グルメシティ鶴川緑山店
- 2022/12/26
- 14:16
東京都町田市。
小田急小田原線の鶴川駅から徒歩23分程度のところに、グルメシティ鶴川緑山店はあります。
店舗外観。
1985年11月、忠実屋傘下の小型食品スーパー「ナイス」として開業した店舗です。その後はナイス→シヅオカヤ→セイフー→グルメシティと移り変わっています。

ガラス面には「VEGETABLE」「SEAFOOD」「MEAT」といった単語が並べられています。

入口すぐの青果売場。アイテムは絞り込まれていますが、定番品は量感もあり欠品も起こしていません。

わずかですがオーガニック野菜も販売します。

色とりどりのカリフラワーが並んでいました。

続く精肉、鮮魚売場。
売場メイン通路の突き当りまでに生鮮3品をまとめて配置します。売場案内の意匠は2010年前後に開業・改装したダイエー・グルメシティでよく見られるものです。

「FRESH FISH」という名の精肉売場。浦和道場店や南浦和店でもこのように精肉と鮮魚が互い違いになっていましたが、売場案内が一致していないのは生鮮品の販売が振るわないグルメシティではよく見られる光景ですね。棚を埋めるためには売場表記など気にしていられないのでしょう。

鮮魚・精肉はともにアルティフーズから供給されるアウトパック商品で品揃えを行っており、売れ筋や低価格品が中心となっています。

「FRESH MEAT」という名の鮮魚売場。

アイテムは少なく、家庭で調理をする方向けには十分とは言えません。

鮮魚売場並びの冷凍ショーケースでは大戸屋の冷凍魚惣菜を取り扱います。

和日配コーナー。
特売品は大きなボードを設置して売り込みを図ります。

売場奥のメイン通路。

壁面は洋日配コーナー。

ここから惣菜売場を紹介しますが、15時の時点で見切り品で溢れかえっており、カテゴリもバラバラで非常に選びにくい印象を持ちました。こちらは弁当の間に並ぶパンの見切り品。

おにぎりや揚げ物に並んで大福や串団子の見切り品を並べます。

ベーカリーコーナーに並ぶ包装パンの見切り品。
それにしても見切り品多すぎませんかね。偶然売上が低調だったか発注を増やし過ぎたなどであれば良いのですが、毎日この状態は問題があると考えられます。見切りでの販売はデータ上は廃棄が出ないため発注が適正と勘違いしやすいですが、粗利率が低下していきますよ。

