4/30閉店 スーパーヤマザキ鶴川店
- 2022/05/01
- 22:33
東京都町田市。
小田急線の鶴川駅から徒歩20分程度のところに、スーパーヤマザキ鶴川店はあります。
こちらの店舗は2022年4月30日をもって営業を終了致しました。
閉店当日に訪れましたのでご紹介いたします。
店舗外観

約4400人が暮らす鶴川団地の商業区画「鶴川団地センター名店街」の中に店舗はあります。

他の商店は団地の1階に入居しますが、スーパーヤマザキは独立した建物です。

店舗裏手より。
現在は蔦で覆われていますが、左側の外壁に「スーパーヤマザキ」の文字が書かれていたそうです。

閉店のご案内。

閉店セールを開催。

入口すぐの青果売場。わずかに商品が残っていました。

年季の入った什器。

続く精肉売場。

壁に空いている穴は全館空調の吹き出し口でしょうか。
「FRESHMEAT」など売場の案内も相当昔のまま残されており、昭和の雰囲気を色濃く残しています。

精肉から鮮魚へと続きます。

鮮魚売場。精肉と異なり棚板やPOPなどは外されていません。

床や天井にも汚れが目立ちます。
大手企業であれば既に何年も前に建替えや改装を行っている傷み具合です。

営業最終日はパンも並んでいませんでした。
天井の案内に「ヤマザキパン」と書いてある通り、スーパーヤマザキやデイリーヤマザキでは山崎製パン以外のパンは扱いません。

惣菜売場。

スーパーヤマザキは共同仕入機構のCGCに加盟していますが、こちらのポスターはかなり古いものですね。

「YAMAZAKI」のロゴも独特です。

洋日配コーナーにもわずかに商品が並んでいました。
冷蔵・冷凍ショーケースが不足していたようで、増設した様子が見られました。

加工食品売場。一部の照明は消されていました。

加工食品は20%引きによりほぼ完売となっていました。

ヤマザキ春のパン祭りのポスターと桜の描かれたシート。
パン祭り最終日である4月30日までの営業となりました。

閉店の挨拶がありましたので、動画でご紹介致します。
閉店後の店舗。

スーパーヤマザキ鶴川店 店舗概要
開業: 1967年12月26日
売場面積: 461㎡
営業時間: 09: 30 ~ 21: 00
住所: 東京都町田市鶴川6-7-2
駐車場: 30台
日本住宅公団(現在の都市再生機構)が主体となって開発され、1967年に完成し入居が開始された町田市の鶴川団地。その鶴川団地の商業区画である「鶴川団地センター名店街」の中核として、1967年12月26日にスーパーヤマザキ1号店の鶴川店がオープンしました。山崎製パンの小売事業としては、全国1389店舗(2021年末時点)を展開するコンビニ「デイリーヤマザキ」が主力となっており、スーパーヤマザキは最盛期でも13店舗(1995年時点)の規模に留まっています。今回の鶴川店閉店に続いて5月末には東久留米西口店も閉店となり、残すは7店舗のみとなります。
閉店当日のみ訪れましたが、27日から加工食品などが全品20%引きとなっており、売場の商品はほぼ完売となっていました。生鮮品もほとんど仕入れを行っておらず、がらんとした売場をお客さんが眺めている様子が目立ちました。売場は長年改装されておらず、昭和の雰囲気を色濃く残しています。天井や床には汚れが目立ち、什器も年季を感じさせます。全館空調の吹き出し口が天井近くの壁に並んでいるのも特徴的ですね。
閉店の挨拶には地域住民およそ20人が立ち会い、別れを惜しんでいました。店長からの挨拶では、自身が4歳の時にこの店がオープンしたという話もあり、歴史の長さを窺い知ることが出来ました。商店街の会長から花束が贈られ、従業員や歴代の店長も見守る中、閉店となりました。
スーパーヤマザキ鶴川店の昨年の年商は約4億8000万円(日本スーパー名鑑より)。本格的な食品スーパーでは厳しい数字ですが、500㎡以下の小規模店にとっては悪くない数字です。ここ数年は近隣に競合の新規出店も無く、2016年にはおよそ300メートル先の「三和鶴川団地店」が撤退するなど、店にとって良い影響もありました。
一方で鶴川団地は1967年の入居開始から54年が経過し、住民の高齢化や人口減少が進行。消費・購買力の低下により、周辺のスーパー・商店の売上が年々減少していくのは容易に想像できます。スーパーヤマザキも、老朽化に伴う建替えや改修の費用と、今後営業を継続した場合の収益を考慮し、撤退を決めたのではないでしょうか。建物・売場の老朽化は著しく、他社が跡地に出店する場合でも建替えか大規模な改修工事が必要になるでしょう。面積が小さいため、本格的なスーパーの出店は望めませんが、イオン系列の「ビッグ・エー」などは可能性があると思われます。
小田急線の鶴川駅から徒歩20分程度のところに、スーパーヤマザキ鶴川店はあります。
こちらの店舗は2022年4月30日をもって営業を終了致しました。
閉店当日に訪れましたのでご紹介いたします。
店舗外観

