1/31閉店 東急百貨店本店
- 2023/01/31
- 23:20
東京都渋谷区。
東急東横線・田園都市線、JR線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、京王井の頭線「渋谷駅」より徒歩5分程度のところに、東急百貨店本店はあります。
こちらの百貨店は2023年1月31日をもって営業を終了しました。
1月上旬と1月31日閉店当日に訪れましたのでご紹介いたします(営業最終日の写真は最後の3枚のみです)。
店舗外観。
1967年11月1日にオープンしました。

シースルーエレベーターは開業6年後の1973年に設置されました。

店舗側面。

美術館、ミニシアター、コンサートホールなどが入る複合施設「Bunkamura」が隣接しています。

店舗正面は騒がしい渋谷の繫華街ですが、裏手には松濤の高級住宅街が広がっている立地でした。

正面入口。

閉店のご挨拶。55年間に渡って営業してきました。

フロアガイド。

過去のチラシが紹介されていました。

開店当日の新聞広告。

東急本店の55年。

2010年には地区最大の書店「MARUZEN&ジュンク堂書店」がオープンしていました。

エレベーターの扉でも「グランドファイナルセール」をアピール。

1階化粧品、ハイブランド売場から見ていきます。

多くのお客さんが撮影していた装飾。

漫画「左ききのエレン」とのコラボ作品を紹介。

BSフジの「小山薫堂 東京会議」に依頼した写真展。

1階化粧品売場。

ハイブランドのブースがズラリと並びます。


隣接する「Bunkamura」とフロアによっては直結しています。

地下食料品フロアへ。

生鮮食料品コーナー。

高級な果物も販売。

付近に住む方にとって、東急百貨店本店の生鮮売場は貴重な存在だったと考えられます。2017年5月に移転オープンした「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」では当初生鮮3品を前面に打ち出した売場づくりが見られましたが、渋谷という立地に低価格な生鮮品という品揃えが合っていなかった模様で、2020年1月末で精肉・鮮魚から撤退していました。

鮮魚コーナー。

加工食品、和洋日配は明治屋が担当します。

和洋菓子などの銘品コーナー。

2階に紳士服売場を配置します。

服飾雑貨コーナー。

旅行用品なども2階で取り扱い。

3階と4階は婦人服売場。




5階は婦人の服飾雑貨や宝飾品のフロア。


6階は家庭用品、インテリア用品、子供服などのフロア。



7階には「MARUZEN&ジュンク堂書店」が出店。

8階はレストラン街。

このような顔出しパネルが設置されていました。

階段で屋上へ参ります。

遊具などはなく、がらんとした状態です。屋上神社も置かれていません。



屋上広告塔。

ペットショップ「ペットウィズ渋谷店」が出店。

ガーデニング用品店も営業しています。

ここからは1月31日の営業最終日の様子です。大勢のお客さんで混雑していました。

閉店セレモニーは良い位置が取れそうになかったので撮影しておりません。申し訳ありません。

長い間ありがとうございました。

東急百貨店本店 店舗概要
開業: 1967年11月1日
売場面積: 35637㎡(公式リリースより)
営業時間: 10:30~19:00
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
駐車場: 258台(2000円〈税込〉以上お買上げ/1時間まで駐車料金をサービス、5000円〈税込〉以上お買上げ/2時間まで駐車料金をサービス、30000円〈税込〉以上お買上げ/3時間まで駐車料金をサービス)
HP: https://www.tokyu-dept.co.jp/honten/index.html
2023年1月31日をもって営業を終了した東急百貨店本店を訪れました。1月11日に訪問した際には閉店セール開催中にも関わらず店内は寂しい雰囲気でしたが、閉店当日には非常に大勢のお客さんで賑わいを見せており、有終の美を飾ることが出来たのではないでしょうか。本店の閉店により、残る東急百貨店は吉祥寺店、たまプラーザ店、さっぽろ店、系列の「ながの東急百貨店」のみとなります。
店の跡地には、2027年度の完成予定で地上36階、地下4階建ての複合施設が建設され、低層階には商業施設、中層階にはアジアで展開する高級ホテルなどが入るほか、上層階には賃貸住宅が整備される計画となっています。正式な発表はありませんが、低層階に東急百貨店として再出店する可能性は低いと見られています。
東急百貨店本店の売上高は以下の通りとなっています。(日経MJより)
※売上高にはShinQs、渋谷東急フードショー、二子玉川東急フードショー、HINKA RINKA銀座、渋谷スクランブルスクエア出店区画、外商含む。2020年3月末までは東横店の売上含む。
2015年度 918億9900万円
2016年度 918億800万円
2017年度 911億4700万円
2018年度 916億3800万円
2019年度 927億7700万円
2020年度 600億2100万円
2021年度 635億5800万円
売上高だけを見ると、小田急百貨店新宿店(現在は縮小)や京王百貨店新宿店を上回る堂々たる業績を誇ってきましたが、東横店を筆頭に渋谷地区に展開する東急関連の商業施設の売上高と外商を合算しており、若者の街渋谷では厳しい経営状況が続いていると以前から言われてきました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で百貨店各社が大幅減収に陥った2020年度までは渋谷駅直結の東横店の売上高が加算されており、行動制限が緩和された2021年度に売上が5.9%しか回復していないように見えるのはこのためです。
競合の西武渋谷店は渋谷地区で唯一の百貨店として残ることとなりますが、2021年度の売上高はわずか264億600万円にとどまっており、売場面積4万3000平米規模の百貨店としては非常に厳しい業績となっています。そごう・西武が売却される投資ファンドの「フォートレス・インベストメント・グループ」はヨドバシカメラと組み、主要店舗にはヨドバシカメラを出店させる方針ですが、西武渋谷店も候補に挙げられており、渋谷地区で百貨店が存続するかは不透明な情勢です。
東急東横線・田園都市線、JR線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、京王井の頭線「渋谷駅」より徒歩5分程度のところに、東急百貨店本店はあります。
こちらの百貨店は2023年1月31日をもって営業を終了しました。
1月上旬と1月31日閉店当日に訪れましたのでご紹介いたします(営業最終日の写真は最後の3枚のみです)。
店舗外観。
1967年11月1日にオープンしました。

