ピーコックストア麻布十番店(2)
- 2015/09/09
- 02:56
こちらの店舗は2016年9月11日をもって営業を終了いたしました。跡地はイオンが運営するビオセボンとピカールとなっています。
港区は麻布十番。
東京メトロ南北線、都営大江戸線の麻布十番駅から徒歩3分程度のところに、ピーコックストア麻布十番店はあります。
ピーコックストアについて
「ピーコックストア」は、イオン完全子会社のイオンマーケット株式会社が展開するスーパーです。2015年6月時点で、関東、関西地方に73店舗を展開。
以前は、大丸・松坂屋を展開するJ・フロントリテイリングの傘下でしたが、2013年4月に300億円でイオンへ売却されました。イオンの子会社となって以来、名古屋地区の8店舗のうち6店舗をマックスバリュへ譲渡し、残りの2店舗は閉鎖されました。同じ時期にイオン子会社となった「テスコジャパン」がわずか1年で全店舗を譲渡、閉鎖されたのに対し、ピーコックストアは関東、関西地区の店舗についてはほとんど閉鎖されていません。また、ダイエーは2018年までに屋号が消滅することが決まりましたが、ピーコックストアはどうなるのでしょうか。
店舗外観

フロアガイド(クリックで拡大できます)

まずは1階から見ていきましょう。
1階青果売場。きれいで明るい売場ですね。

香味野菜。かなり豊富です。

ミニトマトバイキング。
ピーコックストア下北澤店では量り売りでしたが、こちらはパックに詰め放題という形式。
利用している方は見かけませんでしたが・・・。

入口付近のイタリアフェア。ちょうど同じ日に競合のダイエー麻布十番店でもイタリアフェアを実施していました。
並べられているのは基本的にパスタとトマトですね。

精肉売場の品揃え。少量パックが充実。

鮮魚売場。対面販売を実施。

お刺身の品揃え。高級品が中心ですね。

ワイン売場の様子。
プライスカード1つ1つに商品説明が記載されていて選びやすいです。

エンドでは高級ワインも販売。

ワインに合うおつまみ「缶つま」も取り揃えています。

少し位置が高くて見えにくいですが、「ワインと料理の相性」が貼られており、参考になりますね。

クラフトビール・輸入ビールも充実。

競合のダイエー程ではありませんが、チーズも十分な品揃え。

「麻布十番セレクション」
こちらはピーコックストア各店に置かれている「○○セレクション」です。(○○には店舗名が入ります)
一応、店舗ごとに異なった品物が置かれているようです。

お惣菜売場。

お寿司は持ち帰り鮨の専門店「すし三崎港」が担当しています。

「おかずバイキング」のコーナー。

パスタ&フォカッチャ。パスタにはボロネーゼやトマトクリームなどの種類があります。

洋日配売場ではやや品切れ、前出し不足が見られました。

それでは2階へ参りましょう。
2階冷凍食品売場。

グロサリー通路。

輸入菓子はピーコックストアらしい品揃え。

オーガニック食品売場は改装後のどの店舗にも設置されています。

お酢売場。
上段の「飲むフルーツ酢」は気になったので少し前に購入してみたのですが、まあそこそこおいしいですね。
お酢としては飲みやすいと思いますが、やはり水やお湯では後味が気になってしまいました。
牛乳で割ると非常に飲みやすく、個人的にはその飲み方が好きです。

