8/31閉店 スーパーヤマザキ滝山店
- 2022/09/01
- 23:44
東京都東久留米市。
西武新宿線の小平駅から徒歩27分程度のところに、スーパーヤマザキ滝山店はあります。
こちらの店舗は2022年8月31日をもって営業を終了しました。
閉店当日に訪れましたのでご紹介致します。
店舗外観

別角度から。

店舗側面。

2階の一部には歯科医院が入居しています。

納品口。一部3階建てとなっています。

店舗側面にはエスカレーターも設置されていました。

現在は使われていません。

滝山中央名店会に出店しています。

閉店のお知らせ。

他店と同じく直前には売りつくしセールを開催。

2階では100円ショップ「セリア」が営業していましたが、今年に入って閉鎖されたようです。

青果売場。商品は全て売りつくされていました。

年季の入った売場ですが、青果売場の表記は最近のスーパーで見られる「produce」となっています。

床にも黒ずみが目立ちます。

精肉や鮮魚も最終日は製造がありませんでした。

商品が無くなったためナイトカバーがされていると思いましたが、冷蔵ショーケースが故障しており、以前から惣菜売場前で鮮魚・精肉が売られていたようです。

惣菜売場。

わずかに揚げ物などが並んでいました。

ベーカリーも導入されていました。

冷凍食品コーナー。

加工食品売場。商品はほぼ売りつくされており、ゴンドラ(商品棚)の解体も進められています。

アーチ状の天井が特徴的ですね。

わずかに調味料などは残っていました。

2階建ての1階売場なのですが、雨漏りしている箇所も見られました。

閉店後の様子。

19時の営業終了後、店長から閉店の挨拶がありましたので、動画でご紹介いたします。
スーパーヤマザキ滝山店 店舗概要
開業: 1968年11月29日
売場面積: 727㎡
営業時間: 09: 00 ~ 20: 00
住所: 東京都東久留米市滝山4-1-40
駐車場: 90台(提携)
店舗の閉鎖が相次ぐ山崎製パン傘下のスーパーヤマザキ。2022年に入り、4月末に鶴川店、5月末に東久留米西口店、6月末に百草店が営業を終了しました。7月末には閉店が発表されなかったことから、不採算店の整理は一段落ついたと思われましたが、今回8月末をもって滝山店が閉店となりました。これにより、今年の初めには9店舗あった店舗網は5店舗にまで急速に縮小することとなりました。
滝山店は旧日本住宅公団の滝山団地が入居を開始した1968年の11月29日にオープン。閉店の挨拶で店長さんから、1981年に改装し現在の建物になったと伺いました。かつて直営だった2階には100円ショップのセリアが入居していましたが、今年に入って2階は閉鎖された模様です。
閉店当日のみ訪れましたが、27日から加工食品などが全品20%引きとなっており、売場の商品はほぼ完売となっていました。生鮮品もほとんど仕入れを行っておらず、惣菜では揚げ物などがわずかに並んでいました。セリアの商品は1階に移動して販売を継続していた様子で、最終日には大幅値引きが行われており盛況となっていました。売場は長年改装されておらず、設備の老朽化が進行しています。天井や床には黒ずみが見られ、2階建ての1階売場にも関わらず雨漏りが多数発生しています。
滝山店の昨年度の年商はおよそ7億5000万円(日本スーパー名鑑より)。727平米の小規模なスーパーとしては決して悪い業績では無く、至近距離に有力スーパー「ヤオコー」が立地する中では健闘していると言えるでしょう。ちなみに2000年の日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商は20億4000万円となっており、当時の競合イトーヨーカドー滝山店(ザ・プライス転換前)の43億6000万円に対して相当頑張っています。現在でも食品レジは4台設置されており、うち2台はセミセルフレジが導入されているなど、設備投資も行われていました。
7億5000万円という年商は今年に入って閉鎖された3店舗のいずれよりも高く、存続する市川店や平尾店も上回っており、同社では比較的高い数字です。また、閉鎖済みの店舗も含めてスーパーヤマザキが自社で保有する店舗は滝山店と三筋店の2店舗で、滝山店は家賃が発生していないと推測されます(市川店もデイリーヤマザキ本部が入居する建物を賃借しており、家賃は相当抑えられていると見られます)。赤字に陥りそうにはありませんが、建物の老朽化は著しく、今後数年で大掛かりな修繕か建替えは必要な情勢です。跡地の活用や不動産の売却などで条件の良い企業があったのでしょうか。
西武新宿線の小平駅から徒歩27分程度のところに、スーパーヤマザキ滝山店はあります。
こちらの店舗は2022年8月31日をもって営業を終了しました。
閉店当日に訪れましたのでご紹介致します。
店舗外観

