しみずスーパー青柳店
- 2022/07/23
- 22:02
群馬県前橋市。
上毛電気鉄道上毛線の前橋中央駅から徒歩43分程度のところに、しみずスーパー青柳店はあります。
こちらの店舗は2022年7月24日をもって営業を終了いたします。
7月21日に訪れましたので、ご紹介いたします。
店舗外観

前橋市、高崎市に「しみずスーパー」4店舗を展開していた株式会社しみずの本部が併設されています。

「田舎まんじゅう」「手作り惣菜」を訴求。

しみずスーパーは公式ホームページを開設していないためロゴの由来などは不明ですが、頭文字のSを抽象化したものでしょうか。

「ビール値下げ断行」という立て看板が店舗裏手にありました。

閉店のお知らせ

青果売場。1980年開業とやや古い建物で、天井は低め。閉店3日前ですがまだまだ商品は豊富。

生産者が紹介されている地場野菜コーナー。

和日配コーナーでは大容量のこんにゃくも販売。

鮮魚売場。「スペシャル寿司こーなー」(原文ママ)を設置。

品数は少ないものの、お刺身や握り寿司が並んでいました。

鮮魚から精肉へと続いています。

精肉売場。

精肉売場前の平台ショーケースではデザートやヨーグルトを陳列。

惣菜売場。「手づくり惣菜」という暖簾で囲われています。

「しみず創業からの伝統の味 自家製おはぎ」というノボリが見られます。

上質感を演出するおはぎコーナー。
根強い人気があるようで、あんこの製造元も紹介されています。

弁当、おにぎり、揚げ物コーナーは商品が少なめ。

加工食品売場。

21日時点ではまだ値引きは行われていませんでしたが、22日より加工食品は全品3割引き、23日より全品5割引きとなったようです。裏返されているPOPにもうっすら3割引きの文字が見えます。

しみずスーパーではおなじみのコストコ商品コーナー。
会員制スーパーの商品を一般消費者に販売するというのは良いアイデアですが、仕入れはコストコから普通に買い付けているだけだと想定され、粗利はどの程度取れているのでしょうか。

売場案内が特徴的ですね。

値引きはまだ行っていないものの、徐々に商品が無くなりつつあります。

レジ前の通路。

みかんネットを「野菜」として販売。
店内ではこのほかにも包材や備品の販売が多数行われていました。

しみずスーパー青柳店 店舗概要
開業: 1980年10月05日
売場面積: 1048㎡
営業時間: 09: 00 ~ 24: 00
住所: 群馬県前橋市青柳町465-1
駐車場: 100台
HP: 無し
運営する4店舗全店を閉鎖し、会社を清算した上で事業を譲渡する「しみずスーパー」。前橋市の亀里店が17日、高崎市の小八木店が21日、前橋市の青柳、川原の両店が24日にそれぞれ閉店します。譲渡先は現時点で公表されていませんが、「譲渡先が一部の店舗を除き小売店として再開する」見通しと報じられており、4店舗が全て他社に引き継がれて営業できる訳ではなさそうです。全店黒字であれば事業から撤退する必要はないので、業績の悪い店舗は継承されない可能性もあると見られます。
しみずスーパーは畜産業として群馬県富岡市で創業後、1950年に会社を設立しました。最盛期には県内で6店舗を展開し年商は約30億円の規模でしたが、ここ数年は年商約20億円程度に落ち込んでいた模様です。7月29日に会社の清算手続きを開始し、事業を譲渡することで最終調整しています。ここ青柳店には株式会社しみずの本部が置かれていますが、2019年7月にはおよそ500メートル先に「ベルク前橋北代田店」がオープンし、劣勢に立たされていました。
売場面積は1048平米と標準的で、駐車場も100台確保していますが、同じ日に訪れた川原店と異なりお客さんは疎らでした。川原店は24日閉店という条件も同じで、青柳店と同様に値引きなどは行われていません。レジは5台を用意するものの、ほぼ1人体制で対応。自社物件のため、土地建物の扱いなどが交渉の条件になると思われますが、スーパーマーケットとして継承されるかは不透明です。4店舗のうち、川原店は確実に譲渡先でも営業継続として、周辺に競合の少ない小八木店も可能性が高いと考えられます。一方で17日に閉店した亀里店は、群馬県最大手「ベイシア」の旗艦店と2020年11月にオープンした「ツルヤ」に挟まれる競争の激しい立地で、相当勢いのあるチェーンでなければ居抜きは難しいでしょう。
上毛電気鉄道上毛線の前橋中央駅から徒歩43分程度のところに、しみずスーパー青柳店はあります。
こちらの店舗は2022年7月24日をもって営業を終了いたします。
7月21日に訪れましたので、ご紹介いたします。
店舗外観

