ベルク戸田中町店
- 2022/07/14
- 20:58
埼玉県戸田市。
JR埼京線の戸田公園から徒歩17分程度のところに、ベルク戸田中町店はあります。
店舗外観

フロアガイド。
ベルクは店舗運営の標準化による低コスト運営を強みとしており、売場の配置も店舗ごとに大きくは変わりません。

青果売場。

天井から旬の野菜・果物を訴求するPOPが吊り下げられています。

壁面には葉物野菜、トマトを配置。

商品の価格よりも商品の特徴や選び方を案内するPOPが大きく目立ちます。
関連陳列も積極的に配置。

もやしを大量陳列。
直前に訪れた競合のベルクス戸田店では250g29円だったため、単価で比較してもベルクスを下回る価格設定です。一方で青果売場全体で見るとベルクスの方が安いアイテムが多いように感じました。

贈答用の高級な果物も取り扱います。
カットフルーツと並んで、焼き芋やスイートポテト、フルーツを使用したワッフルなども販売。

農家直送野菜の「ファーマーズステーション」
品数が多いわりに売場スペースが手狭なためか陳列が乱雑な印象。

鮮魚売場手前にローストビーフなど精肉の一部アイテムを販売。
モニターを活用したレシピ提案も実施します。

鮮魚売場。
第四十四号ベルク丸と書かれた大漁旗を掲げ、活気を演出。
ちなみに戸田中町店はベルクの44番目の店舗です。

鮮魚は調理も承る対面販売方式を導入。
ただし丸々一尾の鮮魚の取り扱いがほぼ無いため、実際に依頼することは無いと思われます。

お刺身は4点盛り698円など標準的な価格帯ですが、本マグロ中トロ単品お造り1080円などこだわり商品も扱います。

単品お造りは種類も豊富で、価格も298円から398円で揃えられています。

壁面冷蔵ショーケースには「SAKANA LAB」の帯POP。
塩干や漬け魚、干物などは一通り揃えています。

鮮魚売場で店内で調理した魚惣菜を展開。

魚惣菜に並んで焼き鳥コーナーも設置。
惣菜売場にはバラ売りの焼き鳥コーナーがあるため、こちらは5本入りの盛り合わせが中心です。

精肉売場。
導入部ではウルグアイ産ももランプステーキ、ガーリックカットステーキ、サイコロステーキなど価格訴求が中心のアイテムを集約。

ファミリー層をターゲットとしたメガ盛りパックも充実しています。

簡便性のある味付け肉も強化。「カレーカツレツ」など工夫のある商品も展開。

あとは焼くだけの状態まで加工された「ハンバーグ」「春巻き」「ピーマンの肉詰め」「れんこん肉詰め」「アスパラ肉巻き」なども揃え、時短需要にも対応します。

惣菜売場。

サラダは具材が豊富で彩りある商品を298円程度で提供。

お弁当は398円から598円の価格帯が中心で、上質志向と健康志向が見てとれます。

コッペパンに唐揚げなどを挟んだ「ベルこっぺ」を提案。
その他、税込みで626円のフルーツサンドも目を引きました。

定番の唐揚げは味付けを塩と醤油の2種類用意し、通常パックの他に大・特大などサイズも幅広くラインナップ。
「究極の選択」とまで言わなくてもいいと思いますが・・・。

揚げ物・天ぷら・焼き鳥はバイキング形式で提供。
扉は一応付いていますが、側面は空いているのであまり意味はないと感じます。

焼き鳥は全品99円均一とお手頃価格です。

お寿司の価格は1人前558から798円と一般的ですが、関連陳列する「お魚屋さんの茶碗蒸し」は298円と強気な価格設定。

「小柱コロコロ!鮪とサーモンのポキ丼」など特色ある商品も並びます。
ポキ丼とは魚介の切り身を調味料で和えたハワイ料理です。

店内手作りのおはぎも1個98円で粒あん、ずんだが並んでいました。
同じく埼玉県を発祥・拠点とすることから比較されやすいヤオコーとベルクですが、ヤオコーのおはぎが脚光を浴びる前からベルクでもおはぎは販売していたようです。

