グルメシティ多摩店
- 2022/12/25
- 13:23
東京都多摩市。
小田急多摩線と京王相模原線の永山駅から徒歩15分程度のところに、グルメシティ多摩店はあります。
店舗外観。
多摩ニュータウン永山団地の入居開始と同時期となる1971年3月に「シヅオカヤ多摩店」として開業した店舗です。その後シヅオカヤ→セイフー→グルメシティと移り変わっています。

別角度から。

かつてはもう1カ所入口があったようですが現在は封鎖されています。

店舗裏手。建物自体がカーブを描いています。

多摩ニュータウンで最も早く入居が開始された永山団地の商店街区画に出店しています。

永山団地名店街にはシャッターの閉まった区画も見られました。

店舗入口。グルメシティの「ィ」が少し曲がっているように見えます。

大規模小売店舗表示板。
建物はUR都市機構(旧・日本住宅公団)が保有しています。

入口すぐのコーナーには鍋スープを展開。

ベーカリーコーナー「D's BAKERY(ディーズ ベーカリー)」

売上ランキングも紹介。一部惣菜パンやサンドイッチは店内で調理します。

一方で甘味パンを中心に「ダイエー川崎プロセスセンター」内のダイエー子会社「ボンテ」が製造したパンを仕入れて販売します。各店舗が製造するのに比べ効率化を図るとともに、密封されているため販売期間を長く設定することが可能となっています。一方でベーカリーで最も重要な「焼き立て」というアピールポイントを失うことになり、既存のメーカー製造の包装パンとの差別化が難しくなってきます。

