マミーマート西浦和店
- 2022/10/10
- 18:12
埼玉県さいたま市桜区。
JR武蔵野線の西浦和駅から徒歩27分程度のところに、マミーマート西浦和店はあります。
店舗外観。
1983年に開業しており、現存するマミーマートでは東坂戸店(1977年開業)、芝園店(1978年開業)に次いで歴史の長い店舗です。売場面積は759平米、駐車場30台と小商圏のニーズに対応する店舗です。

フロアガイド。

入口すぐの青果売場。開業からおよそ39年が経過していますが、売場はきれいに改装されており、古さは感じられません。

カット野菜コーナー。

近年開業したマミーマートで見られるボリューム感ある単品量販は行われておらず、標準的なスーパーに近い売場です。
スポット照明が多いため、特別高級ではない商品が無駄に煌びやかに照らされています。

少量パック、小分けサイズも扱い、少人数・単身世帯の需要に対応します。

続く鮮魚売場。

平台では生さんまを訴求。大根やすだち、ポン酢など関連陳列も出来ると良いですね。紅葉も飾ると季節感が演出できます。
店内が暗いわけではないのですが、スポット照明が強すぎてこのような写真になっています。

お刺身は3点盛り598円という比較的低価格なアイテムを中心に販売。

広告の品であるためかまぐろたたきを大量陳列。

続く精肉売場。精肉は子会社の彩裕フーズがプロセスセンター加工を実施します。

牛肉の比率が低く、オーストラリア産牛肩ロースステーキ肉や牛豚焼肉セットなどは並ぶものの、上質な和牛は扱っていません。

プロセスセンター加工のため価格は他店と変わらず、国産鶏もも肉は4枚入りのジャンボパックで100gあたり79円という安さで提供します。

鮮魚と異なり平台ショーケースは配置しておらず、通路ではCGC商品などをカットケース陳列でボリューム展開。

惣菜売場。

お弁当はほとんどアウトパックで提供しています。

惣菜はマミーマートが近年強化している部門で、「お弁当・お惣菜大賞」で賞を獲得する商品も開発していますが、西浦和店では揚げ物など比較的手間のかからない商品が中心です。お客さんからの支持が高いピザを販売していないのは残念です。

