イオンショッパーズ福岡店
- 2022/10/21
- 23:13
福岡県福岡市中央区。
福岡市交通局の天神駅から徒歩4分程度のところに、イオンショッパーズ福岡店はあります。
店舗外観。
かつてはダイエーショッパーズ福岡店として営業していた建物です。1971年6月15日にダイエー最大級の店舗として開業し、1988年には日経流通新聞が実施していた全国スーパーマーケット店舗別売上ランキングで1位を獲得しています。しかしイオン完全子会社化に伴い、2015年9月1日より運営がダイエーからイオン九州へ譲渡され、屋号もイオンへ変更されています。

フロアガイド。
2019年4月には、売場を地下1階から4階までの5フロアへ縮小させ、上層階をオフィスフロアとするリニューアルを実施しています。

まずは地下食料品フロアから見ていきましょう。
エスカレーター降りてすぐの果物コーナー。贈答用の果物など高級な商品も並びます。

オーガニック野菜をコーナー展開。

繫華街立地ということで客層は少人数・単身世帯が多いため、キャベツも1玉は少なく、半玉や1/4玉の方が陳列量が多くなっています。

平台は上質感ある陳列。

スペースが限られているため、青果台の下の部分にも関連陳列として商品を並べます。

青果と惣菜から始まるダブルコンコース型の売場配置となっています。黒い天井と木目調の床に、スポット照明も多く導入されており高級感を演出します。

一部厨房はオープンキッチン方式となっておりライブ感を演出します。
訪れたのは18時過ぎですが既に値引きが始まっており、売場は全体的に品薄となっております。

通常のイオンはプロセスセンター加工の弁当の比率が高いイメージですが、こちらの店舗では焼魚弁当など、ひと手間加えたお弁当も店内調理で提供しています。

中華惣菜、中華弁当も充実しています。

グリル料理やピザなども販売します。

福岡ではどこのスーパーでも並んでいる「かしわめし」

「魚屋さんの寿司」という商品は通常鮮魚売場で訴求することが多いのですが、この店舗では惣菜売場で展開されています。
中トロやウニ、いくらの入った1人前1380円など高価格帯のアイテムも並んでいます。

