スーパー三和SOCOLA若葉台店
- 2022/09/20
- 16:18
東京都稲城市。
京王相模原線の若葉台駅から徒歩15分程度のところに、三和SOCOLA(ソコラ)若葉台店はあります。
野村不動産が手掛けるショッピングセンター「SOCOLA(ソコラ)若葉台」に入居しています。
SCの外観は撮り忘れましたので、店舗の導入部から。
青果売場では先頭にトマト、きゅうり、梨といった季節の野菜・果物を大量陳列することで旬を演出します。

1個9800円のジャンボスイカを販売するなど、高級商品にも注力。

京野菜や有機野菜をコーナー展開。

夕方のためやや欠品も目立ちますが、カット野菜は種類豊富に揃えています。

キャベツ1玉88円など定番品は価格訴求を行う一方で、付加価値のある商品も揃えている印象。

売場突き当りとなる壁面に鮮魚、精肉と展開します。

切身はそれなりですが、お刺身は充実した品揃え。単品盛りは398円均一で提供しており、少量多種盛り598円、まぐろたっぷり盛り合わせ680円、お刺身7点盛り980円など様々なニーズに対応した商品を提供します。

精肉は導入部に牛肉ではなく豚肉を配置します。
精肉は店内加工と「三和ミート加工センター」での加工を使い分けて提供。
「お買い得!!ジャンボパック」というシールを積極的に使用し、大容量パックの売り込みを図ります。

豚肉ではブランド豚「TOKYO X(トウキョウエックス)」やスペイン産イベリコ豚、鹿児島県産黒豚など高付加価値の商品も販売します。

低価格なオーストラリア産ステーキ肉から国産黒毛和牛サーロインステーキまで幅広い品揃え。

1980円の厳選焼き肉盛り合わせなど高単価なアイテムも並びます。

鶏肉はジャンボパックで価格訴求を展開。国産鶏もも肉100gは85円と安いですね。

惣菜売場。

お弁当は398円前後の商品が中心。一部アイテムは同社の大野台フーズセンターから供給を受けます。

POPには「本格中華惣菜」と書かれていますが、並んでいるのは比較的ノーマルな揚げ物でした。

握り寿司コーナー。12貫+細巻き4個で598円というのはお手頃な価格設定ですが、1人前1000円程度のアイテムも選択肢として欲しいところ。

電子レンジで加熱するだけのハンバーグやミックスグリルなど、時短需要に応える商品も販売。

惣菜売場に設置されている、チーズや生ハム、オリーブとワインのプロモーションコーナー。
提案型の良いコーナーだと思います。

洋日配コーナーでもナチュラルチーズは非常に充実した品揃え。
輸入品も充実しており、商品説明や相性の良いワインなども丁寧に記載されています。

需要が伸長する乳酸菌飲料コーナーも強化。

訪れた日には冷凍食品が全品半額となっていました。

現在「味の素ギョーザ」にメーカー希望小売価格は設定されておらず、いくらで販売するかは小売店次第なのですが、420円(税抜き)は高いですね。半額でも210円と、198円などで常時販売している企業もある中でお買い得とは言い難い印象。ちなみに毎日半額で販売されていなければ、「当店通常価格より半額」という謳い文句で販売すること自体は景品表示法違反とはなりません。

