からの声で、「他のイトーヨーカドー店舗にあるセルフレジを導入してほしい」というものがありましたが、「コスト的に導入は難しい」という回答でした。日頃からお客さんが少なく、混雑緩和をする必要が無いということでしょうか。
京成押上線の四つ木駅から徒歩8分程度のところに、イトーヨーカドー四つ木店はあります。
~この記事をご覧になる前に~
22日午後8時ごろ、葛飾区四つ木のスーパー「イトーヨーカドー四つ木店」の1階で、買い物に来ていた23歳の自営業の男性が後ろから来た男にいきなり包丁で腕を刺されました。男性は助けを求めて店の前にある葛飾警察署に駆け込みましたが、男も包丁を持って追いかけてきたため、警察官に取り押さえられ、殺人未遂などの疑いでその場で逮捕されました。男性は全治1か月の大けがをし、病院で手当てを受けました。(NHKニュース 2015年5月23日 6時32分)
だそうです。私は日頃から流通ニュースしか見ていないので、翌日知らずに訪れてしまいました。この事件により、お客さんの減少や売場の乱れなども考えられますので、その上で記事をご覧ください。ちなみに、実際に訪れてみても店員さんやお客さんが動揺している様子はありませんでしたし、そういった会話も聞きませんでした。
イトーヨーカドーについて
イトーヨーカドーは、セブン&アイホールディングス傘下の株式会社イトーヨーカ堂が展開する総合スーパーです。東京、千葉、神奈川、埼玉の1都3県を中心に、全国24の都道府県で179店舗を展開しています。2015年2月期の売上高は1兆2859億4200万円、営業利益は18億5900万円。
競合のイオンと違い、従来は郊外型ショッピングセンターの開発に積極的でありませんでしたが、2005年より三井物産と合弁でショッピングセンター「アリオ」の開発へ進出し、2015年3月現在で17店舗が開業。また、2010年より都市型小型スーパー「食品館イトーヨーカドー」の展開を開始し、現在では都内を中心に8店舗を展開しています。
イトーヨーカドー 沿革
・1920年 吉川敏雄氏が台東区浅草に「羊華堂洋品店」を開業。
・1945年 戦災のため、浅草から北千住へ移転。
・1958年4月 株式会社ヨーカ堂設立。
・1971年3月 社名を(株)イトーヨーカ堂に改称。
・1973年7月 東証第一部へ上場。
・1988年2月 売上高1兆円突破。
・2005年9月 持株会社、(株)セブン&アイアイホールディングス設立。
・2007年5月 プライベートブランド商品「セブンプレミアム」販売開始。
店舗外観

第一種大規模小売店舗表示板

店内フロアガイド(クリックで拡大できます)