前橋市、高崎市に「しみずスーパー」4店舗を展開していた株式会社しみずの本部が併設されています。

「田舎まんじゅう」「手作り惣菜」を訴求。

しみずスーパーは公式ホームページを開設していないためロゴの由来などは不明ですが、頭文字のSを抽象化したものでしょうか。

「ビール値下げ断行」という立て看板が店舗裏手にありました。

閉店のお知らせ

青果売場。1980年開業とやや古い建物で、天井は低め。閉店3日前ですがまだまだ商品は豊富。

生産者が紹介されている地場野菜コーナー。

和日配コーナーでは大容量のこんにゃくも販売。

鮮魚売場。「スペシャル寿司こーなー」(原文ママ)を設置。

品数は少ないものの、お刺身や握り寿司が並んでいました。

鮮魚から精肉へと続いています。

精肉売場。

精肉売場前の平台ショーケースではデザートやヨーグルトを陳列。

惣菜売場。「手づくり惣菜」という暖簾で囲われています。

「しみず創業からの伝統の味 自家製おはぎ」というノボリが見られます。

上質感を演出するおはぎコーナー。
根強い人気があるようで、あんこの製造元も紹介されています。

弁当、おにぎり、揚げ物コーナーは商品が少なめ。

加工食品売場。

21日時点ではまだ値引きは行われていませんでしたが、22日より加工食品は全品3割引き、23日より全品5割引きとなったようです。裏返されているPOPにもうっすら3割引きの文字が見えます。

しみずスーパーではおなじみのコストコ商品コーナー。
会員制スーパーの商品を一般消費者に販売するというのは良いアイデアですが、仕入れはコストコから普通に買い付けているだけだと想定され、粗利はどの程度取れているのでしょうか。

売場案内が特徴的ですね。

値引きはまだ行っていないものの、徐々に商品が無くなりつつあります。

レジ前の通路。

みかんネットを「野菜」として販売。
店内ではこのほかにも包材や備品の販売が多数行われていました。

しみずスーパー青柳店 店舗概要
開業: 1980年10月05日
売場面積: 1048㎡
営業時間: 09: 00 ~ 24: 00
住所: 群馬県前橋市青柳町465-1
駐車場: 100台
HP: 無し
運営する4店舗全店を閉鎖し、会社を清算した上で事業を譲渡する「しみずスーパー」。前橋市の亀里店が17日、高崎市の小八木店が21日、前橋市の青柳、川原の両店が24日にそれぞれ閉店します。譲渡先は現時点で公表されていませんが、「譲渡先が一部の店舗を除き小売店として再開する」見通しと報じられており、4店舗が全て他社に引き継がれて営業できる訳ではなさそうです。全店黒字であれば事業から撤退する必要はないので、業績の悪い店舗は継承されない可能性もあると見られます。
しみずスーパーは畜産業として群馬県富岡市で創業後、1950年に会社を設立しました。最盛期には県内で6店舗を展開し年商は約30億円の規模でしたが、ここ数年は年商約20億円程度に落ち込んでいた模様です。7月29日に会社の清算手続きを開始し、事業を譲渡することで最終調整しています。ここ青柳店には株式会社しみずの本部が置かれていますが、2019年7月にはおよそ500メートル先に「ベルク前橋北代田店」がオープンし、劣勢に立たされていました。
売場面積は1048平米と標準的で、駐車場も100台確保していますが、同じ日に訪れた川原店と異なりお客さんは疎らでした。川原店は24日閉店という条件も同じで、青柳店と同様に値引きなどは行われていません。レジは5台を用意するものの、ほぼ1人体制で対応。自社物件のため、土地建物の扱いなどが交渉の条件になると思われますが、スーパーマーケットとして継承されるかは不透明です。4店舗のうち、川原店は確実に譲渡先でも営業継続として、周辺に競合の少ない小八木店も可能性が高いと考えられます。一方で17日に閉店した亀里店は、群馬県最大手「ベイシア」の旗艦店と2020年11月にオープンした「ツルヤ」に挟まれる競争の激しい立地で、相当勢いのあるチェーンでなければ居抜きは難しいでしょう。