大黒屋堀切店
- 2021/11/23
- 20:44
葛飾区堀切。
京成線の堀切菖蒲園駅から徒歩8分程度のところに、大黒屋堀切店はあります。
店舗外観。
倉庫を店舗として活用した様子。
実はこちらの店舗、最盛期は東京を中心に約50店舗を展開した大黒屋の第1号店です。
2019年4月に静岡県を中心に食品スーパーを展開するタカラ・エムシーの傘下に入って以来、
店舗の整理が進み、2021年11月現在は3店舗にまで規模が縮小しています。
FC店募集中50坪~200坪の看板もありますが、果たして現在も募集しているのでしょうか。

別角度から。

「売場全品毎日が特売の店」と掲げられています。

入口すぐの青果売場。

価格は安いものの、小分け・ハーフサイズやカット野菜など加工が必要なアイテムは置いていません。
陳列も簡素ですね。

外から見えた2階建ての倉庫部分の売場がこちら。
天井が高く開放的な空間。

日用品、加工食品を販売。

建物内にも関わらずプレハブのような建物が置かれていました。事務所として使われている様子。

加工食品売場ではカットケース陳列も目立ちました。

価格は比較的頑張っていると思います。

謎の「10丁目」

酒類はケース販売も行います。

和洋日配などの冷蔵ショーケースも設置されています。

本当にわずかですが弁当、揚げ物なども販売されていました。
千葉県南行徳にある同じ大黒流通チェーンのナカムラヤ南行徳店から運んでいるようです。

こちらもナカムラヤ南行徳店から運んでいる精肉コーナー。
まいばすけっとやアコレも下回る品揃えですが、これなら無理して扱わなくても良いと思ってしまいます。

パン売場。
かなり商品が少ないですね。

再び別の建物に繋がっており、売場は飲料、アイスクリームの売場と続いています。

飲料もケースでの販売を実施。天井も斜めになっていますが、実は床も傾いています。

大黒屋堀切店 店舗概要
開業: 1986年12月1日
売場面積: 451㎡
営業時間: 10:00 ~ 20:00
住所: 葛飾区堀切3-31-1
駐車場: 無し
HP: https://www.daikoku-cc.co.jp/store/%e5%a4%a7%e9%bb%92%e5%b1%8b%e3%80%80%e5%a0%80%e5%88%87%e5%ba%97/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: 少ない
客層: 高齢者中心
買い物内容: 野菜、加工食品中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 倉庫
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 悪い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ナカムラヤ南行徳店
鮮魚加工者: 取り扱い無し
食品レジ: 3台(2台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 無し
大黒屋は1986年に合資会社大黒商事として創業し、1995年には大黒流通チェーンを設立。コンビニサイズの都市型小型食品ディスカウントストア「大黒屋」を東京、横浜、川崎に2010年時点で43店舗展開していました。2010年8月期の売上高は88億円でしたが、その後ギガマート、エネルギースーパーたじま、ヤオヨシ、ハローマートなど首都圏の食品スーパーを次々と買収。2018年8月期には連結売上高約400億円にまで規模を拡大させました。
一方で買収した企業の中には債務超過に陥っていた企業もあり、経営状況は悪化しました。2019年4月には静岡県を中心に食品スーパー「フードマーケットマム」などを展開する株式会社タカラ・エムシーが大黒流通チェーンを買収。当時運営していたグループ合計81店舗のうち不採算店舗を閉鎖した上で、59店舗を新たに受け皿会社として設立された株式会社大黒流通チェーンへ譲渡しました。旧法人は特別清算が開始され、負債総額はグループ合計で55億円となっています。譲渡された時点で大黒屋は27店舗営業していたものの、その後も不採算店舗の整理が続き、2021年11月時点で残すはわずか3店舗(堀切、浜町、門前仲町)のみとなっています。
今回訪れた堀切店は大黒屋の第1号店です。かつての公式ページにも「1986年、葛飾区堀切に大黒屋堀切店、ゼアFC店としてオープン」と記載があります。このゼアという企業をネットで調べたのですが何も出てきませんでした。1995年にゼアとのフランチャイズ契約が終了したのを機に、株式会社大黒流通チェーンを設立し、多店舗展開を進めていくことになります。
元々倉庫として使用されていた建物を店舗として活用しています。また、増築も行っているようで、一部天井が低い箇所や、老朽化のためか床が傾いている箇所もあります。建物内にも関わらずプレハブのような建物があったり、謎な構造も見られました。ちなみにトイレはコロナのため封鎖されていますが、少し覗ける状態で、もし使えるとしても利用したくない雰囲気でした。
入口を入ると青果売場があります。ハーフサイズや小分け、カット野菜など加工に手間のかかる商品は一切無く、農家の直売所に近い品揃え。一方で価格は安いと感じます。要冷蔵の和洋日配の他、ごく少数ですが弁当、精肉も販売。南行徳にある大黒流通チェーンのナカムラヤ南行徳店から運んでいるようです。加工食品は大手ナショナルブランドのみ取り扱いますが、価格はそれなり。激安というほどでもないと感じました。飲料は種類も多く、価格も魅力的ですね。酒は種類こそ少ないもののケース販売に力を入れています。客層としては高齢者が多く、野菜や加工食品を購入していました。レジに列が出来ることもあり、近隣のお客さんからは一定の支持があるようです。
京成線の堀切菖蒲園駅から徒歩8分程度のところに、大黒屋堀切店はあります。
店舗外観。
倉庫を店舗として活用した様子。
実はこちらの店舗、最盛期は東京を中心に約50店舗を展開した大黒屋の第1号店です。
2019年4月に静岡県を中心に食品スーパーを展開するタカラ・エムシーの傘下に入って以来、
店舗の整理が進み、2021年11月現在は3店舗にまで規模が縮小しています。
FC店募集中50坪~200坪の看板もありますが、果たして現在も募集しているのでしょうか。