加工食品コーナー。
三和は共同仕入・共同PB開発機構のシジシージャパンに加盟しますが、CGCブランド商品は扱っていません。

糖質コントロールやグルテンフリー、スーパーフードといった健康志向に対応する商品を積極的に導入します。

オーガニック食品コーナーを設けるのはイオンやライフといった大手スーパー以外では珍しい試みですね。

スーパー大麦、大豆ミート、発芽玄米といった商品も集積。

業務用食品コーナーを導入。

オリーブオイルは高価格帯も含め充実の品揃え。

レトルトカレーはゴンドラ6面を使う圧巻の品揃え。

地方のご当地カレーなど他店ではあまり見られないアイテムも並びます。

酒売場は加工食品の区画では無く、青果売場と和日配に隣接して配置します。

売場こそ狭いものの、ウィスキーやワインでは高級品も扱っており、ご当地サワーなども充実しています。

クラフトビールのコーナー。

ペットボトル飲料や缶ビールはケース販売にも注力。

隣接してドラッグストアも施設内に出店しますが、日用消耗品も広い売場を確保。

イートインスペースも設置されていますが、新型コロナウイルスの影響で封鎖されていました。

三和SOCOLA若葉台店 店舗概要
開業: 2020年3月13日
売場面積: 約2000㎡(見た感じ)
営業時間: 10:00~21:00
住所: 東京都稲城市坂浜1325-1
駐車場: 252台(無料)
HP: https://www.heartful-sanwa.co.jp/shop/076
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、家族連れ中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい、明るい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、三和ミート加工センター
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: セミセルフレジ9台(4台稼働中)、精算機14台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 無し(CGCに加盟しますが、CGCブランド商品は扱いません)
三和は東京・神奈川・静岡に76店舗を展開し、2022年3月期決算の売上高は1634億円という中堅スーパーです。首都圏ではマミーマートやエコスを上回る規模を有しますが、知名度はそれほど高くありません。その要因は、スーパー三和の圧倒的なドミナント戦略にあります。創業の地である東京都町田市には16店舗、隣接する神奈川県相模原市には17店舗を展開しており、狭い地域で高いシェアを獲得しています。
今回訪れたSOCOLA(ソコラ)若葉台店は、2020年3月13日に開業したばかりの三和で2番目に新しい店舗です(最新の店舗は2021年10月オープンの藤が丘店)。野村不動産が手掛けるネイバーフッド型ショッピングセンター「SOCOLA若葉台」に入居しています。1階に駐車場、2階と3階に店舗という構造ですが、傾斜地に建っているため2階フロアにも歩道から直接アクセス出来ます。
入口から青果、酒と和日配、突き当りに鮮魚、壁面沿いに精肉と洋日配、終盤に惣菜を配置します。他社では青果売場から鮮魚まで見通せるようにし、開放的な空間を演出することも多いのですが、こちらの店舗では青果売場を過ぎると酒売場が配置されており、視界が遮られていると感じます。
青果売場では先頭にトマト、きゅうり、梨といった季節の野菜・果物を大量陳列することで旬を演出します。シャインマスカットや種なし巨峰も種類豊富に揃え、1個9800円のジャンボスイカを販売するなど、高級商品にも力を入れています。野菜はキャベツ1玉88円など定番品は価格訴求を行う一方で、京野菜や有機野菜、地場野菜をコーナー展開しており、付加価値のある商品も扱います。
鮮魚売場では丸々一尾の鮮魚は扱わず、切身などもそれなりですが、お刺身は充実した品揃え。単品盛りは398円均一で提供しており、少量多種盛り598円、まぐろたっぷり盛り合わせ680円、お刺身7点盛り980円など様々なニーズに対応した商品を提供。精肉は導入部から豚肉しゃぶしゃぶ用のジャンボパックを訴求するなど、全体的にファミリー層をターゲットとした大容量パックが見受けられます。ジャンボパック(3枚入り)の国産鶏もも肉100gは85円と低価格で販売。一方牛肉では黒毛和牛サーロインステーキ肉や1980円の厳選焼き肉盛り合わせなど高単価なアイテムも扱っており、豚肉ではブランド豚「TOKYO X(トウキョウエックス)」も販売します。
惣菜はいまいちパッとしない印象で、値引きは始まっていないもののボリューム感がありません。弁当、揚げ物、寿司などは定番品が中心で、価格もそれほど魅力的には映りませんでした。
和洋日配や加工食品では所々でこだわり商品を集積し、コーナー展開しています。全体的に高級品を扱うのではなく、普段使いに徹する分類と高級路線でこだわり商品を豊富に取り揃える分類とにメリハリを付けている様子。チーズやハム、オリーブオイルやカレーなどは専門性の高い品揃えを実現しています。また、イオン系列やライフ以外のスーパーでは珍しいオーガニック食品コーナーも展開するほか、糖質コントロールやグルテンフリー、スーパー大麦、大豆ミート、スーパーフードといった健康志向に対応する商品を積極的に導入します。
一方で大手ナショナルブランドは競争力ある価格で提供されています。共同仕入機構のCGCに加盟するものの、CGCブランド商品は扱わないという変わった方針ですが、NBで十分品揃えは出来ています。お酒は売場こそ狭いものの、ウィスキーやワインでは高級品も扱っており、ご当地サワーやクラフトビールなども充実しています。車での来店客が多いこともあり、ペットボトル飲料や缶ビールなどはケース販売にも注力しています。
会計はセミセルフレジのみを導入しており、9台を配置することから年商目標は約20億円程度と見られます。平日の夕方ピーク前ということもあり4台の稼働にとどまっていましたが、あまり混雑はしていませんでした。客層は主婦層の他、隣接して戸建住宅が新しく分譲されているため若いファミリー層も多く見られました。車での来店が多いため、客単価も高く、平均するとカゴの8割程度には買い物されている印象でした。
京王相模原線の若葉台駅から徒歩15分程度のところに、三和SOCOLA(ソコラ)若葉台店はあります。
野村不動産が手掛けるショッピングセンター「SOCOLA(ソコラ)若葉台」に入居しています。
SCの外観は撮り忘れましたので、店舗の導入部から。
青果売場では先頭にトマト、きゅうり、梨といった季節の野菜・果物を大量陳列することで旬を演出します。