こちらの「ごろっと林檎パイ」が多摩店の1位商品のようです。

青果売場。
訪れた日はお客様感謝デーで、カード会員5%オフを開催していました。

アイテム数は少ないもののオーガニック野菜も販売。

定番品が中心ですが、調理に必要な食材は一通り揃います。青果、日配、加工食品では電子棚札を導入しています。

和日配の豆腐コーナー。トップバリュベストプライスをはじめとして低価格帯が中心。

鮮魚売場。
まぐろ切り落としは扱うもののお刺身は普段から販売していない様子。

精肉売場。

上質なさつま姫牛のステーキ肉、すき焼き用肉も販売

1人前398円均一の個食鍋も豊富に揃えています。

売場メイン通路。エンドの陳列は控えめ。

洋日配、牛乳コーナー。トップバリュを前面に押し出します。

ケーキは不二家の商品が中心(右下のPB商品も製造は不二家)。

惣菜売場。

弁当はアウトパック商品が中心ですが品数は豊富です。

訪れたのは13時でしたが手巻きおにぎりは欠品していました。

298円のロースかつ丼など低価格品も強化します。

寿司はプロセスセンターから供給を受けます。

一部カット野菜は惣菜売場で販売。

トップバリュのレトルトパウチ惣菜は豊富に並びます。

酒売場からサッカー台にかけての通路は建物に沿って湾曲しています。

加工食品は大手ナショナルブランドとトップバリュを中心に導入しており、アイテム数は絞り込まれています。

カップ麵コーナー。
電子棚札はやや見づらいものの、価格をアピールしたい商品の場合は値段を赤く表示するなど工夫も見られました。

均一菓子は90円で提供し、価格訴求を強化します。

グルメシティ多摩店 店舗概要
開業: 1971年03月26日
売場面積: 647㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 6:00~翌午前1:00
住所: 東京都多摩市永山4-2-1
駐車場: 12台(永山商店街共同駐車場)
HP: https://www.daiei.co.jp/stores/d0786/
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、加工食品中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 老朽化
品出し・前出し: やや悪い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: アルティフーズ
鮮魚加工者: アルティフーズ
食品通常レジ: 1台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 2台(1台稼働中)精算機4台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
多摩ニュータウン永山団地の入居開始と同時期となる1971年に、「シヅオカヤ多摩店」として開業した店舗です。シヅオカヤは1946年に東京・新宿駅前に創業し、1960年よりスーパーマーケットに参入。1984年には中堅スーパー「忠実屋」の傘下に入りますが、その後1994年に忠実屋はダイエーに吸収合併されます。しばらくはダイエーグループの食品スーパーとして存続していたシヅオカヤでしたが、1999年には同じく首都圏に食品スーパーを展開する株式会社セイフーへ運営していた21店舗を譲渡し、翌年には法人格も消滅しています。2006年にセイフーは株式会社グルメシティ関東へ名称変更し、屋号もグルメシティへ転換したため、多摩店の屋号は「シヅオカヤ→セイフー→グルメシティ」と移り変わることになりました。
建物自体がカーブを描いており、サッカー台のある通路も湾曲しています。一方で精肉売場などがある壁面メイン通路は一直線となっており、バックヤード部分が湾曲していると見られます。1フロアで647平米というこじんまりとした売場ですが、生活に必要なものは一通り揃っており、団地内の住民の暮らしを支えています。
入口すぐにはベーカリーコーナーを配置。店内で焼き上げる商品も並びますが、ダイエー傘下の株式会社ボンテがプロセスセンターで製造したパンも販売されています。人気ランキングも掲示されており、1位はプロセスセンター加工の「ごろっと林檎パイ」(150円)となっていました。
続く青果売場は導入部でみかんをボリューム展開しており、箱売りも実施しています。小分けパックやカット野菜も含めて全体的にアイテム数は少なめで、定番品に絞り込まれています。トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜もわずかですが取り扱いを実施。鮮魚・精肉は全てアルティフーズから供給を受けており、店内加工は行いません。鮮魚はまぐろ切り落としは扱うもののお刺身は普段から販売していない様子。精肉は上質なさつま姫牛のステーキ肉、すき焼き用肉も販売するほか、1人前398円均一の個食鍋も豊富に揃えるなど比較的充実していると感じました。
惣菜では13時にして手巻おにぎりが全て欠品していたものの、店内調理の弁当や揚げ物などは陳列量も多く、価格訴求アイテムの「ロースかつ丼」(298円)は16個が並んでいました。加工食品は大手ナショナルブランドとトップバリュを中心に導入しており、アイテム数は絞り込まれています。青果と日配、加工食品には電子棚札を導入し業務効率化を図っており、価格をアピールしたい商品の場合は値段を赤く表示するなど工夫も見られました。
お客様感謝デーを開催しており、客数はそれなりですが、客層は特に高齢者が多く団地の高齢化を感じさせます。飲料などを中心に同じ商品を大量に買い込む方も見られましたが、付近の飲食店を経営されている方が利用しているのでしょうか。多摩ニュータウンに限らず、高度経済成長期に建てられた団地では高齢化・人口減少が進行し、購買力も年々低下しています。隣接する商店街には空き店舗も目立ち、業績は決して好調ではないと見られますが、住民の貴重な買い物の場として営業を続けて欲しいですね。
小田急多摩線と京王相模原線の永山駅から徒歩15分程度のところに、グルメシティ多摩店はあります。
店舗外観。
多摩ニュータウン永山団地の入居開始と同時期となる1971年3月に「シヅオカヤ多摩店」として開業した店舗です。その後シヅオカヤ→セイフー→グルメシティと移り変わっています。

別角度から。

かつてはもう1カ所入口があったようですが現在は封鎖されています。

店舗裏手。建物自体がカーブを描いています。

多摩ニュータウンで最も早く入居が開始された永山団地の商店街区画に出店しています。

永山団地名店街にはシャッターの閉まった区画も見られました。

店舗入口。グルメシティの「ィ」が少し曲がっているように見えます。

大規模小売店舗表示板。
建物はUR都市機構(旧・日本住宅公団)が保有しています。

入口すぐのコーナーには鍋スープを展開。

ベーカリーコーナー「D's BAKERY(ディーズ ベーカリー)」

売上ランキングも紹介。一部惣菜パンやサンドイッチは店内で調理します。

一方で甘味パンを中心に「ダイエー川崎プロセスセンター」内のダイエー子会社「ボンテ」が製造したパンを仕入れて販売します。各店舗が製造するのに比べ効率化を図るとともに、密封されているため販売期間を長く設定することが可能となっています。一方でベーカリーで最も重要な「焼き立て」というアピールポイントを失うことになり、既存のメーカー製造の包装パンとの差別化が難しくなってきます。