別角度から。

「売場全品毎日が特売の店」と掲げられています。

入口すぐの青果売場。

価格は安いものの、小分け・ハーフサイズやカット野菜など加工が必要なアイテムは置いていません。
陳列も簡素ですね。

外から見えた2階建ての倉庫部分の売場がこちら。
天井が高く開放的な空間。

日用品、加工食品を販売。

建物内にも関わらずプレハブのような建物が置かれていました。事務所として使われている様子。

加工食品売場ではカットケース陳列も目立ちました。

価格は比較的頑張っていると思います。

謎の「10丁目」

酒類はケース販売も行います。

和洋日配などの冷蔵ショーケースも設置されています。

本当にわずかですが弁当、揚げ物なども販売されていました。
千葉県南行徳にある同じ大黒流通チェーンのナカムラヤ南行徳店から運んでいるようです。

こちらもナカムラヤ南行徳店から運んでいる精肉コーナー。
まいばすけっとやアコレも下回る品揃えですが、これなら無理して扱わなくても良いと思ってしまいます。

パン売場。
かなり商品が少ないですね。

再び別の建物に繋がっており、売場は飲料、アイスクリームの売場と続いています。

飲料もケースでの販売を実施。天井も斜めになっていますが、実は床も傾いています。

大黒屋堀切店 店舗概要
開業: 1986年12月1日
売場面積: 451㎡
営業時間: 10:00 ~ 20:00
住所: 葛飾区堀切3-31-1
駐車場: 無し
HP: https://www.daikoku-cc.co.jp/store/%e5%a4%a7%e9%bb%92%e5%b1%8b%e3%80%80%e5%a0%80%e5%88%87%e5%ba%97/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: 少ない
客層: 高齢者中心
買い物内容: 野菜、加工食品中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 倉庫
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 悪い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: ナカムラヤ南行徳店
鮮魚加工者: 取り扱い無し
食品レジ: 3台(2台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 無し
大黒屋は1986年に合資会社大黒商事として創業し、1995年には大黒流通チェーンを設立。コンビニサイズの都市型小型食品ディスカウントストア「大黒屋」を東京、横浜、川崎に2010年時点で43店舗展開していました。2010年8月期の売上高は88億円でしたが、その後ギガマート、エネルギースーパーたじま、ヤオヨシ、ハローマートなど首都圏の食品スーパーを次々と買収。2018年8月期には連結売上高約400億円にまで規模を拡大させました。
一方で買収した企業の中には債務超過に陥っていた企業もあり、経営状況は悪化しました。2019年4月には静岡県を中心に食品スーパー「フードマーケットマム」などを展開する株式会社タカラ・エムシーが大黒流通チェーンを買収。当時運営していたグループ合計81店舗のうち不採算店舗を閉鎖した上で、59店舗を新たに受け皿会社として設立された株式会社大黒流通チェーンへ譲渡しました。旧法人は特別清算が開始され、負債総額はグループ合計で55億円となっています。譲渡された時点で大黒屋は27店舗営業していたものの、その後も不採算店舗の整理が続き、2021年11月時点で残すはわずか3店舗(堀切、浜町、門前仲町)のみとなっています。
今回訪れた堀切店は大黒屋の第1号店です。かつての公式ページにも「1986年、葛飾区堀切に大黒屋堀切店、ゼアFC店としてオープン」と記載があります。このゼアという企業をネットで調べたのですが何も出てきませんでした。1995年にゼアとのフランチャイズ契約が終了したのを機に、株式会社大黒流通チェーンを設立し、多店舗展開を進めていくことになります。
元々倉庫として使用されていた建物を店舗として活用しています。また、増築も行っているようで、一部天井が低い箇所や、老朽化のためか床が傾いている箇所もあります。建物内にも関わらずプレハブのような建物があったり、謎な構造も見られました。ちなみにトイレはコロナのため封鎖されていますが、少し覗ける状態で、もし使えるとしても利用したくない雰囲気でした。
入口を入ると青果売場があります。ハーフサイズや小分け、カット野菜など加工に手間のかかる商品は一切無く、農家の直売所に近い品揃え。一方で価格は安いと感じます。要冷蔵の和洋日配の他、ごく少数ですが弁当、精肉も販売。南行徳にある大黒流通チェーンのナカムラヤ南行徳店から運んでいるようです。加工食品は大手ナショナルブランドのみ取り扱いますが、価格はそれなり。激安というほどでもないと感じました。飲料は種類も多く、価格も魅力的ですね。酒は種類こそ少ないもののケース販売に力を入れています。客層としては高齢者が多く、野菜や加工食品を購入していました。レジに列が出来ることもあり、近隣のお客さんからは一定の支持があるようです。