こちらの「マルセリーノ」というベーカリー、あまりに多くのベルクに入居しているため関連企業と思ってしまいますが、さいたま市に本社を置く伊藤製パンが運営しています。西友に出店する際には「ボンデセール」と屋号を使い分け、関東に55店舗を展開しています。

和日配コーナー。
自社プライベートブランド「くらしにベルク」を前面に押し出しており、豆腐は1丁39円という低価格で販売します。

ベルクはイオンが株式の15%を保有する持分法適用会社です。そのためイオンのPBトップバリュの供給も受けていますが、売場では圧倒的に「くらしにベルク」が多く陳列されており、トップバリュは重複しない分類など一部に限られています。

スライスチーズコーナーでも最も目立つ場所に「くらしにベルク」を多フェイス展開。

ナチュラルチーズは充実の品揃え。

牛乳はケースを利用した陳列で効率化を図ります。

パン売場ではお得な業務用サイズのミニロールパン各種も販売。

デザートではモンテール、ドンレミー、ヤマザキなど量販向け大手に交じって自社PB商品も品揃えします。

冷凍食品売場。

飲料売場。
「くらしにベルク」のお茶は500mlで55円、2Lで88円と競争力ある価格設定。

常温のお茶売場では傾斜棚を導入し、前出しの手間を低減。最下段は引き出し可能なキャスターが付いています。
ナショナルブランドでも、伊藤園おーいお茶各種が68円など安いですね。

