東京都渋谷区。
小田急線の代々木上原駅から徒歩2分程度のところに、丸正代々木上原駅前店はあります。
こちらの店舗は2019年2月28日をもって閉店が発表されています。
閉店7日前に訪れましたので、ご紹介いたします。
店舗外観。
住宅街の中に屋上広告塔が目立ちますね。

地下1階から2階までの3フロアに入居。
上層階には鍼灸整骨院や歯科医院が入居しています。

店舗裏手。

かつては地下へ直接入店出来るようになっていたのでしょうか。

案内も素敵ですね。

大店表示板。

閉店のお知らせ。

入口入ってすぐの階段。

地下へ続く階段。

地下青果売場。
暖かみのある照明ですが、なんだか昭和の香りがしますね。

地下1階の全景。
青果、鮮魚、精肉のフロアとなっています。

鮮魚売場。
カジキやシーラカンスが飾られています。

真鯛や生タコ、サーモン、にしんなどお刺身が充実。

和日配コーナー。

精肉売場。

上質な国産牛肉も扱っていますが、一方で低価格な切り落とし肉や味付け肉が無いなど、品揃え自体は微妙。

1階加工食品売場。

値引きは行われていないものの、商品が無くなりつつあります。

惣菜売場。

お弁当などは店内加工を実施するものの、おにぎりは山崎製パンの商品でした。

パン売場。

メルヘンな意匠ですね。

2階へ参りましょう。
「世界の食品・雑貨館」

丸い窓のステンドグラス。

100円均一の雑貨コーナー。

がらんとした商品棚。

酒売場。什器はおしゃれな感じですね。
丸正代々木上原駅前店 店舗概要開業: 不明
店舗面積: 約800平米
営業時間: 9時30分~22時00分 (日曜 9時00分~22時00分)
住所: 東京都渋谷区西原3-20-7
HP:
https://www.marusho-chain.jp/storeguidance/104/いま、ボランタリーチェーンには冬の時代が訪れています。大手コンビニエンスストアなどのフランチャイズチェーン増加に伴い、国分グローサーズチェーンやヤマザキYショップなどは大幅に数を減らしています。国内最大のボランタリーチェーンである全日食チェーンは踏ん張っていますが、かつて名古屋地区で一大勢力を築いたナフコチェーンは加盟店の離脱や倒産が相次ぎ、規模を縮小させました。
四谷に本店を構える丸正チェーン商事も、1977年にはチェーン全店で100店舗以上を展開していましたが、バブル崩壊後は閉鎖が相次ぎ、2019年2月時点では17店舗に留まっています。最近では仙川店の閉店があったものの、「くるまがえし店」をオープンさせるなど新規出店も行っています。今回閉店することとなった代々木上原駅前店は、株式会社新宿丸正梁瀬が運営を行っています。一方で丸正梁瀬はこちらの1店舗のみを運営しており、閉店後は会社として存続していくのでしょうか。
非常に古い建物の地下1階から地上2階の3フロアに出店。階段は狭く角度も急で、とてもスーパーとして営業するような建物ではありません。1フロアも狭く、地下1階に青果、鮮魚、精肉、和日配。1階に洋日配、加工食品、惣菜を配置しています。2階はお酒と100円均一の雑貨コーナーとなっています。
規模の割に生鮮品は充実しており、鮮魚売場ではお刺身や丸々一尾の鮮魚なども販売しています。精肉は種類が絞り込まれているものの、上質な牛肉も扱っていました。値引きなどは行われていないものの、加工食品は売場がスカスカになっていました。2階の100円均一コーナーもほとんど商品がなく、お酒も品切れが目立ちました。入口には閉店を告げる紙が貼ってあるものの、売場は特に飾りつけされておらず、ただ商品が無いだけで寂しい雰囲気。品揃え・価格・買い回りのしやすさという点で競合の小田急OXやマルエツにお客さんが流れていたのでしょう。
追記。
閉店当日の様子も記事にしようと思っていたのですが、
16時に訪れた時には既に営業を終了していました。
閉店セールで売上増を狙う大手と違い、中小チェーンでは発注を増やすのをためらうようです。
「商品完売につき閉店いたしました」

一部はシャッターが下りていました。
「丸正ショッピングセンター」やフロア案内など昭和の香りのする文字。

雨の中の営業最終日となりました。