西友河辺店
- 2022/05/10
- 21:05
東京都青梅市。
JR青梅線の河辺駅から徒歩2分程度のところに、西友河辺店はあります。
店舗外観

店舗裏手より。

屋上の出入口。

駐車場は4階と屋上に設けられています。

駅側の入口。

大規模小売店舗表示板。

建物内には、かつて西友と同じセゾングループだったファミリーレストラン「CASA(カーサ)」が営業していました。
セゾングループ解体後は売却を経て個室居酒屋チェーンのアンドモワ株式会社が運営していましたが、2020年6月5日にコロナウイルスの影響で同社は一時全店舗を休業。資金繰りも厳しく、2021年10月には事業を停止し、翌年3月末に破産を申請しました。
店の外にも「閉店のお知らせ」と「臨時休業のお知らせ」が貼ってあり、休業後に営業を再開しなかった経緯が見受けられます。

フロアガイド

外観も丸みを帯びた特徴的な建物ですが、平面図もその通り描かれています。
売場はきれいな長方形ですが、バックヤードが使いにくそうですね。

青梅市の姉妹都市であるドイツのボッパルト市にちなんで付けられた市民ホール「ボッパルトホール」。
写真展、美術展が開催されることもあるそうです。

まずは地下1階、食料品フロアから見ていきます。
導入部では契約農家直送野菜を展開。

品揃えは一般的な西友です。

続いて精肉を配置。

牛肉では定番の巨大アンガスステーキ肉の他、100g1080円の黒毛和牛サーロインステーキなど幅広く品揃え。

鮮魚売場。
調理場が見えるような構造ではありませんが、店内調理は実施しています。

お刺身やサクは種類が少なめ。

かつおのたたきを訴求。
刺身、のっけ盛り、カルパッチョなど様々な食べ方を提案し、陳列量も十分です。

惣菜売場。

店内で製造した弁当も豊富に揃えます。

直営のベーカリーも導入。

洋日配コーナーではベーカリー商品のワッフルを訴求。

和日配コーナーでは他の西友であまり見られないカットケース陳列を実施。
イオン(旧ダイエー)系列のディスカウントストア「ビッグ・エー」やヨーク運営のディスカウントストア「ヨークプライス(旧ザ・プライス)」などでは目にする手法ですね。

