コープさっぽろ湯川店
- 2019/05/07
- 11:54
仕事が忙しく、更新が大変遅くなり、申し訳ありません。
1月に訪問した際の記事になっております。
北海道函館市。
市電の函館アリーナ前停留所すぐのところに、コープさっぽろ湯川店はあります。
店舗外観

1階青果売場。
黒を基調とした最近のスーパーに多い青果台。

別角度から。陳列はきれいに整えられています。

「ご近所やさい」という地場野菜のコーナーも展開。

商品説明のPOPも充実しています。

ミニトマトバイキングも実施。

色鮮やかなカットフルーツは、ファミリー向けの大きなサイズも展開しています。

カットサラダもプライベートブランドを扱います。

お豆腐も自社PBを中心に品揃えしています。

節分の催事コーナー。

青果に続く鮮魚売場。

自家製の干物も販売。

明太子、たらこなどの魚卵が充実。

お刺身コーナー。

中トロやウニといった上質なネタも入っています。

魚屋のお寿司コーナー。

ごっこ汁セットも販売。

地元の鮮魚類が充実しています。

巨大な紅鮭の半身も大量陳列。

精肉売場。
精肉はアウトパックで供給しています。

北海道らしくジンギスカンも大容量パックで導入部に展開。

ファミリー向けの焼肉盛り合わせも扱っています。

「黄金そだちの知床どり」「いぶり鶏」といった独自PBも訴求。

惣菜売場。
調理風景が見えるオープンキッチン方式。

50円均一のコロッケまつり。

中華料理も豊富に揃えています。

ホールサイズで598円とお手頃価格のピザ。

298円の低価格弁当から、野菜をふんだんに使った彩りある弁当まで豊富に揃えています。

ノボリやPOPを活用し、イチオシの「北海道シュークリーム」を訴求。

ベーカリーも入っています。

加工食品売場。

冷凍食品売場。

充実した自社PBの他に加盟するくらしモアの商品も販売しています。

冷凍のジンギスカンも種類豊富に揃えています。

催事コーナーには広告の品などをボリューム陳列。

お酒コーナー。

地元北海道、函館のワインも販売。

北海道の日本酒も豊富に扱っています。

医薬品、日用品も充実。かつては直営で衣料品、住まいの品も扱っていたのでしょうか。

手前から精肉、鮮魚と続くメイン通路。

北海道地場最大手の日糧製パンの食パン。

地場ロバパンはフジパンと提携しており、「本仕込」などを展開。

北海道では、全国第2位の敷島製パン(パスコ)の工場が存在せず、供給を行っていません。

1階の衣料品コーナーを展開するサンキ。


2階には昔ながらのダイソーが入居。

2階ゲームコーナー。

3階には文教堂書店が入居。

コープさっぽろ湯川店 店舗概要
開業: 1980年4月
店舗面積: 5747㎡
営業時間: 9:00~21:00
住所: 北海道函館市湯川町1丁目34-15
駐車場: 164台
HP: https://www.sapporo.coop/shop/detail.html?no=37
店内・売場の様子
時間帯: 18時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、家族連れ中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ドリームファクトリー
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 9台(5台稼働中)
セルフレジ: 無し
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: COOP商品、くらしモア
価格調査(2018年1月27日) <この価格は全て本体価格(税抜き)です>
キャベツ 298円
レタス 248円
きゅうり1本 78円
トマト(L玉、1つ) 78円
なす5本 298円
りんご1個 158円
国産牛小間切れ肉100g 208円
国産豚バラ肉100g 218円
国産鶏もも肉100g 158円
味の素冷凍ギョーザ 208円
日清フラワー小麦粉 1kg 218円
日清キャノーラ油1L 228円
キューピーマヨネーズ450g 248円
マルちゃん正麺 348円
コカ・コーラ1.5L 158円
ほろよい 99円
スーパードライ350ml 6本 1098円
卵10個 100円
井村屋あずきバーボックス 258円
明治エッセルスーパーカップ 109円
雪印コーヒー1L 138円
明治おいしい牛乳900mL 248円
単一銘柄米5kg 1750円
おかめ納豆極小粒3パック 98円
