兵庫県姫路市飾磨区。
山陽電鉄の飾磨駅から徒歩10分程度のところに、ラ・ムー姫路南店はあります。
店舗外観。
店の前には広大な平面駐車場を備えます。

メガディスカウントランドを名乗ります。

青果売場。

価格が高騰するキャベツも中国産なら税込み198円。

台湾産のレタスも158円。
ちなみに店内で青果売場のみ税込みを優先で表示しています。

鮮魚売場。

丸々1尾の鮮魚も充実。

お刺身は4点盛り397円と安いですね。海鮮丼も展開。

干物や塩干も十分な品揃え。

お寿司品揃え。
各種盛り合わせのほかに、サーモン、ブリ、かんぱち単品のにぎりを扱っているのは良いですね。

精肉売場。

牛肉コーナー。
100g498円ですき焼き用肉を販売。

大容量パックも多く見られました。

100g165円のステーキ肉。
ちなみに値引きシールはスーパーバリュー(埼玉県上尾市)と同じですね。

売場メイン通路。

惣菜売場。

こちらが大黒天物産(ラ・ムー、ディオ)の目玉商品である198円弁当です。
なんと「税込み」で198円という驚きの安さ。

種類も焼サバ弁当、筑前煮弁当、ハンバーグ弁当、カキフライ弁当、ミックスフライ弁当が揃っており、
具だくさんで十分1食分になります。

揚げ物はなんと衝撃のほぼ50円均一。

カレーや天丼も298円で提供。

298円のお弁当にはとんかつ弁当などがあり、他のスーパーでは498円相当の商品。
こちらも相当お買い得ですね。

ポテトサラダなど付け合わせも充実。
陳列量が凄いですね。

煮物惣菜コーナー。

自社直営のパン工場を保有しており、3斤棒も販売。

柱が無く、天井も高いため開放的ですね。

冷凍食品コーナー。

こんにゃくは多くのスーパーで冷蔵で販売されていますが、実は常温でも保存できるため、
大黒天物産では常温販売を実施。自社PBで38円という安さで提供します。

うどんは1玉15円。

ウィンナーは2袋でなんと168円。

大黒天物産名物の圧倒的カットケース陳列。
加工食品売場の半分はこのような陳列手法です。

背丈ほどもある高さまで積まれています。

飲料コーナー。
500mlのお茶なら38円で提供します。

他のチェーンでは見られない売場ですね。

カップラーメンのコーナー。

お酒はあまり充実していませんでした。

レジ前の陳列も簡素ですね。
ラ・ムー姫路南店 店舗概要開業: 2004年9月21日
店舗面積: 1900㎡
営業時間: 24時間営業
住所: 兵庫県姫路市飾磨区中島1200番地
駐車場: あり(無料)
HP:
http://www.dkt-s.com/map.html?id=303店内・売場の様子
時間帯: 12時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢夫婦中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや多め
売場の雰囲気: 簡素
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 悪い
店内BGM: ラ・ムーソング
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 9台(5台稼働中)
セルフレジ: 無し
トイレ: やや汚い
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: D-PRICE
価格調査(2018年3月1日) <この価格は一部を除き本体価格(税抜き)です>
キャベツ 498円(中国産198円)(税込み)
レタス 250円(台湾産158円)(税込み)
きゅうり1本 48円(税込み)
トマト(L玉、1つ)98円(税込み)
なす 無し
りんご1個 128円(税込み)
国産牛小間切れ肉100g 184円
国産豚バラ肉100g 156円
国産鶏もも肉100g 88円
味の素冷凍ギョーザ 175円
日清フラワー小麦粉 1kg 218円
日清キャノーラ油1L 228円
キューピーマヨネーズ450g 198円
マルちゃん正麺 298円
コカ・コーラ2L 148円
ほろよい 99円
スーパードライ350ml 1本 199円
卵10個 168円
井村屋あずきバーボックス 198円
明治エッセルスーパーカップ 88円
雪印コーヒー1L 119円
明治おいしい牛乳900mL 218円
単一銘柄米5kg 1780円