別角度から。

店舗側面。

2階の一部には歯科医院が入居しています。

納品口。一部3階建てとなっています。

店舗側面にはエスカレーターも設置されていました。

現在は使われていません。

滝山中央名店会に出店しています。

閉店のお知らせ。

他店と同じく直前には売りつくしセールを開催。

2階では100円ショップ「セリア」が営業していましたが、今年に入って閉鎖されたようです。

青果売場。商品は全て売りつくされていました。

年季の入った売場ですが、青果売場の表記は最近のスーパーで見られる「produce」となっています。

床にも黒ずみが目立ちます。

精肉や鮮魚も最終日は製造がありませんでした。

商品が無くなったためナイトカバーがされていると思いましたが、冷蔵ショーケースが故障しており、以前から惣菜売場前で鮮魚・精肉が売られていたようです。

惣菜売場。

わずかに揚げ物などが並んでいました。

ベーカリーも導入されていました。

冷凍食品コーナー。

加工食品売場。商品はほぼ売りつくされており、ゴンドラ(商品棚)の解体も進められています。

アーチ状の天井が特徴的ですね。

わずかに調味料などは残っていました。

2階建ての1階売場なのですが、雨漏りしている箇所も見られました。

閉店後の様子。

19時の営業終了後、店長から閉店の挨拶がありましたので、動画でご紹介いたします。
スーパーヤマザキ滝山店 店舗概要
開業: 1968年11月29日
売場面積: 727㎡
営業時間: 09: 00 ~ 20: 00
住所: 東京都東久留米市滝山4-1-40
駐車場: 90台(提携)
店舗の閉鎖が相次ぐ山崎製パン傘下のスーパーヤマザキ。2022年に入り、4月末に鶴川店、5月末に東久留米西口店、6月末に百草店が営業を終了しました。7月末には閉店が発表されなかったことから、不採算店の整理は一段落ついたと思われましたが、今回8月末をもって滝山店が閉店となりました。これにより、今年の初めには9店舗あった店舗網は5店舗にまで急速に縮小することとなりました。
滝山店は旧日本住宅公団の滝山団地が入居を開始した1968年の11月29日にオープン。閉店の挨拶で店長さんから、1981年に改装し現在の建物になったと伺いました。かつて直営だった2階には100円ショップのセリアが入居していましたが、今年に入って2階は閉鎖された模様です。
閉店当日のみ訪れましたが、27日から加工食品などが全品20%引きとなっており、売場の商品はほぼ完売となっていました。生鮮品もほとんど仕入れを行っておらず、惣菜では揚げ物などがわずかに並んでいました。セリアの商品は1階に移動して販売を継続していた様子で、最終日には大幅値引きが行われており盛況となっていました。売場は長年改装されておらず、設備の老朽化が進行しています。天井や床には黒ずみが見られ、2階建ての1階売場にも関わらず雨漏りが多数発生しています。
滝山店の昨年度の年商はおよそ7億5000万円(日本スーパー名鑑より)。727平米の小規模なスーパーとしては決して悪い業績では無く、至近距離に有力スーパー「ヤオコー」が立地する中では健闘していると言えるでしょう。ちなみに2000年の日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商は20億4000万円となっており、当時の競合イトーヨーカドー滝山店(ザ・プライス転換前)の43億6000万円に対して相当頑張っています。現在でも食品レジは4台設置されており、うち2台はセミセルフレジが導入されているなど、設備投資も行われていました。
7億5000万円という年商は今年に入って閉鎖された3店舗のいずれよりも高く、存続する市川店や平尾店も上回っており、同社では比較的高い数字です。また、閉鎖済みの店舗も含めてスーパーヤマザキが自社で保有する店舗は滝山店と三筋店の2店舗で、滝山店は家賃が発生していないと推測されます(市川店もデイリーヤマザキ本部が入居する建物を賃借しており、家賃は相当抑えられていると見られます)。赤字に陥りそうにはありませんが、建物の老朽化は著しく、今後数年で大掛かりな修繕か建替えは必要な情勢です。跡地の活用や不動産の売却などで条件の良い企業があったのでしょうか。