8月2日、千代田区は神保町にやってきました。
神保町駅周辺で唯一のスーパー、「スーパーストア冨士屋」が突如閉店したというのです。
<外観>


シャッターが閉まった店の前で、東京中部地域労組の方々がビラ配りをしていたのですが、ビラの内容はこちら。

閉店の経緯をビラよりまとめると、
スーパーストア冨士屋は、7月16日より商品の仕入れを全面停止。改装のための売りつくしセールを実施していた。
経営状態からして、店舗存続の危機が想定されるとして、組合は会社側に説明を求めた。
しかしながら会社は「今までと変わらない」と言い張り、7月29日時点においても「再開へ向けた改装であり、従業員の雇用や労働条件は全く変わらない」と話していた。
そして7月31日、突如破産を申し立て、店舗を閉鎖。
その後組合が社長に会おうとするも、自宅におらず、居場所は不明。とのことでした。
また、組合の方の演説を聞くと、「会社は計画倒産からの夜逃げをした。」と痛烈に批判していました。
この経緯は組合側から見たものなので、全て真実かどうか分からないにしても、会社は顧客、従業員、仕入れ業者に嘘をつき自らの利益を確保したのは事実で、許されることではありません。
以下、店舗外観
改装売りつくしの張り紙が全面に貼られていました。

シャッターの閉じた正面入口

多くの人が立ち止まって、ビラを見ていました。

ガラスのすき間から見た店内の様子。

ここで、おまけ。
店舗正面入口にある、こちらのプレート。
「第二種大規模小売店」と書かれています。当ブログの題名にもなっていますが、このようなプレートには「大規模小売店舗」と記載されているのが普通で、「小売店」は今まで見たことがありません。

<閉鎖前の店舗概要>
開業:1980年頃
フロアガイド:
3階 日用品
2階 日用品 酒 化粧品
1階 食料品
店舗面積:約800㎡
住所:千代田区神田神保町2-15
<追記>跡地には、サンドラッグCVS神保町店が開店しました。


店舗は2階までで、3階は閉鎖されていました。