イトーヨーカドー綾瀬店
- 2022/06/06
- 23:05
東京都足立区。
JR常磐線、東京メトロの綾瀬駅から徒歩2分程度のところに、イトーヨーカドー綾瀬店はあります。
店舗外観。
駅前立地で地下1階、地上6階まで7フロア展開する多層階GMSです。

別角度から。機械式駐車場が完備されており、76台が収容可能です。

店舗裏手から。
屋上広告塔に鳩は戻っていません。

定礎板。

フロアガイド。2020年11月にリニューアルしており、従来衣料品・住まいの品などと呼ばれていたフロアを「新しい生活様式のフロア」へ改称しています。

地下食料品売場から見ていきます。

東京の青物市場が由来の「やっちゃば」コーナーを導入部に展開。

充実のカットフルーツ。

輸入フルーツにも力を入れており、ココナッツやマンゴーを販売。ちなみにココナッツの下の青いバナナは飾りで購入することは出来ません。

キウイフルーツの空き箱で装飾も行います。

野菜は「顔が見える野菜」や有機野菜など安全・安心さを訴求した品揃え。

木目調で上質感ある空間となっています。
青果に続いて和日配、精肉と配置。

精肉売場。量り売りの対面販売コーナーは導入していませんが、店内加工を実施。

個食サイズのローストビーフサラダも販売。

セブンプレミアムのアメリカ産アンガスビーフステーキ肉を大量陳列。

味付け肉も店内加工で提供。レシピ紹介や見本品の展示、手書きPOPなど創意工夫ある売場ですね。

鮮魚売場。
モニターでの販促の他、関連陳列にも積極的で、醤油皿まで販売しています。

「食べきりのお刺身集めました」というPOP通り、大人数向けの盛り合わせは扱いません。

乳酸菌飲料コーナー。
加工食品、日配品では電子棚札を導入。

デザートコーナーでもセブンプレミアムを訴求。

惣菜売場。

セブンプレミアムのレトルトパウチ商品も販売。

健康志向で彩り豊かなお弁当も並びます。

握り寿司コーナー。

焼き鳥も種類豊富に展開。

パンコーナーでは地域商品として、堀切菖蒲園に店舗のある「堀口ベーカリー」の商品も扱います。

加工食品売場。

他のイトーヨーカドーではあまり見られない高級・こだわりの品を強化しています。
「ドレッシングセレクション」

「オリーブオイルセレクション」
商品説明のPOPも設置されています。

フリーズドライ商品はセブンプレミアム含めて2ゴンドラ分で展開。

カップラーメンはジャンブル陳列を実施。
お買い得品など目立たせたい商品は紙のプライスカードで対応しています。

「プチ贅沢ワイン」コーナー。
スパークリングワインなどを冷やして提供します。

輸入ビール、クラフトビールも強化。味わいをマップにして紹介していました。

180mlサイズの日本各地の地酒を販売。298円から318円というお手頃な価格で飲み比べが出来るようになっています。

1階には総合スーパー業態ならではの催事場スペースが確保されており、この日は「北の味覚市」が行われていました。

1階は化粧品、日用消耗品などのフロア。

2階「新しい生活様式のフロア」
婦人服コーナー。

紳士フォーマルコーナー。

Yシャツも豊富に揃えます。

3階にはABCマートも入居しますが、直営でも靴を販売。

2階に紳士服、婦人服を配置し、3階に肌着と住まいの品を展開。
家庭用品、調理器具コーナー。

寝具コーナー。

靴下コーナー。

靴専門店「ABCマート」が入居。

直営は3階までで、4階から6階は全てテナントで埋められています。
時代の流れというほか無いでしょうが、衣料品専門店は出店しておらず、衣料品は直営で継続していく方針のようです。
こちらは2020年のリニューアル前より入居していた「くまざわ書店」

