東武ストア高島平店
- 2023/06/02
- 19:49
東京都板橋区。
都営三田線の高島平駅から徒歩1分のところに、東武ストア高島平店はあります。
店舗外観。
高島平団地の入居が開始された1972年4月に開業。隣接して松坂屋ストア高島平店(現在のピーコックストア)もほぼ同時にオープンしています。

都営三田線の高島平駅を降りて、歩道橋を渡ると左手にピーコックストア、右手に東武ストアが営業しています。

建物は3階建てですが、売場は2階までです。

フロアガイド。

1階通路部分。

入口すぐの青果売場。
キウイフルーツをボリューム陳列。

導入部では「八街近郊野菜」コーナーを設置し、千葉県八街市(やちまたし)から産地直送で仕入れた新鮮な野菜を販売。

青果平台のキャベツは1玉88円とお手頃な価格で提供。

一方で壁面冷蔵ケースに並ぶキャベツは1玉298円と高額です。1/4カットが88円なので、上記の1玉と同じ価格になってしまっています。

充実したトマトコーナー。

少量・小分けサイズはきめ細かに品揃え。

和日配コーナーの納豆。

続く鮮魚売場。

丸魚はほぼ扱わないものの、切身やサクはそれなりに充実。

お刺身コーナー。
くじら肉お刺身用切り落としも販売。

本マグロ中トロの入った2点890円、6点1580円のお刺身盛り合わせといった高価格帯の商品も並びます。

鮮魚売場で販売する握り寿司は1人前1180円や798円などネタにこだわった贅沢な商品が中心。

海鮮丼はお手頃な498円均一で種類豊富に揃えています。

精肉売場。
店内加工の他に、東急グループの株式会社セントラルフーズ横浜工場から商品の供給を受けます。東武ストアは東急グループと資本関係はありませんが、東急ストアと共に関東の私鉄系スーパーマーケットでつくる共同仕入機構「八社会」メンバーであることや、出店地域があまり重なっていないことから実現しているのでしょう。

上質な霜降りの入った国産和牛のステーキ肉、焼肉用などに加え、東武ストアオリジナルの「出雲あじわい牛」も訴求します。

骨付きラム肉など高級志向なアイテムも導入。

時短需要に対応した、フライパンで焼くだけの味付け肉をコーナー展開。

岩手県産「南部どり」を差別化商品として打ち出します。

隣では「国産森林どり」もコーナー展開しており、ノンブランドの白いトレーに入った低価格品が見られず、幅広い需要に応えているとは言い難いと感じました。

近年では埼玉地盤のヤオコーを筆頭に「馬刺し」の品揃えを強化するチェーンが増加傾向にあります。生の馬刺しは当日期限ということもあり、廃棄ロスが多くなるため導入が難しいものの、冷凍の馬刺しであれば期限が長いためマルエツやカスミなどでも見かける商品になりました。一方で期限がいくら長くとも、需要が無ければこのように見切り販売される結果となってしまうので、商圏内の客層を考慮する必要がありそうです。

洋日配コーナーの牛乳。

ランチパックなどを98円均一で提供。販売も好調な様子でした。

巨大な棒ひれかつを698円で販売。

かつて裸でバラ販売していた什器で揚げ物、天ぷらを販売。

昼ピークで売れてしまったのか、手巻おにぎりは13時の時点でほぼ売り切れ。
定番のカツ丼(通常528円、ミニサイズ328円)の陳列量の多さからも惣菜部門の売れ行きが好調であることが窺えます。

見た目にもインパクトある「ふわとろ穴子とあさり飯」(598円)や、彩りを重視した「季節を味わう竹の子ご飯弁当」(498円)など魅力的な商品が並びます。

店内で焼き上げたピザも販売しており、ピザ自体はややボリューム感に欠ける印象ですが、フライドチキンやフライドポテトとセット販売することで満足感をアップさせています。

