ナフコ喜多山店
- 2018/07/31
- 21:35
愛知県名古屋市。
名鉄瀬戸線の喜多山駅から徒歩約6分のところに、ナフコ喜多山店はあります。
店舗外観

青果売場

別角度から。
天井からは大量の販促ポスターが吊るされています。

フィリピン産バナナを大量陳列。

小分けパックは扱いが少ないものの、カット野菜は販売。

鮮魚売場。土用の丑の日向けのウナギを積極的にアピールします。

ポスターの量が凄いですね。

お刺身コーナー。

精肉売場。

焼肉をおすすめしています。

鶏肉コーナー。味付け肉など簡単調理のパックも販売します。

惣菜売場。

惣菜売場は販促ポスターが少なめ。

お弁当売場。お昼過ぎに訪れたのですが、棚はスカスカでした。
売上が悪く、数量を抑えているのでしょうか。

揚げ物もやや寂しい状態。

和惣菜はお手頃価格で品揃え豊富ですね。

お寿司は1人前530円から898円と幅広い品揃え。

売場を埋めるためか、期限の長いサラダや魚惣菜を陳列。

休日に訪れたのですがお客さんは少なめでした。

ボリュームあるカットケース陳列はよく出来ています。

加工食品売場。

酒売場。

メーカー販促も活用します。

ナフコ喜多山店 店舗概要
開業: 2009年5月
店舗面積: 約1000㎡
営業時間: AM 10:00~ PM 9:00(日曜日はAM9時30分開店)
住所: 名古屋市守山区小幡5-14-30
駐車場: 80台
HP: http://www.nafuco-fujiya.co.jp/kitayama.html
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、男性1人客中心
買い物内容: 生鮮、加食中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 6台(2台稼働中)
セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
価格調査(2018年7月1日) <この価格は全て本体価格(税抜き)です>
キャベツ 280円
レタス 100円
きゅうり1本 78円
トマト(M玉、6つ) 298円
なす3本 198円
りんご1個 178円
国産牛小間切れ肉100g 449円
国産豚バラ肉100g 198円
国産鶏もも肉100g 88円
味の素冷凍ギョーザ 198円
日清フラワー小麦粉 1kg 218円
日清キャノーラ油1L 258円
キューピーマヨネーズ450g 238円
マルちゃん正麺 398円
コカ・コーラ1.5L 168円
ほろよい 108円
スーパードライ350ml 6本 1078円
卵10個 98円
井村屋あずきバーボックス 198円
明治エッセルスーパーカップ 98円
雪印コーヒー1L 108円
明治おいしい牛乳900mL 248円
単一銘柄米5kg 1780円
おかめ納豆極小粒3パック 無し
明治ブルガリアヨーグルト450g 158円
ネスカフェゴールドブレンド 80g 698円
ミツカン味ぽん360ml 188円
はごろもシーチキン 3缶 328円(CGC)
カルビーポテチ60g 88円
カルビーじゃがりこ 118円
シャウエッセン 1袋 278円
ハウスバーモントカレー230g 238円
パスコ超熟6枚 138円
店舗見学の感想
「フレッシュフーズのナフコチェーン」。80年代、90年代に名古屋地区で頻繁に流れていたCMで、中高年の方には聞き覚えがあると思います。また、「さかなちゃーん さかなちゃん」という店内ソングも独特ですね。かつては名古屋を代表するスーパーでしたが、現在は大幅に店舗数を減らしています。単に不採算店を閉鎖した訳では無く、原因はナフコがボランタリーチェーンだという所にあります。
