ハローマート六実店
- 2023/02/18
- 12:31
千葉県松戸市。
東武野田線の六実駅から徒歩8分程度のところに、ハローマート六実店はあります。
看板にはハローマートグループ「シマノマート」と表記されていますが、昨年まで閲覧できた公式ホームページや2000年時点の日本スーパー名鑑にも単なる「ハローマート六実店」として紹介されており、どういった経緯でハローマートに譲渡されたのか等は不明です。
店舗外観

ハローマートのロゴと「シマノマート」という文字が並びます。


従来は赤かったと思われる文字は黒ずんでいます。

ハローマートグループ「シマノマート」の看板。

上記の看板には「レストランかつら」と表記されていますが、現在は居抜きで「マーレベント」というイタリアンレストランが出店しています。

入口すぐには加工食品のカットケース陳列を展開。

青果売場。

下半分のみ鏡を張り替えたようなロゴの残り方です。

鎌ヶ谷市にある「荒木農園」の野菜をコーナー展開。

独特の「語録」が並びます。2019年4月にタカラ・エムシーの傘下に入って以降、このようなPOPが増えたような印象です。

続く和日配コーナー。突き当りに精肉売場。

牛肉コーナー。「焼肉」「すき焼き」「ステーキ」の帯POPを大量に差し込みますが、あまり上質な和牛は扱いません。

豚小間切れで焼肉やすき焼きは現実的ではないので、不必要なPOPは外しましょう。

精肉から鮮魚へと続きます。

鮮魚売場。

塩干も含めて品数は豊富です。

お刺身は内容・価格ともに標準的。握り寿司は500円の単品訴求です。

洋日配コーナー、惣菜と続きます。

牛乳コーナー。栃木県産酪農牛乳は大黒流通チェーンが共通で仕入れている商品です。

惣菜売場。

13時の訪問ですが、商品が異様に少ないと感じます。昼ピークで売れてしまった可能性もありますが、厨房に人気は無く夕方に向けた製造は行わない模様。

期限の長いチルド温度帯商品やアウトパック商品を活用してみてはいかがでしょうか。

加工食品売場。通路が広い箇所があります。

フェイスアップはきれいに行われていますが、売場は節電のし過ぎで薄暗く、商品を選びづらいと感じます。

マヨネーズ、ドレッシングコーナー。

醬油コーナー。

酒売場。

ハローマート六実店 店舗概要
開業: 1984年11月
売場面積: 726㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 09: 30 ~ 21: 00
住所: 千葉県松戸市六高台4-204-2
駐車場: 16台(無料)
HP: 2023年に入ってから大黒流通チェーンのホームページは閲覧できなくなっています。
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 老朽化
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 5台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 無し
食品完全セルフレジ: 無し
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC商品
1976年設立の株式会社ハローマートはかつて千葉県松戸市に本社を置き、同市内を中心に展開していたスーパーマーケットでした。1996年7月期決算では店舗数11店、売上高135億0800万円を計上(日本スーパー名鑑2000年版より)。しかし市内には大手資本の競合店が次々と進出し、業績が悪化。2013年3月期には店舗数6店、売上高46億円(日本スーパー名鑑2014年版より)にまで規模を縮小させ、2014年10月29日には負債総額13億円を抱えて民事再生法の適応を申請しました。
その後は大黒流通チェーンの傘下に入りますが、同社も経営不振に陥りタカラ・エムシーが2019年4月1日新設した新・大黒流通チェーンへ店舗を移管。ハローマートは特別清算され、法人格は消滅することとなりました。その後大黒流通チェーンはタカラ・エムシーからオザムへと売却され、従来から転換が進んでいた新たなブランド「ラコマート」へのブランド集約を継続。稔台店と食賓館北松戸店はラコマートへ転換されており、2023年2月時点でハローマートとして営業しているのは六実店、南増尾店、馬橋店の3店のみとなっています。
六実店は看板にはハローマートグループ「シマノマート」と表記されていますが、昨年まで閲覧できた公式ホームページや2000年版の日本スーパー名鑑にも単なる「ハローマート六実店」として紹介されており、どういった経緯でハローマートに譲渡されたのか等は不明です。ちなみに店内加工商品のラベルには「株式会社大黒流通チェーンハローマート六実店」と表記されています。売場は長年改装されておらず、建物の老朽化が目立っています。
青果は地場野菜を導入するなど差別化を目指した取り組みも見られますが、地場野菜以外のアイテムは定番品が中心。精肉や鮮魚は低価格な商品の比率が高く、少し贅沢をしたいという需要などには対応出来ません。惣菜は陳列量が非常に少なく、昼ピークで売れてしまった可能性もありますが、厨房に人気は無く夕方に向けた製造は行わない様子です。加工食品のフェイスアップはきれいに行われていますが、売場は節電のし過ぎで薄暗く、商品を選びづらいと感じます。
レジは通常レジが5台並んでいるものの、1台が塞がれて2台は「清算済み」表示が出ており、1日を通じて2台しか稼働させていないようです。昼間は基本的には1台で対応しており、混雑したらもう1台を開設するというオペレーション。主婦や高齢者など店内に2~3人程度しか居ない状況が散見されます。駐車場は16台を確保し、車通りは多いように感じられますが車で来店する方は少ないようです。
東武野田線の六実駅から徒歩8分程度のところに、ハローマート六実店はあります。
看板にはハローマートグループ「シマノマート」と表記されていますが、昨年まで閲覧できた公式ホームページや2000年時点の日本スーパー名鑑にも単なる「ハローマート六実店」として紹介されており、どういった経緯でハローマートに譲渡されたのか等は不明です。
店舗外観