醤油コーナー。
こちらではトップバリュベストプライスの取り扱いも見られます。
加工食品売場のゴンドラにもスライド棚を導入し、品出し作業を効率化しています。

カップラーメンはジャンブル陳列を実施。他社ではこのような什器を導入しても従業員が丁寧に並べてしまう場合もあるのですが、ベルクでは豪快に陳列されています。

酒売場。

ワインではワインセラーのような上質感ある陳列を実施するほか、商品説明も丁寧に記載されています。

ベルク戸田中町店 店舗概要
開業: 2005年06月01日
売場面積: 2273㎡
営業時間: 9:00~23:00
住所: 埼玉県戸田市中町1-28-24
駐車場: 220台
HP: https://new.belc.jp/shop/0044
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、男性1人客中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に多め
売場の雰囲気: 活気ある
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ無し、セミセルフレジ8台(5台稼働中)精算機16台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり(マルセリーノ)
プライベートブランド: 自社PB「くらしにベルク」、トップバリュ
2005年にベルクで44番目に開業した店舗です。直近では2019年7月に改装を実施。売場には吊り下げポスターを多く設置し、活気を演出。入口すぐの青果売場では、まず広告の品やおすすめ野菜を配置し、続いて果物、野菜と並びます。農家直送野菜コーナーは他社では導入部などに配置されることも多いですが、ベルクでは青果売場の終わりに配置。品数が多いわりに売場スペースが手狭なためか陳列が乱雑な印象を持ちました。価値ある商品なのですから、陳列にも気を配りましょう。果物は高級なメロンやマンゴーなども揃え、野菜ではトマトなどで高価格帯のアイテムも強化。少量パックやカット野菜も取り揃えています。
鮮魚売場はオープンキッチン方式で、調理も承ると案内がありますが、丸々一尾の鮮魚の取り扱いがほぼ無いため、実際に依頼することは無いと思われます。お刺身や切身、塩干や干物などは一通り揃えています。お刺身は4点盛り698円など標準的な価格帯。鮮魚売場で魚惣菜も販売しており、焼き魚や煮魚を販売しますが、種類こそ多いものの手間のかかる商品は見られませんでした。
精肉売場は店内加工を実施。徹底した店舗・オペレーションの「標準化」に定評のあるベルクですが、ライフ、いなげや、西友、マルエツなど首都圏の競合の多くが導入している精肉のプロセスセンター加工は実施していません。品揃えとしては、高級品は扱いませんがファミリー層向けの焼き肉盛り合わせや単価が低価格な「メガ盛り」などを訴求。種類豊富な味付け肉や簡単料理の「ピーマンの肉詰め」「れんこん肉詰め」「アスパラ肉巻き」など時短需要にも対応します。価格は国産鶏もも肉100g108円など格安という水準ではありません。
惣菜売場では揚げ物、焼き鳥をケースに入れてバラ販売。焼き鳥は全品99円均一とお手頃価格です。お弁当は上質志向で、「ビーフとたっぷり玉ねぎの薬膳カレー」598円など498円前後の商品が中心。定番の唐揚げは塩と醤油の2種類用意し、通常パックの他に大・特大などサイズも幅広くラインナップします。寿司は1人前558から798円と一般的な価格。サラダが充実している他、サンドイッチコーナーでは1個580円のフルーツサンドも販売。ヤオコーと似た店内手作りのおはぎも1個98円で粒あん、ずんだが並んでいました。
加工食品や日配品ではベルク独自のプライベートブランド「くらしにベルク」が多フェイスで積極的に訴求されています。1社のみで開発するPBとしては非常に値段を抑えられていますし、品質を重視した商品も一部で揃えています。カテゴリー内で自社PBが無い場合はイオンのトップバリュを導入しており、両社が同じコーナーで並ぶことはほぼありません。加工食品のゴンドラにはスライド式棚板を導入。品出し、前出しもきれいに行われており好印象です。カップ麺のジャンブル陳列や牛乳コーナーでのケース活用など効率化の取り組みも垣間見えました。通路はゆったりとしており、休日など家族連れで賑わっても買い物しやすいと感じました。
平日の昼過ぎに訪れたため客数は少なめでしたが、車での来店が中心のため1人1人の客単価は高くなっています。最も近い競合であるベルクスに比べ、客数では負けていますが客単価は上回っています。レジは5台稼働していましたが、かなり余裕ある人員配置に見受けられました。お客様を待たせないという意味では良いと思います。レジの接客は悪くありませんでしたが、せっかく売場が活気ある雰囲気の装飾なのですから、従業員のあいさつ・声掛けで活気を出せると良いですね。
JR埼京線の戸田公園から徒歩17分程度のところに、ベルク戸田中町店はあります。
店舗外観

フロアガイド。
ベルクは店舗運営の標準化による低コスト運営を強みとしており、売場の配置も店舗ごとに大きくは変わりません。

青果売場。

天井から旬の野菜・果物を訴求するPOPが吊り下げられています。

壁面には葉物野菜、トマトを配置。

商品の価格よりも商品の特徴や選び方を案内するPOPが大きく目立ちます。
関連陳列も積極的に配置。

もやしを大量陳列。
直前に訪れた競合のベルクス戸田店では250g29円だったため、単価で比較してもベルクスを下回る価格設定です。一方で青果売場全体で見るとベルクスの方が安いアイテムが多いように感じました。

