イオンスタイル旭中央
- 2023/02/20
- 12:42
千葉県旭市。
JR総武本線の旭駅から徒歩20分程度のところに、イオンスタイル旭中央はあります。
店舗外観。
2022年4月23日にオープン。イオンタウン旭中央の核店舗です。

フロアガイド。無印良品やダイソーの他、2階には公共施設「旭市多世代交流施設・おひさまテラス」も入居します。

イオンスタイル食料品売場から見ていきます。
青果売場。上質感溢れる空間を演出します。

導入部の地場野菜コーナー。

売場先頭では旬のいちごを販売。
高価格な品種も複数販売するほか、シャンパンも関連陳列し「シャンパンベリー」を提案します。

カットフルーツも種類豊富に揃えます。

ココナッツやドラゴンフルーツ、パパイヤなど南国フルーツも販売。

他店では見られない取り組みとして、千葉県産オーガニック野菜もコーナー展開しており、11SKUを販売。

「トマトマルシェ」
ヘタ無しのミニトマトを売り込みます。

和日配の豆腐コーナー。
相模屋の豆腐を1丁45円で価格訴求。

鮮魚売場。
デジタルサイネージなど映像による販促に力を入れており、商品紹介やメニュー提案を行います。

鮮魚売場の先頭では、かつて丸魚をズラリと並べ、調理も承っていた形跡が残っていますが、現在は三枚おろしなど調理済みの商品が展開されています。

翌日が節分だったため、恵方巻、寿司、刺身はハレの日需要に応える豪華なラインナップとなっています。
お刺身では本マグロ中トロも入った8点盛りのお造り2980円を販売。

自宅で恵方巻が作れる「巻き芯セット」も販売していました。

上質な本マグロを訴求。

鮮魚部門が節分に伴って活況を呈する一方で、精肉は需要が減ることを予測して仕入れ・製造を抑えているためか、売場の商品が疎らでした。導入部では安価な牛肩ロースステーキ肉(100g278円)を販売し、イオンが売り込みを図る「タスマニアビーフ」の数量も少なめ。

旭食肉協同組合「いも豚」をコーナー展開するなど地産地消にも貢献します。

フライパンで焼くだけの味付け肉など時短・簡便需要に応える商品もラインナップ。

ハム・ソーセージコーナーから惣菜売場。
寿司は高級志向な「魚屋の鮨」アイテムも含め惣菜売場で展開します。鮮度感の訴求のため鮮魚売場で販売する企業も多いのですが、売場が散らばっていると選びづらいと感じる場合もあります。