約4400人が暮らす鶴川団地の商業区画「鶴川団地センター名店街」の中に店舗はあります。

他の商店は団地の1階に入居しますが、スーパーヤマザキは独立した建物です。

店舗裏手より。
現在は蔦で覆われていますが、左側の外壁に「スーパーヤマザキ」の文字が書かれていたそうです。

閉店のご案内。

閉店セールを開催。

入口すぐの青果売場。わずかに商品が残っていました。

年季の入った什器。

続く精肉売場。

壁に空いている穴は全館空調の吹き出し口でしょうか。
「FRESHMEAT」など売場の案内も相当昔のまま残されており、昭和の雰囲気を色濃く残しています。

精肉から鮮魚へと続きます。

鮮魚売場。精肉と異なり棚板やPOPなどは外されていません。

床や天井にも汚れが目立ちます。
大手企業であれば既に何年も前に建替えや改装を行っている傷み具合です。

営業最終日はパンも並んでいませんでした。
天井の案内に「ヤマザキパン」と書いてある通り、スーパーヤマザキやデイリーヤマザキでは山崎製パン以外のパンは扱いません。

惣菜売場。

スーパーヤマザキは共同仕入機構のCGCに加盟していますが、こちらのポスターはかなり古いものですね。

「YAMAZAKI」のロゴも独特です。

洋日配コーナーにもわずかに商品が並んでいました。
冷蔵・冷凍ショーケースが不足していたようで、増設した様子が見られました。

加工食品売場。一部の照明は消されていました。

加工食品は20%引きによりほぼ完売となっていました。

ヤマザキ春のパン祭りのポスターと桜の描かれたシート。
パン祭り最終日である4月30日までの営業となりました。

閉店の挨拶がありましたので、動画でご紹介致します。
閉店後の店舗。

スーパーヤマザキ鶴川店 店舗概要
開業: 1967年12月26日
売場面積: 461㎡
営業時間: 09: 30 ~ 21: 00
住所: 東京都町田市鶴川6-7-2
駐車場: 30台
日本住宅公団(現在の都市再生機構)が主体となって開発され、1967年に完成し入居が開始された町田市の鶴川団地。その鶴川団地の商業区画である「鶴川団地センター名店街」の中核として、1967年12月26日にスーパーヤマザキ1号店の鶴川店がオープンしました。山崎製パンの小売事業としては、全国1389店舗(2021年末時点)を展開するコンビニ「デイリーヤマザキ」が主力となっており、スーパーヤマザキは最盛期でも13店舗(1995年時点)の規模に留まっています。今回の鶴川店閉店に続いて5月末には東久留米西口店も閉店となり、残すは7店舗のみとなります。
閉店当日のみ訪れましたが、27日から加工食品などが全品20%引きとなっており、売場の商品はほぼ完売となっていました。生鮮品もほとんど仕入れを行っておらず、がらんとした売場をお客さんが眺めている様子が目立ちました。売場は長年改装されておらず、昭和の雰囲気を色濃く残しています。天井や床には汚れが目立ち、什器も年季を感じさせます。全館空調の吹き出し口が天井近くの壁に並んでいるのも特徴的ですね。
閉店の挨拶には地域住民およそ20人が立ち会い、別れを惜しんでいました。店長からの挨拶では、自身が4歳の時にこの店がオープンしたという話もあり、歴史の長さを窺い知ることが出来ました。商店街の会長から花束が贈られ、従業員や歴代の店長も見守る中、閉店となりました。
スーパーヤマザキ鶴川店の昨年の年商は約4億8000万円(日本スーパー名鑑より)。本格的な食品スーパーでは厳しい数字ですが、500㎡以下の小規模店にとっては悪くない数字です。ここ数年は近隣に競合の新規出店も無く、2016年にはおよそ300メートル先の「三和鶴川団地店」が撤退するなど、店にとって良い影響もありました。
一方で鶴川団地は1967年の入居開始から54年が経過し、住民の高齢化や人口減少が進行。消費・購買力の低下により、周辺のスーパー・商店の売上が年々減少していくのは容易に想像できます。スーパーヤマザキも、老朽化に伴う建替えや改修の費用と、今後営業を継続した場合の収益を考慮し、撤退を決めたのではないでしょうか。建物・売場の老朽化は著しく、他社が跡地に出店する場合でも建替えか大規模な改修工事が必要になるでしょう。面積が小さいため、本格的なスーパーの出店は望めませんが、イオン系列の「ビッグ・エー」などは可能性があると思われます。