贈答用の高級な果物も取り扱います。
カットフルーツと並んで、焼き芋やスイートポテト、フルーツを使用したワッフルなども販売。

農家直送野菜の「ファーマーズステーション」
品数が多いわりに売場スペースが手狭なためか陳列が乱雑な印象。

鮮魚売場手前にローストビーフなど精肉の一部アイテムを販売。
モニターを活用したレシピ提案も実施します。

鮮魚売場。
第四十四号ベルク丸と書かれた大漁旗を掲げ、活気を演出。
ちなみに戸田中町店はベルクの44番目の店舗です。

鮮魚は調理も承る対面販売方式を導入。
ただし丸々一尾の鮮魚の取り扱いがほぼ無いため、実際に依頼することは無いと思われます。

お刺身は4点盛り698円など標準的な価格帯ですが、本マグロ中トロ単品お造り1080円などこだわり商品も扱います。

単品お造りは種類も豊富で、価格も298円から398円で揃えられています。

壁面冷蔵ショーケースには「SAKANA LAB」の帯POP。
塩干や漬け魚、干物などは一通り揃えています。

鮮魚売場で店内で調理した魚惣菜を展開。

魚惣菜に並んで焼き鳥コーナーも設置。
惣菜売場にはバラ売りの焼き鳥コーナーがあるため、こちらは5本入りの盛り合わせが中心です。

精肉売場。
導入部ではウルグアイ産ももランプステーキ、ガーリックカットステーキ、サイコロステーキなど価格訴求が中心のアイテムを集約。

ファミリー層をターゲットとしたメガ盛りパックも充実しています。

簡便性のある味付け肉も強化。「カレーカツレツ」など工夫のある商品も展開。

あとは焼くだけの状態まで加工された「ハンバーグ」「春巻き」「ピーマンの肉詰め」「れんこん肉詰め」「アスパラ肉巻き」なども揃え、時短需要にも対応します。

惣菜売場。

サラダは具材が豊富で彩りある商品を298円程度で提供。

お弁当は398円から598円の価格帯が中心で、上質志向と健康志向が見てとれます。

コッペパンに唐揚げなどを挟んだ「ベルこっぺ」を提案。
その他、税込みで626円のフルーツサンドも目を引きました。

定番の唐揚げは味付けを塩と醤油の2種類用意し、通常パックの他に大・特大などサイズも幅広くラインナップ。
「究極の選択」とまで言わなくてもいいと思いますが・・・。

揚げ物・天ぷら・焼き鳥はバイキング形式で提供。
扉は一応付いていますが、側面は空いているのであまり意味はないと感じます。

焼き鳥は全品99円均一とお手頃価格です。

お寿司の価格は1人前558から798円と一般的ですが、関連陳列する「お魚屋さんの茶碗蒸し」は298円と強気な価格設定。

「小柱コロコロ!鮪とサーモンのポキ丼」など特色ある商品も並びます。
ポキ丼とは魚介の切り身を調味料で和えたハワイ料理です。

店内手作りのおはぎも1個98円で粒あん、ずんだが並んでいました。
同じく埼玉県を発祥・拠点とすることから比較されやすいヤオコーとベルクですが、ヤオコーのおはぎが脚光を浴びる前からベルクでもおはぎは販売していたようです。

こちらの「マルセリーノ」というベーカリー、あまりに多くのベルクに入居しているため関連企業と思ってしまいますが、さいたま市に本社を置く伊藤製パンが運営しています。西友に出店する際には「ボンデセール」と屋号を使い分け、関東に55店舗を展開しています。

和日配コーナー。
自社プライベートブランド「くらしにベルク」を前面に押し出しており、豆腐は1丁39円という低価格で販売します。

ベルクはイオンが株式の15%を保有する持分法適用会社です。そのためイオンのPBトップバリュの供給も受けていますが、売場では圧倒的に「くらしにベルク」が多く陳列されており、トップバリュは重複しない分類など一部に限られています。

スライスチーズコーナーでも最も目立つ場所に「くらしにベルク」を多フェイス展開。

ナチュラルチーズは充実の品揃え。

牛乳はケースを利用した陳列で効率化を図ります。

パン売場ではお得な業務用サイズのミニロールパン各種も販売。

デザートではモンテール、ドンレミー、ヤマザキなど量販向け大手に交じって自社PB商品も品揃えします。

冷凍食品売場。

飲料売場。
「くらしにベルク」のお茶は500mlで55円、2Lで88円と競争力ある価格設定。

常温のお茶売場では傾斜棚を導入し、前出しの手間を低減。最下段は引き出し可能なキャスターが付いています。
ナショナルブランドでも、伊藤園おーいお茶各種が68円など安いですね。

