おでんせプラザぐろーぶ(旧イトーヨーカドー北上店)
- 2022/06/19
- 22:19
岩手県北上市。
JR東北本線の北上駅すぐのところに、「おでんせプラザぐろーぶ」はあります。
「おでんせ」とは岩手県の方言で「いらっしゃい」「おいでください」という意味です。
こちらの建物は1986年にイトーヨーカドー北上店としてオープンしましたが、2000年1月30日に閉店。
その後はテナントビルとして活用されています。現在スーパーマーケットは入居していませんが、
イトーヨーカドー時代の名残も見られますのでご紹介致します。
外観。総合スーパーらしい建物ですね。
屋上広告塔には地下に入居する居酒屋「千年の宴」「魚民」と1階にスタジオのあるコミュニティFM「きたかみE&Be(いいあんべ)エフエム」が描かれています。

正面から。ホテルも併設されていました。

別角度から。地下1階のカラオケ店は閉店しています。

大規模小売店舗表示板。

裏手の納品口。

うっすらとItoYokadoの文字が見えます。

併設されていた「北上ワシントンホテル」。
建物は同じですが内部は繋がっていません。
閉館後はクレヨンタワーという飲食店ビルへ転換されました。

飲食店といっても個人経営の居酒屋が多く、現在営業しているのかも不明。
「クレヨンタワー」案内の装飾部分も剝がれ落ちそうな状況。

商業区画側のフロアガイド。

地下1階には居酒屋大手モンテローザ系列の魚民、千年の宴など飲食店が出店。

突然現れる会議室のようなスペース。
館内にはとにかく椅子があります。

集客力のある施設があれば人が集まるので座って休憩する需要が生まれるのでしょうが、そもそも人が集まっていないので、誰も座っていません。

カラオケ店「招福亭クレヨン」は閉店していました。運営していたのは村上商事という企業で、こちらの企業は隣接するクレヨンタワーも手掛けています。

軽食の提供やゲームコーナーも設けていた様子。

地下の入口。

エスカレーター付近にはイトーヨーカドー時代の売場案内が残っていました。1階婦人ファッションのフロア。

1階にはお土産コーナーが設けられています。

お土産コーナーは観光協会が運営しており、実質的な「小売店」と言えるのはこちらの着物店のみでしょうか。

2階には企業のオフィスなどが入居。

部屋が区切られ、スーパーだった面影は見られません。

3階には北上市生涯学習センターが入居。

公共施設だけあって他のフロアと雰囲気が異なります。

4階は心療内科や企業のオフィスフロア。
エスカレーターはこの階までです。

椅子が多いですね。

5階は「諄子美術館」という私設美術館となっています。

イトーヨーカドーが撤退したのは2000年1月30日。駅から徒歩15分程度離れた中心市街地に北上ビブレ(現在のさくら野百貨店北上店)が3月3日にオープンする直前ですが、勝ち目がないと判断し撤退を決めたのでしょうか。車社会では駅前立地というのは強みにならないため、モータリゼーションの進行による売上減少も要因だったと考えられます。
「おでんせプラザぐろーぶ」は小売店に限らず様々な企業を誘致してなんとかフロアを埋めている苦しい状況です。実はこの建物、東北新幹線開業に合わせ、北上市が駅前再開発事業として建設しており、現在でも管理会社に市が出資しています。そのため公共施設などを導入し、施設の維持を図っていく方針のようです。
JR東北本線の北上駅すぐのところに、「おでんせプラザぐろーぶ」はあります。
「おでんせ」とは岩手県の方言で「いらっしゃい」「おいでください」という意味です。
こちらの建物は1986年にイトーヨーカドー北上店としてオープンしましたが、2000年1月30日に閉店。
その後はテナントビルとして活用されています。現在スーパーマーケットは入居していませんが、
イトーヨーカドー時代の名残も見られますのでご紹介致します。
外観。総合スーパーらしい建物ですね。
屋上広告塔には地下に入居する居酒屋「千年の宴」「魚民」と1階にスタジオのあるコミュニティFM「きたかみE&Be(いいあんべ)エフエム」が描かれています。

正面から。ホテルも併設されていました。

別角度から。地下1階のカラオケ店は閉店しています。

大規模小売店舗表示板。

裏手の納品口。

うっすらとItoYokadoの文字が見えます。

併設されていた「北上ワシントンホテル」。
建物は同じですが内部は繋がっていません。
閉館後はクレヨンタワーという飲食店ビルへ転換されました。

飲食店といっても個人経営の居酒屋が多く、現在営業しているのかも不明。
「クレヨンタワー」案内の装飾部分も剝がれ落ちそうな状況。

商業区画側のフロアガイド。

地下1階には居酒屋大手モンテローザ系列の魚民、千年の宴など飲食店が出店。

突然現れる会議室のようなスペース。
館内にはとにかく椅子があります。

集客力のある施設があれば人が集まるので座って休憩する需要が生まれるのでしょうが、そもそも人が集まっていないので、誰も座っていません。

カラオケ店「招福亭クレヨン」は閉店していました。運営していたのは村上商事という企業で、こちらの企業は隣接するクレヨンタワーも手掛けています。

軽食の提供やゲームコーナーも設けていた様子。

地下の入口。

エスカレーター付近にはイトーヨーカドー時代の売場案内が残っていました。1階婦人ファッションのフロア。

1階にはお土産コーナーが設けられています。

お土産コーナーは観光協会が運営しており、実質的な「小売店」と言えるのはこちらの着物店のみでしょうか。

2階には企業のオフィスなどが入居。

部屋が区切られ、スーパーだった面影は見られません。

3階には北上市生涯学習センターが入居。

公共施設だけあって他のフロアと雰囲気が異なります。

4階は心療内科や企業のオフィスフロア。
エスカレーターはこの階までです。

椅子が多いですね。

5階は「諄子美術館」という私設美術館となっています。

イトーヨーカドーが撤退したのは2000年1月30日。駅から徒歩15分程度離れた中心市街地に北上ビブレ(現在のさくら野百貨店北上店)が3月3日にオープンする直前ですが、勝ち目がないと判断し撤退を決めたのでしょうか。車社会では駅前立地というのは強みにならないため、モータリゼーションの進行による売上減少も要因だったと考えられます。
「おでんせプラザぐろーぶ」は小売店に限らず様々な企業を誘致してなんとかフロアを埋めている苦しい状況です。実はこの建物、東北新幹線開業に合わせ、北上市が駅前再開発事業として建設しており、現在でも管理会社に市が出資しています。そのため公共施設などを導入し、施設の維持を図っていく方針のようです。