マイヤ大船渡店
- 2023/03/19
- 13:09
岩手県大船渡市。
JR東日本が運行する大船渡線BRT(バス高速輸送システム)の大船渡駅から徒歩6分程度のところに、マイヤ大船渡店はあります。
店舗外観。
マイヤは岩手県大船渡市に本社を置き、岩手県と宮城県北部に18店舗を展開するスーパーマーケットです。

かつては1979年12月15日に開業した地上5階建ての店舗で営業していましたが、2011年3月11日の東日本大震災で津波の被害を受け3階まで浸水。幸い犠牲者は出ておらず、従業員や地域住民など59人が屋上へ避難し全員が助かりました。建物は取り壊しとなり、2012年7月に一度代替店舗をオープンさせますが、現在のかさ上げ地に2016年6月に再度移転しています。

青果売場。
突き当りの鮮魚売場まで見通せる開放的な空間を演出します。

導入部に配置する「地場産品太陽市(おひさまいち)」のコーナー。

地場野菜の他に和菓子やジュース、缶詰など地元商材を集積して販売します。

有機栽培野菜も販売。

贈答用の果物やカットフルーツも強化。

トマトコーナー。
手書きのPOPや関連陳列にも取り組みます。

ドライフルーツはバロー(岐阜)から仕入れを行っています。

和日配の納豆コーナー。

鮮魚、精肉売場。

真鯛、かさご、やなぎかれい、といった丸魚も販売し鮮度感をアピール。

大船渡港で水揚げされた真いか、気仙沼港で水揚げされた真いわし、真さばなど地元の漁港で水揚げされた新鮮な魚介類も多く品揃えしています。

まぐろ切り落としを大きく展開。

気仙沼港で水揚げされた「なまこ」も販売されています。

お刺身盛り合わせは4点盛りで799円から1180円などやや高価格帯のアイテムが目立ちました。

上質な岩手県産和牛のステーキ肉、すき焼き用、焼肉用などを揃え、オーダーカットや予算に応じた盛り合わせなども承ります。

ファミリー層向けの大容量な焼き肉セットも販売します。

豚肉では「いわて熟成豚」、鶏肉では「岩手県産南部どり」など地元の食材を積極的に取り入れ、地域密着の品揃えを図ります。


惣菜売場。

それほど手の込んだこだわり商品は見られません。

和惣菜・煮付けなどは特色あるアイテムも並びます。

マイヤ自慢の「うまいあんおはぎ」は売場でも存在感を放っていました。

惣菜売場と隣接してベーカリーも導入。

冷凍食品は平台ケースを導入し品揃えを強化。

加工食品売場。

カップ麺ではジャンブル(投げ込み)陳列を採用。

醤油コーナー。CGC商品を多フェイス展開し価格訴求する一方で地元商品も一部扱います。

ドレッシングコーナー。高級品・こだわりの品はあまり見られません。

オリジナル商品「マイヤポップコーン」をエンドでボリューム展開。

大船渡市に本社を置くさいとう製菓が製造している「かもめの玉子」を筆頭に、お土産品は大きくコーナー展開しています。

高価格帯のワインも取り扱い。

地酒もコーナー展開します。

マイヤ大船渡店 店舗概要
開業: 2016年6月2日
売場面積: 1835㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:30~21:30※毎週火曜・日曜は9:00開店、祝日は9:30開店
住所: 岩手県大船渡市大船渡町字野々田156-19
駐車場: 525台(無料)
HP: https://www.maiya.co.jp/store/(店舗一覧)
店内・売場の様子
時間帯: 10時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、若いファミリー層中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: 非常に良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 3台(2台稼働中)精算機6台
食品完全セルフレジ: 6台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: CGC