明治ブルガリアヨーグルト450g 138円
ネスカフェゴールドブレンド 80g 548円
ミツカン味ぽん360ml 188円
はごろもシーチキン 3缶 298円
カルビーポテチ60g 99円
カルビーじゃがりこ 128円
シャウエッセン 2袋 480円
ハウスバーモントカレー230g 198円
パスコ超熟6枚 無し
コープさっぽろは国内最大の生活協同組合(COOP)です。1965年に札幌市民生活協同組合として創業。バブル期には拡大路線を採り、食品のみならず衣類や家電、インテリアなども揃えた3000~4000坪の大型店を出店させたり、農場やホテル、ラーメン店経営など多角化を進めました。生協の理念とはかけ離れた経営に批判の声もありましたが、道内の生協を経営統合し、規模を拡大していきました。
しかし1997年には北海道拓殖銀行が破綻。道内経済が急速に失速する中、コープさっぽろも経営危機に陥りました。不採算事業からの撤退や従業員のリストラを進めると共に、賃金水準の引き下げも断行。日本生活協同組合連合会(日生協)から多額の資金支援を受け、理事長も迎えました。店舗のリニューアルや宅配事業の強化に取り組み、最終的には小型店を中心に43店舗を閉鎖するなど地域の痛みを伴う改革ではあったものの、業績は回復基調にあります。
2018年3月期決算の事業高(売上高)は2820億円、経常剰余(経常利益)50億を計上しています。売上の内訳をみると、スーパーなどの店舗事業は108店舗で売上高1915億円、灯油も含めた宅配事業は840億円ですが、収益の柱は宅配事業となっています。ちなみに、道内の流通業はイオン、アークス、コープさっぽろの3強体制となっており、各社3000億円程度の売上があります。今回訪れた湯川店は1980年の開業。3階建てのGMSタイプの店舗ですが直営は食料品・日用品のみで、衣料品専門店のサンキ、文教堂書店、100円ショップのダイソー、マクドナルドなどが入居しています。
湯川店は1980年の開業。床は古いままですが、什器や照明などはリニューアルされており、きれいで明るい売場といった印象です。青果売場では黒を基調とした低めの青果台を導入し、上質感を演出。導入部には高級フルーツや贈答用のカゴ入り果物ギフトを配置し、カットフルーツも充実。580円、980円とやや高めの価格帯ですが、色鮮やかなボリュームある商品も提供します。陳列もきれいに整えられているほか、小分けパックやカット野菜、生産者の顔が見える地場野菜も取り揃え、総合スーパーのような品揃えでした。
鮮魚売場も北海道産の海の幸が充実。「湯の川市場」と称したコーナーでは北海道産真たらの切り身や紅鮭の半身、北海道ではよく食卓に上る「水かすべ」「ごっこ」も展開します。自家製の干物やたらこや明太子など魚卵も豊富に揃えています。お刺身売場では中トロやウニが入った4点盛りが1180円などお手頃な感覚で販売。精肉売場では導入部にジンギスカンを配置。味付けジンギスカンや骨付きラム肉も扱っています。豚肉コーナーでは「さわらポーク」「大麦そだちの三元豚」、鶏肉では「黄金そだちの知床どり」「いぶり鶏」といったこだわりの独自ブランドを展開。
惣菜売場ではお弁当が充実しており、店内や焼き上げたピザや焼魚・煮魚惣菜など豊富に取り揃えます。揚げ物バイキングコーナーでは「コロッケまつり」と称して9種類のコロッケを50円均一で販売しており、人気を博していました。お酒売場は日本酒、ワインを中心に種類が多く、北海道の日本酒、ワインもコーナー化して訴求していました。
加工商品は全国的なナショナルブランドに加え、COOP商品や加盟する日本流通産業のくらしモアが並んでおり一般的ですが、パン売場については特殊です。北海道最大手の日糧製パンと山崎製パンの商品、フジパンと提携する地場ロバパンの商品が並んでいるものの、超熟などを展開するパスコ(敷島製パン)の商品やポケモンパンなど第一屋製パンの商品は一切見られませんでした。本州の人間からすると違和感しかありませんが、「ロバパン本仕込~」「ネオバターロール、ロバパン!」といったロバパンバージョンのCMも放送されているようです。
平日の夕方だけあって多くのお客さんで賑わっていました。レジが9台設置されているという事はそれなりの繁盛店と見るべきでしょう。専門店にもお客さんが入っており、書店には若年層の姿も見られました。価格は全体的にやや高めに感じますが、安全安心を訴求した生鮮品や、充実した品揃えで支持を集めているようです。
1月に訪問した際の記事になっております。
北海道函館市。
市電の函館アリーナ前停留所すぐのところに、コープさっぽろ湯川店はあります。
店舗外観