入口付近の吹き抜け。

1階婦人服売場。

化粧品、日用品を扱う、「7美のガーデン」

2階紳士服売場。

スーツなどを販売する、「洋服の青山」

100円均一ショップの「セリア」

3階寝具売場。

書店「ブックスオオトリ」

それでは地下1階、生鮮食品売場へ参ります。
エスカレーターを下ると、正面には農家直売の近郊野菜のコーナー。

青果売場。

作業場が見えるようになっている個所もありました。

和日配、塩干売場の通路。

鮮魚売場。

真鯛、かれい、いさき、めばる、など豊富な品揃え。

お刺身の揃え。

お惣菜売場。

新茶の特設コーナー。

精肉売場の対面販売コーナー。

精肉売場の品揃え。

グロサリー売場。手前では新茶の試飲も実施しています。

駄菓子も充実。

ベーカリー売場。「ブレッドバスケット」

リカー売場。

イトーヨーカドー四つ木店 店舗概要
開業: 1992年11月26日
店舗面積: 9527㎡
営業時間: 9:00-21:00
住所: 東京都葛飾区四つ木2-21-1
HP: http://blog.itoyokado.co.jp/shop/153/index.html
価格調査(2015年5月23日) <この価格は一部を除き本体価格(税抜き)です>
キャベツ 248円
レタス 100円
きゅうり1本 33円
トマト(M玉、1つ) 60円
なす4本 228円
スイカ 1/6など無し
国産牛切り落とし100g 386円(税込)
国産豚バラ肉100g 170円(税込)
国産鶏もも肉100g 105円(税込)
タイ産鶏もも肉100g 84円(税込)
まぐろ100g 358円(税込)
日清フラワー小麦粉1kg 218円
味の素キャノーラ油1L 340円
キューピーマヨネーズ600g 288円
マルちゃん正麺 298円
コカ・コーラ1.5L 138円
ほろよい 100~103円
スーパードライ350ml6本 1025円
卵10個 202円
小アイス 98円
箱アイス 158~300円(品揃え悪い)
冷凍食品 約5割引き
雪印コーヒー1L 128円
明治おいしい牛乳1L 198円
ブランド米5kg 1280円
おかめ納豆極小粒3パック 91円
明治ブルガリアヨーグルト450g 118円
ヤマサ昆布つゆ1L 238円
ミツカン味ぽん360ml 218円
はごろもシーチキン 70g×5缶 428円
コイケヤポテチ60g 75円
カルビーじゃがりこ 138円
シャウエッセン 2袋 475円
ハウスバーモントカレー230g 198円
パスコ超熟6枚 147円
< 店内・売場の様子 >
時間帯: 13時頃
お客さん: やや少ない
通路: 広い
雰囲気: 明るい
客層: 家族連れ(子連れ)、主婦多い
買い物内容: グロサリー、日配中心にやや少なめ
店内BGM: 有線放送?(英語の歌詞)
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 10台(5台稼働中)
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: セブンプレミアム
1992年開業と、イトーヨーカドーとしては少し古い店舗。5階建ての多層階GMSで、地下1階から3階の4フロアが売場となっています。駅からは少し遠い郊外店舗のため、駐車場は414台を備えています。大手のテナントとしては、洋服の青山(紳士服、2階)、セリア(100円均一、2階)、ブックスオオトリ(書店、3階)などが入居。ブックスオオトリという書店はあまり見かけませんが、株式会社鳳書院という会社が運営しており、都内に3店舗しかありません。
1万平米規模ですが、ショッピングセンターや新しい総合スーパーではよく見られる、複数の飲食店が並ぶようなフードコートはありません。飲食店も地下1階のポッポも含めて4店しかなく、それぞれの規模も小さめで、私も1階のマクドナルドで食事をしましたが、かなり混み合っていました。
全フロアで、一通りの改装は行われているようで、築年数の割にはきれいな売場でした。しかし、衣料品売場のMDはイマイチで、上質感は感じられず、従来の総合スーパーらしい雰囲気。ただ、2階、3階に休憩用のベンチがたくさん設置されているのは評価できます。
さて、地下1階生鮮売場へ参りましょう。生鮮売り場への下りエスカレーターは両方向あり、便利ですね。青果から始まり、和日配・鮮魚・惣菜・精肉・洋日配の順に続きます。イトーヨーカドーで鮮魚の次にお惣菜売場が来るのは珍しい気がします。全体的に通路幅が広く、カートを押していてもゆっくりとお買い物ができそうです。
青果売場では、一部で作業場が見られるようになっています。並んでいるのはホウレンソウや小松菜で、対面販売を行っているわけでもなさそうですし、いったい何のためにあるのでしょうか。野菜の品揃えはいたって普通ですが、果物は少し残念。同じ果物(キウイなど)を大量に並べるのも良いですが、もう少し豊富な種類を扱ってほしいです。
鮮魚売場ではガラス張りの調理場で対面販売を実施。写真のように、まるまる一匹の魚や貝類も扱っています。お刺身はファミリー向けの6点盛りなどが中心ですが、入っている品目がすべて同じというのは面白くありませんし、販売しているお刺身の種類自体少ない気がします。
お惣菜売場では、品揃え豊富な焼き鳥・揚げ物バイキングを展開。しかし、凝った料理はあまり見かけませんでした。お惣菜売場とグロサリー売場の間は催事スペースとなっており、新茶などが並んでいました。ここにもスポット照明が使われており、うまく商品を目立たせることができており、陳列もきれいでした。
精肉売場でも一部で対面販売を行っています。ショーケースには松坂牛や薩摩和牛などの高級肉が並んでおり、大きな塊の状態で売られているものもありました。通常のパック商品は、ファミリー向けの大容量パックが充実。また、鶏肉売場ではタイ産の鶏もも肉が販売されていました。ほとんどのスーパーでは輸入品といえばブラジル産鶏もも肉を扱っているので、私も初めて見ました。
グロサリー売場ではセブンプレミアムが幅を利かせています。日配や飲料の品揃えは普通。たいていのイトーヨーカドーで共通している事ですが、リカー売場は規模の割に微妙な品揃えです。また、これも共通していることですが、アイスクリームのマルチパック(箱アイス)の品揃えも悪いです。セブンプレミアムを含めても、通常の食品スーパー以下となっているので、もう少し売場を拡大した方が良いでしょう。
休日のイトーヨーカドーだけあって、キウイ、ジュース、お米、カレーなどを試食販売していました。また、店員さんからは感じの良いあいさつがあり、好印象。土曜日にしてはお客さんは少なめでしたが、マクドナルドだけは賑わっていました。お客様からの声で、「他のイトーヨーカドー店舗にあるセルフレジを導入してほしい」というものがありましたが、「コスト的に導入は難しい」という回答でした。日頃からお客さんが少なく、混雑緩和をする必要が無いということでしょうか。