加工食品売場。

品揃えとしては大手ナショナルブランドとプライベートブランド「Vマークバリュープラス」で構成されており、競合のピーコックストアのような高級品は扱いません。

ドレッシングコーナー。フェイスアップが美しく行われています。

缶チューハイコーナー。傾斜棚を導入しているため商品自体は手前に出てくるのですが、丁寧に商品の前面が揃えられており好印象。素晴らしいですね。

広告の品は安いと感じる価格設定も見られました。
おーいお茶600mlは4本購入で1本あたり74.5円(税抜き)となります。

プライベートブランド「Vマークバリュープラス」を集積して訴求します。

2階は衣料品のフロア。

一部区画はドラッグストア「クリエイト」が入居しており、売場は行き来できるものの別会計となっています。

直営の衣料品売場。

ターゲットの年齢層高めのラインナップ。

東武ストア高島平店 店舗概要
開業: 1972年04月05日
売場面積: 2549㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: あさ9時~よる11時(2階フロアはよる8時までの営業)
住所: 東京都板橋区高島平2-33-1-107
駐車場: 無し
HP: https://www.tobustore.co.jp/index.php/shop/detail/7
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: やや多い
客層: 高齢者、主婦中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 特筆なし
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、東武ストア小豆沢店、セントラルフーズ
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 4台(4台稼働中)
食品セミセルフレジ: 5台(3台稼働中)、精算機10台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: Vマークバリュープラス
高島平団地の入居が開始された1972年4月に開業。隣接して松坂屋ストア高島平店もオープンしましたが、現在はピーコックストアへ改称され、2階で販売していた非食品部門からは撤退しています。一方で東武ストアは2階の一部にクリエイト(ドラッグストア)を誘致するものの、いまだに直営で衣料品を販売しています。
1階は入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と壁面にそって配置する一般的なレイアウトですが、駅から近い場所に惣菜売場を展開しています。青果ではあまり珍しい品は扱わないものの、少量・小分けサイズはきめ細かに品揃えされており、使用頻度の高い定番野菜の価格は低く抑えられています。導入部では「八街近郊野菜」コーナーを設置し、千葉県八街市(やちまたし)から産地直送で仕入れた新鮮な野菜を販売。東京都産の野菜は希少なので仕方ないと思いますが、何故距離の近い埼玉県ではなく千葉県の八街市なのか疑問です。
鮮魚売場は調理場を大きくガラス張りにすることで鮮度感やライブ感を演出。丸魚は扱いませんが、本マグロ中トロの入った2点890円、6点1580円のお刺身盛り合わせといった高価格帯の商品も並びます。鮮魚売場で販売する握り寿司は1人前1180円や798円など品質にこだわった贅沢な商品が中心ですが、海鮮丼はお手頃な498円均一で種類豊富に揃えています。
精肉は店内加工の他に、東急グループの株式会社セントラルフーズ横浜工場から商品の供給を受けます。関東の私鉄系スーパーマーケットでつくる共同仕入機構「八社会」に加盟している関係で仕入れていると推測されますが、直接競合する店舗がほぼ無いため実現しているのでしょう。一方で、東武ストアの売上高は2021年度実績で749億4900万円となっており、独自のプロセスセンターを稼働させることが不可能な規模では無いと感じます。上質な霜降りの入った国産和牛のステーキ肉、焼肉用などに加え、東武ストアオリジナルの「出雲あじわい牛」も訴求します。骨付きラム肉も扱っており、高級志向なアイテムも導入。鶏肉では「岩手県産南部どり」「国産森林どり」という2つのブランドを売り込みますが、ノンブランドの白いトレーに入った低価格品が見られず、幅広い需要に応えているとは言い難いでしょう。一方、フライパンで焼くだけの味付け肉はコーナー展開しており、時短需要に対応します。
惣菜は売場が狭いものの手の込んだアイテムが多く、見た目にもインパクトある「ふわとろ穴子とあさり飯」(598円)や、彩りを重視した「季節を味わう竹の子ご飯弁当」(498円)など魅力的な商品が並びます。店内で焼き上げたピザも販売しており、ピザ自体はややボリューム感に欠ける印象ですが、フライドチキンやフライドポテトとセット販売することで満足感をアップさせています。定番のカツ丼(通常528円、ミニサイズ328円)の陳列量の多さからも売れ行きが好調であることが窺えます。
加工食品は客数が多く商品が回転している割に品出し、フェイスアップが丁寧に行われており好印象。品揃えとしては大手ナショナルブランドとプライベートブランド「Vマークバリュープラス」で構成されており、競合のピーコックストアのような高級品は扱いません。酒類では割とクラフトビールが充実しているのですが、一般のビールコーナー最上段に展開されており、もっと集積してPOPなど用意してアピールするとお客さんの目を引くことが出来ると感じます。
客単価は競合のピーコックストアと同様あまり高くありませんが、客数では明確に東武ストアが上回っています。レジの台数もピーコックストア6台に対し東武ストアは9台を設置。2000年版の日本スーパー名鑑によると、1999年度の松坂屋ストア高島平店の年商は当時あった2階衣料品・日用品込みでおよそ33億円、東武ストア高島平店の年商はおよそ47億2800万円となっており、昔から東武ストアの方が優位に立っていたようです。
両社とも安売りをする企業ではなく、食品フロアの面積も似たり寄ったりであるため、大きな差別化は図れていませんが、生鮮3品の価格と品質のバランスや、多彩な惣菜の品揃えが東武ストアの支持に繋がっているのではないかと感じました。日配や加工食品の価格で見れば、イオンのトップバリュを導入するピーコックストアが優位に立つはずなのですが、残念ながら顧客の獲得には至っていません。
都営三田線の高島平駅から徒歩1分のところに、東武ストア高島平店はあります。
店舗外観。
高島平団地の入居が開始された1972年4月に開業。隣接して松坂屋ストア高島平店(現在のピーコックストア)もほぼ同時にオープンしています。