ボランタリーチェーンとは、多数の独立した小売業者が連携して、スケールメリットの獲得を目指す組織のことを指します。一般的なチェーンストアと異なり、独立した企業同士の横のつながりで成り立っています。国内で展開する企業としては、ナフコチェーンの他に全日本食品(全日食チェーン)、セルコチェーン、丸正食品チェーン、国分グローサーズチェーン(コミュニティストア)、山崎製パン(ヤマザキYショップ)などがあります。加盟企業の独立経営が守られる一方で、事業者によって異なる営業方針のため販売促進や経営ノウハウの共有で劣ることがあります。
ナフコチェーンは、1962年に設立されました。最盛期の加盟企業はナフコカニエ、ナフコはせ川、うおときフード、ナフコヤオトヨ、ナフコニワキン、ナフコ不二屋、トミダ、野田屋の8社でした。高度経済成長期に大きく飛躍したナフコでしたが、2001年には転機が訪れます。加盟企業の中で最大規模を誇っていたナフコカニエが脱退・独立し、フィールコーポレーションへ社名を変更したのです。続いて2006年には主幹企業だったナフコはせ川(21店舗を展開、2005年売上高234億円)がイオン傘下のマックスバリュ中部に買収され、脱退。看板をマックスバリュへ掛け替えました。債務超過に陥っていた為、買収価格はわずか1円でした。
その後、残った企業も自己破産、脱退が相次ぎ、現在の加盟企業は不二屋、トミダ、野田屋の3企業のみ。店舗数は不二屋24店舗(売上高241億円)、トミダ13店舗、野田屋1店舗の38店舗で、かつて加盟企業だったフィール(旧ナフコカニエ)が展開する72店舗のおよそ半分の規模となっています。競合ひしめく名古屋地区で、唯一大きく規模を縮小させたナフコチェーン。2016年にはチェーン本部がCGCから脱退したにも関わらず不二屋はCGCに留まるなど方向性の違いも見られますが、今後の展望に注目されます。
今回訪れた喜多山店は2009年にオープンした比較的新しい店舗です。売場にはカラフルな販促ポスターが連貼りされており、10枚以上が連なっている所もありました。メーカーが制作した販促物も積極的に活用しており、賑やかな雰囲気の売場づくりが出来ています。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と続く一般的な配置。とくとく生鮮デーという特殊なセールを行っており、水曜日はくだもの8%引き、木曜日は鮮魚8%引き、金曜日は精肉8%引き、土曜日は惣菜8%引きとなっています。客数が落ち込む月曜~木曜にしないのは謎ですが、果たしてどの程度売上に貢献するのでしょうか。
青果売場には季節の果物や定番野菜が並びますが、お値段はやや高め。複数個をセットで販売するのが基本のようで、小分けパックの品揃えは微妙。カットサラダやカットレタスなどサラダクラブの商品は扱います。続く鮮魚売場ではまだまだ先の土用の丑の日向けに鰻の販促に力を入れています。お刺身は2点盛り498円、4点盛り798円と少し強気な価格設定。平台のショーケースには冷凍品や干物も充実しています。
精肉売場も店内加工を実施。焼肉をイチオシで進めているようで、焼肉、BBQというPOPが目立ちました。ファミリー層向けのジャンボパックも展開。鶏肉コーナーにはもも肉とキノコのアヒージョ、香草青じそ、香草パン粉焼きなど簡便調理の品も並んでいました。惣菜売場はやや寂しい印象。比較的期限の長いパウチ惣菜やサラダで売場を埋めている様子です。焼きそば弁当、スパゲッティ弁当という、ご飯と麺類しか入っていない弁当は300円で提供しますが、他は398円から498円程度と一般的。揚げ物はバイキング形式では無いもののコロッケ1個36円など安い商品も販売します。
休日の昼間にも関わらずお客さんは少なめでした。声掛け等もあり活気ある売場なのですが、残念ながら集客には結びついていないようです。競争激しい名古屋地区において、価格が全般的に高めなのが原因なのでしょうか。一方で付近に他社のスーパーはほとんど無く、自転車・徒歩圏内で競合するとすれば自社の別店舗だと考えられます。
名鉄瀬戸線の喜多山駅から徒歩約6分のところに、ナフコ喜多山店はあります。
店舗外観

