スズラン高崎店
- 2018/01/08
- 16:48
群馬県高崎市。
高崎駅から徒歩10分程度のところに、スズラン百貨店高崎店はあります。
店舗外観

店舗裏手。

百貨店らしく、裏側はごちゃごちゃしか感じになっています。

訪れた後になって閉館が発表された別館。
スポーツファッションと、100円ショップのキャン・ドゥが入居しています。

フロアガイド。

百貨店の顔、1階化粧品・服飾雑貨売場から見ていきます。
白いタイルが敷き詰められ、スポット照明が中心の上質感あるフロア。

婦人靴コーナー。

化粧品ブランドも一通り揃えます。

続いて地下1階の食料品フロア。デパ地下と言われる売場です。
まずは生鮮品の売場。

鮮魚売場は豊富な品揃え。

食料品フロアは地方の百貨店らしくスーパーマーケット方式で、特別高級感はありません。

加工食品や日配品はこだわりの品が見られました。

銘店コーナー。

和洋菓子のお土産が揃います。

地下2階は催事場となっており、12月はお歳暮のコーナーとなっていました。

2階は婦人服売場。

スーパーとは違う売場作りではありますが、都心の百貨店に比べれば劣る印象。

3階婦人服売場。

4階婦人服売場。

5階は紳士服のフロア。

都心の百貨店に比べると販売員の数も少なめ。

訪れたのはクリスマス直前だったため、クリスマスツリーが各所で見られました。

6階は住まいの品、宝飾品、調理用品などのフロア。
宝飾品売場は絨毯が敷かれ、非常に高級感ある空間。

調理用品売場。「キッチン365」という看板が付いています。

食器や小物雑貨のコーナー。

和食器や鍋も上質感あるプロモーションですね。

寝具、家具も展開。

7階は子供服のフロア。

おもちゃも充実の品揃え。

8階はレストランフロア。

屋上は喫煙所となっています。

屋上広告塔。

スズラン高崎店 店舗概要
開業: 1968年11月15日
店舗面積: 23110㎡
営業時間: 10時~19時
住所: 群馬県高崎市宮元町13-1
駐車場: 583台(1000円お買い上げ2時間無料)
HP: http://www.suzuran-dpt.co.jp/takasaki/
群馬県の地場百貨店、スズラン高崎店を訪れました。屋号の「スズラン」というのは地方百貨店としては中々センスある名前だと感じます。店名がカタカナという百貨店自体、ヤマトヤシキ、トキハ、リウボウなど少ないですね。
かつて、高崎駅周辺には今よりも多くの百貨店、総合スーパーがありました。
地元資本の藤五百貨店(のちの高崎伊勢丹。1985閉店)
ニチイ高崎店(1976年開業。のちの高崎ビブレ。2014年閉店。跡地に高崎オーパ)
ダイエー高崎店(1976年開業。1994年閉店)
なお、1977年開業の高島屋高崎店は現存しています。
群馬県は国内でも著しくモータリゼーションが進んでいる地域です。郊外のショッピングセンターなどにお客を取られ、駅前でもシャッターの降りた店が見られました。高崎は新幹線が停車するなど交通の便が良いことで、地方都市の中ではまだ踏ん張っている様子ですが、中心部の空洞化は避けられない状況です。
スズラン百貨店の売上高は2016年度で189億9300万円となっていますが、これは前橋店と高崎店を合わせた数字で、単体では公表されていません。売場面積は両店ともほぼ同じため、単純に2で割ると約95億円という数字が出てきます。一方の高島屋高崎店の売上は151億8400万円となっており、高崎地区で見るとスズランが劣勢に立たされています。また、高島屋高崎店は5年連続で増収を記録しており好調な一方、スズランはここ数年大幅な減収が続いています。
売場を見る限り、高島屋の方が上質感があり都内の百貨店と遜色ない高級品を揃えています。一方でスズランは商品陳列・プロモーションはよく出来ていますが、売場の改装が進んでいないせいか、庶民向けという印象を持ちます。平日の昼に訪れましたが、婦人服・紳士服売場、住まいの品売場は両店とも閑散としていました。食料品売場は、スズランが昼から盛況なのに対して高島屋は従業員の声かけが虚しく響く寂しい売場で、客数の差は明らかでした。夕方になっても変わらず、普段使いとしてはスズランが支持を集めているようです。
2017年10月13日には高崎ビブレ跡地にイオン系(元ダイエー系)のファッションビル「OPA(オーパ)」が開業しました。高崎高島屋も9月27日に改装費17億円をかけ開業以来最大のリニューアルを実施し、競争環境はさらに激しくなっています。現在群馬県の2大都市である前橋と高崎に店舗を持つスズランですが、経営資源の集中のため、どこかで決断しなくてはならない時が来るのではないでしょうか。
高崎駅から徒歩10分程度のところに、スズラン百貨店高崎店はあります。
店舗外観