都営三田線の高島平駅を降りて、歩道橋を渡ると左手にピーコックストア、右手に東武ストアが営業しています。

建物は3階建てですが、売場は2階までです。

フロアガイド。

1階通路部分。

入口すぐの青果売場。
キウイフルーツをボリューム陳列。

導入部では「八街近郊野菜」コーナーを設置し、千葉県八街市(やちまたし)から産地直送で仕入れた新鮮な野菜を販売。

青果平台のキャベツは1玉88円とお手頃な価格で提供。

一方で壁面冷蔵ケースに並ぶキャベツは1玉298円と高額です。1/4カットが88円なので、上記の1玉と同じ価格になってしまっています。

充実したトマトコーナー。

少量・小分けサイズはきめ細かに品揃え。

和日配コーナーの納豆。

続く鮮魚売場。

丸魚はほぼ扱わないものの、切身やサクはそれなりに充実。

お刺身コーナー。
くじら肉お刺身用切り落としも販売。

本マグロ中トロの入った2点890円、6点1580円のお刺身盛り合わせといった高価格帯の商品も並びます。

鮮魚売場で販売する握り寿司は1人前1180円や798円などネタにこだわった贅沢な商品が中心。

海鮮丼はお手頃な498円均一で種類豊富に揃えています。

精肉売場。
店内加工の他に、東急グループの株式会社セントラルフーズ横浜工場から商品の供給を受けます。東武ストアは東急グループと資本関係はありませんが、東急ストアと共に関東の私鉄系スーパーマーケットでつくる共同仕入機構「八社会」メンバーであることや、出店地域があまり重なっていないことから実現しているのでしょう。

