S東美
- 2023/01/11
- 21:53
長崎県長崎市。
長崎電気軌道の「浜町アーケード」電停から徒歩1分程度のところに、S東美はあります。
店舗外観。
かつて上層階に映画館も入居していた「長崎松竹会館」の地下1階から5階までに入居します。

フロアガイド。

地下1階食料品フロアから見ていきます。
エスカレーター降りてすぐの青果売場。

店内は白いタイル状の床で、明るくきれいな空間。

青果に続いて精肉売場を配置。

陳列量が多いですね。

鮮魚売場。

クエやヒラメのお造りも販売されるなど、お刺身は非常に充実の品揃え。

惣菜は手の込んだ商品も多く、弁当や揚げ物から煮物、魚惣菜、中華惣菜まで幅広くバラエティ豊かに揃えています。

生鮮品に注力する一方、加工食品や飲料・酒などは絞り込まれた品揃えです。

プライベートブランドはCGC商品を導入。

1階にはリョーユーパンが運営するベーカリー「プルネ-ル」と「スターバックスコーヒー」「ミスタードーナツ」が出店しており、直営売場はほぼ無いため写真はありません。
2階は衣料品のフロア。婦人服や肌着が中心となっています。

12月に訪れたため、売場の一角ではお歳暮コーナーを展開していました。

3階は100円ショップ「キャン・ドゥ」が入居します。

4階は直営で生活用品・寝具を販売。

昔ながらの総合スーパーの雰囲気です。

ベスト電器をフランチャイズで運営しています。

白物家電も販売します。

5階はコミュニティスペースとされており、直近では新型コロナウイルスのワクチン接種会場となったこともあるようですが、現在は封鎖されています。

エスカレーターは昇りのみ設置されており、降りは階段が設置されています。

S東美 店舗概要
開業: 1966年10月01日
売場面積: 2703㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
BF・1F 9:00~21:00
2F~4F 10:00~19:00
住所: 長崎県長崎市浜町1番22号
駐車場: 無し
HP: http://www.s-tobi.com/shops/
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: 多い
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内(株式会社東美浜町店)
鮮魚加工者: 自社店内(株式会社東美浜町店)
食品通常レジ: 5台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 3台(2台稼働中)精算機6台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: やや汚い
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 1階テナント導入
プライベートブランド: CGC商品
株式会社東美は長崎市に本社を置き、総合スーパーの「S東美」と食品スーパーの「Sマート」4店舗の計5店舗を長崎市内に展開する企業です。1923年に佐々木商店として創業後、1947年には株式会社東洋美装店を設立。1966年に現在の場所へ新築移転し、商号を株式会社東美へ変更しています。1968年3月には株式会社エスマートを設立し、スーパーマーケット事業へ参入。2003年3月に東美がエスマートより営業譲受し、経営統合したことで、一体的な運営となっています。2022年2月期の売上高は5店舗合わせて51億円。2000年度のスーパー名鑑によると、S東美は単独で年商37億2000万円を誇っており、同じ年のダイエー長崎店45億9800万円は下回るものの非常に高い売上を稼いでいました。
S東美は地下1階の食料品フロアから2階の衣料品、4階住まいの品や家電など衣食住が揃う総合スーパーとして営業しています。かつては3階も衣料品フロアでしたが、現在は100円ショップのキャン・ドゥが出店。人通りの多い繁華街立地ですが、1階にはスターバックスコーヒーやミスタードーナツなどテナントを誘致し、自社の売場はわずかな服飾雑貨のみ取り扱います。
地下食料品フロアはエスカレーターを降りると青果、精肉、鮮魚、惣菜と展開。青果はカットフルーツやカット野菜など簡便性あるアイテムを強化しますが、通路が狭く回遊性が悪いと感じます。精肉は上質な牛肉も取り扱いますが、全体的なラインナップや価格帯は標準的。鮮魚はすぐそばで調理風景の見られる対面販売形式を採用しており、丸魚に加えお刺身も充実しています。
惣菜は独立型の厨房を導入しており、ライブ感を演出。手の込んだ商品が多く、都市部の立地ということもあり単身・少人数世帯に配慮した少量サイズの商品展開にも積極的に取り組みます。加工食品は売場が狭いこともあり定番品や売れ筋に絞り込みが行われており、高価格帯の商品はあまり見られませんが、地場商品は各所に導入。プライベートブランドはCGCを導入しており、目線の高さに配置し売り込みを図ります。2階衣料品は婦人服と肌着が中心の品揃え。4階の住まいの品は寝具なども取り扱い、ベスト電器のフランチャイズで家電売場も設けます。
地下食品フロアは平日の昼時ということもあり賑わいを見せていました。売場は手狭で混雑時には快適な買い物は難しそうですが、有人レジが計8台が設置されるなど普段から繁盛している様子。一方で上層階は閑散としており、特に4階にはお客さんが全く入っていませんでした。食品以外の部門は苦戦しており、業績も厳しいと推測されます。1階や3階をテナントへ貸すことで賃料を稼ぎ、収益を安定させていると見られますが、付近にイオンやイズミ(ゆめタウン)など大手総合スーパーがひしめく環境では賢明な判断だと考えられます。
長崎電気軌道の「浜町アーケード」電停から徒歩1分程度のところに、S東美はあります。
店舗外観。
かつて上層階に映画館も入居していた「長崎松竹会館」の地下1階から5階までに入居します。

