大規模小売店舗マニアのブログ

東京都八王子市。
ＪＲ八王子駅から徒歩20分程度のところに、グルメシティ八幡町店はあります。
こちらの店舗は2019年2月28日をもって閉店する予定となっております。
閉店2日前に訪れましたので、ご紹介いたします。
なお、閉店当日に訪れる予定はございませんので、ご了承ください。


店舗外観。
以前は店舗前にアーケードがありましたが、2014年の大雪の際に崩落し、現在は撤去されています。


完全閉店まであと2日。


この地でスーパーマーケットを開業させたのは65年前なので間違っていませんが、
現在の建物は1974年の開業で、築45年ほどという事になります。


閉店のご案内。
なお、2015年2月に閉店したダイエー八王子店跡地には3月28日にイオンフードスタイル八王子店がオープンする予定となっています。


大規模小売店舗表示板。


建物は2階建てですが、2階は閉鎖されています。


屋上への階段。


屋上は駐車場となっています。


青果売場。
今月は30日が無いため、26日27日がお客様感謝デーで5％引きとなっていたのですが、お客さんは疎ら。


青果売場はまだ十分な品揃え。
「売りつくし」の飾りつけはいままでのダイエー・グルメシティに比べて寂しい印象。


鮮魚売場。棚がだいぶ空いていますね。


鮮魚は店内調理を行っておらず、アルティフーズからのアウトパックで提供。
お刺身などもほとんど無く、需要に応えられているとは言えないでしょう。


続く精肉売場。


売場は小さいものの一通りの種類を揃えています。


惣菜売場。


午後3時にしては品揃えが少ないですね。


洋日配コーナー。
上段の棚には商品が並んでいません。


冷凍食品コーナー。
値引きは行われていないものの、多くの商品が売り切れていました。


加工食品売場。


こちらも値引きは行われていませんが、仕入れを中止しており、空いている棚が多くなっています。


売りつくし特設売場。
ダイエーの閉店セールでよく見る黒黄幕でコーナー作り。


こちらではギフト品を格安で提供。


缶詰などを値引き。


入口すぐのところでは衣料品も販売。


ワインも値引き販売。
990円～1090円の品が900円はお買い得ですが、
800円～980円の品が800円というのは値段が変わらないという可能性も・・・


レジは3台しか設置されていません。
最終日には1時間以上の列が出来そうですね。



グルメシティ八幡町店　店舗概要

開業：　1954年（現在の建物は1974年）
店舗面積：　2395㎡（閉鎖中の2階も含む）
営業時間：　 7:00 から 22:00
住所：　東京都八王子市八幡町4-11
ＨＰ：　http://shop.daiei.co.jp/shop/ShopPageTop.do?shopid=0527


かつて首都圏に展開していた中堅スーパー「忠実屋」。その創業の地であり、1954年に開業した1号店が、今回訪れたグルメシティ八幡町店です。八王子市内は忠実屋創業の地だけあって店舗が多く、西八王子店、高尾店、八王子大和田店も元忠実屋となっています。なお、2015年2月に閉店したダイエー八王子店（こちらは元忠実屋ではない）跡地には、2019年3月28日に「イオンフードスタイル」（ダイエーが運営）がオープンする予定となっています。

閉店売りつくしセールの装飾は過去に見てきたダイエー・グルメシティと比べて控えめで、天井からの垂れ幕や「売りつくし」POPの連貼りなどは見られませんでした。一応特設コーナーは設置されており、衣料品や住まいの品、缶詰などの加工食品が並んでいました。平日の午後3時頃という事もあってお客さんは疎らで、店内は近所の高齢者が中心となっていました。

閉店2日前に訪れましたが、売場には商品が少なく、生鮮品も控えめな発注をしていると感じました。鮮魚売場は店内調理を行っておらず、アルティフーズによるアウトパックで供給。品揃えが非常に悪く、都心の駅前立地ならともかく、家族連れや高齢者が中心の立地では顧客の支持は得られないでしょう。精肉、惣菜も売場自体が狭く、以前から売上があまり良くなかったと思われます。八王子駅、西八王子駅周辺にはスーパーが多数存在しているほか、至近距離にも地場スーパー「エコス」が立地しており、建て替え後に再出店しても売上は厳しいでしょう。