店舗裏手。

百貨店らしく、裏側はごちゃごちゃしか感じになっています。

訪れた後になって閉館が発表された別館。
スポーツファッションと、100円ショップのキャン・ドゥが入居しています。

フロアガイド。

百貨店の顔、1階化粧品・服飾雑貨売場から見ていきます。
白いタイルが敷き詰められ、スポット照明が中心の上質感あるフロア。

婦人靴コーナー。

化粧品ブランドも一通り揃えます。

続いて地下1階の食料品フロア。デパ地下と言われる売場です。
まずは生鮮品の売場。

鮮魚売場は豊富な品揃え。

食料品フロアは地方の百貨店らしくスーパーマーケット方式で、特別高級感はありません。

加工食品や日配品はこだわりの品が見られました。

銘店コーナー。

和洋菓子のお土産が揃います。

地下2階は催事場となっており、12月はお歳暮のコーナーとなっていました。

2階は婦人服売場。

スーパーとは違う売場作りではありますが、都心の百貨店に比べれば劣る印象。

3階婦人服売場。

4階婦人服売場。

5階は紳士服のフロア。

都心の百貨店に比べると販売員の数も少なめ。

訪れたのはクリスマス直前だったため、クリスマスツリーが各所で見られました。

6階は住まいの品、宝飾品、調理用品などのフロア。
宝飾品売場は絨毯が敷かれ、非常に高級感ある空間。

調理用品売場。「キッチン365」という看板が付いています。

食器や小物雑貨のコーナー。

和食器や鍋も上質感あるプロモーションですね。

寝具、家具も展開。

7階は子供服のフロア。

おもちゃも充実の品揃え。

8階はレストランフロア。

屋上は喫煙所となっています。

屋上広告塔。

スズラン高崎店 店舗概要
開業: 1968年11月15日
店舗面積: 23110㎡
営業時間: 10時~19時
住所: 群馬県高崎市宮元町13-1
駐車場: 583台(1000円お買い上げ2時間無料)
HP: http://www.suzuran-dpt.co.jp/takasaki/
群馬県の地場百貨店、スズラン高崎店を訪れました。屋号の「スズラン」というのは地方百貨店としては中々センスある名前だと感じます。店名がカタカナという百貨店自体、ヤマトヤシキ、トキハ、リウボウなど少ないですね。
かつて、高崎駅周辺には今よりも多くの百貨店、総合スーパーがありました。
地元資本の藤五百貨店(のちの高崎伊勢丹。1985閉店)
ニチイ高崎店(1976年開業。のちの高崎ビブレ。2014年閉店。跡地に高崎オーパ)
ダイエー高崎店(1976年開業。1994年閉店)
なお、1977年開業の高島屋高崎店は現存しています。
群馬県は国内でも著しくモータリゼーションが進んでいる地域です。郊外のショッピングセンターなどにお客を取られ、駅前でもシャッターの降りた店が見られました。高崎は新幹線が停車するなど交通の便が良いことで、地方都市の中ではまだ踏ん張っている様子ですが、中心部の空洞化は避けられない状況です。
スズラン百貨店の売上高は2016年度で189億9300万円となっていますが、これは前橋店と高崎店を合わせた数字で、単体では公表されていません。売場面積は両店ともほぼ同じため、単純に2で割ると約95億円という数字が出てきます。一方の高島屋高崎店の売上は151億8400万円となっており、高崎地区で見るとスズランが劣勢に立たされています。また、高島屋高崎店は5年連続で増収を記録しており好調な一方、スズランはここ数年大幅な減収が続いています。
売場を見る限り、高島屋の方が上質感があり都内の百貨店と遜色ない高級品を揃えています。一方でスズランは商品陳列・プロモーションはよく出来ていますが、売場の改装が進んでいないせいか、庶民向けという印象を持ちます。平日の昼に訪れましたが、婦人服・紳士服売場、住まいの品売場は両店とも閑散としていました。食料品売場は、スズランが昼から盛況なのに対して高島屋は従業員の声かけが虚しく響く寂しい売場で、客数の差は明らかでした。夕方になっても変わらず、普段使いとしてはスズランが支持を集めているようです。
2017年10月13日には高崎ビブレ跡地にイオン系(元ダイエー系)のファッションビル「OPA(オーパ)」が開業しました。高崎高島屋も9月27日に改装費17億円をかけ開業以来最大のリニューアルを実施し、競争環境はさらに激しくなっています。現在群馬県の2大都市である前橋と高崎に店舗を持つスズランですが、経営資源の集中のため、どこかで決断しなくてはならない時が来るのではないでしょうか。