イオン長崎店
- 2023/01/12
- 00:42
長崎県長崎市。
長崎電気軌道の「新地中華街」電停から徒歩3分程度のところに、イオン長崎店はあります。
店舗外観。1971年11月にダイエー長崎店として開業した店舗です。2015年9月にイオンへ営業譲渡され、イオン長崎店へ改称されました。

窓が多い建物ですが、全て塞がれており店内から外を眺めることは出来ません。

1階には長崎バスのバスターミナルが置かれており、建物も「長崎自動車本社ビル」という名称です。

フロアガイド。地下1階から5階までの6フロアで営業しますが、売場面積は7080㎡(日本スーパー名鑑より)とあまり大きくありません。

まずは地下食料品フロアから見ていきます。地下へはエスカレーターが無く、階段でのアクセスになります。

青果売場。
折りたたみコンテナを積み重ねた簡素な青果平台を増設。お買い得品は量感ある陳列が見られます。

デジタルサイネージを設置し、おすすめレシピなどを提案します。

カットフルーツコーナー。

アウトパック商品ですが、種類豊富に揃えています。

少量・小分けパックの取り扱いに加え、地場野菜やオーガニック野菜などイオンらしいきめ細やかな品揃えを実施。

トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜コーナー。

カット野菜や下処理済の野菜などが充実しており、簡便・時短需要にも対応。

「ちゃんぽん焼きそば用ミックス野菜」という長崎らしい商品も見られました。

秋田名物の「きりたんぽ鍋」を関連陳列で勧めています。

和日配コーナーの豆腐。
トップバリュと並び、地元長崎県大村市の「九一庵食品協業組合」の商品も多く並びます。

名物のかまぼこは豊富な品揃え。

チルド麺はうどんよりもちゃんぽんの陳列量が多くなっています。

壁面に沿って鮮魚、精肉と続いています。鮮魚売場は調理風景の見えるオープンキッチン方式。

長崎県産の「めっき」など丸魚が多く並んでいました。

12時頃の訪問だったのですが、お刺身は製造途中といった様子で品数は少なめでした。

売場メイン通路。

精肉はエーブル、JA全農ミートフーズ、ウェルファムフーズなど各種プロセスセンターと店内加工を組み合わせて提供。導入部では鶏のタタキを訴求しており、モモとムネの食べ比べセットも販売します。

牛肉では九州産黒毛和牛ロースステーキ肉(100g1080円)など上質な商品も扱いますが、メインはアメリカ産、オーストラリア産の低価格帯商品です。本州のイオンが売り込んでいる「タスマニアビーフ」や旧ダイエー店舗ではよく見られる「さつま姫牛」などは扱っていません。

もつ鍋用ホルモンなどは充実。

惣菜売場。

都市部の立地で昼食需要も高いため、単品当たりの陳列量も十分確保しています。

お弁当はアウトパック商品が多いものの、店内調理は手の込んだ商品も見られました。

冷凍食品コーナー。
ニッスイちゃんぽんの方が味の素ギョーザよりもフェイス数が多くなっています。

醬油コーナー。
九州だけあって「あまくち」「うまくち」表記の商品が目立ちます。

ドレッシングコーナー。
大手ナショナルブランドとトップバリュに加えご当地商品も差し込みます。

かつては現在昇り方向のエスカレーターを降りとして運転していたようで、サッカー台付近には「VEGETABLE」「FRESH MEAT」といった売場表記が残っています。