シースルーエレベーターは開業6年後の1973年に設置されました。

店舗側面。

美術館、ミニシアター、コンサートホールなどが入る複合施設「Bunkamura」が隣接しています。

店舗正面は騒がしい渋谷の繫華街ですが、裏手には松濤の高級住宅街が広がっている立地でした。

正面入口。

閉店のご挨拶。55年間に渡って営業してきました。

フロアガイド。

過去のチラシが紹介されていました。

開店当日の新聞広告。

東急本店の55年。

2010年には地区最大の書店「MARUZEN&ジュンク堂書店」がオープンしていました。

エレベーターの扉でも「グランドファイナルセール」をアピール。

1階化粧品、ハイブランド売場から見ていきます。

多くのお客さんが撮影していた装飾。

漫画「左ききのエレン」とのコラボ作品を紹介。

BSフジの「小山薫堂 東京会議」に依頼した写真展。

1階化粧品売場。

ハイブランドのブースがズラリと並びます。


隣接する「Bunkamura」とフロアによっては直結しています。

地下食料品フロアへ。

生鮮食料品コーナー。

高級な果物も販売。

付近に住む方にとって、東急百貨店本店の生鮮売場は貴重な存在だったと考えられます。2017年5月に移転オープンした「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」では当初生鮮3品を前面に打ち出した売場づくりが見られましたが、渋谷という立地に低価格な生鮮品という品揃えが合っていなかった模様で、2020年1月末で精肉・鮮魚から撤退していました。

鮮魚コーナー。

加工食品、和洋日配は明治屋が担当します。

和洋菓子などの銘品コーナー。

2階に紳士服売場を配置します。

服飾雑貨コーナー。

旅行用品なども2階で取り扱い。

3階と4階は婦人服売場。




5階は婦人の服飾雑貨や宝飾品のフロア。


6階は家庭用品、インテリア用品、子供服などのフロア。



7階には「MARUZEN&ジュンク堂書店」が出店。

8階はレストラン街。

このような顔出しパネルが設置されていました。

階段で屋上へ参ります。

遊具などはなく、がらんとした状態です。屋上神社も置かれていません。



屋上広告塔。

ペットショップ「ペットウィズ渋谷店」が出店。

ガーデニング用品店も営業しています。

ここからは1月31日の営業最終日の様子です。大勢のお客さんで混雑していました。

閉店セレモニーは良い位置が取れそうになかったので撮影しておりません。申し訳ありません。

長い間ありがとうございました。

東急百貨店本店 店舗概要
開業: 1967年11月1日
売場面積: 35637㎡(公式リリースより)
営業時間: 10:30~19:00
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
駐車場: 258台(2000円〈税込〉以上お買上げ/1時間まで駐車料金をサービス、5000円〈税込〉以上お買上げ/2時間まで駐車料金をサービス、30000円〈税込〉以上お買上げ/3時間まで駐車料金をサービス)
HP: https://www.tokyu-dept.co.jp/honten/index.html
2023年1月31日をもって営業を終了した東急百貨店本店を訪れました。1月11日に訪問した際には閉店セール開催中にも関わらず店内は寂しい雰囲気でしたが、閉店当日には非常に大勢のお客さんで賑わいを見せており、有終の美を飾ることが出来たのではないでしょうか。本店の閉店により、残る東急百貨店は吉祥寺店、たまプラーザ店、さっぽろ店、系列の「ながの東急百貨店」のみとなります。
店の跡地には、2027年度の完成予定で地上36階、地下4階建ての複合施設が建設され、低層階には商業施設、中層階にはアジアで展開する高級ホテルなどが入るほか、上層階には賃貸住宅が整備される計画となっています。正式な発表はありませんが、低層階に東急百貨店として再出店する可能性は低いと見られています。
東急百貨店本店の売上高は以下の通りとなっています。(日経MJより)
※売上高にはShinQs、渋谷東急フードショー、二子玉川東急フードショー、HINKA RINKA銀座、渋谷スクランブルスクエア出店区画、外商含む。2020年3月末までは東横店の売上含む。
2015年度 918億9900万円
2016年度 918億800万円
2017年度 911億4700万円
2018年度 916億3800万円
2019年度 927億7700万円
2020年度 600億2100万円
2021年度 635億5800万円
売上高だけを見ると、小田急百貨店新宿店(現在は縮小)や京王百貨店新宿店を上回る堂々たる業績を誇ってきましたが、東横店を筆頭に渋谷地区に展開する東急関連の商業施設の売上高と外商を合算しており、若者の街渋谷では厳しい経営状況が続いていると以前から言われてきました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で百貨店各社が大幅減収に陥った2020年度までは渋谷駅直結の東横店の売上高が加算されており、行動制限が緩和された2021年度に売上が5.9%しか回復していないように見えるのはこのためです。
競合の西武渋谷店は渋谷地区で唯一の百貨店として残ることとなりますが、2021年度の売上高はわずか264億600万円にとどまっており、売場面積4万3000平米規模の百貨店としては非常に厳しい業績となっています。そごう・西武が売却される投資ファンドの「フォートレス・インベストメント・グループ」はヨドバシカメラと組み、主要店舗にはヨドバシカメラを出店させる方針ですが、西武渋谷店も候補に挙げられており、渋谷地区で百貨店が存続するかは不透明な情勢です。