前回に続き、イオンモール川口の記事です。
このページでは、1階食料品売場、住まいの品売場、そして営業最終日の様子を見ていきます。
入口すぐのメイン通路。

青果売場。

イオンの割には簡素な陳列に思えます。

旬の梨を大量陳列。

カットフルーツ売場。
フルーツスティックも販売します。

惣菜売場。

メイン通路に青果売場、惣菜売場が面しており、惣菜に続く壁沿いに鮮魚、精肉と続くよく分からない配置。

魚惣菜も充実。
「子持ちカレイ煮付け」「いわしの南蛮漬け」「めかじき煮付け」「ぶり大根」など種類豊富に揃えます。

揚げ物バイキングコーナー。

天ぷらバイキング

お弁当売場。
炊き込みご飯など手の込んだお弁当も販売します。

元々はオリジン弁当の量り売りコーナーだったと思われる場所にはパック詰めの惣菜を展開。

豆腐惣菜なか屋の商品も並びます。
揚げ出し豆腐、豆腐のから揚げ、豆腐カツ、ねぎきつね、土佐揚げなど充実の品揃え。

鮮魚売場は対面販売を実施。

薬味などの他に桶まで関連陳列します。

お刺身コーナー。

中トロの入った2200円の舟盛りなど高級な商品も扱います。

1人前のお刺身も豊富に品揃え。

他社では漬け魚などと言われるお魚ステーキコーナー。

鮮魚売場前には平台ショーケースも配置されています。

奥の突き当りは精肉売場となっています。

精肉売場。

精肉売場はあまり広くありません。

導入部には味付け肉や巨大ステーキ肉を展開。
あまり上質なお肉は扱っていませんが、焼肉盛り合わせは販売します。

タスマニアビーフのコーナー。

鶏肉コーナー。
鴨肉も扱っています。

かんたん調理の味付け肉も充実しています。

加工食品売場。カップ麺がうず高く積まれています。

特に値引きなどは行われておらず、商品は十分にありました。

最近のイオンスタイルに比べて加工食品の品揃えが悪く、自社PBと売れ筋のNBが中心。
高級な商品やこだわりの商品はほとんど扱っておらず、他社の総合スーパーと比べても残念に感じました。

和日配コーナー。

冷凍食品コーナー。

パン売場。
デイリー食品なども十分な在庫がありました。

酒売場。

お酒コーナーでも売り尽くしを実施。

1階住まいの品売場。
日用雑貨を中心に値引きが行われていました。

グリーンボックスも入居。
同じ建物内に同じ会社のアスビーとグリーンボックスが入居しているんですね・・・

寝具売場。

扇風機や洗濯機、照明器具に加えてテレビなども販売しており、総合スーパーらしい商品構成です。

調理器具の売り尽くし。
他の売場に比べて飾りつけも手が込んでいますね。

食器売場。

自転車コーナー。

寝具も大量に陳列されています。

1階には生鮮3品の専門店が入居し、川口市場というコーナーになっています。
青果の大東青果、鮮魚の山助、精肉のニュー・クイックが出店。

イオン直営売場に比べてあまりお客さんが入っていませんでした。

ベーカリーも入居。

ここからは31日の営業最終日の様子です。
夕方17時の惣菜売場の様子。

洋日配コーナー。

青果売場。17時過ぎに生鮮売り場では値下げが始まり、多くのお客さんが殺到していました。

19時からは閉店セレモニーも開催されました。

イオンモール川口 店舗概要開業: 1984年4月15日
店舗面積: 34000㎡
営業時間:
1階食品・日用雑貨 8:00〜22:00
1階その他 9:00〜21:00
2階 10:00〜21:00
3階 10:00〜21:00
住所: 埼玉県川口市安行領根岸字外谷田3180-1
駐車場: 1400台
HP:
http://kawaguchi-aeonmall.com/1984年、川口グリーンシティとしてオープンした店舗です。地元の繊維メーカー「サイボー」の工場跡地に建てられました。当時は郊外型のショッピングセンターが珍しく、イオンモール各店の中でも最古参の店舗となっています。しかし、2000年には至近距離にイオンモール川口前川が開業。施設の老朽化と自社競合が問題となっていたようです。
他のイオンモールに比べて直営売場の比率が高く、不採算部門である衣料品や住まいの品に多くの面積を割いています。食料品売場も大幅な改装が行われておらず、最近のイオンスタイルのような上質感ある売場では無く、品揃えもイマイチでした。
閉店セールは食料品、衣料品、住まいの品ともに大々的に行われており、人気を博していました。装飾も「売りつくし」のPOPが至る所に見られ、活気ある雰囲気。イオンも老朽化やスクラップ&ビルドなどで多くの閉店を経験しており、閉店セールは上手ですね。
閉店2時間前となる17時頃から生鮮食品でも値引きが始まり、多くのお客さんでごった返していました。店員が値引きシールを貼ると同時に飛ぶように売れていく状態でした。レジは増設も含めて20台が稼働しており、奥のレジへ進むよう案内もされたこともあり、ピーク時でも5人から6人程度の行列に留まっていた様子。ほとんどのお客さんがカゴ一杯に商品を購入しており、特売の加工食品をまとめ買いする方もいました。
川口市場を形成する専門店は早くから値引きを開始し、夕方にはほとんどの商品を売りつくしていました。2階衣料品コーナーは値引きを行っているものの、多くの商品が売れ残っており、他店へ振り替えることになりそうです。1階住まいの品では布団など大きな商品も売れていると感じました。
閉店セレモニーには200人近いお客さんが集まり、閉店を惜しんでいました。イオンモール社長や店長の挨拶のあと、プロモーションビデオが披露されました。店舗の軌跡を振り返り、お客さんからのメッセージなどが紹介され、またこの場所で会いましょうで締めくくられました。また、集まったお客さんには一輪の花がプレゼントされました。今後建物は解体され、新たな商業施設としてオープンすることとなりますが、イオンモール川口前川とは異なったタイプのイオンとなることでしょう。