バロー港東通店
- 2018/07/28
- 19:40
愛知県名古屋市。
名鉄大江駅から徒歩7分程度のところに、バロー港東通店はあります。
店舗外観

青果売場。導入部ではカットスイカを展開。

野菜コーナー。

生産者直売のこだわり野菜も販売。

カット野菜コーナー。

小分け野菜も充実。

PBの豆腐は1丁48円で販売。

うどん、焼きそばは1玉28円で販売。3点買うと、58円とお得になります。

鮮魚売場。

お刺身は最低限の品揃えという印象。

簡単調理の自家製漬け魚も提供します。

精肉売場。

品揃えはあまり豊富ではありませんが、焼肉盛り合わせなど家族連れ向けの商品は扱います。

電子レンジで調理するチーズタッカルビや味付けスペアリブも販売。

惣菜売場。価格面は訴求するものの、凝った料理や手間のかかる商品はあまり見られません。

焼き鳥は98円という安さで販売。

20円のコロッケなど、格安の揚げ物が並びます。

和惣菜は充実。

バローが運営するベーカリー「北欧俱楽部」。
98円のミニサイズ菓子パン、惣菜パンを中心とした品揃え。

洋日配コーナー。

加工食品売場。

お酒売場。
売場面積の割に充実した品揃え。

レジ前の様子。

バロー港東通店 店舗概要
開業: 不明
店舗面積: 約1200㎡
営業時間: AM10:00~PM9:00
住所: 愛知県名古屋市南区港東通1-31
駐車場: あり
HP: http://valor.jp/stores/203/
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、加食中心にやや多め
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: バロー大垣プロセスセンター
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 6台(3台稼働中)
セルフレジ: 無し
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: Vセレクト
価格調査(2018年6月30日) <この価格は全て本体価格(税抜き)です>
キャベツ 198円
レタス 78円
きゅうり1本 68円
トマト(L玉、1つ) 98円
なす3本 198円
りんご1個 198円
国産牛小間切れ肉100g 298円
国産豚バラ肉100g 158円
国産鶏もも肉100g 108円
味の素冷凍ギョーザ 400円
日清フラワー小麦粉 1kg 未確認
味の素キャノーラ油1L 348円
キューピーマヨネーズ450g 198円
マルちゃん正麺 348円
コカ・コーラ1.5L 118円
ほろよい 118円
スーパードライ350ml 6本 1078円
卵10個 198円
井村屋あずきバーボックス 298円
明治エッセルスーパーカップ 98円
雪印コーヒー1L 158円
明治おいしい牛乳900mL 238円
単一銘柄米5kg 1880円
おかめ納豆極小粒3パック 無し
明治ブルガリアヨーグルト450g 138円
ネスカフェゴールドブレンド 80g 598円
ミツカン味ぽん360ml 198円
はごろもシーチキン 3缶 248円
カルビーポテチ60g 88円
カルビーじゃがりこ 98円
シャウエッセン 2袋 358円
ハウスバーモントカレー230g 238円
パスコ超熟6枚 158円
店舗見学の感想