醤油コーナー。
こちらではトップバリュベストプライスの取り扱いも見られます。
加工食品売場のゴンドラにもスライド棚を導入し、品出し作業を効率化しています。

カップラーメンはジャンブル陳列を実施。他社ではこのような什器を導入しても従業員が丁寧に並べてしまう場合もあるのですが、ベルクでは豪快に陳列されています。

酒売場。

ワインではワインセラーのような上質感ある陳列を実施するほか、商品説明も丁寧に記載されています。

ベルク戸田中町店 店舗概要
開業: 2005年06月01日
売場面積: 2273㎡
営業時間: 9:00~23:00
住所: 埼玉県戸田市中町1-28-24
駐車場: 220台
HP: https://new.belc.jp/shop/0044
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、男性1人客中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に多め
売場の雰囲気: 活気ある
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ無し、セミセルフレジ8台(5台稼働中)精算機16台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり(マルセリーノ)
プライベートブランド: 自社PB「くらしにベルク」、トップバリュ
2005年にベルクで44番目に開業した店舗です。直近では2019年7月に改装を実施。売場には吊り下げポスターを多く設置し、活気を演出。入口すぐの青果売場では、まず広告の品やおすすめ野菜を配置し、続いて果物、野菜と並びます。農家直送野菜コーナーは他社では導入部などに配置されることも多いですが、ベルクでは青果売場の終わりに配置。品数が多いわりに売場スペースが手狭なためか陳列が乱雑な印象を持ちました。価値ある商品なのですから、陳列にも気を配りましょう。果物は高級なメロンやマンゴーなども揃え、野菜ではトマトなどで高価格帯のアイテムも強化。少量パックやカット野菜も取り揃えています。
鮮魚売場はオープンキッチン方式で、調理も承ると案内がありますが、丸々一尾の鮮魚の取り扱いがほぼ無いため、実際に依頼することは無いと思われます。お刺身や切身、塩干や干物などは一通り揃えています。お刺身は4点盛り698円など標準的な価格帯。鮮魚売場で魚惣菜も販売しており、焼き魚や煮魚を販売しますが、種類こそ多いものの手間のかかる商品は見られませんでした。
精肉売場は店内加工を実施。徹底した店舗・オペレーションの「標準化」に定評のあるベルクですが、ライフ、いなげや、西友、マルエツなど首都圏の競合の多くが導入している精肉のプロセスセンター加工は実施していません。品揃えとしては、高級品は扱いませんがファミリー層向けの焼き肉盛り合わせや単価が低価格な「メガ盛り」などを訴求。種類豊富な味付け肉や簡単料理の「ピーマンの肉詰め」「れんこん肉詰め」「アスパラ肉巻き」など時短需要にも対応します。価格は国産鶏もも肉100g108円など格安という水準ではありません。
惣菜売場では揚げ物、焼き鳥をケースに入れてバラ販売。焼き鳥は全品99円均一とお手頃価格です。お弁当は上質志向で、「ビーフとたっぷり玉ねぎの薬膳カレー」598円など498円前後の商品が中心。定番の唐揚げは塩と醤油の2種類用意し、通常パックの他に大・特大などサイズも幅広くラインナップします。寿司は1人前558から798円と一般的な価格。サラダが充実している他、サンドイッチコーナーでは1個580円のフルーツサンドも販売。ヤオコーと似た店内手作りのおはぎも1個98円で粒あん、ずんだが並んでいました。
加工食品や日配品ではベルク独自のプライベートブランド「くらしにベルク」が多フェイスで積極的に訴求されています。1社のみで開発するPBとしては非常に値段を抑えられていますし、品質を重視した商品も一部で揃えています。カテゴリー内で自社PBが無い場合はイオンのトップバリュを導入しており、両社が同じコーナーで並ぶことはほぼありません。加工食品のゴンドラにはスライド式棚板を導入。品出し、前出しもきれいに行われており好印象です。カップ麺のジャンブル陳列や牛乳コーナーでのケース活用など効率化の取り組みも垣間見えました。通路はゆったりとしており、休日など家族連れで賑わっても買い物しやすいと感じました。
平日の昼過ぎに訪れたため客数は少なめでしたが、車での来店が中心のため1人1人の客単価は高くなっています。最も近い競合であるベルクスに比べ、客数では負けていますが客単価は上回っています。レジは5台稼働していましたが、かなり余裕ある人員配置に見受けられました。お客様を待たせないという意味では良いと思います。レジの接客は悪くありませんでしたが、せっかく売場が活気ある雰囲気の装飾なのですから、従業員のあいさつ・声掛けで活気を出せると良いですね。