1階バスターミナル側の入口。

売場は小さく、お土産品や飲料、菓子、ベーカリーのみ販売されています。

長崎のお土産も取り扱います。

ベーカリーコーナー。
「コンビニレジ」と言われる1階のレジでお会計するシステムで、地下1階で合わせての会計は出来ないようです。

2階は家庭用品、日用雑貨、インテリアのフロア。

「本気の価格1000品目」と題して生活応援をアピールします。

日用雑貨のコーナー。4階には100円ショップ「キャン・ドゥ」も入るため厳しい部門だと思われます。

インテリア用品も販売。

寝具も販売しますが、さすがに大型家電などの扱いはありません。

調理器具も充実しています。

階段ではお歳暮の受付カードがずらりと並んでいました。

3階は衣料品フロア。
この当時行われていた全国旅行支援を提案するマネキン陳列を実施。

12月の訪問だったためクリスマスの装飾に力を入れています。

婦人服売場。

若年層向けの衣料品も取り扱います。

衣料品・住まいの品フロアは閑散としており、高齢者の姿すら見られず集客に苦戦しています。

4階には100円ショップ「キャン・ドゥ」が出店。

5階が最上階です。エスカレーターは昇り方向が2人用、降り方向が1人用です。

5階ゲームコーナーは「モーリーファンタジー」が担当。

書籍売場は「未来屋書店」ではなく直営で展開しています。

イオン長崎店 店舗概要
開業: 1971年11月25日
売場面積: 7080㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
地下食品 9:00~22:00
1F 7:00~22:00
2F~4F 9:00~21:00
5F 書籍コーナー 9:00~19:00
2F ドラッグ 10:00~19:00
住所: 長崎県長崎市新地町3-17
駐車場: 900台(お買い上げ税込2,000円以上で1時間の駐車場無料)
HP: https://nagasaki.aeonkyushu.com/
店内・売場の様子
時間帯: 11時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、会社員中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 老朽化
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: エーブル、JA全農ミートフーズ、ウェルファムフーズ、自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 7台(4台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: やや汚い
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
1971年11月にダイエー長崎店として開業した店舗です。2015年9月にイオンへ営業譲渡されてからも大掛かりなリニューアルは実施されておらず、昭和の雰囲気を色濃く残す総合スーパーとして営業を続けています。食料品フロアにはセミセルフレジ(会計セルフレジ)すら導入されておらず、全て通常レジというイオンは相当珍しいのではないでしょうか。
5階にはモーリーファンタジー、4階にキャン・ドゥを導入するものの2階と3階では衣料品・住まいの品をフルラインで展開するほか、5階の書籍売場は未来屋書店ではなく直営となっています。1階は長崎バスのバスターミナルが設けられているため売場は小さく、お土産品や飲料、菓子、ベーカリーのみ販売されています。
地下食品フロアは降りのエスカレーターが無いため階段でのアクセスとなります。階段を降りて青果、鮮魚、精肉、惣菜と壁面に沿って配置していますが、かつては現在昇り方向のエスカレーターを降りとして運転していたようで、サッカー台付近には「VEGETABLE」「FRESH MEAT」といった売場表記が残っています。
青果売場は少量・小分けパックの取り扱いに加え、地場野菜やオーガニック野菜などイオンらしいきめ細やかな品揃えです。和日配コーナーでは特産のかまぼこが充実しており、チルド麺はうどんよりもちゃんぽんの陳列量が多くなっています。12時頃の訪問だったのですが、鮮魚のお刺身は製造途中といった様子で品数は少なめでした。一方で長崎県産の「めっき」など丸魚は多く並んでいました。
精肉はエーブル、JA全農ミートフーズ、ウェルファムフーズなど各種プロセスセンターと店内加工を組み合わせて提供。導入部では鶏のタタキを訴求しており、モモとムネの食べ比べセットも販売します。牛肉では九州産黒毛和牛ロースステーキ肉(100g1080円)など上質な商品も扱いますが、メインはアメリカ産、オーストラリア産の低価格帯商品です。本州のイオンが売り込んでいる「タスマニアビーフ」や旧ダイエー店舗ではよく見られる「さつま姫牛」などは扱っていません。(九州ではイオンショッパーズ福岡で取り扱いを確認)。その他は味付け肉やもつ鍋用ホルモンなどは充実している印象。
惣菜は定番品が中心であるものの陳列量は多く、ちょうどお昼時ということもあり好調に動いていました。おにぎりやサンドイッチなど短時間で済ませられる商品は特に大量に並べられており、近隣で働いている会社員の需要もあると見られます。加工食品は総合スーパーとしては売場が手狭なためアイテム数は限られていますが、地場商品の導入も図ります。1階や2階などにイオンリカーなどを導入していないため、酒の品揃えはイオンとしては悪いと感じます。
地下食料品フロアはお昼時ということで賑わっており、レジには列が出来ていました。売場スペースの問題もあるでしょうが、セミセルフレジか完全セルフレジの導入が期待されます。客単価は低いため、若年層を中心に完全セルフレジでも抵抗なく利用してもらえるのではないでしょうか。1階ベーカリーは利用者が多く、4階のキャン・ドゥにもお客さんが入っていますが、衣料品・住まいの品フロアは閑散としており、高齢者の姿すら見られず集客に苦戦しています。開業からすでに51年が過ぎた店舗の老朽化は著しく、築年数など考慮すれば建て替えなどの検討が進んでいると推測されますが、現時点で発表などはありません。
長崎電気軌道の「新地中華街」電停から徒歩3分程度のところに、イオン長崎店はあります。
店舗外観。1971年11月にダイエー長崎店として開業した店舗です。2015年9月にイオンへ営業譲渡され、イオン長崎店へ改称されました。