1階青果売場。
黒を基調とした最近のスーパーに多い青果台。

別角度から。陳列はきれいに整えられています。

「ご近所やさい」という地場野菜のコーナーも展開。

商品説明のPOPも充実しています。

ミニトマトバイキングも実施。

色鮮やかなカットフルーツは、ファミリー向けの大きなサイズも展開しています。

カットサラダもプライベートブランドを扱います。

お豆腐も自社PBを中心に品揃えしています。

節分の催事コーナー。

青果に続く鮮魚売場。

自家製の干物も販売。

明太子、たらこなどの魚卵が充実。

お刺身コーナー。

中トロやウニといった上質なネタも入っています。

魚屋のお寿司コーナー。

ごっこ汁セットも販売。

地元の鮮魚類が充実しています。

巨大な紅鮭の半身も大量陳列。

精肉売場。
精肉はアウトパックで供給しています。

北海道らしくジンギスカンも大容量パックで導入部に展開。

ファミリー向けの焼肉盛り合わせも扱っています。

「黄金そだちの知床どり」「いぶり鶏」といった独自PBも訴求。

惣菜売場。
調理風景が見えるオープンキッチン方式。

50円均一のコロッケまつり。

中華料理も豊富に揃えています。

ホールサイズで598円とお手頃価格のピザ。

298円の低価格弁当から、野菜をふんだんに使った彩りある弁当まで豊富に揃えています。

ノボリやPOPを活用し、イチオシの「北海道シュークリーム」を訴求。

ベーカリーも入っています。

加工食品売場。

冷凍食品売場。

充実した自社PBの他に加盟するくらしモアの商品も販売しています。

冷凍のジンギスカンも種類豊富に揃えています。

催事コーナーには広告の品などをボリューム陳列。

お酒コーナー。

地元北海道、函館のワインも販売。

北海道の日本酒も豊富に扱っています。

医薬品、日用品も充実。かつては直営で衣料品、住まいの品も扱っていたのでしょうか。

手前から精肉、鮮魚と続くメイン通路。

北海道地場最大手の日糧製パンの食パン。

地場ロバパンはフジパンと提携しており、「本仕込」などを展開。

北海道では、全国第2位の敷島製パン(パスコ)の工場が存在せず、供給を行っていません。

1階の衣料品コーナーを展開するサンキ。


2階には昔ながらのダイソーが入居。

2階ゲームコーナー。

3階には文教堂書店が入居。

コープさっぽろ湯川店 店舗概要
開業: 1980年4月
店舗面積: 5747㎡
営業時間: 9:00~21:00
住所: 北海道函館市湯川町1丁目34-15
駐車場: 164台
HP: https://www.sapporo.coop/shop/detail.html?no=37
店内・売場の様子
時間帯: 18時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、家族連れ中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ドリームファクトリー
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 9台(5台稼働中)
セルフレジ: 無し
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: COOP商品、くらしモア
価格調査(2018年1月27日) <この価格は全て本体価格(税抜き)です>
キャベツ 298円
レタス 248円
きゅうり1本 78円
トマト(L玉、1つ) 78円
なす5本 298円
りんご1個 158円
国産牛小間切れ肉100g 208円
国産豚バラ肉100g 218円
国産鶏もも肉100g 158円
味の素冷凍ギョーザ 208円
日清フラワー小麦粉 1kg 218円
日清キャノーラ油1L 228円
キューピーマヨネーズ450g 248円
マルちゃん正麺 348円
コカ・コーラ1.5L 158円
ほろよい 99円
スーパードライ350ml 6本 1098円
卵10個 100円
井村屋あずきバーボックス 258円
明治エッセルスーパーカップ 109円
雪印コーヒー1L 138円
明治おいしい牛乳900mL 248円
単一銘柄米5kg 1750円
おかめ納豆極小粒3パック 98円
明治ブルガリアヨーグルト450g 138円
ネスカフェゴールドブレンド 80g 548円
