マルイチ緑が丘店
- 2022/11/21
- 13:33
岩手県盛岡市。
岩手県交通の緑が丘4丁目バス停から徒歩1分程度のところに、マルイチ緑が丘店はあります。
店舗外観

入口は少し奥まっており、花を販売。
内部でも繋がっていますが、正面がマルイチの売場、左側が産地直送野菜の「産直はなまる市場」、右側が酒類専門店「タストヴァン」となっています。

まずはマルイチ本体の売場から見ていきます。
青果売場。品揃えは定番品に絞り込まれているもののボリューム感ある陳列を行います。

陳列は丁寧に整えられている印象です。プライスカードには商品説明も記載。

カット野菜などと合わせて日本ハムの中華名菜をコーナー展開します。

和日配コーナー。
ショーケース最下段の陳列量の多い商品は全て「木綿」豆腐となっています。
Jタウンネットが2015年から2016年に行ったアンケートによると、宮城県を除く東北地方では絹ごし豆腐よりも木綿豆腐が好まれる傾向にあるそうです。

玉こんにゃく、糸こんにゃくは業務用サイズも取り扱います。

ゆでうどんと並んで岩手県の郷土料理「ひっつみ」も販売されています。

納豆コーナー。青森県に本社を置く太子食品工業の商品が目立ちます。

鮮魚は「田清魚店」という専門店が担当。

丸魚も種類豊富に揃えており、生さんま、生あじ、かんぱちなどは岩手県内の漁港で水揚げされた鮮度感ある商品を訴求します。

生本マグロ中トロなど上質な刺身も販売します。

握り寿司は中トロ、ウニ、イクラ、蟹などが入った1人前1780円など贅沢な商品が並びます。
デパ地下のような魅力的な商品ですが、店内の他部門の価格帯や客層と合致しているかは疑問が生じます。

東北のスーパーは鮭の売場が広く取られている気がします。

冷凍のあわび、いくら醤油漬け、瓶付けうになど高級志向な商品も品揃え。

精肉売場はマルイチ直営で展開。

「いわて牛五ツ星」など上質な牛肉も販売。

お買い得な牛豚焼肉セット(500gで980円)など、ファミリー層向けの商品も取り扱います。

中小スーパーとしては珍しいラム肉の売り込みも図ります。

岩手県産清流若鶏など地元商品も訴求します。タイ産鶏もも肉(解凍)であれば100g78円程度でなければ手が伸びないと思われますが、円安の影響で価格が国産とあまり変わらなくなっているのでしょうか。

洋日配コーナー。

加工食品のゴンドラは最上段まで商品棚であるため、冷蔵ショーケースの上を在庫スペースとして活用。

牛乳は地場商品も含めてアイテム数が多くなっています。

惣菜売場。

店内手作りのお弁当が並びます。

鮮魚売場の高級志向な握り寿司とは異なり、直営では1人前498円や598円などお手頃な価格帯のアイテムを販売し棲み分けを図ります。

プラス1品として手に取りやすいサイズ感の中華惣菜も展開。

店内手作りの和惣菜も充実しています。

揚げ物コーナー。

加工食品売場。

醤油コーナー。

ドレッシングコーナー。
高級品・こだわりの品はほぼ扱わず、大手ナショナルブランドとCGC商品が中心となっています。

CGCのカップ麺をボリューム感のあるカットケース陳列で売り込みます。

飲料ではCGC商品で価格訴求。フェイスアップは綺麗に行われています。

スターバックスコーヒーをコーナー展開する企業は多く見かけますが、マルイチでは京都の「イノダコーヒー」の商品を集積します。

惣菜売場と隣接して導入されている「産直はなまる市場」では野菜の他に日配品や手作りパン、お米など地域の方が生産した商品が豊富に揃っています。商品自体は魅力的だと感じますが、青果売場の隣に置けないのでしょうか。

生産者も紹介されていました。

酒類専門店「タストヴァン」。
ワイン、焼酎、日本酒のいずれも充実の品揃えで、ビールはケース販売も注力しています。一方、「産直はなまる市場」の商品は食品レジでまとめて会計出来ますが、「タストヴァン」はお手洗いなどの通路を挟んで独立した店舗となっており、会計が別となっています。通常売場にはビールの1種類すら置いていないため、他の買物を終えてからタストヴァンに寄らなくてはなりません。独立したレジの人件費も無駄に思えるのですが、一体的な運用は出来ないのでしょうか。