窓が多い建物ですが、全て塞がれており店内から外を眺めることは出来ません。

1階には長崎バスのバスターミナルが置かれており、建物も「長崎自動車本社ビル」という名称です。

フロアガイド。地下1階から5階までの6フロアで営業しますが、売場面積は7080㎡(日本スーパー名鑑より)とあまり大きくありません。

まずは地下食料品フロアから見ていきます。地下へはエスカレーターが無く、階段でのアクセスになります。

青果売場。
折りたたみコンテナを積み重ねた簡素な青果平台を増設。お買い得品は量感ある陳列が見られます。

デジタルサイネージを設置し、おすすめレシピなどを提案します。

カットフルーツコーナー。

アウトパック商品ですが、種類豊富に揃えています。

少量・小分けパックの取り扱いに加え、地場野菜やオーガニック野菜などイオンらしいきめ細やかな品揃えを実施。

トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜コーナー。

カット野菜や下処理済の野菜などが充実しており、簡便・時短需要にも対応。

「ちゃんぽん焼きそば用ミックス野菜」という長崎らしい商品も見られました。

秋田名物の「きりたんぽ鍋」を関連陳列で勧めています。

和日配コーナーの豆腐。
トップバリュと並び、地元長崎県大村市の「九一庵食品協業組合」の商品も多く並びます。

名物のかまぼこは豊富な品揃え。

チルド麺はうどんよりもちゃんぽんの陳列量が多くなっています。

壁面に沿って鮮魚、精肉と続いています。鮮魚売場は調理風景の見えるオープンキッチン方式。

長崎県産の「めっき」など丸魚が多く並んでいました。

12時頃の訪問だったのですが、お刺身は製造途中といった様子で品数は少なめでした。

売場メイン通路。

精肉はエーブル、JA全農ミートフーズ、ウェルファムフーズなど各種プロセスセンターと店内加工を組み合わせて提供。導入部では鶏のタタキを訴求しており、モモとムネの食べ比べセットも販売します。

牛肉では九州産黒毛和牛ロースステーキ肉(100g1080円)など上質な商品も扱いますが、メインはアメリカ産、オーストラリア産の低価格帯商品です。本州のイオンが売り込んでいる「タスマニアビーフ」や旧ダイエー店舗ではよく見られる「さつま姫牛」などは扱っていません。

もつ鍋用ホルモンなどは充実。

惣菜売場。

都市部の立地で昼食需要も高いため、単品当たりの陳列量も十分確保しています。

お弁当はアウトパック商品が多いものの、店内調理は手の込んだ商品も見られました。

冷凍食品コーナー。
ニッスイちゃんぽんの方が味の素ギョーザよりもフェイス数が多くなっています。

醬油コーナー。
九州だけあって「あまくち」「うまくち」表記の商品が目立ちます。

ドレッシングコーナー。
大手ナショナルブランドとトップバリュに加えご当地商品も差し込みます。

かつては現在昇り方向のエスカレーターを降りとして運転していたようで、サッカー台付近には「VEGETABLE」「FRESH MEAT」といった売場表記が残っています。

