マルトSC平沢店
- 2022/01/20
- 21:26
茨城県日立市。
JR常磐線の日立駅から徒歩25分程度のところに、マルトSC平沢店はあります。
店舗外観。
隣接してツルハドラッグが出店しています。

別角度から

入口すぐの青果売場。陳列も美しく揃えられており、上質感ある洗練された売場です。

茨城の地場野菜コーナーも導入。

間接照明やスポット照明を多く配置。

続く鮮魚売場。

子持ちなめたかれい切身を大量陳列。

丸々1尾の鮮魚も充実。紅ズワイガニ、栗ガニも販売。

マグロはびん長まぐろから本マグロ中トロまで幅広い品揃え。

精肉売場。

A5ランクの仙台牛すき焼き用肉など上質志向なアイテムを強化。

精肉と惣菜の間に和洋日配を配置します。

惣菜売場。

「お弁当・お惣菜大賞2022」寿司部門にて最優秀賞を獲得した「山葵をつけて食べる・本鮪尽くし」(1280円)。
サミットやライフなど惣菜に定評のある有力スーパーの商品を抑え1位に輝いており、POPも大量に貼って訴求しています。

ご当地のお弁当を集めた企画も実施。

「お弁当・お惣菜大賞2022」丼部門にて優秀賞を受賞した「常磐ものかつおのカツ重」。
ちなみに丼部門の最優秀賞はマミーマートが獲得しています。

加工食品売場。

CGCグループの均一価格菓子「生活志向」に加え、米菓なども158円の均一コーナーを設置。

調味料では大容量商品も扱っています。

茨城県の地酒(日本酒)も豊富な品揃え。

茨城県の焼酎もコーナー化。
酒類では高価格帯の商品も多数扱っています。

イートインコーナーが導入されていましたが、利用する方は見られませんでした。
青果売場に近い区画には花屋、真ん中はガチャガチャのコーナーとなっています。

マルトSC平沢店 店舗概要
開業: 2009年10月22日
売場面積: 1317㎡
営業時間: 9:00~21:00
住所: 茨城県日立市高鈴町1-3番1号
駐車場: 170台
HP: https://www.maruto-gp.co.jp/shop/hitachi/1282/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心に多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: セミセルフレジ4台(2台稼働中)、通常レジ1台(0台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
マルトは福島県いわき市に24店舗、茨城県に13店舗のスーパーマーケットを展開しており、福島県においてはヨークベニマルに次いで2位のシェアを持ちます。単体での売上高は690億円。調剤薬局やドラッグストアを展開する子会社「くすりのマルト」などを含めた連結では855億円の売上規模を持ちます(共に2021年3月期)。非上場のため詳細は不明ですが、経常利益率は直近で3.5%から3.6%(日本食糧新聞より)、自己資本比率は70%以上で、無借金経営を続けている(新卒採用サイトより)など堅実な経営となっています。
いわき市内においてはドミナント展開により、食料品販売の40%を占める強固な地盤を築いています。一方で新規出店に関しては、いわき市から南下して茨城県の北茨城市から水戸市を計画しており、1998年に日立市へ出店して以降店舗を増やしています。2020年12月の新聞記事では「採算割れ店舗は新しい店がある茨城地区にいくつかあるが、いわきは全て黒字店舗である。」と紹介されており、茨城県内でのシェア獲得が課題となっています。