おかめ納豆極小粒3パック 無し
明治ブルガリアヨーグルト450g 148円
ネスカフェゴールドブレンド 120g 828円
ミツカン味ぽん360ml 178円
はごろもシーチキン 3缶 378円
カルビーポテチ60g 69円
カルビーじゃがりこ 88円
シャウエッセン 2袋 無し(業務用は取り揃えあり)
ハウスバーモントカレー230g 188円
パスコ超熟6枚 137円
店舗見学の感想大黒天物産は、ディスカウントストアの「ラ・ムー」「ディオ」を中四国、九州、関西、東海、北陸に約130店舗展開しています。ドン・キホーテが28期連続の増収増益を達成する中、大黒天物産も31期増収増益となっており、高い成長性を誇っています。様々なテレビでも取り上げられており、198円弁当や圧倒的なカットケース陳列などが有名となっていますが、今回初めて訪れました。
本当に東京のスーパーでは見られない圧巻の売場と衝撃的な価格でした。1フロア2000平米の広い売場ですが柱が無く、天井が高いため開放的で、倉庫のような雰囲気です。また加工食品売場は半分がゴンドラで展開されていますが、もう半分は人の背丈ほどある直置きのカットケース陳列で埋め尽くされています。
ディスカウント大手のドン・キホーテは驚安(きょうやす)を謳っています。確かにスポット品と呼ばれるメーカーの訳アリ品などは安いものの生鮮品はそこまで安くなく、PBの情熱価格も日用品、家電製品は充実しますが食料品ではイマイチです。一方で大黒天物産は、生鮮3品と惣菜でも他社が真似出来ないような価格で展開。PBのD-PRICEは粗利益率を削り、まさに驚くべき安さを実現しています。
青果売場はオーケーストアのように青果台を用いないスタイル。海外産ではありますが価格が高騰したキャベツが1玉198円、レタスが1玉158円など他店では見られない価格。ただし基本的な野菜・果物以外は扱っておらず、1品あたりの陳列量が多くなっています。
続く鮮魚売場では真鯛やたちうお、舌ひらめ、ウマヅラハギなど丸々1尾の鮮魚も扱っており、切り身やお刺身も充実しています。お刺身は4点盛りで397円とお手頃で、1点盛りも種類豊富に取り揃えます。関西地方の方はクジラ肉を良く食べるようで、ここだけでなく各スーパーでも品揃えされていたのが印象的でした。
精肉売場では解凍品なども多く、やや品質が落ちる印象を受けるものの圧倒的安さで、他店のセール価格が通常価格という感覚です。オーケーストアと同じように、たとえ上質な商品であっても全て白いトレーに入れて販売することで経費を削減。海外産の切り落とし肉が中心で、メガ盛りサイズも多数展開しています。すき焼きセットと称して牛肉と豚肉の切り落とし肉を半分ずつ入れているパックは斬新だなと思いました。
そして惣菜売場です。大黒天物産の看板商品である198円弁当が展開されており、その他にも価格破壊の商品の数々が並びます。また、店内で最も賑わっていたのが惣菜売場でもあります。税込みで198円のお弁当という事でもう少し残念なものかと思っていましたが、中身もしっかりしていますし、焼サバ弁当、筑前煮弁当、ハンバーグ弁当、カキフライ弁当、ミックスフライ弁当と5種類も展開しており、毎日買いに来ても飽きない工夫がされています。お寿司も10貫入りで税抜き299円、カツカレー税込み298円、中華丼税込み198円などと信じられない価格で販売。コロッケもメンチカツもアジフライもカニクリームコロッケも全て税込み50円均一。また煮物やサラダも充実していました。
ベーカリーは併設されていないものの、直営工場から直送したパンが並びます。小売業で直営パン工場を持つ企業は少ないのではないでしょうか。3斤棒が198円、ロールパンが30個298円などと激安で、多くの方が購入されていました。
加工食品売場では調味料、菓子などは大手NB中心なものの飲料ではD-PRICEを積極的に投入。500mlのお茶は38円で販売されていました。レッドブルにそっくりなゴールデンハンマー(49円)は面白いですね。お酒はあまり充実しておらず、価格もそこまで安くありません。第3のビールは6缶パックで販売していますが、スーパードライなどのビールは行っていませんでした。
平日の12時頃に訪れましたが、主婦層や高齢者などで売場は賑わっていました。車での来店が中心のため購入量も多く、お惣菜を買われる方が多かったです。店舗に併設されたファーストフードパクパクは100円たこ焼き(6個入り)が有名で、行列が出来ていました。