葛飾区堀切。
京成線の堀切菖蒲園駅から徒歩2分程度のところに、赤札堂堀切店はあります。
店舗外観。
1967年開業と、現在営業している赤札堂の中で最も古い店舗です。

別角度から

建物は4階までありますが、売場は3階までです。

店舗裏手より。

赤いニワトリが描かれた屋上広告塔。

大規模小売店舗表示板。

1フロア800平米ほどの売場ですが、エスカレーターは3階まで上下完備しています。

4階への階段は塞がれていました。かつては売場があったのでしょうか。

今時、街中でも設置されているのが珍しい公衆電話が階段の踊り場にありました。

フロアガイド。
食料品、日用品から衣料品、住まいの品まで揃える地域密着型の総合スーパーです。

まずは1階から見ていきます。
青果売場。

高級品や珍しい品を置いている訳ではありませんが、少量パックはコーナーを確保して販売。

青果売場に鍋スープコーナーを設けます。

続く鮮魚売場。

お刺身は5点盛り500円などお買い得品が並びます。

鮮魚売場で寿司も展開。
7貫入り1パックで290円の激安商品も販売します。

壁面に沿って鮮魚、精肉と続きます。

精肉売場。牛肉では脂肪分の少ない赤身肉を中心に品揃えしています。

1パックの価格が600円を超えているにも関わらず2パックで680円、3パックで1000円という驚異の販促を実施。
陳列量も多く、好評な様子です。

惣菜売場。

弁当はあまり凝った商品は置いていません。

手作りの煮物など和風総菜が充実。

2階は菓子、飲料、酒、パン、日用品などの売場となっています。

菓子売場。

簡素な陳列棚ですね。
最上段は在庫スペースとして活用。

日用消耗品、調理器具など販売します。

ペット用品、園芸用品なども充実。

3階は衣料品、住まいの品のフロア。
やはりメインは婦人服売場です。

紳士服も展開。

調理家電なども販売しています。
赤札堂堀切店 店舗概要開業: 1967年11月23日
売場面積: 2412㎡
営業時間:
[1〜2F] 10:00 ~ 22:00
[3F] 10:00 ~ 21:00
住所: 葛飾区堀切 3-7-4
駐車場: 無し
HP:
https://www.ababakafudado.co.jp/afd/shop/horikiri/店内・売場の様子時間帯: 14時頃
客数: やや少ない
客層: 高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配品中心にやや多め
売場の雰囲気: -
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: セミセルフレジ4台(3台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 普通
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 無し
赤札堂を運営する株式会社アブアブ赤札堂は1917年創業と戦前から続く老舗企業です。食品スーパー「赤札堂」とファッション専門店の「ABAB」を都内に展開。かつては関東地区に合計40店舗ほどの店舗網がありましたが、徐々に規模を縮小し2021年1月にはABAB船橋店・柏店を閉鎖。これにより店舗は東京都内のみに赤札堂10店、ABABは上野店のみとなりました(ABAB上野店には赤札堂上野店も入居)。売上高は2019年2月期で295億円となっています。
赤札堂堀切店は1967年に開業。既に54年間営業しており、現存する赤札堂の中では最も古くから続く店舗です。かつては駅の反対側に2008年開業の小型店「堀切菖蒲園店」もありましたが、2019年8月に閉店しています。建物は古いもののエスカレーターは3階まで上下方向を完備します。1階には生鮮食品と加工食品。2階に飲料、酒、菓子類と日用消耗品、ペット用品。3階には衣料品と寝具、生活用品などを揃え、小規模ながらワンストップショッピングが可能な総合スーパーとして営業しています。多くの競合他社が直営の衣料品売場を廃止し、テナントに置き換えている中、直営で肌着以外も展開するのは特筆すべき点ですね。ファッション専門店も展開しノウハウがあるためでしょうか。お客さんは高齢者ばかりではあるものの、衣料品フロアで買い物される方を何人か見かけました。
1階は青果、鮮魚、精肉、惣菜と続く一般的な配置。野菜は小分けパックは扱うもののカット野菜は少なめ。果物も含めて基本的に高級品は見られませんでした。鮮魚売場では刺身や寿司を激安で提供します。刺身は5点盛りで500円、寿司は7貫入り290円、11貫入り440円で販売。ただしいつでもこの価格という訳ではなく、曜日別の販促のようです。
精肉でも1パックの値段が600円を超えるにも関わらず2パックで680円、3パック購入で1000円という実質半額のぶっ飛んだ販促を実施。豚肉と鶏肉は価格も安く魅力的に感じますが、牛肉は上質な品が少なく、「国産交雑牛」や「3等級」といった表記が目立ち、赤身肉が中心の品揃えとなっています。ステーキ肉と表記するにはあまりに小さく、細長い肉も並んでいました。客層としてはお年寄りが中心のため、脂身の多い肉はあまり売れないのでしょうか。
惣菜売場は揚げ物、弁当は定番品に絞り込まれていますが、煮物など和惣菜は充実。鮮魚コーナーでは焼き魚を販売し、精肉コーナーでは牛すき煮や焼き肉を販売するなど、鮮魚精肉部門の食材を使った惣菜も提供しています。加工食品の品揃えは定番品が中心で、価格は頑張っていると思います。一方2階菓子売場では売場の割にアイテム数が絞り込まれているためか、やや間延びした印象を持ちました。平日昼過ぎだったため客数は少なめで高齢者が中心でしたが、1人あたりの購入量は多めに感じました。