SC(ショッピングセンター)平沢店は2009年に開業。日立市役所からほど近い住宅街に立地しており、交通量の多い通りではありませんが駐車場は170台備えています。隣接してツルハドラッグが出店。店内にはテナントが入居する区画は3つあるのですが、そのうち埋まっているのは花屋のみで、あとはガチャガチャのスペースとイートインコーナー(利用者見られず)となっていました。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と続く一般的なレイアウト。天井も高く開放的な空間で、生鮮売場では間接照明も多く、洗練された上質感を演出します。青果売場では導入部の平台でみかんを大量陳列。箱売りも行われています。野菜では地場野菜コーナーを設けるものの、珍しい品は見られず、アイテム数も少なめ。ただし陳列は野菜・果物ともに美しく揃えられており、単品のボリューム展開で旬を訴求します。
鮮魚では丸々1尾の鮮魚が充実しており、金目鯛、れんこ鯛、いさき、ソイ、石持に加えて栗ガニ、紅ズワイガニも販売。切身では「子持ちなめたかれい」を大量陳列しており、丸々1尾の状態でも販売されていました。マグロコーナーが充実しており、本マグロの赤身、中トロのサクや、本マグロお造り4点盛り(本体980円)を展開。その他のお造りは午前中で売れてしまったためか、品揃えが少なくなっていました。
精肉売場ではA5ランクの仙台牛すき焼き用肉など上質な商品も揃えます。1パック2000円を超える黒毛和牛ステーキ肉も販売。一方豚肉や鶏肉は一般的な品揃えで、価格はそれなり。味付け肉など簡便商材も多くは無いものの取り扱っています。
惣菜売場は上質志向なこだわり商品が多く、1月12日に発表されたばかりの「お弁当・お惣菜大賞2022」にて最優秀賞や入賞したことをアピールするPOPも見られました。同大賞の寿司部門においてサミット、ライフ、オオゼキ、関西スーパー、マルエツといった有力競合他社の商品を抑え最優秀賞を獲得したマルトの「山葵をつけて食べる・本鮪尽くし」(1280円)。こちらの商品は寿司コーナーの中でも大きくスペースを割いて訴求されていました。その他、受賞した「かつおのカツ重」や「タマネギ愛好カレー」など手の込んだ魅力的な商品が数多く並んでおり、期間限定だと思われますが全国のご当地弁当を集めたコーナーも展開。自分の生活圏にあれば是非利用したいと思えるような、素晴らしい品揃えでした。
加工食品は大手ナショナルブランドの他ご当地メーカーの商品も販売。加盟しているCGCのプライベートブランド商品は標準価格よりも安く販売する商品もあり、価格訴求も強化。酒類は充実しており、茨城の日本酒、焼酎もコーナー化するほか、高価格帯のウィスキーなども扱います。飲料や酒類はケース販売にも力を入れています。
レジはセミセルフレジ4台、通常レジ1台が設置されており、セミセルフレジ2台が稼働していました。土曜日の昼間としては客数が少なめで、駐車場も3割程度しか埋まっていません(この日はちょうどイトーヨーカドー日立店の営業最終日だったため、そちらにお客さんが流れた可能性あり)。一方でほとんどのお客さんがカートを使い、カゴ一杯や2カゴ分購入する方が見られるなど、客単価は高めでした。
JR常磐線の日立駅から徒歩25分程度のところに、マルトSC平沢店はあります。
店舗外観。
隣接してツルハドラッグが出店しています。