日用品売場。

ピーコックストア麻布十番店 店舗概要
開業: 1982年
店舗面積: 約1000㎡(見た感じ)
営業時間: 9:00 ~ 23:00
住所: 東京都港区麻布十番2-9-2
駐車場: 8台
HP: http://www.aeonmarket.co.jp/peacock_shop_info/east_azabu/azabu.html
価格調査(2015年9月5日) <この価格は一部を除き本体価格(税抜き)です>
キャベツ 298円
レタス 198円
きゅうり1本 88円
トマト(L玉、1つ) 158円
なす3本 158円
スイカ1/6 498円
国産牛小間切れ100g 473円(税込)
国産豚バラ肉100g 248円(税込)
国産鶏もも肉100g 159円(税込)
まぐろ100g 598円(税込)
日清フラワー小麦粉1kg 228円
日清キャノーラ油1L 298円
キューピーマヨネーズ450g 238円
マルちゃん正麺 398円
コカ・コーラ1.5L 165円
ほろよい 108円
スーパードライ350ml6本 1078円
卵10個 218円
小アイス 108円
箱アイス 228~278円
冷凍食品 約4~5割引き
雪印コーヒー1L 148円
明治おいしい牛乳1L 218円
ブランド米5kg 1480円
おかめ納豆極小粒3パック 未確認
明治ブルガリアヨーグルト450g 168円
ヤマサ昆布つゆ1L 341円
ミツカン味ぽん360ml 198円
はごろもシーチキン 70g×4缶 553円
カルビーポテチ60g 88円
カルビーじゃがりこ 118円
シャウエッセン 2袋 478円
ハウスバーモントカレー230g 238円
パスコ超熟6枚 158円
< 店内・売場の様子 >
時間帯: 14~18時頃
お客さん: やや少ない→やや多い
通路: 普通
雰囲気: 明るい、きれい
客層: 単身者(やや高齢)、主婦多い
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
店内BGM: クラシック音楽など
精肉加工者: アドミック、プライフーズ、自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 6台(4台稼働中)
トイレ: 普通
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: トップバリュ
2フロアの売場を持ち、日用品や肌着も扱う標準的なピーコックストアです。2015年2月7日にリニューアルオープン。ピーコックストアは最近になって改装を進めており、3~4日間かけて売場レイアウト・品揃えの変更、照明の追加を行うケースが多く見られます。改装後はどの店舗もかなり画一的な売場となっており、個人的には面白みがないです。確かに売場はきれいで、一部では高級品の取り扱いもありますが、全体的な価格帯が中途半端で、高級店なのか大衆店なのかよく分からない状態です。
店舗正面の右側の入口を入ると、青果売場と2階へ上がる階段があります。青果売場の品揃えはピーコックストアとしてはやや寂しい感じで、陳列はきれいですが、高級品はあまり多く見られませんでした。一方、写真のように豊富な香味野菜やミニトマトバイキングは好評価。
精肉はほとんどの商品がアドミック(プロセスセンター)加工の商品でした。ピーコックストアは多くの店舗で精肉がプロセスセンター、鮮魚が対面販売での店内調理を行っており、麻布十番店もこの手法です。精肉売場では山形牛や「やまと鶏」などの取り扱いはありますが、特筆するような高級肉は扱っておらず、少し残念です。品揃えとしては少数世帯向けの少量パックが多めで、焼肉の盛り合わせなども販売されていませんでした。
鮮魚売場は先述のように対面販売を実施。お刺身は本マグロ入りの3点盛りが税込1380円などかなり高い価格設定。「調理承ります」とありましたが、これから下ろさなければならない魚はほぼありませんでした。調理を受けるというより、調理する作業を見せている場所のように感じられました。
お惣菜売場はあまり広くないです。ですが、揚げ物や天ぷらが並べられた「おかずバイキング」のコーナーは皿の高さをバラバラにすることで上質感が出ており、照明もあってとてもおいしそうに見えます。また、扉付きのショーケースに入っていて衛生的。その他にも、パスタとフォカッチャがセットになった商品や、「サーモンとポテトのチーズ焼き」など一部で凝った料理も販売。お寿司は持ち帰り寿司の「すし三崎港」が担当しており、そこそこ豊富な品揃えでした。
お酒コーナーは2つに分かれており、入口に近い方はビール・焼酎やチューハイなどが中心で、売場中央の方はワインが並んでいます。改装の際にワイン売場を移動し、面積が拡張されたようです。品揃えは非常に豊富で、エンドには2万円を超えるような、店頭に置いておけない(カードのみが置かれている)品物も扱っています。プライスカードにはワインの風味などの説明も記載されており、選びやすい工夫がされています。
グロサリー売場ではイオンの店舗でよく見られるオーガニック食品など、傾向志向の品揃えが展開されています。このコーナーは「トップバリュグリーンアイ」というPBの比率が多く、結果的にトップバリュの比率が上昇しています。一方で調味料などは、割合は低いですが高級品・こだわりの品が見られました。
お客さんは昼時は少なめでしたが、夕方以降は賑わっていました。1年半前に訪れた時にはダイエーの方が賑わっていましたが、今回はあまり差が無いように感じました。両社ともイオン傘下になってからだいぶ経ち、品揃えの重複が多くなって差が無いということでしょうか。売場の一部で品出し・前出し不足が見られたのは残念でした。ただ、店員さんからのあいさつはあり、好印象。麻布十番という土地柄では高所得者、外国人観光客も多く、生鮮品などでもっとこだわったラインナップでも良いと思います。
港区は麻布十番。
東京メトロ南北線、都営大江戸線の麻布十番駅から徒歩3分程度のところに、ピーコックストア麻布十番店はあります。
ピーコックストアについて
「ピーコックストア」は、イオン完全子会社のイオンマーケット株式会社が展開するスーパーです。2015年6月時点で、関東、関西地方に73店舗を展開。
以前は、大丸・松坂屋を展開するJ・フロントリテイリングの傘下でしたが、2013年4月に300億円でイオンへ売却されました。イオンの子会社となって以来、名古屋地区の8店舗のうち6店舗をマックスバリュへ譲渡し、残りの2店舗は閉鎖されました。同じ時期にイオン子会社となった「テスコジャパン」がわずか1年で全店舗を譲渡、閉鎖されたのに対し、ピーコックストアは関東、関西地区の店舗についてはほとんど閉鎖されていません。また、ダイエーは2018年までに屋号が消滅することが決まりましたが、ピーコックストアはどうなるのでしょうか。
店舗外観

