千葉県八千代市。
東葉高速鉄道の八千代中央駅から徒歩52分程度のところに、スーパーカワグチ米本店はあります。
店舗外観。
壁面にCOOPの文字が残る通り、かつてコープ(生活協同組合)が営業していた建物に居抜き出店しています。
営業区域としてはちばコープ(現:コープみらい)が有力ですが、閉鎖の時期やスーパーカワグチが開業した時期も不明です。

店舗側面。

店舗正面も含め20台程度の駐車場を確保。

2階は現在閉鎖されていますが、ガラス張りとなっており様子を窺うことが出来ます。

スーパーカワグチの向かいには個人商店などが入居しており、「よなもとショッピングセンター」を形成しています。
「MORISHITA」という看板はよく分かりません。

正面入口。

入口すぐの青果売場横には2階への階段がありますが、塞がれています。

階段の方を見上げると、白雪姫の絵が飾ってありました。

階段を塞いでいる什器などもかなり乱雑な状態です。

青果売場正面から。
運搬用カゴを積み重ねた簡素な陳列が目立ちます。

カット野菜や少量パックの扱いは少なめ。

カットスイカに並んでシャインマスカットも販売。

鍋つゆを訴求していますが、この季節に力を入れる関連陳列ではないかと思われます。

青果売場に続いてビール・チューハイ売場と和日配コーナー。
冷蔵ショーケースの間に謎の橋が架かっています。

鮮魚売場。意匠などはコープ時代からそのままだと思われます。

おすすめ近海魚コーナー。エクアドル産やチリ産が並んでいますが・・・。

マグロ、サーモン、かつおのさくが、ほぼ冷凍のまま売場に並べられていました。

続く精肉売場。

客層に高齢者が多いためか、牛肉もステーキ肉、焼き肉用、切り落としなどで赤身肉を中心に据えています。

精肉は店内加工を実施。あまり偏りなく、標準的なサイズのパックが並びます。

惣菜売場。

揚げ物や弁当なども種類が少なめ。おにぎりはサンデリカ(山崎製パン系列)から供給を受け、88円という低価格で販売。

中華総菜なども販売します。

「蓮根金平」「こんぶ煮」「切り干し大根」「きんぴらごぼう」などの和惣菜を店内調理で提供します。

精肉売場と惣菜売場の間にあった謎の「ローストチキン」看板。

パン売場は山崎製パンが幅を利かせています。

牛乳コーナー。

和日配コーナー。相模屋の豆腐1丁65円など価格訴求も実施。

アイスクリームは毎日2割引きで販売。

加工食品売場ではボリュームあるカットケース陳列を積極的に展開。

売場の蛍光灯は通路に対して斜め方向に設置されています。

マヨネーズが259円は頑張っているなと思ったら350gの方でした。450gは299円。

プライスカードは見やすいですね。

CGCブランドのお茶500mlを48円で販売。

均一菓子では山崎製パンの「良味100選」を取り扱い。

一部の売場では品薄や欠品が見られました。

高齢者の多い団地で唯一のスーパーということもあり、日用消耗品も販売。
天井から吊るされた手書きの売場案内には味わいがありますね。
スーパーカワグチ米本店 店舗概要開業: 不明
売場面積: 約800㎡
営業時間: 10時00分~19時00分
住所: 千葉県八千代市米本2207-8
駐車場: あり
HP:
http://s-kawaguchi.jp/109_yonamoto.html店内・売場の様子時間帯: 13時頃
客数: やや少ない
客層: 高齢者、主婦中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 老朽化
品出し・前出し: 悪い
クリンリネス: やや悪い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送、CGCソング
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ3台(1台稼働中)
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 汚い
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
1970年に入居が開始された、日本住宅公団(現UR都市機構)の米本団地。約3000世帯7000人が暮らしています。その中央部に、スーパーカワグチ米本店の入る「よなもとショッピングセンター」はあります。日本スーパー名鑑にも開業年の記載はありませんでしたが、外観にCOOPの文字があることから、当初は「ちばコープ(現コープみらい)」として営業していたと推測されます。現在2階は封鎖されており、スーパーカワグチは1階でのみ営業しています。
青果売場は運搬用カゴを積み重ねた簡素な陳列が目立ちます。果物はやや上質なアイテムも扱いますが、野菜は標準的。カット野菜や少量パックの扱いは少なめです。続いて冷蔵のビール、缶チューハイを配置。冷蔵ショーケースがそこにしか無い関係だと思われますが、常温の焼酎やワインとは離れた場所となっています。
鮮魚売場は冷凍品なども並べてなんとか売場を埋めているという印象。お刺身もマグロ、サーモン、かつおの単品お造りに限られています。お魚屋さんの寿司と題して1人前580円の寿司も販売しますが、8貫しか入っておらずボリュームが不足していると感じます。また、マグロ、サーモン、かつおはサクの状態でも販売されていましたが、ほぼ冷凍のまま売場に並べられていました。冷蔵コーナーなのですから、きちんと解凍してから陳列するようにしましょう。
精肉は店内加工を実施。高齢者が多いためか、牛肉もステーキ肉、焼き肉用、切り落としなどで赤身肉を中心に据えています。少量パックや大容量パックの展開は無く、標準的なサイズを販売。味付け肉など簡便調理アイテムもほぼ扱っていませんでした。惣菜は揚げ物や簡単な弁当、「蓮根金平」「こんぶ煮」「切り干し大根」「きんぴらごぼう」などの和惣菜を店内調理で提供。おにぎりはサンデリカ(山崎製パン系列)から仕入れます。パンは中小スーパーらしく山崎製パンが幅を利かせており、菓子では同社の良味100選も導入します。
加工食品はバイイングパワーの差が如実に表れる部門であり、致し方ないとは思いますが大手NBは割高に感じます。加盟しているCGCブランド商品の安さが際立ちますが、中小メーカーの格安品も一部で見られました。カットケース陳列を多用し安さを訴求する一方、在庫を抑制しており、棚がスカスカになっている状態も目立ちました。
お客さんは団地に住んでいる高齢者が中心で、客単価はそれほど高くないもののカートを使う方も多いようです。店内にはゆったりとした時間が流れており、心なしか従業員さんたちもゆったりと仕事をしている様子。レジは基本的に1人体制ですが列が出来ればすぐに応援に入り、接客も良かったです。