マイヤは岩手県大船渡市に本社を置き、岩手県と宮城県北部に18店舗を展開するスーパーマーケットです。1961年9月に主婦の店大船渡店として創業後、1979年10月に株式会社マイヤへ商号変更。2011年3月11日の東日本大震災では、当時運営していた16店舗のうち6店舗が津波により全半壊し営業停止に追い込まれるなど甚大な被害を受けます。一方で迅速的確な避難誘導で1人の犠牲者も出さず、被災のなかった店舗では震災直後から食のライフラインを支えようと営業を継続し、復興に大きく貢献しました。2014年には同じく東北地方を地盤とするマエダ、おーばんホールディングス、キクチと経営統合し、マークスホールディングスの一員となっています。
東日本大震災前のマイヤ本店(ショッピングプラザマイヤ)は住所に記すと大船渡市大船渡町字茶屋前101という海沿いに店舗を構えていました。1979年12月15日に開業した地上5階建ての建物に直営売場3234㎡とテナント600㎡を展開し、食料品から衣料品・日用雑貨まで幅広く販売する総合スーパー業態で、1999年度の年商は24億8400万円に上りました(日本スーパー名鑑より)。
東日本大震災によって大船渡市には16.7mもの津波が襲い、340人が亡くなり79人が行方不明となりました。マイヤ本店にも3階まで津波が押し寄せますが、犠牲者は出ておらず、従業員や地域住民など59人が屋上へ避難し全員が助かりました。マイヤ本店の屋上から撮影したとされる、街を飲み込んでいく衝撃的な津波の映像や写真が多く残されています。本店は取り壊しとなり、2012年7月に一度代替店舗をオープンさせますが、現在のかさ上げ地に2016年6月に再度移転しています。
かつて取り扱っていた衣料品や日用雑貨からは撤退しており、品揃えは食料品と一部日用消耗品に絞り込まれています。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜・ベーカリーと配置。青果売場は什器の高さを抑え、鮮魚売場まで見通せるようにして開放的な空間を演出します。導入部の地場野菜コーナーでは野菜の他に和菓子やジュース、缶詰など地元商材を集積して販売。有機野菜も取り扱う他、贈答用の果物やカットフルーツも強化します。野菜コーナーでは手書きPOPによる商品紹介や関連陳列などにも積極的に取り組みます。ドライフルーツは何故かバロー(岐阜)から供給を受けます。
鮮魚売場では真鯛、かさご、やなぎかれい、といった丸魚も販売し鮮度感を訴求。大船渡港で水揚げされた真いか、気仙沼港で水揚げされた真いわし、真さばなど地元の漁港で水揚げされた新鮮な魚介類も多く品揃えしています。お刺身盛り合わせは4点盛りで799円から1180円などやや高価格帯のアイテムが目立ちました。
精肉は店内加工と自社の北上精肉プロセスセンター加工を併用して品揃え。上質な岩手県産和牛のステーキ肉、すき焼き用、焼肉用などを揃え、オーダーカットや予算に応じた盛り合わせなども承ります。豚肉では「いわて熟成豚」、鶏肉では「岩手県産南部どり」など地元の食材を積極的に取り入れ、地域密着の品揃えを図ります。
惣菜はそれほど手の込んだこだわり商品は見られませんが、マイヤ自慢の「うまいあんおはぎ」は売場でも存在感を放っていました。加工食品は大手NBと低価格なCGC商品を組み合わせたオーソドックスな品揃えで、高級品・こだわりの品はほぼ取り扱いません。一方で高価格帯のワインや地酒を強化するほか、大船渡市に本社を置くさいとう製菓が製造している「かもめの玉子」を筆頭に、お土産品は大きくコーナー展開しています。
平日の午前中に訪れましたが、主婦や高齢者、若いファミリー層で店内は賑わっており、客単価も比較的高い水準。イートインスペースを活用したイベントも開催されている模様で、活気も感じられました。マイヤが出店している商業区画「キャッセン大船渡」の商店街部分には飲食店なども集積しており、こちらは夕方から夜にかけて繁盛している様子で、大船渡の街は賑わいを取り戻しているように感じられました。
JR東日本が運行する大船渡線BRT(バス高速輸送システム)の大船渡駅から徒歩6分程度のところに、マイヤ大船渡店はあります。
店舗外観。
マイヤは岩手県大船渡市に本社を置き、岩手県と宮城県北部に18店舗を展開するスーパーマーケットです。