日本酒では岩手県の地酒もコーナー展開。

ワインは手書き風の商品説明POPもあり工夫されています。

マルイチ緑が丘店 店舗概要
開業: 2005年06月01日
売場面積: 約1500㎡
営業時間: 朝9:30~夜11:00 ※日曜・祝日は朝9:00開店
住所: 盛岡市緑が丘4丁目10-34
駐車場: 150台(無料)
HP: https://www.super-maruichi.co.jp/store_list/midorigaoka/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少なめ
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: 簡素
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送、CGCソング
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内(田清魚店)
食品レジ: 通常レジ7台(3台稼働中)、セミセルフレジ0台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: やや汚い
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
マルイチは岩手県盛岡市に本社を置き、スーパーマーケット19店舗、フランチャイジーとして業務スーパー17店舗を展開しています。それぞれの店内には地元の産地直送野菜を扱う「産直はなまる市場」や酒類専門店「タストヴァン」が入居しています。ちなみにタストヴァンはフランス語で「ワインの利き酒に使う銀製の杯」を意味するそうです。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜という一般的な配置です。開業から20年経っていないため店内が古いという印象はありませんが、改装などは実施されておらず、どこか垢抜けない雰囲気があります。青果売場はボリューム感ある陳列を行いますが、品揃えは定番品に絞り込まれています。鮮魚は「田清魚店」という専門店が担当しており、丸魚も多数扱っているほか、1人前1780円の握り寿司や本マグロ中トロのお刺身といった鮮度や品質にこだわった贅沢な商品も並んでいます。
精肉は直営で展開しており、全商品を店内加工で提供。岩手県産の黒毛和牛で肉質が最高級の5等級に格付けされた牛肉「いわて牛五ツ星」など上質な牛肉も販売する一方、お買い得な牛豚焼肉セット(500gで980円)など、ファミリー層向けの商品も取り扱います。この規模のスーパーとしては珍しくラム肉の売り込みも図るほか、岩手県産清流若鶏など地元商品も訴求します。惣菜はあまり手の込んだ品は見られませんが、中華惣菜や和惣菜などは充実している印象でした。加工食品はCGC商品をボリューム感あるカットケース陳列で価格訴求していますが、大手ナショナルブランドの価格も頑張っていると感じます。
「産直はなまる市場」では野菜の他に日配品や手作りパン、お米など地域の方が生産した商品が豊富に揃っています。「タストヴァン」ではワイン、焼酎、日本酒のいずれも充実の品揃えで、ビールはケース販売にも注力しています。一方で通常の野菜売場と「産直はなまる市場」が離れているため買い物するには不便に感じます。「タストヴァン」に至っては別会計となっており、通常売場では最低限のビール類すら置いていないため、他の買物を終えてからタストヴァンに寄らなくてはなりません。レジの人員も無駄に思えるのですが、一体的な運用は出来ないのでしょうか。
岩手県交通の緑が丘4丁目バス停から徒歩1分程度のところに、マルイチ緑が丘店はあります。
店舗外観

入口は少し奥まっており、花を販売。
内部でも繋がっていますが、正面がマルイチの売場、左側が産地直送野菜の「産直はなまる市場」、右側が酒類専門店「タストヴァン」となっています。

まずはマルイチ本体の売場から見ていきます。
青果売場。品揃えは定番品に絞り込まれているもののボリューム感ある陳列を行います。

陳列は丁寧に整えられている印象です。プライスカードには商品説明も記載。

カット野菜などと合わせて日本ハムの中華名菜をコーナー展開します。

和日配コーナー。
ショーケース最下段の陳列量の多い商品は全て「木綿」豆腐となっています。
Jタウンネットが2015年から2016年に行ったアンケートによると、宮城県を除く東北地方では絹ごし豆腐よりも木綿豆腐が好まれる傾向にあるそうです。

玉こんにゃく、糸こんにゃくは業務用サイズも取り扱います。

ゆでうどんと並んで岩手県の郷土料理「ひっつみ」も販売されています。

納豆コーナー。青森県に本社を置く太子食品工業の商品が目立ちます。

鮮魚は「田清魚店」という専門店が担当。

丸魚も種類豊富に揃えており、生さんま、生あじ、かんぱちなどは岩手県内の漁港で水揚げされた鮮度感ある商品を訴求します。

生本マグロ中トロなど上質な刺身も販売します。

握り寿司は中トロ、ウニ、イクラ、蟹などが入った1人前1780円など贅沢な商品が並びます。
デパ地下のような魅力的な商品ですが、店内の他部門の価格帯や客層と合致しているかは疑問が生じます。

東北のスーパーは鮭の売場が広く取られている気がします。

冷凍のあわび、いくら醤油漬け、瓶付けうになど高級志向な商品も品揃え。

精肉売場はマルイチ直営で展開。

「いわて牛五ツ星」など上質な牛肉も販売。

お買い得な牛豚焼肉セット(500gで980円)など、ファミリー層向けの商品も取り扱います。

中小スーパーとしては珍しいラム肉の売り込みも図ります。

岩手県産清流若鶏など地元商品も訴求します。タイ産鶏もも肉(解凍)であれば100g78円程度でなければ手が伸びないと思われますが、円安の影響で価格が国産とあまり変わらなくなっているのでしょうか。