家具・インテリア販売のニトリが展開する都市型小型業態「デコホーム」

5階に入居する家電量販店「ノジマ」

5階から6階に設置された吹き抜け。

特徴的な照明ですね。

6階に入居する100円ショップ「キャン・ドゥ」

セブンカルチャークラブも入居します。

イトーヨーカドー綾瀬店 店舗概要
開業: 1983年04月21日
売場面積: 9970㎡
営業時間: 10:00-22:00(2F- 6F 10:00-21:00)
住所: 東京都足立区綾瀬3-4-25
駐車場: 76台(他36台)
HP: https://blog.itoyokado.co.jp/shop/117/index.html
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 特筆なし
品出し・前出し: 普通
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 洋楽
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ8台(5台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: あり(多い)
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: セブンプレミアム
店番は117と、そこまで古くは無いと思ってしまいますが、それでも開業から39年を迎えるイトーヨーカドー綾瀬店です。地下1階、地上6階の7フロアで営業するものの、駅前という立地もあり1フロアあたりはあまり広くなく、売場面積は9970平米に留まっています。一方で店舗に隣接して機械式駐車場が完備されており、76台を収容可能となっています。
以前はほぼ全フロア直営で展開していましたが、業績不振に陥っているイトーヨーカ堂の構造改革に伴い、2020年11月にテナントを導入しSC化を目指すリニューアルを実施。家電量販店「ノジマ」家具・インテリア「ニトリデコホーム」靴専門店「ABCマート」を誘致し、4階から6階は全て専門店のフロアとなりました(くまざわ書店とキャン・ドゥは以前から入居)。2階3階は「新しい生活様式のフロア」と改称されていますが、引き続き衣料品・住まいの品を扱っています。
食料品は1階へは拡大しておらず、地下1階のみで販売されているため、やや手狭な印象を持ちます。決して品揃えが悪いという訳ではありませんが、加工食品ゴンドラの間に通路が無く、ピーク時にはレジ前と壁面の精肉鮮魚前の通路が混み合いそうです。エスカレーターを降りて青果、精肉、鮮魚、惣菜と配置。青果ではカットフルーツやカット野菜、簡便調理アイテムなどが充実しており、時短ニーズの取り込みを図ります。珍しい野菜などは無いものの、オリジナル商品「顔が見える野菜」や有機野菜など安心さを訴求した品揃えも展開。高級な果物はあまり扱っていませんが、輸入フルーツコーナーではココナッツが並んでいました。
精肉では店内加工を実施。売上上位店では導入されている量り売りの対面販売コーナーはありませんでした。導入部でもセブンプレミアムのアメリカ産アンガスビーフステーキ肉など低価格アイテムを中心に大量陳列で訴求。味付け肉も店内加工で提供しており、牛豚鶏それぞれフライパンで焼くだけというアイテムを豊富に揃えます。鮮魚も丸々一尾での販売はほぼ行っておらず、お刺身やサクでの販売が中心。上質な本マグロは単品お造りでのみ販売されており、盛り合わせは4点盛り798円や少量な5点盛り598円などお手頃な価格帯に抑えています。売場のPOPにも「食べきりのお刺身集めました」とあり、商圏内に少人数・単身世帯が多いことを考慮しているようです。
惣菜でも凝った商品は見られませんでしたが、イオン・西友など大手他社と比べてもお弁当は店内調理の比率が高く、健康志向な商品からボリューム感のある商品まで、彩りも豊かで魅力的に感じました。惣菜売場に小型の平台冷蔵ショーケースを配置し、ビールを販売するのは良い取り組みだと思います。サラダや和惣菜も充実しているほか、セブンプレミアムのレトルトパウチ惣菜も前面に押し出します。
加工食品売場では他のイトーヨーカドーではあまり見られない高級・こだわりの品を強化しています。「ドレッシングセレクション」「オリーブオイルセレクション」といったコーナーをつくり、照明を当てることで他の商品よりも際立たせ、差別化を図ります。加工食品と日配品の売場では電子棚札が導入されていますが、広告の品やお買い得品には紙のプライスカードを用意しており、目立たせる工夫が見られました。一方でセブンプレミアムの構成比も高く、大手NBと並べて比較してもらうというよりも「セブンプレミアム」コーナーを作って訴求する棚割りが目立ちました。
酒売場はあまり広くないものの(イトーヨーカ堂自体がそこまで酒部門に力を入れていない)、日本酒では「蔵べる(くらべる)」というコーナーを設置しており、180mlサイズの日本各地の地酒を販売。298円から318円というお手頃な価格で飲み比べが出来るようになっています。
食品フロアのレジは通常レジのみを8台設置しており、完全セルフレジもセミセルフレジも共に未導入となっています。イトーヨーカドーだけでなく、他社も含めて今時珍しいのではないでしょうか。平日15時頃だったため、客数自体多い時間帯ではありませんが、競合の東急ストアに比べても若干少なく見受けられました。食料品の客単価は同程度。一方衣料品・肌着コーナーは平日としては客数が多く、主婦や高齢者が中心ですが購入客もおり、一定の需要があるようです。住まいの品コーナーは閑散としていました。上層階のテナントも6階キャン・ドゥを除くと客足はまばらでした。
JR常磐線、東京メトロの綾瀬駅から徒歩2分程度のところに、イトーヨーカドー綾瀬店はあります。
店舗外観。
駅前立地で地下1階、地上6階まで7フロア展開する多層階GMSです。

