埼玉県東松山市。
東武東上線の東松山駅から徒歩2分程度のところに、イトーヨーカドー東松山店はあります。
こちらの店舗は2016年10月30日をもって営業を終了いたしました。
閉店当日に行ってまいりましたので、その模様をお伝えいたします。
店舗外観。
2階部分の突き出た窓が特徴的ですね。

店舗裏手より。
建物は4階建てで、営業当時は約7000平米ありました。

閉店のご案内。

お客さんからのメッセージボード。

店内入口。

青果売場。

この1房でだいたい160円という安さ。

和日配売場。

左手にはお米やコーヒーギフトなど特売コーナー。

青果に続いて鮮魚、惣菜、精肉と続いています。

お刺身コーナー。

10貫で390円のお寿司。

精肉ではジャンボ市と称して大容量パックを販売。

加工食品売場。

商品は半分ぐらい無くなっていました。

「住居の女王」

洋日配コーナー。

ヤマザキパンが実施していた菓子パンバイキング。

食品レジ。全稼働で2人体制でした。

夕方になると売場は混雑してきました。
イトーヨーカドー ザ・プライス東松山店 店舗概要開業: 1977年6月
閉店: 2016年10月30日
店舗面積: 2066㎡
住所: 東松山市箭弓町1-15-13
HP:
http://blog.itoyokado.co.jp/shop/071/イトーヨーカドー東松山店は、開業してから39年、ザ・プライス東松山店に生まれ変わって7年の歴史に幕を下ろしました。閉店は業績の悪化に伴うもので、2009年にはディスカウント業態のザ・プライスへ転換され、2013年には1階食料品売場を残し売場を縮小するなどコスト削減が行われてきましたが、閉店を余儀なくされました。
1日2万9000人が利用する駅前で唯一のスーパーが赤字という事は普通考えられないのですが、都心へ通う通勤客は帰りにどこで買い物をしているのでしょうか。数年前には競合のマミーマートが震災の影響で撤退しており、売上を増やしていると思われますが、郊外のピオニウォーク東松山や西友東松山店との競争に敗れたのでしょうか。ちなみに、10月中に閉店したイトーヨーカドー坂戸、川越、東松山の3店舗には、いずれも近隣に丸広百貨店が立地しています。百貨店・総合スーパーというジャンルが共に衰退する中で、ブランド力の強い丸広が生き残ったとも考えられます。
店内の飾り付けは同日閉店のイトーヨーカドー川越店と比べてやや簡素なもので、「ありがとうございました」といった飾り付けは少なく感じました。一方で各売場担当者(青果、加食、住居など)からのメッセージは独自性(手作り感)があって面白く、見ていて楽しませるものでした。店員さんの呼び込みも多く、みかんやまぐろ、とんかつなど試食販売も多数行っていました。
ディスカウント業態の店舗だけあって激安商品を取り揃えており、岩手県産あきたこまちが5kg1077円というのは破格としか言いようがありません。バーモントカレー137円やダブルソフト97円などは多くのお客さんが購入されていました。開店や閉店の際にやたら協賛してくれるヤマザキパンですが、今回は菓子パンバイキングも開催していました。また16時からは会計1000円以上で使用できる100円引きクーポンも配布され、店の外には行列ができていました。私は残念ながら閉店の瞬間に立ち会うことは出来ていませんが、他の皆様のつぶやきなどを見ると多くのお客さんが集まったようですね。