ローストビーフも種類豊富に揃えています。

モンブランやぶどうのタルトなど、店内調理のスイーツも販売します。

壁面に沿って鮮魚、精肉と続いています。

お刺身を目立つ位置で訴求します。

とびうおの刺身も販売。

福岡県が消費量日本一である明太子も、地元のブランド品を含め豊富に取り揃えています。

精肉の導入部ではオリジナル黒毛和牛「さつま姫牛」を訴求します。

ステーキ肉はロース(100g1080円)やヒレ(100g1380円)、もも(100g980円)など様々な部位を展開。

焼肉用やすき焼き用など高級志向なアイテムも十分な数量並べられています。

福岡らしくもつ鍋用ホルモンも販売されています。

和洋日配から冷凍食品にかけては広い通路を確保します。

豆腐コーナー。

納豆コーナー。タカノおかめ仕立て納豆など地域色の出た商品が並びます。

ゆでうどんの隣には同じフェイス数でゆでちゃんぽんを配置します。1玉28円は安いですね。

ナチュラルチーズは充実の品揃え。

パンは地元メーカー「フランソア」の商品も並びます。

加工食品売場。

醤油コーナー。地場商品の他、高級品・こだわりの品も取り扱います。

麺類も地場商品を導入。

青果売場付近にあるドレッシングコーナー。
キユーピーの商品が並んでいる棚だけ照明が明るいですね。

マヨネーズコーナーでは明太マヨネーズも販売されています。

トワイニングの紅茶を木枠で囲ってコーナー展開。

菓子コーナーではフック陳列を多く採用しています。

酒コーナーは品揃えが絞り込まれていますが、その中でも高級志向なアイテムも導入しています。

1階は化粧品、医薬品、日用消耗品などのフロア。

売場通路は直線では無く湾曲するようになっています。

買物頻度の高い日用消耗品は奥の方に配置しています。

小さい催事場があり、バッグフェアを開催していました。

2階には無印良品が出店。以前はTSUTAYAでしたが2021年7月末で閉店し、2022年8月20日に無印良品がオープンしています。

3階は直営の衣料品コーナー。

婦人服コーナー。総合スーパーらしい品揃えですが、スポット照明の導入など手は加えられています。

紳士服コーナー。

紳士、婦人ともにフォーマルウェアも取り扱います。

賑わう食料品フロアと対照的に、衣料品フロアは閑散としていました。

肌着コーナー。

服飾雑貨コーナー。

エスカレーターとの隙間は狭いですが売場として活用されています。

4階も専門店街となっており、ダイソーなどが出店しています。

イオンショッパーズ福岡店 店舗概要
開業: 1971年06月15日
売場面積: 1万2871㎡(テナント含む)
営業時間: 9:00~22:00(3階は9:00~21:00)
住所: 福岡県福岡市中央区天神4-4-11
駐車場: 146台(1000円以上60分無料、税込3000円以上で120分無料)
HP: https://shoppers-fukuoka.aeonkyushu.com/
店内・売場の様子
時間帯: 18時頃
客数: 非常に多い
客層: 会社員中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: 普通
クリンリネス: やや良い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、JA全農ミートフーズ、ウェルファムフーズ、マルマツ産業株式会社
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ0台、セミセルフレジ6台(5台稼働中)精算機9台
完全セルフレジ: 12台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
イオンショッパーズ福岡店は1971年にダイエーが「ショッパーズプラザ福岡」として開業させた店舗です。ダイエーでも最大級の売場面積を有しており、売上高も1988年には210億円を超え、当時日経流通新聞が行っていたスーパーマーケット売上ランキングではその年の全国1位を獲得しています。しかしダイエーは1990年代後半より業績が悪化。2004年に産業再生機構の傘下入りを経て、2015年よりイオンの完全子会社となっています。ショッパーズ福岡店も2015年9月1日より運営がダイエーからイオン九州へ譲渡され、屋号もイオンへ変更されています。