握り寿司も1人前10貫498円、2人前24貫980円など安さが際立ちます。

豆腐コーナー。
複数購入でお得となる販促を実施。

牛乳では自社PB「mami+EnjoyLife!」も発売。

冷凍食品コーナー。

最近のスーパーでは扉の無いこのような冷凍什器は少なくなりつつあります。

加工食品売場。
調味料は高級品・こだわりの品は扱わず、大手ナショナルブランドとCGCブランド商品が並びます。

「まとめ買いがお得!」というPOPで複数購入での値引きを各所で展開しています。

CGCの突き出しPOPも見られませんし、棚割りもCGC商品を積極的に売り込んでいく姿勢ではありません。

自社PBは「mami+EnjoyLife!」(マミープラスエンジョイライフ)に加え「mami+premium」(マミープラスプレミアム)も展開します。

菓子コーナーでは輸入菓子も大きく展開しています。

酒売場は同社の大型店では凝った売場演出と高級品までの幅広い品揃えが特徴ですが、西浦和店はそれほど充実していません。

マミーマート西浦和店 店舗概要
開業: 1983年11月09日
売場面積: 759㎡
営業時間: 9:00~21:00
住所: 埼玉県さいたま市桜区道場3-16-15
駐車場: 30台(無料)
HP: https://mami-mart.com/stores/saitama/saitamashi/nishiurawa.html
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者、若年男性中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 彩裕フーズ株式会社
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ1台(1台稼働中)、セミセルフレジ2台(1台稼働中)精算機3台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC、「mami+EnjoyLife!」(マミープラスエンジョイライフ)
広域集客・生鮮強化業態の「生鮮市場TOP」の出店を加速し、埼玉を地盤に急成長している食品スーパー「マミーマート」。2021年9月期の売上高は1353億円、営業利益59億円、経常利益63億円、当期純利益39億円と、コロナ特需の反動に苦しむ他社もある中で増収増益を達成しています。近年はマミーマート業態の新規出店は少なく、既存店も「生鮮市場TOP」「マミープラス」へ転換を進めています。
今回訪れた西浦和店は1983年に開業しており、現存するマミーマートでは東坂戸店(1977年開業)、芝園店(1978年開業)に次いで歴史の長い店舗です。最近のマミーマート、生鮮市場TOPで見られるような大容量パックやダイナミックな単品量販は見られず、一般的な住宅立地のスーパーに近い商品政策が見られます。広い駐車場や大きな売場が無い場合、広域から集客することは難しく、休日にファミリー層が多く来店することも無いため、少量パックなどもきめ細かに揃えた普段使いの店舗が支持されることをよく理解しているのだと思われます。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と並ぶ一般的な配置。青果売場ではそれほど変わったアイテムは見られず、売れ筋に絞り込まれている印象で、陳列量も決して多くはありません。スポット照明を多用しており、商品を際立たせているものの、普通の白菜やピーマンが無駄に煌びやかになっています。果物などはワンランク上の品質・価格帯の商品も欲しいと感じます。
鮮魚は平台で旬の生さんまを展開する以外は丸魚をほぼ扱わず、売場には調理を承るという案内がありますが実際には依頼することは無いでしょう。お刺身は3点盛り598円という比較的低価格なアイテムを中心に据えており、ファミリー層向けの商品は見られませんでした。精肉はプロセスセンター加工を実施。牛肉の比率が低く、オーストラリア産牛肩ロースステーキ肉や牛豚焼肉セットなどは並ぶものの、上質な和牛は扱いません。一方で価格は他のマミーマートと同様なため競争力があり、国産鶏もも肉は4枚入りのジャンボパックで100gあたり79円で提供します。
惣菜は近年マミーマートが力を入れている部門であり、毎年「お弁当・お惣菜大賞」にエントリーし賞を獲得していますが、西浦和店では他社と差別化を図れるような工夫ある商品は見られませんでした。揚げ物や弁当も定番で低価格なアイテムが中心。握り寿司も1人前10貫498円、2人前24貫980円など安さが際立ちます。また、顧客からの高い支持を得ているピザを扱っていないのは残念です。
加工食品も決して広くない売場ですが欠品は少なく、フェイスアップも行われておりきちんとメンテナンスされている印象。品揃えは大手ナショナルブランドと加盟するCGCブランドに加えて自社PB「mami+EnjoyLife!」(マミープラスエンジョイライフ)も導入しており、より品質志向な「mami+premium」(マミープラスプレミアム)も展開します。酒売場は同社の大型店では凝った売場演出と高級品までの幅広い品揃えが特徴ですが、西浦和店では大衆向けの一般的な品揃えとなっています。
レジは通常レジとセミセルフレジ合わせて3台のみと繁盛店とは言えないものの、夕方16時にはそれなりのお客さんで賑わっていました。客数は同じ時間帯の競合グルメシティを若干上回っており、客単価もやや高くなっています。店内放送では全店共通だと思われますが各部門担当者がおすすめ商品を紹介する案内も流れており、良い取り組みだと思います。従業員と会話する常連さんも見られ、地域密着の運営が出来ているようです。
JR武蔵野線の西浦和駅から徒歩27分程度のところに、マミーマート西浦和店はあります。
店舗外観。
1983年に開業しており、現存するマミーマートでは東坂戸店(1977年開業)、芝園店(1978年開業)に次いで歴史の長い店舗です。売場面積は759平米、駐車場30台と小商圏のニーズに対応する店舗です。

フロアガイド。

入口すぐの青果売場。開業からおよそ39年が経過していますが、売場はきれいに改装されており、古さは感じられません。

カット野菜コーナー。

近年開業したマミーマートで見られるボリューム感ある単品量販は行われておらず、標準的なスーパーに近い売場です。
スポット照明が多いため、特別高級ではない商品が無駄に煌びやかに照らされています。

少量パック、小分けサイズも扱い、少人数・単身世帯の需要に対応します。

続く鮮魚売場。

平台では生さんまを訴求。大根やすだち、ポン酢など関連陳列も出来ると良いですね。紅葉も飾ると季節感が演出できます。
店内が暗いわけではないのですが、スポット照明が強すぎてこのような写真になっています。

お刺身は3点盛り598円という比較的低価格なアイテムを中心に販売。

広告の品であるためかまぐろたたきを大量陳列。

続く精肉売場。精肉は子会社の彩裕フーズがプロセスセンター加工を実施します。

牛肉の比率が低く、オーストラリア産牛肩ロースステーキ肉や牛豚焼肉セットなどは並ぶものの、上質な和牛は扱っていません。

プロセスセンター加工のため価格は他店と変わらず、国産鶏もも肉は4枚入りのジャンボパックで100gあたり79円という安さで提供します。

鮮魚と異なり平台ショーケースは配置しておらず、通路ではCGC商品などをカットケース陳列でボリューム展開。

惣菜売場。

お弁当はほとんどアウトパックで提供しています。

惣菜はマミーマートが近年強化している部門で、「お弁当・お惣菜大賞」で賞を獲得する商品も開発していますが、西浦和店では揚げ物など比較的手間のかからない商品が中心です。お客さんからの支持が高いピザを販売していないのは残念です。