1個9800円のジャンボスイカを販売するなど、高級商品にも注力。

京野菜や有機野菜をコーナー展開。

夕方のためやや欠品も目立ちますが、カット野菜は種類豊富に揃えています。

キャベツ1玉88円など定番品は価格訴求を行う一方で、付加価値のある商品も揃えている印象。

売場突き当りとなる壁面に鮮魚、精肉と展開します。

切身はそれなりですが、お刺身は充実した品揃え。単品盛りは398円均一で提供しており、少量多種盛り598円、まぐろたっぷり盛り合わせ680円、お刺身7点盛り980円など様々なニーズに対応した商品を提供します。

精肉は導入部に牛肉ではなく豚肉を配置します。
精肉は店内加工と「三和ミート加工センター」での加工を使い分けて提供。
「お買い得!!ジャンボパック」というシールを積極的に使用し、大容量パックの売り込みを図ります。

豚肉ではブランド豚「TOKYO X(トウキョウエックス)」やスペイン産イベリコ豚、鹿児島県産黒豚など高付加価値の商品も販売します。

低価格なオーストラリア産ステーキ肉から国産黒毛和牛サーロインステーキまで幅広い品揃え。

1980円の厳選焼き肉盛り合わせなど高単価なアイテムも並びます。

鶏肉はジャンボパックで価格訴求を展開。国産鶏もも肉100gは85円と安いですね。

惣菜売場。

お弁当は398円前後の商品が中心。一部アイテムは同社の大野台フーズセンターから供給を受けます。

POPには「本格中華惣菜」と書かれていますが、並んでいるのは比較的ノーマルな揚げ物でした。

握り寿司コーナー。12貫+細巻き4個で598円というのはお手頃な価格設定ですが、1人前1000円程度のアイテムも選択肢として欲しいところ。

電子レンジで加熱するだけのハンバーグやミックスグリルなど、時短需要に応える商品も販売。

惣菜売場に設置されている、チーズや生ハム、オリーブとワインのプロモーションコーナー。
提案型の良いコーナーだと思います。

洋日配コーナーでもナチュラルチーズは非常に充実した品揃え。
輸入品も充実しており、商品説明や相性の良いワインなども丁寧に記載されています。

需要が伸長する乳酸菌飲料コーナーも強化。

訪れた日には冷凍食品が全品半額となっていました。

現在「味の素ギョーザ」にメーカー希望小売価格は設定されておらず、いくらで販売するかは小売店次第なのですが、420円(税抜き)は高いですね。半額でも210円と、198円などで常時販売している企業もある中でお買い得とは言い難い印象。ちなみに毎日半額で販売されていなければ、「当店通常価格より半額」という謳い文句で販売すること自体は景品表示法違反とはなりません。

