東京都文教区。
有楽町線の江戸川橋駅から徒歩2分程度のところに、丸正江戸川橋店はあります。
こちらの店舗は2020年2月2日をもって閉店が発表されています。
閉店3日前に訪れましたので、ご紹介いたします。
店舗外観。
こちらは生鮮食料品、惣菜を扱う生鮮館です。

50m離れた場所にある食品館

閉店のお知らせ。

閉店の挨拶。
事業存続の為、店舗を閉める事と致しました、とあります。

食品館はすでに商品を売りくしており、店頭の買い物カートで残った商品を100円均一で対面販売していました。

加工食品を中心に販売していました。

生鮮館を見ていきましょう。
青果売場。暖かみのある照明で上質感があります。

細長い売場となっています。
入口から青果、精肉、惣菜と続き、突き当りを少し曲がって鮮魚を配置。

精肉売場。まだまだ商品も豊富。
POPも多数設置されていました。

上質なすき焼き用肉も扱います。

惣菜売場。

品揃えはやや少ない印象。

鮮魚売場。高級スーパーのような洗練された雰囲気。

ここ最近リニューアルしたのでしょうか。閉店するにはもったいないですね。

鮮魚、精肉は店内加工を実施。
お刺身は品揃えも豊富です。お値段は少し高めですが・・・

若葉店と異なり、日配品はまだ商品が十分にあります。
丸正江戸川橋店 店舗概要開業: 1976年11月
店舗面積: 約800㎡(2館合計)
営業時間:
生鮮館:月~金10時00分~22時00分、土10時00~21時00分
食品館:月~土10時00分~21時00分
(日曜 生鮮館8時30分~21時00分、
食品館8時30分~21時00分)
住所: 東京都文京区関口1-9-2
駐車場: 無し
HP:
https://www.marusho-chain.jp/storeguidance/093/2020年(令和2年)2月2日で営業を終了する丸正食品チェーン江戸川橋店を訪れました。江戸川橋店だけでなく、株式会社丸正飯塚が運営する若葉店、横浜荏子田店も同日閉店となります。1月30日現在、ボランタリーチェーン本部である丸正チェーン商事に加盟する店舗は12店となっていますが、今回3店舗の閉店で、2月3日以降は9店舗にまで縮小することになります。
野方南口店でも見られましたが、丸正は生鮮品や加工食品を別の建物で販売する店舗が多く感じます。江戸川橋店も、生鮮館と食品館が50mほど離れており、それぞれ別会計の独立した店舗となっています。お客様からすると買い回りしにくい不便さはあったと考えられます。生鮮館はレジ3台、食品館はレジ2台という事から分かるように、売上のメインは生鮮館だったようです。
従来から競合していた駅構内のコモディイイダに加え、昨年6月には1220平米の本格食品スーパー「マルエツ江戸川橋店」が自社競合も厭わずオープン(徒歩5分圏内にマルエツプチが立地)。同じ商店街にはイオン傘下の都市型小型スーパー「まいばすけっと」も出店しており、周辺の競合は激化していました。丸正も売場はリニューアルされており、生鮮館は上質感ある洗練された都市型スーパーという雰囲気でしたが、大手資本との競争に敗れました。
食品館は既に店内の商品をほとんど売りつくしており、店頭にて残った商品を100円均一で対面販売していました。生鮮館は夕方に訪れたこともあって、多くのお客さんで賑わっていました。先ほど訪れた丸正若葉店よりも商品が豊富で、まだまだ活気ある雰囲気。お客さんが店員さんと話しており、閉店を残念がる様子も見受けられました。一方で「売り尽くしセール」は行われておらず、飾りつけなども行われていませんでした。
同じく閉店する丸正若葉店の閉店挨拶と文章が異なり、こちらは「事業存続計画の一環と致しまして、小売部門を廃止する事となりました」と書かれています(若葉店は建物の老朽化の為と記載)。小売事業以外に収益となる事業があるのか非常に疑問ですが、少なくとも店舗従業員は解雇される事になり、丸正チェーン商事の中核企業であった丸正飯塚は表舞台から去ることになります。かつては仙川、目黒五本木、八王子、横浜あざみ野などと合わせ10店舗を展開していましたが、競合店に押され次々と閉店。残る丸正チェーンの中で複数店経営は野方北口店、野方南口店を運営する丸正ニューフーズのみとなります。