かつては1979年12月15日に開業した地上5階建ての店舗で営業していましたが、2011年3月11日の東日本大震災で津波の被害を受け3階まで浸水。幸い犠牲者は出ておらず、従業員や地域住民など59人が屋上へ避難し全員が助かりました。建物は取り壊しとなり、2012年7月に一度代替店舗をオープンさせますが、現在のかさ上げ地に2016年6月に再度移転しています。

青果売場。
突き当りの鮮魚売場まで見通せる開放的な空間を演出します。

導入部に配置する「地場産品太陽市(おひさまいち)」のコーナー。

地場野菜の他に和菓子やジュース、缶詰など地元商材を集積して販売します。

有機栽培野菜も販売。

贈答用の果物やカットフルーツも強化。

トマトコーナー。
手書きのPOPや関連陳列にも取り組みます。

ドライフルーツはバロー(岐阜)から仕入れを行っています。

和日配の納豆コーナー。

鮮魚、精肉売場。

真鯛、かさご、やなぎかれい、といった丸魚も販売し鮮度感をアピール。

大船渡港で水揚げされた真いか、気仙沼港で水揚げされた真いわし、真さばなど地元の漁港で水揚げされた新鮮な魚介類も多く品揃えしています。

まぐろ切り落としを大きく展開。

気仙沼港で水揚げされた「なまこ」も販売されています。

お刺身盛り合わせは4点盛りで799円から1180円などやや高価格帯のアイテムが目立ちました。

上質な岩手県産和牛のステーキ肉、すき焼き用、焼肉用などを揃え、オーダーカットや予算に応じた盛り合わせなども承ります。

ファミリー層向けの大容量な焼き肉セットも販売します。

豚肉では「いわて熟成豚」、鶏肉では「岩手県産南部どり」など地元の食材を積極的に取り入れ、地域密着の品揃えを図ります。


惣菜売場。

それほど手の込んだこだわり商品は見られません。

和惣菜・煮付けなどは特色あるアイテムも並びます。

マイヤ自慢の「うまいあんおはぎ」は売場でも存在感を放っていました。

惣菜売場と隣接してベーカリーも導入。

冷凍食品は平台ケースを導入し品揃えを強化。

加工食品売場。

カップ麺ではジャンブル(投げ込み)陳列を採用。

醤油コーナー。CGC商品を多フェイス展開し価格訴求する一方で地元商品も一部扱います。

ドレッシングコーナー。高級品・こだわりの品はあまり見られません。

オリジナル商品「マイヤポップコーン」をエンドでボリューム展開。

大船渡市に本社を置くさいとう製菓が製造している「かもめの玉子」を筆頭に、お土産品は大きくコーナー展開しています。

高価格帯のワインも取り扱い。

地酒もコーナー展開します。

マイヤ大船渡店 店舗概要
開業: 2016年6月2日
売場面積: 1835㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:30~21:30※毎週火曜・日曜は9:00開店、祝日は9:30開店
住所: 岩手県大船渡市大船渡町字野々田156-19
駐車場: 525台(無料)
HP: https://www.maiya.co.jp/store/(店舗一覧)
店内・売場の様子
時間帯: 10時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、高齢者、若いファミリー層中心
買い物内容: 生鮮、日配中心にやや多め
売場の雰囲気: 上質感
品出し・前出し: 非常に良い
クリンリネス: 良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 1台(0台稼働中)
食品セミセルフレジ: 3台(2台稼働中)精算機6台
食品完全セルフレジ: 6台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: CGC