ミツカン味ぽん360ml 188円
はごろもシーチキン 3缶 298円
カルビーポテチ60g 99円
カルビーじゃがりこ 128円
シャウエッセン 2袋 480円
ハウスバーモントカレー230g 198円
パスコ超熟6枚 無し
コープさっぽろは国内最大の生活協同組合(COOP)です。1965年に札幌市民生活協同組合として創業。バブル期には拡大路線を採り、食品のみならず衣類や家電、インテリアなども揃えた3000~4000坪の大型店を出店させたり、農場やホテル、ラーメン店経営など多角化を進めました。生協の理念とはかけ離れた経営に批判の声もありましたが、道内の生協を経営統合し、規模を拡大していきました。
しかし1997年には北海道拓殖銀行が破綻。道内経済が急速に失速する中、コープさっぽろも経営危機に陥りました。不採算事業からの撤退や従業員のリストラを進めると共に、賃金水準の引き下げも断行。日本生活協同組合連合会(日生協)から多額の資金支援を受け、理事長も迎えました。店舗のリニューアルや宅配事業の強化に取り組み、最終的には小型店を中心に43店舗を閉鎖するなど地域の痛みを伴う改革ではあったものの、業績は回復基調にあります。
2018年3月期決算の事業高(売上高)は2820億円、経常剰余(経常利益)50億を計上しています。売上の内訳をみると、スーパーなどの店舗事業は108店舗で売上高1915億円、灯油も含めた宅配事業は840億円ですが、収益の柱は宅配事業となっています。ちなみに、道内の流通業はイオン、アークス、コープさっぽろの3強体制となっており、各社3000億円程度の売上があります。今回訪れた湯川店は1980年の開業。3階建てのGMSタイプの店舗ですが直営は食料品・日用品のみで、衣料品専門店のサンキ、文教堂書店、100円ショップのダイソー、マクドナルドなどが入居しています。
湯川店は1980年の開業。床は古いままですが、什器や照明などはリニューアルされており、きれいで明るい売場といった印象です。青果売場では黒を基調とした低めの青果台を導入し、上質感を演出。導入部には高級フルーツや贈答用のカゴ入り果物ギフトを配置し、カットフルーツも充実。580円、980円とやや高めの価格帯ですが、色鮮やかなボリュームある商品も提供します。陳列もきれいに整えられているほか、小分けパックやカット野菜、生産者の顔が見える地場野菜も取り揃え、総合スーパーのような品揃えでした。
鮮魚売場も北海道産の海の幸が充実。「湯の川市場」と称したコーナーでは北海道産真たらの切り身や紅鮭の半身、北海道ではよく食卓に上る「水かすべ」「ごっこ」も展開します。自家製の干物やたらこや明太子など魚卵も豊富に揃えています。お刺身売場では中トロやウニが入った4点盛りが1180円などお手頃な感覚で販売。精肉売場では導入部にジンギスカンを配置。味付けジンギスカンや骨付きラム肉も扱っています。豚肉コーナーでは「さわらポーク」「大麦そだちの三元豚」、鶏肉では「黄金そだちの知床どり」「いぶり鶏」といったこだわりの独自ブランドを展開。
惣菜売場ではお弁当が充実しており、店内や焼き上げたピザや焼魚・煮魚惣菜など豊富に取り揃えます。揚げ物バイキングコーナーでは「コロッケまつり」と称して9種類のコロッケを50円均一で販売しており、人気を博していました。お酒売場は日本酒、ワインを中心に種類が多く、北海道の日本酒、ワインもコーナー化して訴求していました。
加工商品は全国的なナショナルブランドに加え、COOP商品や加盟する日本流通産業のくらしモアが並んでおり一般的ですが、パン売場については特殊です。北海道最大手の日糧製パンと山崎製パンの商品、フジパンと提携する地場ロバパンの商品が並んでいるものの、超熟などを展開するパスコ(敷島製パン)の商品やポケモンパンなど第一屋製パンの商品は一切見られませんでした。本州の人間からすると違和感しかありませんが、「ロバパン本仕込~」「ネオバターロール、ロバパン!」といったロバパンバージョンのCMも放送されているようです。
平日の夕方だけあって多くのお客さんで賑わっていました。レジが9台設置されているという事はそれなりの繁盛店と見るべきでしょう。専門店にもお客さんが入っており、書店には若年層の姿も見られました。価格は全体的にやや高めに感じますが、安全安心を訴求した生鮮品や、充実した品揃えで支持を集めているようです。