恵方巻は翌日が本番であるため山積みというほどではありません。

1人前1500円の握り寿司も販売します。

普段はこちらの798円の品がメインなのでしょうか。

惣菜売場。大きなガラス張りの厨房を採用し、作業風景を見せることでライブ感を演出。

唐揚げ「唐王」はサイズを特大・大・中・小と用意し、様々なニーズに応えるきめ細かな品揃えを実現。

店内調理のお弁当も充実。

焼き魚も強化します。

店内で焼き上げたピザもホール、ハーフ、1/4カットといったサイズを用意します。

ベーカリーも隣接して配置することで一体的な商品展開を仕掛けます。

彩り鮮やかなサラダも販売。

洋日配コーナー。

牛乳コーナー。
森永乳業の乳飲料「牧場の大地」(148円)、成分調整牛乳「まきばの空」(198円)といった低価格アイテムを大量陳列。

ナチュラルチーズも充実の品揃え。

近年需要が拡大する冷凍食品では「お家で外食気分」というコーナーで有名外食チェーン店の冷凍商品を展開。

加工食品、菓子売場。
輸入菓子コーナーも設置。

千葉県の米菓を集積したコーナーも配置。

飲料コーナー。傾斜棚を導入し作業効率の向上を図ります。

ドレッシングコーナー。
目線の高さ(ゴールデンゾーン)にトップバリュを配置。減塩やノンオイルなどアピールしますが、あまり高級なアイテムは販売しません。

マヨネーズコーナー。

低糖質や減塩など健康志向に応えた商品も導入。

醬油コーナー。
「こだわりセレクション」と称して高級品・こだわり商品も販売します。

酒類ではケース販売に注力。

千葉の地酒も丁寧な商品説明付きで訴求。

合資会社寒菊銘醸が発売する「KUJUKURI OCEAN」も各種取り扱い。

こちらはイオン日用品売場。

日用消耗品の他、肌着や医薬品などを販売します。

文具コーナー。
一部医薬品は登録販売者不在のため販売出来なくなっていました。

テナントの無印良品。お客さんの姿はあまり見られませんでした。

イオンスタイル旭中央 店舗概要
開業: 2022年4月23日
売場面積: 3056㎡(公式リリースより)
営業時間: 8:00〜22:00
住所: 千葉県旭市イ4337-1
駐車場: 472台(無料)
HP: https://www.aeon.com/store/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E6%97%AD%E4%B8%AD%E5%A4%AE/
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: イオンフードサプライ、ミートサプライ、自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(2台稼働中)精算機6台
食品完全セルフレジ: 無し
(レジゴー会計機3台)
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
2022年4月23日に開業したばかりのイオンスタイルです。地域医療の中核を担う「国保旭中央病院」に隣接。広域からの利用者や病院に勤務されている方のほか、イオンタウン内の多世代交流施設を利用する旭市在住者の利用を見込みます。2023年以降、高齢者や移住者に向けた住宅も隣接地に整備される予定となっています。
イオンスタイルは3056平米を確保しますが、食料品と日用消耗品・医薬品との売場空間をはっきりと分けており、一体的な広さは実感できません。青果売場では地場野菜コーナーに加えて、千葉県産オーガニック野菜もコーナー展開しており、11SKUを販売。少量・小分けパックなどイオンらしいきめ細かな品揃えを展開します。
鮮魚売場と惣菜売場の恵方巻、寿司、刺身は節分の前日だったため、ハレの日需要に応える豪華なラインナップとなっています。一方で精肉は需要が減ることを予測して仕入れ・製造を抑えており、売場の商品が疎らでした。鮮魚売場の先頭では、かつて丸魚をズラリと並べ、調理も承っていた形跡が残っていますが、現在は三枚おろしなど調理済みの商品が展開されています。多くの企業ではオープン時に鮮度感を訴求するため丸魚を大量に並べるのですが、廃棄が非常に多く、一部の売上好調店舗を除いてその品揃えが維持されるケースは稀です。
精肉売場の導入部では安価な牛肩ロースステーキ肉(100g278円)を販売し、イオンが売り込みを図る「タスマニアビーフ」の数量も少なめ。一方で単身・少人数世帯向けに味付け肉は種類豊富に取り扱うほか、旭食肉協同組合「いも豚」をコーナー展開するなど地産地消にも貢献します。
惣菜は大きなガラス張りの厨房を採用し、作業風景を見せることでライブ感を演出。ベーカリーも隣接して配置することで一体的な商品展開を仕掛けます。店内で焼き上げたピザや焼き魚など魅力的な商品も販売。1人前1500円など高級志向な握り寿司も見られましたが、節分向けのアイテムなのでしょうか。
加工食品売場では低糖質や減塩など健康志向に応えた商品も導入。「こだわりセレクション」と称して高級品・こだわり商品もラインナップします。近年需要が拡大する冷凍食品では「お家で外食気分」というコーナーで有名外食チェーン店の冷凍商品を展開。酒部門では千葉の地酒や地ビールも豊富に品揃えしており、地元商品の拡充を図ります。
客単価は比較的高いものの夕方17時台としては客数が少なく、完全セルフレジが未導入の中で有人レジ2台のみ稼働で列も出来ない状況でした。レジゴーを導入しますが、利用者はあまり見られず。惣菜部門では既に20%引きのシールが貼られ始めており、今後夜にかけて客数が増加していく気配ではありません。広域集客型のショッピングセンターでは無いため、土日に客数が跳ね上がることは考えにくく、テナントの無印良品やダイソーも閑散としておりイオンタウン全体が苦戦しているように見て取れました(イオン旭店が閉店セール開催中であったため顧客が流れている可能性はあります)。
当初、イオンの公式リリースにも「千葉東総エリアのあらゆるニーズに3店舗でお応えしてまいります」と記載がある通り、旭サンモールショッピングセンター内の「イオン旭店」も営業継続の構えを見せていましたが、2023年2月12日をもって営業を終了しました。商圏内のシェア向上が見通しを下回り、存続させるのであれば自社が店舗開発した新店である旭中央を選択したと推測されます。
JR総武本線の旭駅から徒歩20分程度のところに、イオンスタイル旭中央はあります。
店舗外観。
2022年4月23日にオープン。イオンタウン旭中央の核店舗です。