加工食品コーナー。
三和は共同仕入・共同PB開発機構のシジシージャパンに加盟しますが、CGCブランド商品は扱っていません。

糖質コントロールやグルテンフリー、スーパーフードといった健康志向に対応する商品を積極的に導入します。

オーガニック食品コーナーを設けるのはイオンやライフといった大手スーパー以外では珍しい試みですね。

スーパー大麦、大豆ミート、発芽玄米といった商品も集積。

業務用食品コーナーを導入。

オリーブオイルは高価格帯も含め充実の品揃え。

レトルトカレーはゴンドラ6面を使う圧巻の品揃え。

地方のご当地カレーなど他店ではあまり見られないアイテムも並びます。

酒売場は加工食品の区画では無く、青果売場と和日配に隣接して配置します。

売場こそ狭いものの、ウィスキーやワインでは高級品も扱っており、ご当地サワーなども充実しています。

クラフトビールのコーナー。

ペットボトル飲料や缶ビールはケース販売にも注力。

隣接してドラッグストアも施設内に出店しますが、日用消耗品も広い売場を確保。

イートインスペースも設置されていますが、新型コロナウイルスの影響で封鎖されていました。

三和SOCOLA若葉台店 店舗概要
開業: 2020年3月13日
売場面積: 約2000㎡(見た感じ)
営業時間: 10:00~21:00
住所: 東京都稲城市坂浜1325-1
駐車場: 252台(無料)
HP: https://www.heartful-sanwa.co.jp/shop/076
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、家族連れ中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい、明るい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、三和ミート加工センター
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: セミセルフレジ9台(4台稼働中)、精算機14台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 無し(CGCに加盟しますが、CGCブランド商品は扱いません)
三和は東京・神奈川・静岡に76店舗を展開し、2022年3月期決算の売上高は1634億円という中堅スーパーです。首都圏ではマミーマートやエコスを上回る規模を有しますが、知名度はそれほど高くありません。その要因は、スーパー三和の圧倒的なドミナント戦略にあります。創業の地である東京都町田市には16店舗、隣接する神奈川県相模原市には17店舗を展開しており、狭い地域で高いシェアを獲得しています。
今回訪れたSOCOLA(ソコラ)若葉台店は、2020年3月13日に開業したばかりの三和で2番目に新しい店舗です(最新の店舗は2021年10月オープンの藤が丘店)。野村不動産が手掛けるネイバーフッド型ショッピングセンター「SOCOLA若葉台」に入居しています。1階に駐車場、2階と3階に店舗という構造ですが、傾斜地に建っているため2階フロアにも歩道から直接アクセス出来ます。
入口から青果、酒と和日配、突き当りに鮮魚、壁面沿いに精肉と洋日配、終盤に惣菜を配置します。他社では青果売場から鮮魚まで見通せるようにし、開放的な空間を演出することも多いのですが、こちらの店舗では青果売場を過ぎると酒売場が配置されており、視界が遮られていると感じます。
青果売場では先頭にトマト、きゅうり、梨といった季節の野菜・果物を大量陳列することで旬を演出します。シャインマスカットや種なし巨峰も種類豊富に揃え、1個9800円のジャンボスイカを販売するなど、高級商品にも力を入れています。野菜はキャベツ1玉88円など定番品は価格訴求を行う一方で、京野菜や有機野菜、地場野菜をコーナー展開しており、付加価値のある商品も扱います。
鮮魚売場では丸々一尾の鮮魚は扱わず、切身などもそれなりですが、お刺身は充実した品揃え。単品盛りは398円均一で提供しており、少量多種盛り598円、まぐろたっぷり盛り合わせ680円、お刺身7点盛り980円など様々なニーズに対応した商品を提供。精肉は導入部から豚肉しゃぶしゃぶ用のジャンボパックを訴求するなど、全体的にファミリー層をターゲットとした大容量パックが見受けられます。ジャンボパック(3枚入り)の国産鶏もも肉100gは85円と低価格で販売。一方牛肉では黒毛和牛サーロインステーキ肉や1980円の厳選焼き肉盛り合わせなど高単価なアイテムも扱っており、豚肉ではブランド豚「TOKYO X(トウキョウエックス)」も販売します。
惣菜はいまいちパッとしない印象で、値引きは始まっていないもののボリューム感がありません。弁当、揚げ物、寿司などは定番品が中心で、価格もそれほど魅力的には映りませんでした。
和洋日配や加工食品では所々でこだわり商品を集積し、コーナー展開しています。全体的に高級品を扱うのではなく、普段使いに徹する分類と高級路線でこだわり商品を豊富に取り揃える分類とにメリハリを付けている様子。チーズやハム、オリーブオイルやカレーなどは専門性の高い品揃えを実現しています。また、イオン系列やライフ以外のスーパーでは珍しいオーガニック食品コーナーも展開するほか、糖質コントロールやグルテンフリー、スーパー大麦、大豆ミート、スーパーフードといった健康志向に対応する商品を積極的に導入します。
一方で大手ナショナルブランドは競争力ある価格で提供されています。共同仕入機構のCGCに加盟するものの、CGCブランド商品は扱わないという変わった方針ですが、NBで十分品揃えは出来ています。お酒は売場こそ狭いものの、ウィスキーやワインでは高級品も扱っており、ご当地サワーやクラフトビールなども充実しています。車での来店客が多いこともあり、ペットボトル飲料や缶ビールなどはケース販売にも注力しています。
会計はセミセルフレジのみを導入しており、9台を配置することから年商目標は約20億円程度と見られます。平日の夕方ピーク前ということもあり4台の稼働にとどまっていましたが、あまり混雑はしていませんでした。客層は主婦層の他、隣接して戸建住宅が新しく分譲されているため若いファミリー層も多く見られました。車での来店が多いため、客単価も高く、平均するとカゴの8割程度には買い物されている印象でした。