イオン転換後も8階は事務所だったようですが、地下1階から7階までの8フロアに専門店も含めて営業していました。2019年4月には、売場を地下1階から4階までの5フロアへ縮小させ、5階から8階はオフィススペースに転換することで安定的な賃料収入を目指すリニューアルを実施しました。なお、2階と4階は全て専門店となっており、3階の直営売場は分断されるような構成となっています。
地下1階食料品フロアは、エスカレーターを降りると青果と惣菜から始まるダブルコンコース型の売場配置となっています。黒い天井と木目調の床に、スポット照明も多く導入されており高級感を演出します。青果売場はスペースこそ限られているものの、贈答用の果物やカットフルーツ、オーガニック野菜や少量パックなどイオンらしいきめ細かな品揃えで様々なニーズに対応します。
惣菜売場は力を入れており、売場も広く取られています。一部の厨房を隣接して設けることでライブ感も演出します。イオンとしては店内調理の比率が高く、焼魚弁当や中華弁当など弁当も豊富なラインナップ。定番の揚げ物に加え、グリル料理や魚惣菜、ピザなども取り扱い、毎日夕食を買いに利用しても飽きの来ない品揃えです。「魚屋の握り鮨」を惣菜売場で販売しており、中トロやウニ、いくらの入った1人前1380円など高価格帯のアイテムも並んでいます。ローストビーフや馬刺しなどおつまみ需要に応える商品も取り扱いを強化しています。
鮮魚売場は即食需要が大きいためか、お刺身を目立つ位置で訴求します。4点盛り581円(なぜ中途半端な価格なのか不明)などお手頃な価格帯がメインですが、6点盛り1380円などアッパー品も扱います。単品お造りではとびうおの刺身も販売されていました。福岡県が消費量日本一である明太子(統計に載るのはタラコになります)も、地元のブランド品を含め豊富に取り揃えています。
精肉では「元ダイエー」店舗だけあってオリジナル黒毛和牛「さつま姫牛」を導入部で訴求します。採算の厳しい店舗では品揃えが絞り込まれる場合もありますが、ロースやヒレ、もものステーキ肉、焼肉用やすき焼き用など高級志向なアイテムも十分な数量並べられています。関東のダイエーと異なるのは、アルティフーズのプロセスセンター加工ではなく、店内加工で提供されている点です。牛肉だけでなく豚や鶏も基本的には店内加工ですが、一部豚肉はJA全農ミートフーズ、一部鶏肉はウェルファムフーズ(丸紅系列)、ホルモンなどはマルマツ産業株式会社から仕入れています。
加工食品では関東地区のイオンでよく見られるオーガニック食品を集積したコーナーなどは見られませんでしたが、地場商品を多く取り入れており、調味料を中心に高級品・こだわりの品も展開しています。
平日夕方の18時台だけあって非常に多くのお客さんで賑わっていました。付近には百貨店が立ち並ぶものの普段使いの食品スーパーが存在せず、天神地区に住む住民にとっては貴重な店舗のようです。仕事終わりの会社員と思われる方が多く、年齢層は比較的若く感じました。完全セルフレジも含めて長い列が出来る場面もあり、一時期は全国で売上1位を達成したかつての勢いを感じ取れました。一方で自宅で料理をする訳ではないため、今晩の夕食のみを購入するといった使われ方が多く、客単価はそれほど高くありません。1階の日用消耗品や化粧品、医薬品も賑わっていましたが、3階の衣料品は苦戦している様子。2階の無印良品や4階のダイソーの集客力に期待して挟みこむフロア構成にしたのかも知れませんが、素通りされてしまっています。百貨店が近隣にある環境で総合スーパーの衣料品というニーズは乏しいのではないでしょうか。
福岡市交通局の天神駅から徒歩4分程度のところに、イオンショッパーズ福岡店はあります。
店舗外観。
かつてはダイエーショッパーズ福岡店として営業していた建物です。1971年6月15日にダイエー最大級の店舗として開業し、1988年には日経流通新聞が実施していた全国スーパーマーケット店舗別売上ランキングで1位を獲得しています。しかしイオン完全子会社化に伴い、2015年9月1日より運営がダイエーからイオン九州へ譲渡され、屋号もイオンへ変更されています。