飲料・酒コーナー。
扉付きのリーチインショーケースがずらっと並んでいます。

地元青梅市の「小澤酒造」が製造する日本酒「澤乃井」も販売。

1階は婦人服と日用消耗品のフロア。

婦人服コーナー。

日用消耗品コーナー。

2階は紳士服、子供服、肌着のフロア。

子供服コーナー。

旅行バッグや靴なども販売。

2階にはカフェ&レストラン「クーポール」が入居しています。

3階は住まいの品フロア。

調理家電や、品揃えは少ないものの白物家電も扱っています。

自転車コーナー。

子供向け玩具コーナー。

100円ショップのセリアを導入していますが、売場はそこまで広くありません。

西友河辺店 店舗概要
開業: 1980年4月26日
売場面積: 9673㎡
営業時間:
B1、1階 24時間営業
2、3階 9:00〜22:00
住所: 東京都青梅市河辺町10-9-1
駐車場: 277台
HP: https://www.seiyu.co.jp/shop/%E8%A5%BF%E5%8F%8B%E6%B2%B3%E8%BE%BA%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや少ない(上層階は閑散)
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 簡素
品出し・前出し: 普通
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 洋楽
精肉加工者: 西友川越食品流通センター
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: セミセルフレジ5台(2台稼働中)(精算機9台)
完全セルフレジ: 5台
トイレ: 普通
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり(直営)
プライベートブランド: みなさまのお墨付き、きほんのき
東京都青梅市の中でも利用者数が最多の駅が河辺駅です。最多とは言っても乗車人員は約1万人(コロナ前でも1万3000人程度)で、駅前に西友とイオンスタイル(元とうきゅう)が立地するのはオーバーストア状態にも思えます。東急ストアが運営する総合スーパー業態「河辺とうきゅう」時代にも訪れたことがありますが、当時から西友の方が苦戦していた印象でした。
河辺とうきゅうが2019年4月末で閉店し、同年8月9日にはイオンスタイル河辺が居抜き出店。河辺とうきゅう時代においても直営売場を順次削減し、テナント比率は高められていましたが、イオンも引き続き2階食料品売場が中心の売場構成となりました。一方で西友は2020年9月に3階に100円ショップ「セリア」を導入したものの、いまだに直営比率が非常に高くなっています。
地下1階の食料品売場はエスカレーターを降りると青果、鮮魚、精肉、惣菜と並ぶ一般的な配置。エスカレーターの方向ですが、駅から歩いて来店するとわざわざ反対側まで行かなくてはならないのは不便に感じました。正面入口の横にある、直接地下へ入店出来る階段を利用する方が多いのはそのためでしょう。品揃えは一般的な西友で、生鮮品の陳列量を見るとそこまで厳しい売上ではないようです。惣菜、刺身などを売場に陳列する際には、店内放送で「ただいま出来立てをご用意しております」という自動放送が流れており、良い取り組みだと感じました。客数は少なめで、徒歩や自転車での来店客も多いためか客単価もあまり高くはありませんでした。
1階から3階にかけての衣料品、住まいの品フロアは閑散としていましたが、3階セリアは集客している様子。4階には青梅市が姉妹都市を結んでいるドイツのボッパルト市にちなんだ「ボッパルトホール」が設置されています。訪れた日は使用されていませんでしたが、絵画展などが催される事もあるようです。説明文の「西ドイツ」という言葉が時代を感じさせます。
ちなみにエスカレーターは3階までしか設置されておらず、4階と屋上へは1台しかないエレベーターか階段で行くことになります。お客さんを見ていると地下で買い物したあとにエスカレーターで3階まで行き、階段で4階へ上がる方が多く感じました。競合イオンは駐車場がある5階から8階まで全てエスカレーター、エレベーターで接続しており、車で来店する際の利便性はイオンが優位に立っています。
JR青梅線の河辺駅から徒歩2分程度のところに、西友河辺店はあります。
店舗外観

店舗裏手より。

屋上の出入口。

駐車場は4階と屋上に設けられています。

駅側の入口。

大規模小売店舗表示板。

建物内には、かつて西友と同じセゾングループだったファミリーレストラン「CASA(カーサ)」が営業していました。
セゾングループ解体後は売却を経て個室居酒屋チェーンのアンドモワ株式会社が運営していましたが、2020年6月5日にコロナウイルスの影響で同社は一時全店舗を休業。資金繰りも厳しく、2021年10月には事業を停止し、翌年3月末に破産を申請しました。
店の外にも「閉店のお知らせ」と「臨時休業のお知らせ」が貼ってあり、休業後に営業を再開しなかった経緯が見受けられます。

フロアガイド

外観も丸みを帯びた特徴的な建物ですが、平面図もその通り描かれています。
売場はきれいな長方形ですが、バックヤードが使いにくそうですね。

青梅市の姉妹都市であるドイツのボッパルト市にちなんで付けられた市民ホール「ボッパルトホール」。
写真展、美術展が開催されることもあるそうです。

まずは地下1階、食料品フロアから見ていきます。
導入部では契約農家直送野菜を展開。

品揃えは一般的な西友です。

続いて精肉を配置。

牛肉では定番の巨大アンガスステーキ肉の他、100g1080円の黒毛和牛サーロインステーキなど幅広く品揃え。

鮮魚売場。
調理場が見えるような構造ではありませんが、店内調理は実施しています。

お刺身やサクは種類が少なめ。

かつおのたたきを訴求。
刺身、のっけ盛り、カルパッチョなど様々な食べ方を提案し、陳列量も十分です。

惣菜売場。

店内で製造した弁当も豊富に揃えます。

直営のベーカリーも導入。

洋日配コーナーではベーカリー商品のワッフルを訴求。

和日配コーナーでは他の西友であまり見られないカットケース陳列を実施。
イオン(旧ダイエー)系列のディスカウントストア「ビッグ・エー」やヨーク運営のディスカウントストア「ヨークプライス(旧ザ・プライス)」などでは目にする手法ですね。