握り寿司も1人前10貫498円、2人前24貫980円など安さが際立ちます。

豆腐コーナー。
複数購入でお得となる販促を実施。

牛乳では自社PB「mami+EnjoyLife!」も発売。

冷凍食品コーナー。

最近のスーパーでは扉の無いこのような冷凍什器は少なくなりつつあります。

加工食品売場。
調味料は高級品・こだわりの品は扱わず、大手ナショナルブランドとCGCブランド商品が並びます。

「まとめ買いがお得!」というPOPで複数購入での値引きを各所で展開しています。

CGCの突き出しPOPも見られませんし、棚割りもCGC商品を積極的に売り込んでいく姿勢ではありません。

自社PBは「mami+EnjoyLife!」(マミープラスエンジョイライフ)に加え「mami+premium」(マミープラスプレミアム)も展開します。

菓子コーナーでは輸入菓子も大きく展開しています。

酒売場は同社の大型店では凝った売場演出と高級品までの幅広い品揃えが特徴ですが、西浦和店はそれほど充実していません。

マミーマート西浦和店 店舗概要
開業: 1983年11月09日
売場面積: 759㎡
営業時間: 9:00~21:00
住所: 埼玉県さいたま市桜区道場3-16-15
駐車場: 30台(無料)
HP: https://mami-mart.com/stores/saitama/saitamashi/nishiurawa.html
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者、若年男性中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや多め
売場の雰囲気: きれい
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 彩裕フーズ株式会社
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ1台(1台稼働中)、セミセルフレジ2台(1台稼働中)精算機3台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC、「mami+EnjoyLife!」(マミープラスエンジョイライフ)
広域集客・生鮮強化業態の「生鮮市場TOP」の出店を加速し、埼玉を地盤に急成長している食品スーパー「マミーマート」。2021年9月期の売上高は1353億円、営業利益59億円、経常利益63億円、当期純利益39億円と、コロナ特需の反動に苦しむ他社もある中で増収増益を達成しています。近年はマミーマート業態の新規出店は少なく、既存店も「生鮮市場TOP」「マミープラス」へ転換を進めています。
今回訪れた西浦和店は1983年に開業しており、現存するマミーマートでは東坂戸店(1977年開業)、芝園店(1978年開業)に次いで歴史の長い店舗です。最近のマミーマート、生鮮市場TOPで見られるような大容量パックやダイナミックな単品量販は見られず、一般的な住宅立地のスーパーに近い商品政策が見られます。広い駐車場や大きな売場が無い場合、広域から集客することは難しく、休日にファミリー層が多く来店することも無いため、少量パックなどもきめ細かに揃えた普段使いの店舗が支持されることをよく理解しているのだと思われます。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と並ぶ一般的な配置。青果売場ではそれほど変わったアイテムは見られず、売れ筋に絞り込まれている印象で、陳列量も決して多くはありません。スポット照明を多用しており、商品を際立たせているものの、普通の白菜やピーマンが無駄に煌びやかになっています。果物などはワンランク上の品質・価格帯の商品も欲しいと感じます。
鮮魚は平台で旬の生さんまを展開する以外は丸魚をほぼ扱わず、売場には調理を承るという案内がありますが実際には依頼することは無いでしょう。お刺身は3点盛り598円という比較的低価格なアイテムを中心に据えており、ファミリー層向けの商品は見られませんでした。精肉はプロセスセンター加工を実施。牛肉の比率が低く、オーストラリア産牛肩ロースステーキ肉や牛豚焼肉セットなどは並ぶものの、上質な和牛は扱いません。一方で価格は他のマミーマートと同様なため競争力があり、国産鶏もも肉は4枚入りのジャンボパックで100gあたり79円で提供します。
惣菜は近年マミーマートが力を入れている部門であり、毎年「お弁当・お惣菜大賞」にエントリーし賞を獲得していますが、西浦和店では他社と差別化を図れるような工夫ある商品は見られませんでした。揚げ物や弁当も定番で低価格なアイテムが中心。握り寿司も1人前10貫498円、2人前24貫980円など安さが際立ちます。また、顧客からの高い支持を得ているピザを扱っていないのは残念です。
加工食品も決して広くない売場ですが欠品は少なく、フェイスアップも行われておりきちんとメンテナンスされている印象。品揃えは大手ナショナルブランドと加盟するCGCブランドに加えて自社PB「mami+EnjoyLife!」(マミープラスエンジョイライフ)も導入しており、より品質志向な「mami+premium」(マミープラスプレミアム)も展開します。酒売場は同社の大型店では凝った売場演出と高級品までの幅広い品揃えが特徴ですが、西浦和店では大衆向けの一般的な品揃えとなっています。
レジは通常レジとセミセルフレジ合わせて3台のみと繁盛店とは言えないものの、夕方16時にはそれなりのお客さんで賑わっていました。客数は同じ時間帯の競合グルメシティを若干上回っており、客単価もやや高くなっています。店内放送では全店共通だと思われますが各部門担当者がおすすめ商品を紹介する案内も流れており、良い取り組みだと思います。従業員と会話する常連さんも見られ、地域密着の運営が出来ているようです。