フロアガイド。無印良品やダイソーの他、2階には公共施設「旭市多世代交流施設・おひさまテラス」も入居します。

イオンスタイル食料品売場から見ていきます。
青果売場。上質感溢れる空間を演出します。

導入部の地場野菜コーナー。

売場先頭では旬のいちごを販売。
高価格な品種も複数販売するほか、シャンパンも関連陳列し「シャンパンベリー」を提案します。

カットフルーツも種類豊富に揃えます。

ココナッツやドラゴンフルーツ、パパイヤなど南国フルーツも販売。

他店では見られない取り組みとして、千葉県産オーガニック野菜もコーナー展開しており、11SKUを販売。

「トマトマルシェ」
ヘタ無しのミニトマトを売り込みます。

和日配の豆腐コーナー。
相模屋の豆腐を1丁45円で価格訴求。

鮮魚売場。
デジタルサイネージなど映像による販促に力を入れており、商品紹介やメニュー提案を行います。

鮮魚売場の先頭では、かつて丸魚をズラリと並べ、調理も承っていた形跡が残っていますが、現在は三枚おろしなど調理済みの商品が展開されています。

翌日が節分だったため、恵方巻、寿司、刺身はハレの日需要に応える豪華なラインナップとなっています。
お刺身では本マグロ中トロも入った8点盛りのお造り2980円を販売。

自宅で恵方巻が作れる「巻き芯セット」も販売していました。

上質な本マグロを訴求。

鮮魚部門が節分に伴って活況を呈する一方で、精肉は需要が減ることを予測して仕入れ・製造を抑えているためか、売場の商品が疎らでした。導入部では安価な牛肩ロースステーキ肉(100g278円)を販売し、イオンが売り込みを図る「タスマニアビーフ」の数量も少なめ。

旭食肉協同組合「いも豚」をコーナー展開するなど地産地消にも貢献します。

フライパンで焼くだけの味付け肉など時短・簡便需要に応える商品もラインナップ。

ハム・ソーセージコーナーから惣菜売場。
寿司は高級志向な「魚屋の鮨」アイテムも含め惣菜売場で展開します。鮮度感の訴求のため鮮魚売場で販売する企業も多いのですが、売場が散らばっていると選びづらいと感じる場合もあります。

