9/30閉店 そごう柏店
- 2016/10/01
- 01:32
千葉県は柏市。
常磐線と東武アーバンパークラインが乗り入れる柏駅東口すぐのところに、そごう柏店はあります。
営業最終日に訪れました。
店舗外観。
左側に見えるのが本館で、右側のスカイプラザ館にはビックカメラなどが入居。
今回閉店するのはそごう直営売場のみです。

常磐線側から見た様子。
三角形の窓が印象的ですね。

スカイプラザ館とは2つの連絡通路で繋がっています。

360度手を抜いていませんね。

閉店売りつくしのポスターと、元からくり時計。

閉店までのカウントダウン。
閉店まで1日というのは昨日の事を指すので、0日または「閉店当日」などに差し替えるのが普通です。

開業当初のチラシ。
緑の街にお城のような百貨店というフレーズでオープン。

まずは地下1階。
こちらは生鮮食料品や惣菜の売場。セブン&アイHD傘下のザ・ガーデン自由が丘も入居しています。

青果はころくや、精肉は柿安、鮮魚は北辰が担当

続いて1階。和洋菓子などの銘品店が中心です。
このフロアは天井が高く開放的ですね。


中央の吹き抜け部分。

2階化粧品コーナー。
百貨店といえばこの売場ですね。

3階婦人雑貨売場。

同じく3階の婦人靴売場。テレビのニュースでも1080円の靴が売られているなどと流れていました。


4階婦人服売場。
ICB、23区、組曲、自由区など

5階も婦人服売場。
大きいサイズ、小さいサイズなどを展開するフロア。

6階も婦人服売場。
おしゃれガーデンという愛称がついています。

7階紳士服売場。
伊勢丹と阪急を除いて、やはり紳士服は百貨店の中でイマイチなポジション。


8階は子供服や食器、寝具、雑貨などのフロア。

子供服売場

レジは大混雑。

9階は宝飾品のフロア。

10階では婦人服の催事が行われていました。

売場は合理化されている印象ですが、十分百貨店らしい高級感ある売場作りが出来ていると感じます。食料品も2フロアでの展開で生鮮品から和洋菓子、酒類も充実。婦人服も若者向けではありませんが一通り揃っています。
閉店の1時間前には食料品を中心に売り切れが多くなり、1階ではショーケースが空になっている店もありました。


そして午後8時、店の外で閉店セレモニーが行われました。

あまり質の良いものではありませんが、よろしければ動画をご覧ください。
さよなら、ありがとう

そごう柏店 店舗概要
開業: 1973年10月10日
閉店: 2016年9月30日
店舗面積: 32.593㎡
住所: 千葉県柏市柏1-1-21
HP: https://www.sogo-seibu.jp/close/kashiwa.html
1973年に開業し、柏市のシンボルとして営業してきたそごう柏店は、今日で43年間の歴史に幕を下ろしました。私自身、百貨店・スーパーの閉店でここまで人が集まったのは初めての経験でした。駅前のペデストリアンデッキが人でいっぱいになり、みな別れを惜しんでいました。
セブン&アイホールディングスは、業績が悪化している百貨店事業の整理を急いでいます。今回のそごう柏店だけでなく、同じ日に西武旭川店を閉鎖。来年2月には西武八尾店、西武筑波店を閉鎖予定です。また三越伊勢丹ホールディングスも千葉三越、多摩センター三越の閉鎖を決定しており、郊外立地の百貨店が厳しい状況に置かれています。一時は消費税の駆け込み需要や訪日外国人の来客により業績が上向いた百貨店業界ですが、長期に渡っての縮小傾向を止めることは出来ていません。
そごう柏店の売上高は1990年のピーク590億円から1/5に減少し、115億円程度に落ち込んでいました。ライバルの高島屋の増床や有力テナント誘致に対し、そごうの売場改革が遅れたのも理由ですが、2000年代に入ってからの大型ショッピングセンターの開業、そして自社系列のセブンパークアリオ柏の開業なども追い打ちをかけています。建物が一部を除いて自社物件であったことから営業を続けて来れましたが、3万平米規模で115億円というのは百貨店としてかなり厳しい売上と言わざるを得ません。
跡地利用についてはまだ結論が出ていません。建物低層階の地権者が多数存在するため、簡単にはまとまらないようです。セブン&アイの有力企業(恐らくイトーヨーカ堂)が入居するという噂もありますが、どうなのでしょうか。また上層階を市の施設にするという提案も出ているようです。
常磐線と東武アーバンパークラインが乗り入れる柏駅東口すぐのところに、そごう柏店はあります。
営業最終日に訪れました。
店舗外観。
左側に見えるのが本館で、右側のスカイプラザ館にはビックカメラなどが入居。
今回閉店するのはそごう直営売場のみです。