ハローマートのロゴと「シマノマート」という文字が並びます。


従来は赤かったと思われる文字は黒ずんでいます。

ハローマートグループ「シマノマート」の看板。

上記の看板には「レストランかつら」と表記されていますが、現在は居抜きで「マーレベント」というイタリアンレストランが出店しています。

入口すぐには加工食品のカットケース陳列を展開。

青果売場。

下半分のみ鏡を張り替えたようなロゴの残り方です。

鎌ヶ谷市にある「荒木農園」の野菜をコーナー展開。

独特の「語録」が並びます。2019年4月にタカラ・エムシーの傘下に入って以降、このようなPOPが増えたような印象です。

続く和日配コーナー。突き当りに精肉売場。

牛肉コーナー。「焼肉」「すき焼き」「ステーキ」の帯POPを大量に差し込みますが、あまり上質な和牛は扱いません。

豚小間切れで焼肉やすき焼きは現実的ではないので、不必要なPOPは外しましょう。

精肉から鮮魚へと続きます。

鮮魚売場。

塩干も含めて品数は豊富です。

お刺身は内容・価格ともに標準的。握り寿司は500円の単品訴求です。

洋日配コーナー、惣菜と続きます。

牛乳コーナー。栃木県産酪農牛乳は大黒流通チェーンが共通で仕入れている商品です。

惣菜売場。

13時の訪問ですが、商品が異様に少ないと感じます。昼ピークで売れてしまった可能性もありますが、厨房に人気は無く夕方に向けた製造は行わない模様。

期限の長いチルド温度帯商品やアウトパック商品を活用してみてはいかがでしょうか。

加工食品売場。通路が広い箇所があります。

フェイスアップはきれいに行われていますが、売場は節電のし過ぎで薄暗く、商品を選びづらいと感じます。

マヨネーズ、ドレッシングコーナー。

醬油コーナー。

酒売場。

ハローマート六実店 店舗概要
開業: 1984年11月
売場面積: 726㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 09: 30 ~ 21: 00
住所: 千葉県松戸市六高台4-204-2
駐車場: 16台(無料)
HP: 2023年に入ってから大黒流通チェーンのホームページは閲覧できなくなっています。
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: 少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 老朽化
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 5台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 無し
食品完全セルフレジ: 無し
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC商品
1976年設立の株式会社ハローマートはかつて千葉県松戸市に本社を置き、同市内を中心に展開していたスーパーマーケットでした。1996年7月期決算では店舗数11店、売上高135億0800万円を計上(日本スーパー名鑑2000年版より)。しかし市内には大手資本の競合店が次々と進出し、業績が悪化。2013年3月期には店舗数6店、売上高46億円(日本スーパー名鑑2014年版より)にまで規模を縮小させ、2014年10月29日には負債総額13億円を抱えて民事再生法の適応を申請しました。
その後は大黒流通チェーンの傘下に入りますが、同社も経営不振に陥りタカラ・エムシーが2019年4月1日新設した新・大黒流通チェーンへ店舗を移管。ハローマートは特別清算され、法人格は消滅することとなりました。その後大黒流通チェーンはタカラ・エムシーからオザムへと売却され、従来から転換が進んでいた新たなブランド「ラコマート」へのブランド集約を継続。稔台店と食賓館北松戸店はラコマートへ転換されており、2023年2月時点でハローマートとして営業しているのは六実店、南増尾店、馬橋店の3店のみとなっています。
六実店は看板にはハローマートグループ「シマノマート」と表記されていますが、昨年まで閲覧できた公式ホームページや2000年版の日本スーパー名鑑にも単なる「ハローマート六実店」として紹介されており、どういった経緯でハローマートに譲渡されたのか等は不明です。ちなみに店内加工商品のラベルには「株式会社大黒流通チェーンハローマート六実店」と表記されています。売場は長年改装されておらず、建物の老朽化が目立っています。
青果は地場野菜を導入するなど差別化を目指した取り組みも見られますが、地場野菜以外のアイテムは定番品が中心。精肉や鮮魚は低価格な商品の比率が高く、少し贅沢をしたいという需要などには対応出来ません。惣菜は陳列量が非常に少なく、昼ピークで売れてしまった可能性もありますが、厨房に人気は無く夕方に向けた製造は行わない様子です。加工食品のフェイスアップはきれいに行われていますが、売場は節電のし過ぎで薄暗く、商品を選びづらいと感じます。
レジは通常レジが5台並んでいるものの、1台が塞がれて2台は「清算済み」表示が出ており、1日を通じて2台しか稼働させていないようです。昼間は基本的には1台で対応しており、混雑したらもう1台を開設するというオペレーション。主婦や高齢者など店内に2~3人程度しか居ない状況が散見されます。駐車場は16台を確保し、車通りは多いように感じられますが車で来店する方は少ないようです。