恵方巻は翌日が本番であるため山積みというほどではありません。

1人前1500円の握り寿司も販売します。

普段はこちらの798円の品がメインなのでしょうか。

惣菜売場。大きなガラス張りの厨房を採用し、作業風景を見せることでライブ感を演出。

唐揚げ「唐王」はサイズを特大・大・中・小と用意し、様々なニーズに応えるきめ細かな品揃えを実現。

店内調理のお弁当も充実。

焼き魚も強化します。

店内で焼き上げたピザもホール、ハーフ、1/4カットといったサイズを用意します。

ベーカリーも隣接して配置することで一体的な商品展開を仕掛けます。

彩り鮮やかなサラダも販売。

洋日配コーナー。

牛乳コーナー。
森永乳業の乳飲料「牧場の大地」(148円)、成分調整牛乳「まきばの空」(198円)といった低価格アイテムを大量陳列。

ナチュラルチーズも充実の品揃え。

近年需要が拡大する冷凍食品では「お家で外食気分」というコーナーで有名外食チェーン店の冷凍商品を展開。

加工食品、菓子売場。
輸入菓子コーナーも設置。

千葉県の米菓を集積したコーナーも配置。

飲料コーナー。傾斜棚を導入し作業効率の向上を図ります。

ドレッシングコーナー。
目線の高さ(ゴールデンゾーン)にトップバリュを配置。減塩やノンオイルなどアピールしますが、あまり高級なアイテムは販売しません。

マヨネーズコーナー。

低糖質や減塩など健康志向に応えた商品も導入。

醬油コーナー。
「こだわりセレクション」と称して高級品・こだわり商品も販売します。

酒類ではケース販売に注力。

千葉の地酒も丁寧な商品説明付きで訴求。

合資会社寒菊銘醸が発売する「KUJUKURI OCEAN」も各種取り扱い。

こちらはイオン日用品売場。

日用消耗品の他、肌着や医薬品などを販売します。

文具コーナー。
一部医薬品は登録販売者不在のため販売出来なくなっていました。

テナントの無印良品。お客さんの姿はあまり見られませんでした。

イオンスタイル旭中央 店舗概要
開業: 2022年4月23日
売場面積: 3056㎡(公式リリースより)
営業時間: 8:00〜22:00
住所: 千葉県旭市イ4337-1
駐車場: 472台(無料)
HP: https://www.aeon.com/store/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E6%97%AD%E4%B8%AD%E5%A4%AE/
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: イオンフードサプライ、ミートサプライ、自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(2台稼働中)精算機6台
食品完全セルフレジ: 無し
(レジゴー会計機3台)
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ
2022年4月23日に開業したばかりのイオンスタイルです。地域医療の中核を担う「国保旭中央病院」に隣接。広域からの利用者や病院に勤務されている方のほか、イオンタウン内の多世代交流施設を利用する旭市在住者の利用を見込みます。2023年以降、高齢者や移住者に向けた住宅も隣接地に整備される予定となっています。
イオンスタイルは3056平米を確保しますが、食料品と日用消耗品・医薬品との売場空間をはっきりと分けており、一体的な広さは実感できません。青果売場では地場野菜コーナーに加えて、千葉県産オーガニック野菜もコーナー展開しており、11SKUを販売。少量・小分けパックなどイオンらしいきめ細かな品揃えを展開します。
鮮魚売場と惣菜売場の恵方巻、寿司、刺身は節分の前日だったため、ハレの日需要に応える豪華なラインナップとなっています。一方で精肉は需要が減ることを予測して仕入れ・製造を抑えており、売場の商品が疎らでした。鮮魚売場の先頭では、かつて丸魚をズラリと並べ、調理も承っていた形跡が残っていますが、現在は三枚おろしなど調理済みの商品が展開されています。多くの企業ではオープン時に鮮度感を訴求するため丸魚を大量に並べるのですが、廃棄が非常に多く、一部の売上好調店舗を除いてその品揃えが維持されるケースは稀です。
精肉売場の導入部では安価な牛肩ロースステーキ肉(100g278円)を販売し、イオンが売り込みを図る「タスマニアビーフ」の数量も少なめ。一方で単身・少人数世帯向けに味付け肉は種類豊富に取り扱うほか、旭食肉協同組合「いも豚」をコーナー展開するなど地産地消にも貢献します。
惣菜は大きなガラス張りの厨房を採用し、作業風景を見せることでライブ感を演出。ベーカリーも隣接して配置することで一体的な商品展開を仕掛けます。店内で焼き上げたピザや焼き魚など魅力的な商品も販売。1人前1500円など高級志向な握り寿司も見られましたが、節分向けのアイテムなのでしょうか。
加工食品売場では低糖質や減塩など健康志向に応えた商品も導入。「こだわりセレクション」と称して高級品・こだわり商品もラインナップします。近年需要が拡大する冷凍食品では「お家で外食気分」というコーナーで有名外食チェーン店の冷凍商品を展開。酒部門では千葉の地酒や地ビールも豊富に品揃えしており、地元商品の拡充を図ります。
客単価は比較的高いものの夕方17時台としては客数が少なく、完全セルフレジが未導入の中で有人レジ2台のみ稼働で列も出来ない状況でした。レジゴーを導入しますが、利用者はあまり見られず。惣菜部門では既に20%引きのシールが貼られ始めており、今後夜にかけて客数が増加していく気配ではありません。広域集客型のショッピングセンターでは無いため、土日に客数が跳ね上がることは考えにくく、テナントの無印良品やダイソーも閑散としておりイオンタウン全体が苦戦しているように見て取れました(イオン旭店が閉店セール開催中であったため顧客が流れている可能性はあります)。
当初、イオンの公式リリースにも「千葉東総エリアのあらゆるニーズに3店舗でお応えしてまいります」と記載がある通り、旭サンモールショッピングセンター内の「イオン旭店」も営業継続の構えを見せていましたが、2023年2月12日をもって営業を終了しました。商圏内のシェア向上が見通しを下回り、存続させるのであれば自社が店舗開発した新店である旭中央を選択したと推測されます。