青果売場

別角度から。
天井からは大量の販促ポスターが吊るされています。

フィリピン産バナナを大量陳列。

小分けパックは扱いが少ないものの、カット野菜は販売。

鮮魚売場。土用の丑の日向けのウナギを積極的にアピールします。

ポスターの量が凄いですね。

お刺身コーナー。

精肉売場。

焼肉をおすすめしています。

鶏肉コーナー。味付け肉など簡単調理のパックも販売します。

惣菜売場。

惣菜売場は販促ポスターが少なめ。

お弁当売場。お昼過ぎに訪れたのですが、棚はスカスカでした。
売上が悪く、数量を抑えているのでしょうか。

揚げ物もやや寂しい状態。

和惣菜はお手頃価格で品揃え豊富ですね。

お寿司は1人前530円から898円と幅広い品揃え。

売場を埋めるためか、期限の長いサラダや魚惣菜を陳列。

休日に訪れたのですがお客さんは少なめでした。

ボリュームあるカットケース陳列はよく出来ています。

加工食品売場。

酒売場。

メーカー販促も活用します。

ナフコ喜多山店 店舗概要
開業: 2009年5月
店舗面積: 約1000㎡
営業時間: AM 10:00~ PM 9:00(日曜日はAM9時30分開店)
住所: 名古屋市守山区小幡5-14-30
駐車場: 80台
HP: http://www.nafuco-fujiya.co.jp/kitayama.html
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、男性1人客中心
買い物内容: 生鮮、加食中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 6台(2台稼働中)
セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
価格調査(2018年7月1日) <この価格は全て本体価格(税抜き)です>
キャベツ 280円
レタス 100円
きゅうり1本 78円
トマト(M玉、6つ) 298円
なす3本 198円
りんご1個 178円
国産牛小間切れ肉100g 449円
国産豚バラ肉100g 198円
国産鶏もも肉100g 88円
味の素冷凍ギョーザ 198円
日清フラワー小麦粉 1kg 218円
日清キャノーラ油1L 258円
キューピーマヨネーズ450g 238円
マルちゃん正麺 398円
コカ・コーラ1.5L 168円
ほろよい 108円
スーパードライ350ml 6本 1078円
卵10個 98円
井村屋あずきバーボックス 198円
明治エッセルスーパーカップ 98円
雪印コーヒー1L 108円
明治おいしい牛乳900mL 248円
単一銘柄米5kg 1780円
おかめ納豆極小粒3パック 無し
明治ブルガリアヨーグルト450g 158円
ネスカフェゴールドブレンド 80g 698円
ミツカン味ぽん360ml 188円
はごろもシーチキン 3缶 328円(CGC)
カルビーポテチ60g 88円
カルビーじゃがりこ 118円
シャウエッセン 1袋 278円
ハウスバーモントカレー230g 238円
パスコ超熟6枚 138円
店舗見学の感想
「フレッシュフーズのナフコチェーン」。80年代、90年代に名古屋地区で頻繁に流れていたCMで、中高年の方には聞き覚えがあると思います。また、「さかなちゃーん さかなちゃん」という店内ソングも独特ですね。かつては名古屋を代表するスーパーでしたが、現在は大幅に店舗数を減らしています。単に不採算店を閉鎖した訳では無く、原因はナフコがボランタリーチェーンだという所にあります。
ボランタリーチェーンとは、多数の独立した小売業者が連携して、スケールメリットの獲得を目指す組織のことを指します。一般的なチェーンストアと異なり、独立した企業同士の横のつながりで成り立っています。国内で展開する企業としては、ナフコチェーンの他に全日本食品(全日食チェーン)、セルコチェーン、丸正食品チェーン、国分グローサーズチェーン(コミュニティストア)、山崎製パン(ヤマザキYショップ)などがあります。加盟企業の独立経営が守られる一方で、事業者によって異なる営業方針のため販売促進や経営ノウハウの共有で劣ることがあります。
ナフコチェーンは、1962年に設立されました。最盛期の加盟企業はナフコカニエ、ナフコはせ川、うおときフード、ナフコヤオトヨ、ナフコニワキン、ナフコ不二屋、トミダ、野田屋の8社でした。高度経済成長期に大きく飛躍したナフコでしたが、2001年には転機が訪れます。加盟企業の中で最大規模を誇っていたナフコカニエが脱退・独立し、フィールコーポレーションへ社名を変更したのです。続いて2006年には主幹企業だったナフコはせ川(21店舗を展開、2005年売上高234億円)がイオン傘下のマックスバリュ中部に買収され、脱退。看板をマックスバリュへ掛け替えました。債務超過に陥っていた為、買収価格はわずか1円でした。
その後、残った企業も自己破産、脱退が相次ぎ、現在の加盟企業は不二屋、トミダ、野田屋の3企業のみ。店舗数は不二屋24店舗(売上高241億円)、トミダ13店舗、野田屋1店舗の38店舗で、かつて加盟企業だったフィール(旧ナフコカニエ)が展開する72店舗のおよそ半分の規模となっています。競合ひしめく名古屋地区で、唯一大きく規模を縮小させたナフコチェーン。2016年にはチェーン本部がCGCから脱退したにも関わらず不二屋はCGCに留まるなど方向性の違いも見られますが、今後の展望に注目されます。
今回訪れた喜多山店は2009年にオープンした比較的新しい店舗です。売場にはカラフルな販促ポスターが連貼りされており、10枚以上が連なっている所もありました。メーカーが制作した販促物も積極的に活用しており、賑やかな雰囲気の売場づくりが出来ています。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と続く一般的な配置。とくとく生鮮デーという特殊なセールを行っており、水曜日はくだもの8%引き、木曜日は鮮魚8%引き、金曜日は精肉8%引き、土曜日は惣菜8%引きとなっています。客数が落ち込む月曜~木曜にしないのは謎ですが、果たしてどの程度売上に貢献するのでしょうか。
青果売場には季節の果物や定番野菜が並びますが、お値段はやや高め。複数個をセットで販売するのが基本のようで、小分けパックの品揃えは微妙。カットサラダやカットレタスなどサラダクラブの商品は扱います。続く鮮魚売場ではまだまだ先の土用の丑の日向けに鰻の販促に力を入れています。お刺身は2点盛り498円、4点盛り798円と少し強気な価格設定。平台のショーケースには冷凍品や干物も充実しています。
精肉売場も店内加工を実施。焼肉をイチオシで進めているようで、焼肉、BBQというPOPが目立ちました。ファミリー層向けのジャンボパックも展開。鶏肉コーナーにはもも肉とキノコのアヒージョ、香草青じそ、香草パン粉焼きなど簡便調理の品も並んでいました。惣菜売場はやや寂しい印象。比較的期限の長いパウチ惣菜やサラダで売場を埋めている様子です。焼きそば弁当、スパゲッティ弁当という、ご飯と麺類しか入っていない弁当は300円で提供しますが、他は398円から498円程度と一般的。揚げ物はバイキング形式では無いもののコロッケ1個36円など安い商品も販売します。
休日の昼間にも関わらずお客さんは少なめでした。声掛け等もあり活気ある売場なのですが、残念ながら集客には結びついていないようです。競争激しい名古屋地区において、価格が全般的に高めなのが原因なのでしょうか。一方で付近に他社のスーパーはほとんど無く、自転車・徒歩圏内で競合するとすれば自社の別店舗だと考えられます。