常磐線側から見た様子。
三角形の窓が印象的ですね。

スカイプラザ館とは2つの連絡通路で繋がっています。

360度手を抜いていませんね。

閉店売りつくしのポスターと、元からくり時計。

閉店までのカウントダウン。
閉店まで1日というのは昨日の事を指すので、0日または「閉店当日」などに差し替えるのが普通です。

開業当初のチラシ。
緑の街にお城のような百貨店というフレーズでオープン。

まずは地下1階。
こちらは生鮮食料品や惣菜の売場。セブン&アイHD傘下のザ・ガーデン自由が丘も入居しています。

青果はころくや、精肉は柿安、鮮魚は北辰が担当

続いて1階。和洋菓子などの銘品店が中心です。
このフロアは天井が高く開放的ですね。


中央の吹き抜け部分。

2階化粧品コーナー。
百貨店といえばこの売場ですね。

3階婦人雑貨売場。

同じく3階の婦人靴売場。テレビのニュースでも1080円の靴が売られているなどと流れていました。


4階婦人服売場。
ICB、23区、組曲、自由区など

5階も婦人服売場。
大きいサイズ、小さいサイズなどを展開するフロア。

6階も婦人服売場。
おしゃれガーデンという愛称がついています。

7階紳士服売場。
伊勢丹と阪急を除いて、やはり紳士服は百貨店の中でイマイチなポジション。


8階は子供服や食器、寝具、雑貨などのフロア。

子供服売場

レジは大混雑。

9階は宝飾品のフロア。

10階では婦人服の催事が行われていました。

売場は合理化されている印象ですが、十分百貨店らしい高級感ある売場作りが出来ていると感じます。食料品も2フロアでの展開で生鮮品から和洋菓子、酒類も充実。婦人服も若者向けではありませんが一通り揃っています。
閉店の1時間前には食料品を中心に売り切れが多くなり、1階ではショーケースが空になっている店もありました。


そして午後8時、店の外で閉店セレモニーが行われました。

あまり質の良いものではありませんが、よろしければ動画をご覧ください。
さよなら、ありがとう

そごう柏店 店舗概要
開業: 1973年10月10日
閉店: 2016年9月30日
店舗面積: 32.593㎡
住所: 千葉県柏市柏1-1-21
HP: https://www.sogo-seibu.jp/close/kashiwa.html
1973年に開業し、柏市のシンボルとして営業してきたそごう柏店は、今日で43年間の歴史に幕を下ろしました。私自身、百貨店・スーパーの閉店でここまで人が集まったのは初めての経験でした。駅前のペデストリアンデッキが人でいっぱいになり、みな別れを惜しんでいました。
セブン&アイホールディングスは、業績が悪化している百貨店事業の整理を急いでいます。今回のそごう柏店だけでなく、同じ日に西武旭川店を閉鎖。来年2月には西武八尾店、西武筑波店を閉鎖予定です。また三越伊勢丹ホールディングスも千葉三越、多摩センター三越の閉鎖を決定しており、郊外立地の百貨店が厳しい状況に置かれています。一時は消費税の駆け込み需要や訪日外国人の来客により業績が上向いた百貨店業界ですが、長期に渡っての縮小傾向を止めることは出来ていません。
そごう柏店の売上高は1990年のピーク590億円から1/5に減少し、115億円程度に落ち込んでいました。ライバルの高島屋の増床や有力テナント誘致に対し、そごうの売場改革が遅れたのも理由ですが、2000年代に入ってからの大型ショッピングセンターの開業、そして自社系列のセブンパークアリオ柏の開業なども追い打ちをかけています。建物が一部を除いて自社物件であったことから営業を続けて来れましたが、3万平米規模で115億円というのは百貨店としてかなり厳しい売上と言わざるを得ません。
跡地利用についてはまだ結論が出ていません。建物低層階の地権者が多数存在するため、簡単にはまとまらないようです。セブン&アイの有力企業(恐らくイトーヨーカ堂)が入居するという噂もありますが、どうなのでしょうか。また上層階を市の施設にするという提案も出ているようです。