別角度から。機械式駐車場が完備されており、76台が収容可能です。

店舗裏手から。
屋上広告塔に鳩は戻っていません。

定礎板。

フロアガイド。2020年11月にリニューアルしており、従来衣料品・住まいの品などと呼ばれていたフロアを「新しい生活様式のフロア」へ改称しています。

地下食料品売場から見ていきます。

東京の青物市場が由来の「やっちゃば」コーナーを導入部に展開。

充実のカットフルーツ。

輸入フルーツにも力を入れており、ココナッツやマンゴーを販売。ちなみにココナッツの下の青いバナナは飾りで購入することは出来ません。

キウイフルーツの空き箱で装飾も行います。

野菜は「顔が見える野菜」や有機野菜など安全・安心さを訴求した品揃え。

木目調で上質感ある空間となっています。
青果に続いて和日配、精肉と配置。

精肉売場。量り売りの対面販売コーナーは導入していませんが、店内加工を実施。

個食サイズのローストビーフサラダも販売。

セブンプレミアムのアメリカ産アンガスビーフステーキ肉を大量陳列。

味付け肉も店内加工で提供。レシピ紹介や見本品の展示、手書きPOPなど創意工夫ある売場ですね。

鮮魚売場。
モニターでの販促の他、関連陳列にも積極的で、醤油皿まで販売しています。

「食べきりのお刺身集めました」というPOP通り、大人数向けの盛り合わせは扱いません。

乳酸菌飲料コーナー。
加工食品、日配品では電子棚札を導入。

デザートコーナーでもセブンプレミアムを訴求。

惣菜売場。

セブンプレミアムのレトルトパウチ商品も販売。

健康志向で彩り豊かなお弁当も並びます。

握り寿司コーナー。

焼き鳥も種類豊富に展開。

パンコーナーでは地域商品として、堀切菖蒲園に店舗のある「堀口ベーカリー」の商品も扱います。

加工食品売場。

他のイトーヨーカドーではあまり見られない高級・こだわりの品を強化しています。
「ドレッシングセレクション」

「オリーブオイルセレクション」
商品説明のPOPも設置されています。

フリーズドライ商品はセブンプレミアム含めて2ゴンドラ分で展開。

カップラーメンはジャンブル陳列を実施。
お買い得品など目立たせたい商品は紙のプライスカードで対応しています。

「プチ贅沢ワイン」コーナー。
スパークリングワインなどを冷やして提供します。

輸入ビール、クラフトビールも強化。味わいをマップにして紹介していました。

180mlサイズの日本各地の地酒を販売。298円から318円というお手頃な価格で飲み比べが出来るようになっています。

1階には総合スーパー業態ならではの催事場スペースが確保されており、この日は「北の味覚市」が行われていました。

1階は化粧品、日用消耗品などのフロア。

2階「新しい生活様式のフロア」
婦人服コーナー。

紳士フォーマルコーナー。

Yシャツも豊富に揃えます。

3階にはABCマートも入居しますが、直営でも靴を販売。

2階に紳士服、婦人服を配置し、3階に肌着と住まいの品を展開。
家庭用品、調理器具コーナー。

寝具コーナー。

靴下コーナー。

靴専門店「ABCマート」が入居。

直営は3階までで、4階から6階は全てテナントで埋められています。
時代の流れというほか無いでしょうが、衣料品専門店は出店しておらず、衣料品は直営で継続していく方針のようです。
こちらは2020年のリニューアル前より入居していた「くまざわ書店」