飲料・酒コーナー。
扉付きのリーチインショーケースがずらっと並んでいます。

地元青梅市の「小澤酒造」が製造する日本酒「澤乃井」も販売。

1階は婦人服と日用消耗品のフロア。

婦人服コーナー。

日用消耗品コーナー。

2階は紳士服、子供服、肌着のフロア。

子供服コーナー。

旅行バッグや靴なども販売。

2階にはカフェ&レストラン「クーポール」が入居しています。

3階は住まいの品フロア。

調理家電や、品揃えは少ないものの白物家電も扱っています。

自転車コーナー。

子供向け玩具コーナー。

100円ショップのセリアを導入していますが、売場はそこまで広くありません。

西友河辺店 店舗概要
開業: 1980年4月26日
売場面積: 9673㎡
営業時間:
B1、1階 24時間営業
2、3階 9:00〜22:00
住所: 東京都青梅市河辺町10-9-1
駐車場: 277台
HP: https://www.seiyu.co.jp/shop/%E8%A5%BF%E5%8F%8B%E6%B2%B3%E8%BE%BA%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや少ない(上層階は閑散)
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 簡素
品出し・前出し: 普通
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 洋楽
精肉加工者: 西友川越食品流通センター
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: セミセルフレジ5台(2台稼働中)(精算機9台)
完全セルフレジ: 5台
トイレ: 普通
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり(直営)
プライベートブランド: みなさまのお墨付き、きほんのき
東京都青梅市の中でも利用者数が最多の駅が河辺駅です。最多とは言っても乗車人員は約1万人(コロナ前でも1万3000人程度)で、駅前に西友とイオンスタイル(元とうきゅう)が立地するのはオーバーストア状態にも思えます。東急ストアが運営する総合スーパー業態「河辺とうきゅう」時代にも訪れたことがありますが、当時から西友の方が苦戦していた印象でした。
河辺とうきゅうが2019年4月末で閉店し、同年8月9日にはイオンスタイル河辺が居抜き出店。河辺とうきゅう時代においても直営売場を順次削減し、テナント比率は高められていましたが、イオンも引き続き2階食料品売場が中心の売場構成となりました。一方で西友は2020年9月に3階に100円ショップ「セリア」を導入したものの、いまだに直営比率が非常に高くなっています。
地下1階の食料品売場はエスカレーターを降りると青果、鮮魚、精肉、惣菜と並ぶ一般的な配置。エスカレーターの方向ですが、駅から歩いて来店するとわざわざ反対側まで行かなくてはならないのは不便に感じました。正面入口の横にある、直接地下へ入店出来る階段を利用する方が多いのはそのためでしょう。品揃えは一般的な西友で、生鮮品の陳列量を見るとそこまで厳しい売上ではないようです。惣菜、刺身などを売場に陳列する際には、店内放送で「ただいま出来立てをご用意しております」という自動放送が流れており、良い取り組みだと感じました。客数は少なめで、徒歩や自転車での来店客も多いためか客単価もあまり高くはありませんでした。
1階から3階にかけての衣料品、住まいの品フロアは閑散としていましたが、3階セリアは集客している様子。4階には青梅市が姉妹都市を結んでいるドイツのボッパルト市にちなんだ「ボッパルトホール」が設置されています。訪れた日は使用されていませんでしたが、絵画展などが催される事もあるようです。説明文の「西ドイツ」という言葉が時代を感じさせます。
ちなみにエスカレーターは3階までしか設置されておらず、4階と屋上へは1台しかないエレベーターか階段で行くことになります。お客さんを見ていると地下で買い物したあとにエスカレーターで3階まで行き、階段で4階へ上がる方が多く感じました。競合イオンは駐車場がある5階から8階まで全てエスカレーター、エレベーターで接続しており、車で来店する際の利便性はイオンが優位に立っています。