フロアガイド。
2019年4月には、売場を地下1階から4階までの5フロアへ縮小させ、上層階をオフィスフロアとするリニューアルを実施しています。

まずは地下食料品フロアから見ていきましょう。
エスカレーター降りてすぐの果物コーナー。贈答用の果物など高級な商品も並びます。

オーガニック野菜をコーナー展開。

繫華街立地ということで客層は少人数・単身世帯が多いため、キャベツも1玉は少なく、半玉や1/4玉の方が陳列量が多くなっています。

平台は上質感ある陳列。

スペースが限られているため、青果台の下の部分にも関連陳列として商品を並べます。

青果と惣菜から始まるダブルコンコース型の売場配置となっています。黒い天井と木目調の床に、スポット照明も多く導入されており高級感を演出します。

一部厨房はオープンキッチン方式となっておりライブ感を演出します。
訪れたのは18時過ぎですが既に値引きが始まっており、売場は全体的に品薄となっております。

通常のイオンはプロセスセンター加工の弁当の比率が高いイメージですが、こちらの店舗では焼魚弁当など、ひと手間加えたお弁当も店内調理で提供しています。

中華惣菜、中華弁当も充実しています。

グリル料理やピザなども販売します。

福岡ではどこのスーパーでも並んでいる「かしわめし」

「魚屋さんの寿司」という商品は通常鮮魚売場で訴求することが多いのですが、この店舗では惣菜売場で展開されています。
中トロやウニ、いくらの入った1人前1380円など高価格帯のアイテムも並んでいます。