1階バスターミナル側の入口。

売場は小さく、お土産品や飲料、菓子、ベーカリーのみ販売されています。

長崎のお土産も取り扱います。

ベーカリーコーナー。
「コンビニレジ」と言われる1階のレジでお会計するシステムで、地下1階で合わせての会計は出来ないようです。

2階は家庭用品、日用雑貨、インテリアのフロア。

「本気の価格1000品目」と題して生活応援をアピールします。

日用雑貨のコーナー。4階には100円ショップ「キャン・ドゥ」も入るため厳しい部門だと思われます。

インテリア用品も販売。

寝具も販売しますが、さすがに大型家電などの扱いはありません。

調理器具も充実しています。

階段ではお歳暮の受付カードがずらりと並んでいました。

3階は衣料品フロア。
この当時行われていた全国旅行支援を提案するマネキン陳列を実施。

12月の訪問だったためクリスマスの装飾に力を入れています。

婦人服売場。

若年層向けの衣料品も取り扱います。

衣料品・住まいの品フロアは閑散としており、高齢者の姿すら見られず集客に苦戦しています。

4階には100円ショップ「キャン・ドゥ」が出店。

5階が最上階です。エスカレーターは昇り方向が2人用、降り方向が1人用です。

5階ゲームコーナーは「モーリーファンタジー」が担当。

書籍売場は「未来屋書店」ではなく直営で展開しています。

イオン長崎店 店舗概要
開業: 1971年11月25日
売場面積: 7080㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
地下食品 9:00~22:00
1F 7:00~22:00
2F~4F 9:00~21:00
5F 書籍コーナー 9:00~19:00
2F ドラッグ 10:00~19:00
住所: 長崎県長崎市新地町3-17
駐車場: 900台(お買い上げ税込2,000円以上で1時間の駐車場無料)
HP: https://nagasaki.aeonkyushu.com/
店内・売場の様子
時間帯: 11時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、会社員中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 老朽化
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: エーブル、JA全農ミートフーズ、ウェルファムフーズ、自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 7台(4台稼働中)
食品セミセルフレジ: 0台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: やや汚い
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
1971年11月にダイエー長崎店として開業した店舗です。2015年9月にイオンへ営業譲渡されてからも大掛かりなリニューアルは実施されておらず、昭和の雰囲気を色濃く残す総合スーパーとして営業を続けています。食料品フロアにはセミセルフレジ(会計セルフレジ)すら導入されておらず、全て通常レジというイオンは相当珍しいのではないでしょうか。
5階にはモーリーファンタジー、4階にキャン・ドゥを導入するものの2階と3階では衣料品・住まいの品をフルラインで展開するほか、5階の書籍売場は未来屋書店ではなく直営となっています。1階は長崎バスのバスターミナルが設けられているため売場は小さく、お土産品や飲料、菓子、ベーカリーのみ販売されています。
地下食品フロアは降りのエスカレーターが無いため階段でのアクセスとなります。階段を降りて青果、鮮魚、精肉、惣菜と壁面に沿って配置していますが、かつては現在昇り方向のエスカレーターを降りとして運転していたようで、サッカー台付近には「VEGETABLE」「FRESH MEAT」といった売場表記が残っています。
青果売場は少量・小分けパックの取り扱いに加え、地場野菜やオーガニック野菜などイオンらしいきめ細やかな品揃えです。和日配コーナーでは特産のかまぼこが充実しており、チルド麺はうどんよりもちゃんぽんの陳列量が多くなっています。12時頃の訪問だったのですが、鮮魚のお刺身は製造途中といった様子で品数は少なめでした。一方で長崎県産の「めっき」など丸魚は多く並んでいました。
精肉はエーブル、JA全農ミートフーズ、ウェルファムフーズなど各種プロセスセンターと店内加工を組み合わせて提供。導入部では鶏のタタキを訴求しており、モモとムネの食べ比べセットも販売します。牛肉では九州産黒毛和牛ロースステーキ肉(100g1080円)など上質な商品も扱いますが、メインはアメリカ産、オーストラリア産の低価格帯商品です。本州のイオンが売り込んでいる「タスマニアビーフ」や旧ダイエー店舗ではよく見られる「さつま姫牛」などは扱っていません。(九州ではイオンショッパーズ福岡で取り扱いを確認)。その他は味付け肉やもつ鍋用ホルモンなどは充実している印象。
惣菜は定番品が中心であるものの陳列量は多く、ちょうどお昼時ということもあり好調に動いていました。おにぎりやサンドイッチなど短時間で済ませられる商品は特に大量に並べられており、近隣で働いている会社員の需要もあると見られます。加工食品は総合スーパーとしては売場が手狭なためアイテム数は限られていますが、地場商品の導入も図ります。1階や2階などにイオンリカーなどを導入していないため、酒の品揃えはイオンとしては悪いと感じます。
地下食料品フロアはお昼時ということで賑わっており、レジには列が出来ていました。売場スペースの問題もあるでしょうが、セミセルフレジか完全セルフレジの導入が期待されます。客単価は低いため、若年層を中心に完全セルフレジでも抵抗なく利用してもらえるのではないでしょうか。1階ベーカリーは利用者が多く、4階のキャン・ドゥにもお客さんが入っていますが、衣料品・住まいの品フロアは閑散としており、高齢者の姿すら見られず集客に苦戦しています。開業からすでに51年が過ぎた店舗の老朽化は著しく、築年数など考慮すれば建て替えなどの検討が進んでいると推測されますが、現時点で発表などはありません。