フロアガイド(クリックで拡大できます)

まずは1階から見ていきましょう。
1階青果売場。きれいで明るい売場ですね。

香味野菜。かなり豊富です。

ミニトマトバイキング。
ピーコックストア下北澤店では量り売りでしたが、こちらはパックに詰め放題という形式。
利用している方は見かけませんでしたが・・・。

入口付近のイタリアフェア。ちょうど同じ日に競合のダイエー麻布十番店でもイタリアフェアを実施していました。
並べられているのは基本的にパスタとトマトですね。

精肉売場の品揃え。少量パックが充実。

鮮魚売場。対面販売を実施。

お刺身の品揃え。高級品が中心ですね。

ワイン売場の様子。
プライスカード1つ1つに商品説明が記載されていて選びやすいです。

エンドでは高級ワインも販売。

ワインに合うおつまみ「缶つま」も取り揃えています。

少し位置が高くて見えにくいですが、「ワインと料理の相性」が貼られており、参考になりますね。

クラフトビール・輸入ビールも充実。

競合のダイエー程ではありませんが、チーズも十分な品揃え。

「麻布十番セレクション」
こちらはピーコックストア各店に置かれている「○○セレクション」です。(○○には店舗名が入ります)
一応、店舗ごとに異なった品物が置かれているようです。

お惣菜売場。

お寿司は持ち帰り鮨の専門店「すし三崎港」が担当しています。

「おかずバイキング」のコーナー。

パスタ&フォカッチャ。パスタにはボロネーゼやトマトクリームなどの種類があります。

洋日配売場ではやや品切れ、前出し不足が見られました。

それでは2階へ参りましょう。
2階冷凍食品売場。

グロサリー通路。

輸入菓子はピーコックストアらしい品揃え。

オーガニック食品売場は改装後のどの店舗にも設置されています。

お酢売場。
上段の「飲むフルーツ酢」は気になったので少し前に購入してみたのですが、まあそこそこおいしいですね。
お酢としては飲みやすいと思いますが、やはり水やお湯では後味が気になってしまいました。
牛乳で割ると非常に飲みやすく、個人的にはその飲み方が好きです。