ローストビーフも種類豊富に揃えています。

モンブランやぶどうのタルトなど、店内調理のスイーツも販売します。

壁面に沿って鮮魚、精肉と続いています。

お刺身を目立つ位置で訴求します。

とびうおの刺身も販売。

福岡県が消費量日本一である明太子も、地元のブランド品を含め豊富に取り揃えています。

精肉の導入部ではオリジナル黒毛和牛「さつま姫牛」を訴求します。

ステーキ肉はロース(100g1080円)やヒレ(100g1380円)、もも(100g980円)など様々な部位を展開。

焼肉用やすき焼き用など高級志向なアイテムも十分な数量並べられています。

福岡らしくもつ鍋用ホルモンも販売されています。

和洋日配から冷凍食品にかけては広い通路を確保します。

豆腐コーナー。

納豆コーナー。タカノおかめ仕立て納豆など地域色の出た商品が並びます。

ゆでうどんの隣には同じフェイス数でゆでちゃんぽんを配置します。1玉28円は安いですね。

ナチュラルチーズは充実の品揃え。

パンは地元メーカー「フランソア」の商品も並びます。

加工食品売場。

醤油コーナー。地場商品の他、高級品・こだわりの品も取り扱います。

麺類も地場商品を導入。

青果売場付近にあるドレッシングコーナー。
キユーピーの商品が並んでいる棚だけ照明が明るいですね。

マヨネーズコーナーでは明太マヨネーズも販売されています。

トワイニングの紅茶を木枠で囲ってコーナー展開。

菓子コーナーではフック陳列を多く採用しています。

酒コーナーは品揃えが絞り込まれていますが、その中でも高級志向なアイテムも導入しています。

1階は化粧品、医薬品、日用消耗品などのフロア。

売場通路は直線では無く湾曲するようになっています。

買物頻度の高い日用消耗品は奥の方に配置しています。

小さい催事場があり、バッグフェアを開催していました。

2階には無印良品が出店。以前はTSUTAYAでしたが2021年7月末で閉店し、2022年8月20日に無印良品がオープンしています。

3階は直営の衣料品コーナー。

婦人服コーナー。総合スーパーらしい品揃えですが、スポット照明の導入など手は加えられています。

紳士服コーナー。

紳士、婦人ともにフォーマルウェアも取り扱います。

賑わう食料品フロアと対照的に、衣料品フロアは閑散としていました。

肌着コーナー。

服飾雑貨コーナー。

エスカレーターとの隙間は狭いですが売場として活用されています。

4階も専門店街となっており、ダイソーなどが出店しています。

イオンショッパーズ福岡店 店舗概要
開業: 1971年06月15日
売場面積: 1万2871㎡(テナント含む)
営業時間: 9:00~22:00(3階は9:00~21:00)
住所: 福岡県福岡市中央区天神4-4-11
駐車場: 146台(1000円以上60分無料、税込3000円以上で120分無料)
HP: https://shoppers-fukuoka.aeonkyushu.com/
店内・売場の様子
時間帯: 18時頃
客数: 非常に多い
客層: 会社員中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: 普通
クリンリネス: やや良い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、JA全農ミートフーズ、ウェルファムフーズ、マルマツ産業株式会社
鮮魚加工者: 自社店内
食品レジ: 通常レジ0台、セミセルフレジ6台(5台稼働中)精算機9台
完全セルフレジ: 12台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
イオンショッパーズ福岡店は1971年にダイエーが「ショッパーズプラザ福岡」として開業させた店舗です。ダイエーでも最大級の売場面積を有しており、売上高も1988年には210億円を超え、当時日経流通新聞が行っていたスーパーマーケット売上ランキングではその年の全国1位を獲得しています。しかしダイエーは1990年代後半より業績が悪化。2004年に産業再生機構の傘下入りを経て、2015年よりイオンの完全子会社となっています。ショッパーズ福岡店も2015年9月1日より運営がダイエーからイオン九州へ譲渡され、屋号もイオンへ変更されています。
イオン転換後も8階は事務所だったようですが、地下1階から7階までの8フロアに専門店も含めて営業していました。2019年4月には、売場を地下1階から4階までの5フロアへ縮小させ、5階から8階はオフィススペースに転換することで安定的な賃料収入を目指すリニューアルを実施しました。なお、2階と4階は全て専門店となっており、3階の直営売場は分断されるような構成となっています。
地下1階食料品フロアは、エスカレーターを降りると青果と惣菜から始まるダブルコンコース型の売場配置となっています。黒い天井と木目調の床に、スポット照明も多く導入されており高級感を演出します。青果売場はスペースこそ限られているものの、贈答用の果物やカットフルーツ、オーガニック野菜や少量パックなどイオンらしいきめ細かな品揃えで様々なニーズに対応します。
惣菜売場は力を入れており、売場も広く取られています。一部の厨房を隣接して設けることでライブ感も演出します。イオンとしては店内調理の比率が高く、焼魚弁当や中華弁当など弁当も豊富なラインナップ。定番の揚げ物に加え、グリル料理や魚惣菜、ピザなども取り扱い、毎日夕食を買いに利用しても飽きの来ない品揃えです。「魚屋の握り鮨」を惣菜売場で販売しており、中トロやウニ、いくらの入った1人前1380円など高価格帯のアイテムも並んでいます。ローストビーフや馬刺しなどおつまみ需要に応える商品も取り扱いを強化しています。
鮮魚売場は即食需要が大きいためか、お刺身を目立つ位置で訴求します。4点盛り581円(なぜ中途半端な価格なのか不明)などお手頃な価格帯がメインですが、6点盛り1380円などアッパー品も扱います。単品お造りではとびうおの刺身も販売されていました。福岡県が消費量日本一である明太子(統計に載るのはタラコになります)も、地元のブランド品を含め豊富に取り揃えています。
精肉では「元ダイエー」店舗だけあってオリジナル黒毛和牛「さつま姫牛」を導入部で訴求します。採算の厳しい店舗では品揃えが絞り込まれる場合もありますが、ロースやヒレ、もものステーキ肉、焼肉用やすき焼き用など高級志向なアイテムも十分な数量並べられています。関東のダイエーと異なるのは、アルティフーズのプロセスセンター加工ではなく、店内加工で提供されている点です。牛肉だけでなく豚や鶏も基本的には店内加工ですが、一部豚肉はJA全農ミートフーズ、一部鶏肉はウェルファムフーズ(丸紅系列)、ホルモンなどはマルマツ産業株式会社から仕入れています。
加工食品では関東地区のイオンでよく見られるオーガニック食品を集積したコーナーなどは見られませんでしたが、地場商品を多く取り入れており、調味料を中心に高級品・こだわりの品も展開しています。
平日夕方の18時台だけあって非常に多くのお客さんで賑わっていました。付近には百貨店が立ち並ぶものの普段使いの食品スーパーが存在せず、天神地区に住む住民にとっては貴重な店舗のようです。仕事終わりの会社員と思われる方が多く、年齢層は比較的若く感じました。完全セルフレジも含めて長い列が出来る場面もあり、一時期は全国で売上1位を達成したかつての勢いを感じ取れました。一方で自宅で料理をする訳ではないため、今晩の夕食のみを購入するといった使われ方が多く、客単価はそれほど高くありません。1階の日用消耗品や化粧品、医薬品も賑わっていましたが、3階の衣料品は苦戦している様子。2階の無印良品や4階のダイソーの集客力に期待して挟みこむフロア構成にしたのかも知れませんが、素通りされてしまっています。百貨店が近隣にある環境で総合スーパーの衣料品というニーズは乏しいのではないでしょうか。