こちらの「ごろっと林檎パイ」が多摩店の1位商品のようです。

青果売場。
訪れた日はお客様感謝デーで、カード会員5%オフを開催していました。

アイテム数は少ないもののオーガニック野菜も販売。

定番品が中心ですが、調理に必要な食材は一通り揃います。青果、日配、加工食品では電子棚札を導入しています。

和日配の豆腐コーナー。トップバリュベストプライスをはじめとして低価格帯が中心。

鮮魚売場。
まぐろ切り落としは扱うもののお刺身は普段から販売していない様子。

精肉売場。

上質なさつま姫牛のステーキ肉、すき焼き用肉も販売

1人前398円均一の個食鍋も豊富に揃えています。

売場メイン通路。エンドの陳列は控えめ。

洋日配、牛乳コーナー。トップバリュを前面に押し出します。

ケーキは不二家の商品が中心(右下のPB商品も製造は不二家)。

惣菜売場。

弁当はアウトパック商品が中心ですが品数は豊富です。

訪れたのは13時でしたが手巻きおにぎりは欠品していました。

298円のロースかつ丼など低価格品も強化します。

寿司はプロセスセンターから供給を受けます。

一部カット野菜は惣菜売場で販売。

トップバリュのレトルトパウチ惣菜は豊富に並びます。

酒売場からサッカー台にかけての通路は建物に沿って湾曲しています。

加工食品は大手ナショナルブランドとトップバリュを中心に導入しており、アイテム数は絞り込まれています。

カップ麵コーナー。
電子棚札はやや見づらいものの、価格をアピールしたい商品の場合は値段を赤く表示するなど工夫も見られました。

均一菓子は90円で提供し、価格訴求を強化します。

グルメシティ多摩店 店舗概要
開業: 1971年03月26日
売場面積: 647㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 6:00~翌午前1:00
住所: 東京都多摩市永山4-2-1
駐車場: 12台(永山商店街共同駐車場)
HP: https://www.daiei.co.jp/stores/d0786/
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、加工食品中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 老朽化
品出し・前出し: やや悪い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: アルティフーズ
鮮魚加工者: アルティフーズ
食品通常レジ: 1台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 2台(1台稼働中)精算機4台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
多摩ニュータウン永山団地の入居開始と同時期となる1971年に、「シヅオカヤ多摩店」として開業した店舗です。シヅオカヤは1946年に東京・新宿駅前に創業し、1960年よりスーパーマーケットに参入。1984年には中堅スーパー「忠実屋」の傘下に入りますが、その後1994年に忠実屋はダイエーに吸収合併されます。しばらくはダイエーグループの食品スーパーとして存続していたシヅオカヤでしたが、1999年には同じく首都圏に食品スーパーを展開する株式会社セイフーへ運営していた21店舗を譲渡し、翌年には法人格も消滅しています。2006年にセイフーは株式会社グルメシティ関東へ名称変更し、屋号もグルメシティへ転換したため、多摩店の屋号は「シヅオカヤ→セイフー→グルメシティ」と移り変わることになりました。
建物自体がカーブを描いており、サッカー台のある通路も湾曲しています。一方で精肉売場などがある壁面メイン通路は一直線となっており、バックヤード部分が湾曲していると見られます。1フロアで647平米というこじんまりとした売場ですが、生活に必要なものは一通り揃っており、団地内の住民の暮らしを支えています。
入口すぐにはベーカリーコーナーを配置。店内で焼き上げる商品も並びますが、ダイエー傘下の株式会社ボンテがプロセスセンターで製造したパンも販売されています。人気ランキングも掲示されており、1位はプロセスセンター加工の「ごろっと林檎パイ」(150円)となっていました。
続く青果売場は導入部でみかんをボリューム展開しており、箱売りも実施しています。小分けパックやカット野菜も含めて全体的にアイテム数は少なめで、定番品に絞り込まれています。トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜もわずかですが取り扱いを実施。鮮魚・精肉は全てアルティフーズから供給を受けており、店内加工は行いません。鮮魚はまぐろ切り落としは扱うもののお刺身は普段から販売していない様子。精肉は上質なさつま姫牛のステーキ肉、すき焼き用肉も販売するほか、1人前398円均一の個食鍋も豊富に揃えるなど比較的充実していると感じました。
惣菜では13時にして手巻おにぎりが全て欠品していたものの、店内調理の弁当や揚げ物などは陳列量も多く、価格訴求アイテムの「ロースかつ丼」(298円)は16個が並んでいました。加工食品は大手ナショナルブランドとトップバリュを中心に導入しており、アイテム数は絞り込まれています。青果と日配、加工食品には電子棚札を導入し業務効率化を図っており、価格をアピールしたい商品の場合は値段を赤く表示するなど工夫も見られました。
お客様感謝デーを開催しており、客数はそれなりですが、客層は特に高齢者が多く団地の高齢化を感じさせます。飲料などを中心に同じ商品を大量に買い込む方も見られましたが、付近の飲食店を経営されている方が利用しているのでしょうか。多摩ニュータウンに限らず、高度経済成長期に建てられた団地では高齢化・人口減少が進行し、購買力も年々低下しています。隣接する商店街には空き店舗も目立ち、業績は決して好調ではないと見られますが、住民の貴重な買い物の場として営業を続けて欲しいですね。