焼き立てパンコーナーも設置しますが、ほぼプロセスセンターからのアウトパック商品で、店内で調理するアイテムはカレーパンなど一部に限られています。

加工食品売場。
1フロア500平米という小型店のため通路は狭くなっています。

調味料は大手NBとトップバリュが中心。似たような規格の品は隣に並べて価格の差を際立たせています。

お正月関連商品は華やかに展開。

その後ろ側の見切りコーナーは山積みでした。

グルメシティ鶴川緑山店 店舗概要
開業: 1985年11月01日
売場面積: 500㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 7:00~22:00
住所: 東京都町田市三輪緑山1-2-2
駐車場: 12台(無料)
HP: https://www.daiei.co.jp/stores/d0796/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に少なめ
売場の雰囲気: 老朽化
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: アルティフーズ
鮮魚加工者: アルティフーズ
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 1台(1台稼働中)精算機2台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認(従業員共用)
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
グルメシティ鶴川緑山店は1985年、忠実屋傘下の小型食品スーパー「ナイス」として開業。1991年には忠実屋が1984年に買収していたスーパー「シヅオカヤ」に全15店舗の営業権を譲渡し、清算手続きが取られました。1994年には親会社の忠実屋がダイエーに吸収合併され、1999年にはダイエー傘下の食品スーパー「セイフー」へシヅオカヤ が運営していた21店舗を譲渡。2006年にセイフーは株式会社グルメシティ関東へ名称変更し、屋号もグルメシティへ転換したため、鶴川緑山店の屋号は「ナイス→シヅオカヤ→セイフー→グルメシティ」と移り変わることになりました。
閑静な住宅街に立地しており、付近にはコンビニエンスストア含めて競合となる小売店がほぼありませんが、店舗の南東方向は緑地となっており商圏人口はそう多くありません。駐車場はやや狭いため何度も切り返している方も見られましたが、12台を確保しており車での来店も多い様子。
1フロア500平米とコンパクトな店舗で、加工食品売場の通路も狭くなっています。入口から青果、精肉、鮮魚と展開しますが、品揃えはいずれも絞り込まれていると感じます。青果ではアイテムは削減されていますが、定番品は量感もあり普段の買い物に困ることはありません。鮮魚・精肉はともにアルティフーズから供給されるアウトパック商品で品揃えを行っており、売れ筋や低価格品が中心となっています。鮮魚売場に隣接する冷凍ケースには大戸屋の魚惣菜が販売されており、唯一特色ある品揃えとなっています。「FRESH FISH」と書かれたコーナーに精肉が並び、「FRESH MEAT」と書かれたコーナーに鮮魚が並ぶ逆転現象は何故かグルメシティではよく見られる光景です。
売場奥のメイン通路は壁面が洋日配コーナーで、最終コーナーに入る箇所に惣菜を配置。惣菜は15時にも関わらず非常に値引きが多く、商品を売り切ろうとする意思が感じ取れます。一方でお弁当に交じって焼き立てパンの見切り品が並んでいたり、焼き立てパンコーナーに包装パンの見切り品が並んでいるなど、乱雑で選びにくい印象を持ちました。見切り品が多すぎるのであれば集積してコーナー展開せずに、従来の売場で見切りした方がスッキリした売場になると思われます。焼き立てパンコーナーもほぼプロセスセンターからのアウトパック商品で、店内で調理するアイテムはカレーパンなど一部に限られています。
平日の昼過ぎということもありお客さんの姿は少なく、基本的にはセミセルフレジ1台で対応しているようです。一方で品出し中の従業員さんに加え、店長とマネージャーと見られる2人の男性がユニフォームも着ずにフェイスアップに勤しんでおり、売場のメンテナンスはある程度行われている様子。まず惣菜売場をなんとかしましょう。車での来店が多い割に客単価は低めとなっており、売場の陳列量や見切り状況を鑑みると売上は厳しそうですが、地域で数少ない食品スーパーとして頑張ってほしいですね。
小田急小田原線の鶴川駅から徒歩23分程度のところに、グルメシティ鶴川緑山店はあります。
店舗外観。
1985年11月、忠実屋傘下の小型食品スーパー「ナイス」として開業した店舗です。その後はナイス→シヅオカヤ→セイフー→グルメシティと移り変わっています。

ガラス面には「VEGETABLE」「SEAFOOD」「MEAT」といった単語が並べられています。

入口すぐの青果売場。アイテムは絞り込まれていますが、定番品は量感もあり欠品も起こしていません。

わずかですがオーガニック野菜も販売します。

色とりどりのカリフラワーが並んでいました。

続く精肉、鮮魚売場。
売場メイン通路の突き当りまでに生鮮3品をまとめて配置します。売場案内の意匠は2010年前後に開業・改装したダイエー・グルメシティでよく見られるものです。

「FRESH FISH」という名の精肉売場。浦和道場店や南浦和店でもこのように精肉と鮮魚が互い違いになっていましたが、売場案内が一致していないのは生鮮品の販売が振るわないグルメシティではよく見られる光景ですね。棚を埋めるためには売場表記など気にしていられないのでしょう。

鮮魚・精肉はともにアルティフーズから供給されるアウトパック商品で品揃えを行っており、売れ筋や低価格品が中心となっています。

「FRESH MEAT」という名の鮮魚売場。

アイテムは少なく、家庭で調理をする方向けには十分とは言えません。

鮮魚売場並びの冷凍ショーケースでは大戸屋の冷凍魚惣菜を取り扱います。

和日配コーナー。
特売品は大きなボードを設置して売り込みを図ります。

売場奥のメイン通路。

壁面は洋日配コーナー。

ここから惣菜売場を紹介しますが、15時の時点で見切り品で溢れかえっており、カテゴリもバラバラで非常に選びにくい印象を持ちました。こちらは弁当の間に並ぶパンの見切り品。