フロアガイド。

地下1階食料品フロアから見ていきます。
エスカレーター降りてすぐの青果売場。

店内は白いタイル状の床で、明るくきれいな空間。

青果に続いて精肉売場を配置。

陳列量が多いですね。

鮮魚売場。

クエやヒラメのお造りも販売されるなど、お刺身は非常に充実の品揃え。

惣菜は手の込んだ商品も多く、弁当や揚げ物から煮物、魚惣菜、中華惣菜まで幅広くバラエティ豊かに揃えています。

生鮮品に注力する一方、加工食品や飲料・酒などは絞り込まれた品揃えです。

プライベートブランドはCGC商品を導入。

1階にはリョーユーパンが運営するベーカリー「プルネ-ル」と「スターバックスコーヒー」「ミスタードーナツ」が出店しており、直営売場はほぼ無いため写真はありません。
2階は衣料品のフロア。婦人服や肌着が中心となっています。

12月に訪れたため、売場の一角ではお歳暮コーナーを展開していました。

3階は100円ショップ「キャン・ドゥ」が入居します。

4階は直営で生活用品・寝具を販売。

昔ながらの総合スーパーの雰囲気です。

ベスト電器をフランチャイズで運営しています。

白物家電も販売します。

5階はコミュニティスペースとされており、直近では新型コロナウイルスのワクチン接種会場となったこともあるようですが、現在は封鎖されています。

エスカレーターは昇りのみ設置されており、降りは階段が設置されています。

S東美 店舗概要
開業: 1966年10月01日
売場面積: 2703㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
BF・1F 9:00~21:00
2F~4F 10:00~19:00
住所: 長崎県長崎市浜町1番22号
駐車場: 無し
HP: http://www.s-tobi.com/shops/
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: 多い
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内(株式会社東美浜町店)
鮮魚加工者: 自社店内(株式会社東美浜町店)
食品通常レジ: 5台(3台稼働中)
食品セミセルフレジ: 3台(2台稼働中)精算機6台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: やや汚い
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 1階テナント導入
プライベートブランド: CGC商品
株式会社東美は長崎市に本社を置き、総合スーパーの「S東美」と食品スーパーの「Sマート」4店舗の計5店舗を長崎市内に展開する企業です。1923年に佐々木商店として創業後、1947年には株式会社東洋美装店を設立。1966年に現在の場所へ新築移転し、商号を株式会社東美へ変更しています。1968年3月には株式会社エスマートを設立し、スーパーマーケット事業へ参入。2003年3月に東美がエスマートより営業譲受し、経営統合したことで、一体的な運営となっています。2022年2月期の売上高は5店舗合わせて51億円。2000年度のスーパー名鑑によると、S東美は単独で年商37億2000万円を誇っており、同じ年のダイエー長崎店45億9800万円は下回るものの非常に高い売上を稼いでいました。
S東美は地下1階の食料品フロアから2階の衣料品、4階住まいの品や家電など衣食住が揃う総合スーパーとして営業しています。かつては3階も衣料品フロアでしたが、現在は100円ショップのキャン・ドゥが出店。人通りの多い繁華街立地ですが、1階にはスターバックスコーヒーやミスタードーナツなどテナントを誘致し、自社の売場はわずかな服飾雑貨のみ取り扱います。
地下食料品フロアはエスカレーターを降りると青果、精肉、鮮魚、惣菜と展開。青果はカットフルーツやカット野菜など簡便性あるアイテムを強化しますが、通路が狭く回遊性が悪いと感じます。精肉は上質な牛肉も取り扱いますが、全体的なラインナップや価格帯は標準的。鮮魚はすぐそばで調理風景の見られる対面販売形式を採用しており、丸魚に加えお刺身も充実しています。
惣菜は独立型の厨房を導入しており、ライブ感を演出。手の込んだ商品が多く、都市部の立地ということもあり単身・少人数世帯に配慮した少量サイズの商品展開にも積極的に取り組みます。加工食品は売場が狭いこともあり定番品や売れ筋に絞り込みが行われており、高価格帯の商品はあまり見られませんが、地場商品は各所に導入。プライベートブランドはCGCを導入しており、目線の高さに配置し売り込みを図ります。2階衣料品は婦人服と肌着が中心の品揃え。4階の住まいの品は寝具なども取り扱い、ベスト電器のフランチャイズで家電売場も設けます。
地下食品フロアは平日の昼時ということもあり賑わいを見せていました。売場は手狭で混雑時には快適な買い物は難しそうですが、有人レジが計8台が設置されるなど普段から繁盛している様子。一方で上層階は閑散としており、特に4階にはお客さんが全く入っていませんでした。食品以外の部門は苦戦しており、業績も厳しいと推測されます。1階や3階をテナントへ貸すことで賃料を稼ぎ、収益を安定させていると見られますが、付近にイオンやイズミ(ゆめタウン)など大手総合スーパーがひしめく環境では賢明な判断だと考えられます。