別角度から

入口すぐの青果売場。陳列も美しく揃えられており、上質感ある洗練された売場です。

茨城の地場野菜コーナーも導入。

間接照明やスポット照明を多く配置。

続く鮮魚売場。

子持ちなめたかれい切身を大量陳列。

丸々1尾の鮮魚も充実。紅ズワイガニ、栗ガニも販売。

マグロはびん長まぐろから本マグロ中トロまで幅広い品揃え。

精肉売場。

A5ランクの仙台牛すき焼き用肉など上質志向なアイテムを強化。

精肉と惣菜の間に和洋日配を配置します。

惣菜売場。

「お弁当・お惣菜大賞2022」寿司部門にて最優秀賞を獲得した「山葵をつけて食べる・本鮪尽くし」(1280円)。
サミットやライフなど惣菜に定評のある有力スーパーの商品を抑え1位に輝いており、POPも大量に貼って訴求しています。

ご当地のお弁当を集めた企画も実施。

「お弁当・お惣菜大賞2022」丼部門にて優秀賞を受賞した「常磐ものかつおのカツ重」。
ちなみに丼部門の最優秀賞はマミーマートが獲得しています。

加工食品売場。

CGCグループの均一価格菓子「生活志向」に加え、米菓なども158円の均一コーナーを設置。

調味料では大容量商品も扱っています。

茨城県の地酒(日本酒)も豊富な品揃え。

茨城県の焼酎もコーナー化。
酒類では高価格帯の商品も多数扱っています。

イートインコーナーが導入されていましたが、利用する方は見られませんでした。
青果売場に近い区画には花屋、真ん中はガチャガチャのコーナーとなっています。

マルトSC平沢店 店舗概要
開業: 2009年10月22日
売場面積: 1317㎡
営業時間: 9:00~21:00
住所: 茨城県日立市高鈴町1-3番1号
駐車場: 170台
HP: https://www.maruto-gp.co.jp/shop/hitachi/1282/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心に多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: セミセルフレジ4台(2台稼働中)、通常レジ1台(0台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
マルトは福島県いわき市に24店舗、茨城県に13店舗のスーパーマーケットを展開しており、福島県においてはヨークベニマルに次いで2位のシェアを持ちます。単体での売上高は690億円。調剤薬局やドラッグストアを展開する子会社「くすりのマルト」などを含めた連結では855億円の売上規模を持ちます(共に2021年3月期)。非上場のため詳細は不明ですが、経常利益率は直近で3.5%から3.6%(日本食糧新聞より)、自己資本比率は70%以上で、無借金経営を続けている(新卒採用サイトより)など堅実な経営となっています。
いわき市内においてはドミナント展開により、食料品販売の40%を占める強固な地盤を築いています。一方で新規出店に関しては、いわき市から南下して茨城県の北茨城市から水戸市を計画しており、1998年に日立市へ出店して以降店舗を増やしています。2020年12月の新聞記事では「採算割れ店舗は新しい店がある茨城地区にいくつかあるが、いわきは全て黒字店舗である。」と紹介されており、茨城県内でのシェア獲得が課題となっています。
SC(ショッピングセンター)平沢店は2009年に開業。日立市役所からほど近い住宅街に立地しており、交通量の多い通りではありませんが駐車場は170台備えています。隣接してツルハドラッグが出店。店内にはテナントが入居する区画は3つあるのですが、そのうち埋まっているのは花屋のみで、あとはガチャガチャのスペースとイートインコーナー(利用者見られず)となっていました。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と続く一般的なレイアウト。天井も高く開放的な空間で、生鮮売場では間接照明も多く、洗練された上質感を演出します。青果売場では導入部の平台でみかんを大量陳列。箱売りも行われています。野菜では地場野菜コーナーを設けるものの、珍しい品は見られず、アイテム数も少なめ。ただし陳列は野菜・果物ともに美しく揃えられており、単品のボリューム展開で旬を訴求します。
鮮魚では丸々1尾の鮮魚が充実しており、金目鯛、れんこ鯛、いさき、ソイ、石持に加えて栗ガニ、紅ズワイガニも販売。切身では「子持ちなめたかれい」を大量陳列しており、丸々1尾の状態でも販売されていました。マグロコーナーが充実しており、本マグロの赤身、中トロのサクや、本マグロお造り4点盛り(本体980円)を展開。その他のお造りは午前中で売れてしまったためか、品揃えが少なくなっていました。
精肉売場ではA5ランクの仙台牛すき焼き用肉など上質な商品も揃えます。1パック2000円を超える黒毛和牛ステーキ肉も販売。一方豚肉や鶏肉は一般的な品揃えで、価格はそれなり。味付け肉など簡便商材も多くは無いものの取り扱っています。
惣菜売場は上質志向なこだわり商品が多く、1月12日に発表されたばかりの「お弁当・お惣菜大賞2022」にて最優秀賞や入賞したことをアピールするPOPも見られました。同大賞の寿司部門においてサミット、ライフ、オオゼキ、関西スーパー、マルエツといった有力競合他社の商品を抑え最優秀賞を獲得したマルトの「山葵をつけて食べる・本鮪尽くし」(1280円)。こちらの商品は寿司コーナーの中でも大きくスペースを割いて訴求されていました。その他、受賞した「かつおのカツ重」や「タマネギ愛好カレー」など手の込んだ魅力的な商品が数多く並んでおり、期間限定だと思われますが全国のご当地弁当を集めたコーナーも展開。自分の生活圏にあれば是非利用したいと思えるような、素晴らしい品揃えでした。
加工食品は大手ナショナルブランドの他ご当地メーカーの商品も販売。加盟しているCGCのプライベートブランド商品は標準価格よりも安く販売する商品もあり、価格訴求も強化。酒類は充実しており、茨城の日本酒、焼酎もコーナー化するほか、高価格帯のウィスキーなども扱います。飲料や酒類はケース販売にも力を入れています。
レジはセミセルフレジ4台、通常レジ1台が設置されており、セミセルフレジ2台が稼働していました。土曜日の昼間としては客数が少なめで、駐車場も3割程度しか埋まっていません(この日はちょうどイトーヨーカドー日立店の営業最終日だったため、そちらにお客さんが流れた可能性あり)。一方でほとんどのお客さんがカートを使い、カゴ一杯や2カゴ分購入する方が見られるなど、客単価は高めでした。