西友赤羽店
- 2023/05/02
- 17:19
東京都北区。
JR赤羽駅から徒歩3分程度のところに、西友赤羽店はあります。
こちらの店舗は2023年5月2日をもって営業を終了しました。
閉店前日に訪れましたのでご紹介いたします。
店舗外観。
かつてダイエー首都圏進出の際に西友とダイエーの間で熾烈な価格競争が行われた通称「赤羽戦争」の舞台となった場所です。1966年に現在専門店ビルとなっている「赤羽METS」の建物に西友が開業。1969年に専門店街も併設した大型のダイエーが進出すると、1円の商品や無料配布にまで及ぶ過激な値下げ競争が繰り広げられることとなりました。その後西友はダイエー店舗近くに2号館となる現在の建物を1974年に開設して対抗。1996年以降は2号館に売場を集約し、売場面積5600平米の総合スーパー業態として営業していましたが、2000年4月の本社機能移転に伴い2階から4階の営業を終了しています。

屋上広告塔は新しいデザインに塗り替えられていました。

斜めに切り取られたような建物ですね。

別角度から。

隣接する事務所棟。
2000年4月に池袋のサンシャイン60から移転して以降、西友の本社は赤羽店に置かれていました。現在は吉祥寺店に登記上の本社を移し、機能としては吉祥寺、大森、蕨の3カ所に分散して配置しています。

駅に近い事務所棟の1階には通路が設けられています。

店舗側面には専門店が出店していた様子。

封鎖された入口。
大規模小売店舗表示板が2カ所掲示されています。

こちらは開業時のものと見られます。

1992年(平成4年)という表示年月日ですが、事務所棟を当初は小売店舗として申請していたのでしょうか。経緯は不明です。

再開発に伴う閉店のお知らせ。

閉店売りつくしを開催。

お客様からのメッセージが寄せられていました。

フロアガイド。

地下に生鮮3品と和日配、加工食品、日用消耗品。1階に惣菜と飲料・酒、洋日配、菓子を配置しており、会計は1階のみとなっています。

階段も総合スーパーらしいシンメトリーな構造ですが、2階から上は封鎖されています。

地下1階、青果売場。閉店前日でしたが生鮮品は品揃え豊富です。

商品の無くなった売場。

加工食品は売り尽くしが進んでいます。

和日配コーナー。

エンドの商品も空になっていました。

がらんとした売場。

全品10%引きで大分売れてしまった様子。

1階と地下1階を結ぶエスカレーター。

1階惣菜売場。

1階にあったゴンドラ(商品棚)はほぼ撤去されています。

写真にはありませんが、レジの台数は非常に多く、セミセルフレジ6台・精算機9台、完全セルフレジは正確に数え切れませんでしたが約20台設置されており、かなりの繁盛店だったことが窺えます。

西友赤羽店 店舗概要
開業: 1966年03月25日(現在の建物は1974年開業)
売場面積: 2545㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 24時間営業
住所: 東京都北区赤羽2-1-1
駐車場: 無し
HP: https://www.seiyu.co.jp/shop/%E8%A5%BF%E5%8F%8B%E8%B5%A4%E7%BE%BD%E5%BA%97/
2023年5月2日に営業を終了する西友赤羽店。かつてダイエー首都圏進出の際に西友とダイエーの間で熾烈な価格競争が行われた通称「赤羽戦争」の舞台となった場所です。1969年に専門店街も併設した大型のダイエーが進出すると、1円の商品や無料配布にまで及ぶ過激な値下げ競争が繰り広げられることとなりました。その後西友はダイエー店舗近くに2号館となる現在の建物を1974年に開設して対抗。1996年以降は2号館に売場を集約し、売場面積5600平米の総合スーパー業態として営業していました。
2000年4月には、池袋のサンシャイン60にあった西友本社を経費削減のため赤羽店の上層階と隣接する自社ビルに移転することとなり、2階から4階の営業を終了させ、赤羽店は1階と地下1階の食品スーパー業態へ転換されました。2023年で開業から49年を迎え建物の老朽化が懸念されるため、店舗閉鎖後に不動産を売却し、再開発された建物に出店する方針が示されています。閉店に伴い、本社機能は吉祥寺店、大森店、蕨店の上層階へ分散して移転されました。
店内はごく普通の西友であり、地下に生鮮3品と和日配、加工食品、日用消耗品。1階に惣菜と飲料・酒、洋日配、菓子を配置しており、会計は1階のみとなっています。レジの台数は非常に多く、セミセルフレジ6台・精算機9台、完全セルフレジは正確に数え切れませんでしたが約20台設置されており、かなりの繁盛店だったことが窺えます。
訪れたのが閉店の前日ということもあり、加工食品は売り尽くしにより品薄状態で、1階レジ前のゴンドラ(商品棚)は撤去が進んでいました。一方で生鮮品や惣菜の数量は十分用意されており、買い物客で店内は賑わっていました。競合のダイエー赤羽店はイオンスタイル赤羽の開業に伴って9月10日での営業終了・縮小移転が発表されていますが、西友の顧客を獲得できれば、現店舗でも十分利益を上げることが出来るのではないでしょうか。
JR赤羽駅から徒歩3分程度のところに、西友赤羽店はあります。
こちらの店舗は2023年5月2日をもって営業を終了しました。
閉店前日に訪れましたのでご紹介いたします。
店舗外観。
かつてダイエー首都圏進出の際に西友とダイエーの間で熾烈な価格競争が行われた通称「赤羽戦争」の舞台となった場所です。1966年に現在専門店ビルとなっている「赤羽METS」の建物に西友が開業。1969年に専門店街も併設した大型のダイエーが進出すると、1円の商品や無料配布にまで及ぶ過激な値下げ競争が繰り広げられることとなりました。その後西友はダイエー店舗近くに2号館となる現在の建物を1974年に開設して対抗。1996年以降は2号館に売場を集約し、売場面積5600平米の総合スーパー業態として営業していましたが、2000年4月の本社機能移転に伴い2階から4階の営業を終了しています。