洋日配コーナー。

加工食品のゴンドラは最上段まで商品棚であるため、冷蔵ショーケースの上を在庫スペースとして活用。

牛乳は地場商品も含めてアイテム数が多くなっています。

惣菜売場。

店内手作りのお弁当が並びます。

鮮魚売場の高級志向な握り寿司とは異なり、直営では1人前498円や598円などお手頃な価格帯のアイテムを販売し棲み分けを図ります。

プラス1品として手に取りやすいサイズ感の中華惣菜も展開。

店内手作りの和惣菜も充実しています。

揚げ物コーナー。

加工食品売場。

醤油コーナー。

ドレッシングコーナー。
高級品・こだわりの品はほぼ扱わず、大手ナショナルブランドとCGC商品が中心となっています。

CGCのカップ麺をボリューム感のあるカットケース陳列で売り込みます。

飲料ではCGC商品で価格訴求。フェイスアップは綺麗に行われています。

スターバックスコーヒーをコーナー展開する企業は多く見かけますが、マルイチでは京都の「イノダコーヒー」の商品を集積します。

惣菜売場と隣接して導入されている「産直はなまる市場」では野菜の他に日配品や手作りパン、お米など地域の方が生産した商品が豊富に揃っています。商品自体は魅力的だと感じますが、青果売場の隣に置けないのでしょうか。

生産者も紹介されていました。

酒類専門店「タストヴァン」。
ワイン、焼酎、日本酒のいずれも充実の品揃えで、ビールはケース販売も注力しています。一方、「産直はなまる市場」の商品は食品レジでまとめて会計出来ますが、「タストヴァン」はお手洗いなどの通路を挟んで独立した店舗となっており、会計が別となっています。通常売場にはビールの1種類すら置いていないため、他の買物を終えてからタストヴァンに寄らなくてはなりません。独立したレジの人件費も無駄に思えるのですが、一体的な運用は出来ないのでしょうか。

日本酒では岩手県の地酒もコーナー展開。

ワインは手書き風の商品説明POPもあり工夫されています。

マルイチ緑が丘店 店舗概要
開業: 2005年06月01日
売場面積: 約1500㎡
営業時間: 朝9:30~夜11:00 ※日曜・祝日は朝9:00開店
住所: 盛岡市緑が丘4丁目10-34
駐車場: 150台(無料)
HP: https://www.super-maruichi.co.jp/store_list/midorigaoka/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少なめ
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: 簡素
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送、CGCソング
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内(田清魚店)
食品レジ: 通常レジ7台(3台稼働中)、セミセルフレジ0台
完全セルフレジ: 無し
トイレ: やや汚い
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC
マルイチは岩手県盛岡市に本社を置き、スーパーマーケット19店舗、フランチャイジーとして業務スーパー17店舗を展開しています。それぞれの店内には地元の産地直送野菜を扱う「産直はなまる市場」や酒類専門店「タストヴァン」が入居しています。ちなみにタストヴァンはフランス語で「ワインの利き酒に使う銀製の杯」を意味するそうです。
入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜という一般的な配置です。開業から20年経っていないため店内が古いという印象はありませんが、改装などは実施されておらず、どこか垢抜けない雰囲気があります。青果売場はボリューム感ある陳列を行いますが、品揃えは定番品に絞り込まれています。鮮魚は「田清魚店」という専門店が担当しており、丸魚も多数扱っているほか、1人前1780円の握り寿司や本マグロ中トロのお刺身といった鮮度や品質にこだわった贅沢な商品も並んでいます。
精肉は直営で展開しており、全商品を店内加工で提供。岩手県産の黒毛和牛で肉質が最高級の5等級に格付けされた牛肉「いわて牛五ツ星」など上質な牛肉も販売する一方、お買い得な牛豚焼肉セット(500gで980円)など、ファミリー層向けの商品も取り扱います。この規模のスーパーとしては珍しくラム肉の売り込みも図るほか、岩手県産清流若鶏など地元商品も訴求します。惣菜はあまり手の込んだ品は見られませんが、中華惣菜や和惣菜などは充実している印象でした。加工食品はCGC商品をボリューム感あるカットケース陳列で価格訴求していますが、大手ナショナルブランドの価格も頑張っていると感じます。
「産直はなまる市場」では野菜の他に日配品や手作りパン、お米など地域の方が生産した商品が豊富に揃っています。「タストヴァン」ではワイン、焼酎、日本酒のいずれも充実の品揃えで、ビールはケース販売にも注力しています。一方で通常の野菜売場と「産直はなまる市場」が離れているため買い物するには不便に感じます。「タストヴァン」に至っては別会計となっており、通常売場では最低限のビール類すら置いていないため、他の買物を終えてからタストヴァンに寄らなくてはなりません。レジの人員も無駄に思えるのですが、一体的な運用は出来ないのでしょうか。