バローホールディングスは、岐阜県多治見市に本社を置き、スーパーマーケットを中核に、ドラッグストア、ホームセンター、スポーツクラブ、ペットショップを展開する企業です。社名のValor(バロー)とは英語の古語で「勇気ある者」を意味します。仕入れた商品を販売する小売業ではなく、製造から流通・販売までを一貫して担う「製造小売業」としてのビジネスモデル構築に取り組んでいます。
Vセレクト、Vクオリティ、Vプレミアムの3ブランドで1000品目以上のプライベートブランドを展開しており、他社では平均して10%程度のPB販売比率は20%にも達しています。加工食品だけでなく、20円のコロッケや98円均一のベーカリー商品なども自社企画で販売しており、他社を圧倒するサプライズ商品を数多く送り出しています。
2018年2月期の売上高は5440億円。なんと23期連続の増収を続けている成長企業です。毎年2桁という高速出店を行い、業績は右肩上がりで推移。一方で競合激化により2期連続の減益に陥っており、既存店の活性化が急がれています。主力のスーパーマーケットバローは岐阜県を中心に243店舗を展開。売場面積1500~2000平米の地域密着型スーパーを出店してきましたが、近年は生鮮、グロサリーを共に強化した広域集客型の大型店を出店し始めています。
今回訪れた港東通店は長年改装が行われていない様子。しかしスポット照明は導入されており、商品が際立つ明るい売場となっています。青果売場は一般的な品揃えなものの、小分けパックはきちんと取り揃えています。キャベツやレタス、大根だけでなくほうれん草、小松菜、チンゲン菜などもハーフサイズを販売しており、カット野菜など簡便野菜も充実しています。葉物野菜や根菜類など種類ごとによりどり2点で値引きされる販促も実施。フルーツの食べ頃や野菜の調理方法を提案するPOPも貼られています。価格は安めですが、生産者直送の地元野菜もコーナー展開します。
鮮魚売場はあまり広くなく、品揃えもイマイチ。簡単に調理できる自家製漬け魚など工夫ある商品も扱いますが、お刺身は最低限という様子。バローは鮮魚部門でバイイングパワーが効く商品に特化し、大量に売って利益の出やすい魚類を扱うようシフトしており、大型店では専門店に品揃え商品を任せている場合もあるようです。和日配コーナーでは自社PBのVセレクトのお豆腐1丁350gで48円、うどんと焼きそば1玉28円という低価格で提供します。まとめ買いがお得で、豆腐は2丁だと78円、うどんだと3玉で58円となります。
精肉売場では黒毛和牛のステーキ肉やすき焼き用など上質な商品を扱う一方、アメリカ産の巨大ステーキを100g198円で提供します。味付け肉や簡単調理のパック商品も充実しており、電子レンジで出来るチーズタッカルビや味付けスペアリブも販売しています。
惣菜売場では20円コロッケの他、98円均一の焼き鳥バイキングなど低価格な商品を揃えます。凝った料理は見られませんでしたが、筑前煮やかぼちゃ煮、きんぴらごぼう、だし巻き卵やひじき煮、なすの揚げ浸し、いか里芋煮など和風総菜が充実。名古屋らしく味噌串カツも販売していました。ベーカリー「北欧俱楽部」では、98円均一の惣菜パン、菓子パンに加え、食パンやサンドイッチ、ピザなど手間のかかる商品も並んでいました。
加工食品売場ではPB商品比率が非常に多く感じました。そのためかNB商品は競合店よりも価格が高い印象で、隣に並んだPBへ誘導が行われているようです。休日の夕方に訪れましたが、あまりお客さんがおらず、やや閑散とした雰囲気。レジの店員さんも暇そうにしていました。駐車場も少なく、店舗規模の問題もあり集客出来ていないのでしょう。バローは既存店の改装も進めていますが、このような食品スーパー業態の立て直しが、今後の業績を左右することになるでしょう。
名鉄大江駅から徒歩7分程度のところに、バロー港東通店はあります。
店舗外観