屋上広告塔は新しいデザインに塗り替えられていました。

斜めに切り取られたような建物ですね。

別角度から。

隣接する事務所棟。
2000年4月に池袋のサンシャイン60から移転して以降、西友の本社は赤羽店に置かれていました。現在は吉祥寺店に登記上の本社を移し、機能としては吉祥寺、大森、蕨の3カ所に分散して配置しています。

駅に近い事務所棟の1階には通路が設けられています。

店舗側面には専門店が出店していた様子。

封鎖された入口。
大規模小売店舗表示板が2カ所掲示されています。

こちらは開業時のものと見られます。

1992年(平成4年)という表示年月日ですが、事務所棟を当初は小売店舗として申請していたのでしょうか。経緯は不明です。

再開発に伴う閉店のお知らせ。

閉店売りつくしを開催。

お客様からのメッセージが寄せられていました。

フロアガイド。

地下に生鮮3品と和日配、加工食品、日用消耗品。1階に惣菜と飲料・酒、洋日配、菓子を配置しており、会計は1階のみとなっています。

階段も総合スーパーらしいシンメトリーな構造ですが、2階から上は封鎖されています。

地下1階、青果売場。閉店前日でしたが生鮮品は品揃え豊富です。

商品の無くなった売場。

加工食品は売り尽くしが進んでいます。

和日配コーナー。

エンドの商品も空になっていました。

がらんとした売場。

全品10%引きで大分売れてしまった様子。

1階と地下1階を結ぶエスカレーター。

1階惣菜売場。

1階にあったゴンドラ(商品棚)はほぼ撤去されています。

写真にはありませんが、レジの台数は非常に多く、セミセルフレジ6台・精算機9台、完全セルフレジは正確に数え切れませんでしたが約20台設置されており、かなりの繁盛店だったことが窺えます。

西友赤羽店 店舗概要
開業: 1966年03月25日(現在の建物は1974年開業)
売場面積: 2545㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 24時間営業
住所: 東京都北区赤羽2-1-1
駐車場: 無し
HP: https://www.seiyu.co.jp/shop/%E8%A5%BF%E5%8F%8B%E8%B5%A4%E7%BE%BD%E5%BA%97/
2023年5月2日に営業を終了する西友赤羽店。かつてダイエー首都圏進出の際に西友とダイエーの間で熾烈な価格競争が行われた通称「赤羽戦争」の舞台となった場所です。1969年に専門店街も併設した大型のダイエーが進出すると、1円の商品や無料配布にまで及ぶ過激な値下げ競争が繰り広げられることとなりました。その後西友はダイエー店舗近くに2号館となる現在の建物を1974年に開設して対抗。1996年以降は2号館に売場を集約し、売場面積5600平米の総合スーパー業態として営業していました。
2000年4月には、池袋のサンシャイン60にあった西友本社を経費削減のため赤羽店の上層階と隣接する自社ビルに移転することとなり、2階から4階の営業を終了させ、赤羽店は1階と地下1階の食品スーパー業態へ転換されました。2023年で開業から49年を迎え建物の老朽化が懸念されるため、店舗閉鎖後に不動産を売却し、再開発された建物に出店する方針が示されています。閉店に伴い、本社機能は吉祥寺店、大森店、蕨店の上層階へ分散して移転されました。
店内はごく普通の西友であり、地下に生鮮3品と和日配、加工食品、日用消耗品。1階に惣菜と飲料・酒、洋日配、菓子を配置しており、会計は1階のみとなっています。レジの台数は非常に多く、セミセルフレジ6台・精算機9台、完全セルフレジは正確に数え切れませんでしたが約20台設置されており、かなりの繁盛店だったことが窺えます。
訪れたのが閉店の前日ということもあり、加工食品は売り尽くしにより品薄状態で、1階レジ前のゴンドラ(商品棚)は撤去が進んでいました。一方で生鮮品や惣菜の数量は十分用意されており、買い物客で店内は賑わっていました。競合のダイエー赤羽店はイオンスタイル赤羽の開業に伴って9月10日での営業終了・縮小移転が発表されていますが、西友の顧客を獲得できれば、現店舗でも十分利益を上げることが出来るのではないでしょうか。