おにぎりや揚げ物に並んで大福や串団子の見切り品を並べます。

ベーカリーコーナーに並ぶ包装パンの見切り品。
それにしても見切り品多すぎませんかね。偶然売上が低調だったか発注を増やし過ぎたなどであれば良いのですが、毎日この状態は問題があると考えられます。見切りでの販売はデータ上は廃棄が出ないため発注が適正と勘違いしやすいですが、粗利率が低下していきますよ。

焼き立てパンコーナーも設置しますが、ほぼプロセスセンターからのアウトパック商品で、店内で調理するアイテムはカレーパンなど一部に限られています。

加工食品売場。
1フロア500平米という小型店のため通路は狭くなっています。

調味料は大手NBとトップバリュが中心。似たような規格の品は隣に並べて価格の差を際立たせています。

お正月関連商品は華やかに展開。

その後ろ側の見切りコーナーは山積みでした。

グルメシティ鶴川緑山店 店舗概要
開業: 1985年11月01日
売場面積: 500㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 7:00~22:00
住所: 東京都町田市三輪緑山1-2-2
駐車場: 12台(無料)
HP: https://www.daiei.co.jp/stores/d0796/
店内・売場の様子
時間帯: 15時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心に少なめ
売場の雰囲気: 老朽化
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: アルティフーズ
鮮魚加工者: アルティフーズ
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 1台(1台稼働中)精算機2台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認(従業員共用)
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
グルメシティ鶴川緑山店は1985年、忠実屋傘下の小型食品スーパー「ナイス」として開業。1991年には忠実屋が1984年に買収していたスーパー「シヅオカヤ」に全15店舗の営業権を譲渡し、清算手続きが取られました。1994年には親会社の忠実屋がダイエーに吸収合併され、1999年にはダイエー傘下の食品スーパー「セイフー」へシヅオカヤ が運営していた21店舗を譲渡。2006年にセイフーは株式会社グルメシティ関東へ名称変更し、屋号もグルメシティへ転換したため、鶴川緑山店の屋号は「ナイス→シヅオカヤ→セイフー→グルメシティ」と移り変わることになりました。
閑静な住宅街に立地しており、付近にはコンビニエンスストア含めて競合となる小売店がほぼありませんが、店舗の南東方向は緑地となっており商圏人口はそう多くありません。駐車場はやや狭いため何度も切り返している方も見られましたが、12台を確保しており車での来店も多い様子。
1フロア500平米とコンパクトな店舗で、加工食品売場の通路も狭くなっています。入口から青果、精肉、鮮魚と展開しますが、品揃えはいずれも絞り込まれていると感じます。青果ではアイテムは削減されていますが、定番品は量感もあり普段の買い物に困ることはありません。鮮魚・精肉はともにアルティフーズから供給されるアウトパック商品で品揃えを行っており、売れ筋や低価格品が中心となっています。鮮魚売場に隣接する冷凍ケースには大戸屋の魚惣菜が販売されており、唯一特色ある品揃えとなっています。「FRESH FISH」と書かれたコーナーに精肉が並び、「FRESH MEAT」と書かれたコーナーに鮮魚が並ぶ逆転現象は何故かグルメシティではよく見られる光景です。
売場奥のメイン通路は壁面が洋日配コーナーで、最終コーナーに入る箇所に惣菜を配置。惣菜は15時にも関わらず非常に値引きが多く、商品を売り切ろうとする意思が感じ取れます。一方でお弁当に交じって焼き立てパンの見切り品が並んでいたり、焼き立てパンコーナーに包装パンの見切り品が並んでいるなど、乱雑で選びにくい印象を持ちました。見切り品が多すぎるのであれば集積してコーナー展開せずに、従来の売場で見切りした方がスッキリした売場になると思われます。焼き立てパンコーナーもほぼプロセスセンターからのアウトパック商品で、店内で調理するアイテムはカレーパンなど一部に限られています。
平日の昼過ぎということもありお客さんの姿は少なく、基本的にはセミセルフレジ1台で対応しているようです。一方で品出し中の従業員さんに加え、店長とマネージャーと見られる2人の男性がユニフォームも着ずにフェイスアップに勤しんでおり、売場のメンテナンスはある程度行われている様子。まず惣菜売場をなんとかしましょう。車での来店が多い割に客単価は低めとなっており、売場の陳列量や見切り状況を鑑みると売上は厳しそうですが、地域で数少ない食品スーパーとして頑張ってほしいですね。