青果売場。導入部ではカットスイカを展開。

野菜コーナー。

生産者直売のこだわり野菜も販売。

カット野菜コーナー。

小分け野菜も充実。

PBの豆腐は1丁48円で販売。

うどん、焼きそばは1玉28円で販売。3点買うと、58円とお得になります。

鮮魚売場。

お刺身は最低限の品揃えという印象。

簡単調理の自家製漬け魚も提供します。

精肉売場。

品揃えはあまり豊富ではありませんが、焼肉盛り合わせなど家族連れ向けの商品は扱います。

電子レンジで調理するチーズタッカルビや味付けスペアリブも販売。

惣菜売場。価格面は訴求するものの、凝った料理や手間のかかる商品はあまり見られません。

焼き鳥は98円という安さで販売。

20円のコロッケなど、格安の揚げ物が並びます。

和惣菜は充実。

バローが運営するベーカリー「北欧俱楽部」。
98円のミニサイズ菓子パン、惣菜パンを中心とした品揃え。

洋日配コーナー。

加工食品売場。

お酒売場。
売場面積の割に充実した品揃え。

レジ前の様子。

バロー港東通店 店舗概要
開業: 不明
店舗面積: 約1200㎡
営業時間: AM10:00~PM9:00
住所: 愛知県名古屋市南区港東通1-31
駐車場: あり
HP: http://valor.jp/stores/203/
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、加食中心にやや多め
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: バロー大垣プロセスセンター
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 6台(3台稼働中)
セルフレジ: 無し
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: Vセレクト
価格調査(2018年6月30日) <この価格は全て本体価格(税抜き)です>
キャベツ 198円
レタス 78円
きゅうり1本 68円
トマト(L玉、1つ) 98円
なす3本 198円
りんご1個 198円
国産牛小間切れ肉100g 298円
国産豚バラ肉100g 158円
国産鶏もも肉100g 108円
味の素冷凍ギョーザ 400円
日清フラワー小麦粉 1kg 未確認
味の素キャノーラ油1L 348円
キューピーマヨネーズ450g 198円
マルちゃん正麺 348円
コカ・コーラ1.5L 118円
ほろよい 118円
スーパードライ350ml 6本 1078円
卵10個 198円
井村屋あずきバーボックス 298円
明治エッセルスーパーカップ 98円
雪印コーヒー1L 158円
明治おいしい牛乳900mL 238円
単一銘柄米5kg 1880円
おかめ納豆極小粒3パック 無し
明治ブルガリアヨーグルト450g 138円
ネスカフェゴールドブレンド 80g 598円
ミツカン味ぽん360ml 198円
はごろもシーチキン 3缶 248円
カルビーポテチ60g 88円
カルビーじゃがりこ 98円
シャウエッセン 2袋 358円
ハウスバーモントカレー230g 238円
パスコ超熟6枚 158円
店舗見学の感想
バローホールディングスは、岐阜県多治見市に本社を置き、スーパーマーケットを中核に、ドラッグストア、ホームセンター、スポーツクラブ、ペットショップを展開する企業です。社名のValor(バロー)とは英語の古語で「勇気ある者」を意味します。仕入れた商品を販売する小売業ではなく、製造から流通・販売までを一貫して担う「製造小売業」としてのビジネスモデル構築に取り組んでいます。
Vセレクト、Vクオリティ、Vプレミアムの3ブランドで1000品目以上のプライベートブランドを展開しており、他社では平均して10%程度のPB販売比率は20%にも達しています。加工食品だけでなく、20円のコロッケや98円均一のベーカリー商品なども自社企画で販売しており、他社を圧倒するサプライズ商品を数多く送り出しています。
2018年2月期の売上高は5440億円。なんと23期連続の増収を続けている成長企業です。毎年2桁という高速出店を行い、業績は右肩上がりで推移。一方で競合激化により2期連続の減益に陥っており、既存店の活性化が急がれています。主力のスーパーマーケットバローは岐阜県を中心に243店舗を展開。売場面積1500~2000平米の地域密着型スーパーを出店してきましたが、近年は生鮮、グロサリーを共に強化した広域集客型の大型店を出店し始めています。
今回訪れた港東通店は長年改装が行われていない様子。しかしスポット照明は導入されており、商品が際立つ明るい売場となっています。青果売場は一般的な品揃えなものの、小分けパックはきちんと取り揃えています。キャベツやレタス、大根だけでなくほうれん草、小松菜、チンゲン菜などもハーフサイズを販売しており、カット野菜など簡便野菜も充実しています。葉物野菜や根菜類など種類ごとによりどり2点で値引きされる販促も実施。フルーツの食べ頃や野菜の調理方法を提案するPOPも貼られています。価格は安めですが、生産者直送の地元野菜もコーナー展開します。
鮮魚売場はあまり広くなく、品揃えもイマイチ。簡単に調理できる自家製漬け魚など工夫ある商品も扱いますが、お刺身は最低限という様子。バローは鮮魚部門でバイイングパワーが効く商品に特化し、大量に売って利益の出やすい魚類を扱うようシフトしており、大型店では専門店に品揃え商品を任せている場合もあるようです。和日配コーナーでは自社PBのVセレクトのお豆腐1丁350gで48円、うどんと焼きそば1玉28円という低価格で提供します。まとめ買いがお得で、豆腐は2丁だと78円、うどんだと3玉で58円となります。
精肉売場では黒毛和牛のステーキ肉やすき焼き用など上質な商品を扱う一方、アメリカ産の巨大ステーキを100g198円で提供します。味付け肉や簡単調理のパック商品も充実しており、電子レンジで出来るチーズタッカルビや味付けスペアリブも販売しています。
惣菜売場では20円コロッケの他、98円均一の焼き鳥バイキングなど低価格な商品を揃えます。凝った料理は見られませんでしたが、筑前煮やかぼちゃ煮、きんぴらごぼう、だし巻き卵やひじき煮、なすの揚げ浸し、いか里芋煮など和風総菜が充実。名古屋らしく味噌串カツも販売していました。ベーカリー「北欧俱楽部」では、98円均一の惣菜パン、菓子パンに加え、食パンやサンドイッチ、ピザなど手間のかかる商品も並んでいました。
加工食品売場ではPB商品比率が非常に多く感じました。そのためかNB商品は競合店よりも価格が高い印象で、隣に並んだPBへ誘導が行われているようです。休日の夕方に訪れましたが、あまりお客さんがおらず、やや閑散とした雰囲気。レジの店員さんも暇そうにしていました。駐車場も少なく、店舗規模の問題もあり集客出来ていないのでしょう。バローは既存店の改装も進めていますが、このような食品スーパー業態の立て直しが、今後の業績を左右することになるでしょう。