マイヤは岩手県大船渡市に本社を置き、岩手県と宮城県北部に18店舗を展開するスーパーマーケットです。1961年9月に主婦の店大船渡店として創業後、1979年10月に株式会社マイヤへ商号変更。2011年3月11日の東日本大震災では、当時運営していた16店舗のうち6店舗が津波により全半壊し営業停止に追い込まれるなど甚大な被害を受けます。一方で迅速的確な避難誘導で1人の犠牲者も出さず、被災のなかった店舗では震災直後から食のライフラインを支えようと営業を継続し、復興に大きく貢献しました。2014年には同じく東北地方を地盤とするマエダ、おーばんホールディングス、キクチと経営統合し、マークスホールディングスの一員となっています。
東日本大震災前のマイヤ本店(ショッピングプラザマイヤ)は住所に記すと大船渡市大船渡町字茶屋前101という海沿いに店舗を構えていました。1979年12月15日に開業した地上5階建ての建物に直営売場3234㎡とテナント600㎡を展開し、食料品から衣料品・日用雑貨まで幅広く販売する総合スーパー業態で、1999年度の年商は24億8400万円に上りました(日本スーパー名鑑より)。
東日本大震災によって大船渡市には16.7mもの津波が襲い、340人が亡くなり79人が行方不明となりました。マイヤ本店にも3階まで津波が押し寄せますが、犠牲者は出ておらず、従業員や地域住民など59人が屋上へ避難し全員が助かりました。マイヤ本店の屋上から撮影したとされる、街を飲み込んでいく衝撃的な津波の映像や写真が多く残されています。本店は取り壊しとなり、2012年7月に一度代替店舗をオープンさせますが、現在のかさ上げ地に2016年6月に再度移転しています。
かつて取り扱っていた衣料品や日用雑貨からは撤退しており、品揃えは食料品と一部日用消耗品に絞り込まれています。入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜・ベーカリーと配置。青果売場は什器の高さを抑え、鮮魚売場まで見通せるようにして開放的な空間を演出します。導入部の地場野菜コーナーでは野菜の他に和菓子やジュース、缶詰など地元商材を集積して販売。有機野菜も取り扱う他、贈答用の果物やカットフルーツも強化します。野菜コーナーでは手書きPOPによる商品紹介や関連陳列などにも積極的に取り組みます。ドライフルーツは何故かバロー(岐阜)から供給を受けます。
鮮魚売場では真鯛、かさご、やなぎかれい、といった丸魚も販売し鮮度感を訴求。大船渡港で水揚げされた真いか、気仙沼港で水揚げされた真いわし、真さばなど地元の漁港で水揚げされた新鮮な魚介類も多く品揃えしています。お刺身盛り合わせは4点盛りで799円から1180円などやや高価格帯のアイテムが目立ちました。
精肉は店内加工と自社の北上精肉プロセスセンター加工を併用して品揃え。上質な岩手県産和牛のステーキ肉、すき焼き用、焼肉用などを揃え、オーダーカットや予算に応じた盛り合わせなども承ります。豚肉では「いわて熟成豚」、鶏肉では「岩手県産南部どり」など地元の食材を積極的に取り入れ、地域密着の品揃えを図ります。
惣菜はそれほど手の込んだこだわり商品は見られませんが、マイヤ自慢の「うまいあんおはぎ」は売場でも存在感を放っていました。加工食品は大手NBと低価格なCGC商品を組み合わせたオーソドックスな品揃えで、高級品・こだわりの品はほぼ取り扱いません。一方で高価格帯のワインや地酒を強化するほか、大船渡市に本社を置くさいとう製菓が製造している「かもめの玉子」を筆頭に、お土産品は大きくコーナー展開しています。
平日の午前中に訪れましたが、主婦や高齢者、若いファミリー層で店内は賑わっており、客単価も比較的高い水準。イートインスペースを活用したイベントも開催されている模様で、活気も感じられました。マイヤが出店している商業区画「キャッセン大船渡」の商店街部分には飲食店なども集積しており、こちらは夕方から夜にかけて繁盛している様子で、大船渡の街は賑わいを取り戻しているように感じられました。