家具・インテリア販売のニトリが展開する都市型小型業態「デコホーム」

5階に入居する家電量販店「ノジマ」

5階から6階に設置された吹き抜け。

特徴的な照明ですね。

6階に入居する100円ショップ「キャン・ドゥ」

セブンカルチャークラブも入居します。

イトーヨーカドー綾瀬店 店舗概要
開業: 1983年04月21日
売場面積: 9970㎡
営業時間: 10:00-22:00(2F- 6F 10:00-21:00)
住所: 東京都足立区綾瀬3-4-25
駐車場: 76台(他36台)
HP: https://blog.itoyokado.co.jp/shop/117/index.html
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 特筆なし
品出し・前出し: 普通
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 洋楽
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ8台(5台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: あり(多い)
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: セブンプレミアム
店番は117と、そこまで古くは無いと思ってしまいますが、それでも開業から39年を迎えるイトーヨーカドー綾瀬店です。地下1階、地上6階の7フロアで営業するものの、駅前という立地もあり1フロアあたりはあまり広くなく、売場面積は9970平米に留まっています。一方で店舗に隣接して機械式駐車場が完備されており、76台を収容可能となっています。
以前はほぼ全フロア直営で展開していましたが、業績不振に陥っているイトーヨーカ堂の構造改革に伴い、2020年11月にテナントを導入しSC化を目指すリニューアルを実施。家電量販店「ノジマ」家具・インテリア「ニトリデコホーム」靴専門店「ABCマート」を誘致し、4階から6階は全て専門店のフロアとなりました(くまざわ書店とキャン・ドゥは以前から入居)。2階3階は「新しい生活様式のフロア」と改称されていますが、引き続き衣料品・住まいの品を扱っています。
食料品は1階へは拡大しておらず、地下1階のみで販売されているため、やや手狭な印象を持ちます。決して品揃えが悪いという訳ではありませんが、加工食品ゴンドラの間に通路が無く、ピーク時にはレジ前と壁面の精肉鮮魚前の通路が混み合いそうです。エスカレーターを降りて青果、精肉、鮮魚、惣菜と配置。青果ではカットフルーツやカット野菜、簡便調理アイテムなどが充実しており、時短ニーズの取り込みを図ります。珍しい野菜などは無いものの、オリジナル商品「顔が見える野菜」や有機野菜など安心さを訴求した品揃えも展開。高級な果物はあまり扱っていませんが、輸入フルーツコーナーではココナッツが並んでいました。
精肉では店内加工を実施。売上上位店では導入されている量り売りの対面販売コーナーはありませんでした。導入部でもセブンプレミアムのアメリカ産アンガスビーフステーキ肉など低価格アイテムを中心に大量陳列で訴求。味付け肉も店内加工で提供しており、牛豚鶏それぞれフライパンで焼くだけというアイテムを豊富に揃えます。鮮魚も丸々一尾での販売はほぼ行っておらず、お刺身やサクでの販売が中心。上質な本マグロは単品お造りでのみ販売されており、盛り合わせは4点盛り798円や少量な5点盛り598円などお手頃な価格帯に抑えています。売場のPOPにも「食べきりのお刺身集めました」とあり、商圏内に少人数・単身世帯が多いことを考慮しているようです。
惣菜でも凝った商品は見られませんでしたが、イオン・西友など大手他社と比べてもお弁当は店内調理の比率が高く、健康志向な商品からボリューム感のある商品まで、彩りも豊かで魅力的に感じました。惣菜売場に小型の平台冷蔵ショーケースを配置し、ビールを販売するのは良い取り組みだと思います。サラダや和惣菜も充実しているほか、セブンプレミアムのレトルトパウチ惣菜も前面に押し出します。
加工食品売場では他のイトーヨーカドーではあまり見られない高級・こだわりの品を強化しています。「ドレッシングセレクション」「オリーブオイルセレクション」といったコーナーをつくり、照明を当てることで他の商品よりも際立たせ、差別化を図ります。加工食品と日配品の売場では電子棚札が導入されていますが、広告の品やお買い得品には紙のプライスカードを用意しており、目立たせる工夫が見られました。一方でセブンプレミアムの構成比も高く、大手NBと並べて比較してもらうというよりも「セブンプレミアム」コーナーを作って訴求する棚割りが目立ちました。
酒売場はあまり広くないものの(イトーヨーカ堂自体がそこまで酒部門に力を入れていない)、日本酒では「蔵べる(くらべる)」というコーナーを設置しており、180mlサイズの日本各地の地酒を販売。298円から318円というお手頃な価格で飲み比べが出来るようになっています。
食品フロアのレジは通常レジのみを8台設置しており、完全セルフレジもセミセルフレジも共に未導入となっています。イトーヨーカドーだけでなく、他社も含めて今時珍しいのではないでしょうか。平日15時頃だったため、客数自体多い時間帯ではありませんが、競合の東急ストアに比べても若干少なく見受けられました。食料品の客単価は同程度。一方衣料品・肌着コーナーは平日としては客数が多く、主婦や高齢者が中心ですが購入客もおり、一定の需要があるようです。住まいの品コーナーは閑散としていました。上層階のテナントも6階キャン・ドゥを除くと客足はまばらでした。