日用品売場。

ピーコックストア麻布十番店 店舗概要
開業: 1982年
店舗面積: 約1000㎡(見た感じ)
営業時間: 9:00 ~ 23:00
住所: 東京都港区麻布十番2-9-2
駐車場: 8台
HP: http://www.aeonmarket.co.jp/peacock_shop_info/east_azabu/azabu.html
価格調査(2015年9月5日) <この価格は一部を除き本体価格(税抜き)です>
キャベツ 298円
レタス 198円
きゅうり1本 88円
トマト(L玉、1つ) 158円
なす3本 158円
スイカ1/6 498円
国産牛小間切れ100g 473円(税込)
国産豚バラ肉100g 248円(税込)
国産鶏もも肉100g 159円(税込)
まぐろ100g 598円(税込)
日清フラワー小麦粉1kg 228円
日清キャノーラ油1L 298円
キューピーマヨネーズ450g 238円
マルちゃん正麺 398円
コカ・コーラ1.5L 165円
ほろよい 108円
スーパードライ350ml6本 1078円
卵10個 218円
小アイス 108円
箱アイス 228~278円
冷凍食品 約4~5割引き
雪印コーヒー1L 148円
明治おいしい牛乳1L 218円
ブランド米5kg 1480円
おかめ納豆極小粒3パック 未確認
明治ブルガリアヨーグルト450g 168円
ヤマサ昆布つゆ1L 341円
ミツカン味ぽん360ml 198円
はごろもシーチキン 70g×4缶 553円
カルビーポテチ60g 88円
カルビーじゃがりこ 118円
シャウエッセン 2袋 478円
ハウスバーモントカレー230g 238円
パスコ超熟6枚 158円
< 店内・売場の様子 >
時間帯: 14~18時頃
お客さん: やや少ない→やや多い
通路: 普通
雰囲気: 明るい、きれい
客層: 単身者(やや高齢)、主婦多い
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
店内BGM: クラシック音楽など
精肉加工者: アドミック、プライフーズ、自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 6台(4台稼働中)
トイレ: 普通
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: トップバリュ
2フロアの売場を持ち、日用品や肌着も扱う標準的なピーコックストアです。2015年2月7日にリニューアルオープン。ピーコックストアは最近になって改装を進めており、3~4日間かけて売場レイアウト・品揃えの変更、照明の追加を行うケースが多く見られます。改装後はどの店舗もかなり画一的な売場となっており、個人的には面白みがないです。確かに売場はきれいで、一部では高級品の取り扱いもありますが、全体的な価格帯が中途半端で、高級店なのか大衆店なのかよく分からない状態です。
店舗正面の右側の入口を入ると、青果売場と2階へ上がる階段があります。青果売場の品揃えはピーコックストアとしてはやや寂しい感じで、陳列はきれいですが、高級品はあまり多く見られませんでした。一方、写真のように豊富な香味野菜やミニトマトバイキングは好評価。
精肉はほとんどの商品がアドミック(プロセスセンター)加工の商品でした。ピーコックストアは多くの店舗で精肉がプロセスセンター、鮮魚が対面販売での店内調理を行っており、麻布十番店もこの手法です。精肉売場では山形牛や「やまと鶏」などの取り扱いはありますが、特筆するような高級肉は扱っておらず、少し残念です。品揃えとしては少数世帯向けの少量パックが多めで、焼肉の盛り合わせなども販売されていませんでした。
鮮魚売場は先述のように対面販売を実施。お刺身は本マグロ入りの3点盛りが税込1380円などかなり高い価格設定。「調理承ります」とありましたが、これから下ろさなければならない魚はほぼありませんでした。調理を受けるというより、調理する作業を見せている場所のように感じられました。
お惣菜売場はあまり広くないです。ですが、揚げ物や天ぷらが並べられた「おかずバイキング」のコーナーは皿の高さをバラバラにすることで上質感が出ており、照明もあってとてもおいしそうに見えます。また、扉付きのショーケースに入っていて衛生的。その他にも、パスタとフォカッチャがセットになった商品や、「サーモンとポテトのチーズ焼き」など一部で凝った料理も販売。お寿司は持ち帰り寿司の「すし三崎港」が担当しており、そこそこ豊富な品揃えでした。
お酒コーナーは2つに分かれており、入口に近い方はビール・焼酎やチューハイなどが中心で、売場中央の方はワインが並んでいます。改装の際にワイン売場を移動し、面積が拡張されたようです。品揃えは非常に豊富で、エンドには2万円を超えるような、店頭に置いておけない(カードのみが置かれている)品物も扱っています。プライスカードにはワインの風味などの説明も記載されており、選びやすい工夫がされています。
グロサリー売場ではイオンの店舗でよく見られるオーガニック食品など、傾向志向の品揃えが展開されています。このコーナーは「トップバリュグリーンアイ」というPBの比率が多く、結果的にトップバリュの比率が上昇しています。一方で調味料などは、割合は低いですが高級品・こだわりの品が見られました。
お客さんは昼時は少なめでしたが、夕方以降は賑わっていました。1年半前に訪れた時にはダイエーの方が賑わっていましたが、今回はあまり差が無いように感じました。両社ともイオン傘下になってからだいぶ経ち、品揃えの重複が多くなって差が無いということでしょうか。売場の一部で品出し・前出し不足が見られたのは残念でした。ただ、店員さんからのあいさつはあり、好印象。麻布十番という土地柄では高所得者、外国人観光客も多く、生鮮品などでもっとこだわったラインナップでも良いと思います。