上質な霜降りの入った国産和牛のステーキ肉、焼肉用などに加え、東武ストアオリジナルの「出雲あじわい牛」も訴求します。

骨付きラム肉など高級志向なアイテムも導入。

時短需要に対応した、フライパンで焼くだけの味付け肉をコーナー展開。

岩手県産「南部どり」を差別化商品として打ち出します。

隣では「国産森林どり」もコーナー展開しており、ノンブランドの白いトレーに入った低価格品が見られず、幅広い需要に応えているとは言い難いと感じました。

近年では埼玉地盤のヤオコーを筆頭に「馬刺し」の品揃えを強化するチェーンが増加傾向にあります。生の馬刺しは当日期限ということもあり、廃棄ロスが多くなるため導入が難しいものの、冷凍の馬刺しであれば期限が長いためマルエツやカスミなどでも見かける商品になりました。一方で期限がいくら長くとも、需要が無ければこのように見切り販売される結果となってしまうので、商圏内の客層を考慮する必要がありそうです。

洋日配コーナーの牛乳。

ランチパックなどを98円均一で提供。販売も好調な様子でした。

巨大な棒ひれかつを698円で販売。

かつて裸でバラ販売していた什器で揚げ物、天ぷらを販売。

昼ピークで売れてしまったのか、手巻おにぎりは13時の時点でほぼ売り切れ。
定番のカツ丼(通常528円、ミニサイズ328円)の陳列量の多さからも惣菜部門の売れ行きが好調であることが窺えます。

見た目にもインパクトある「ふわとろ穴子とあさり飯」(598円)や、彩りを重視した「季節を味わう竹の子ご飯弁当」(498円)など魅力的な商品が並びます。

店内で焼き上げたピザも販売しており、ピザ自体はややボリューム感に欠ける印象ですが、フライドチキンやフライドポテトとセット販売することで満足感をアップさせています。

加工食品売場。

品揃えとしては大手ナショナルブランドとプライベートブランド「Vマークバリュープラス」で構成されており、競合のピーコックストアのような高級品は扱いません。

ドレッシングコーナー。フェイスアップが美しく行われています。

缶チューハイコーナー。傾斜棚を導入しているため商品自体は手前に出てくるのですが、丁寧に商品の前面が揃えられており好印象。素晴らしいですね。

広告の品は安いと感じる価格設定も見られました。
おーいお茶600mlは4本購入で1本あたり74.5円(税抜き)となります。

プライベートブランド「Vマークバリュープラス」を集積して訴求します。

2階は衣料品のフロア。

一部区画はドラッグストア「クリエイト」が入居しており、売場は行き来できるものの別会計となっています。

直営の衣料品売場。

ターゲットの年齢層高めのラインナップ。

東武ストア高島平店 店舗概要
開業: 1972年04月05日
売場面積: 2549㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: あさ9時~よる11時(2階フロアはよる8時までの営業)
住所: 東京都板橋区高島平2-33-1-107
駐車場: 無し
HP: https://www.tobustore.co.jp/index.php/shop/detail/7
店内・売場の様子
時間帯: 13時頃
客数: やや多い
客層: 高齢者、主婦中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 特筆なし
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、東武ストア小豆沢店、セントラルフーズ
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 4台(4台稼働中)
食品セミセルフレジ: 5台(3台稼働中)、精算機10台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: Vマークバリュープラス
高島平団地の入居が開始された1972年4月に開業。隣接して松坂屋ストア高島平店もオープンしましたが、現在はピーコックストアへ改称され、2階で販売していた非食品部門からは撤退しています。一方で東武ストアは2階の一部にクリエイト(ドラッグストア)を誘致するものの、いまだに直営で衣料品を販売しています。
1階は入口から青果、鮮魚、精肉、惣菜と壁面にそって配置する一般的なレイアウトですが、駅から近い場所に惣菜売場を展開しています。青果ではあまり珍しい品は扱わないものの、少量・小分けサイズはきめ細かに品揃えされており、使用頻度の高い定番野菜の価格は低く抑えられています。導入部では「八街近郊野菜」コーナーを設置し、千葉県八街市(やちまたし)から産地直送で仕入れた新鮮な野菜を販売。東京都産の野菜は希少なので仕方ないと思いますが、何故距離の近い埼玉県ではなく千葉県の八街市なのか疑問です。
鮮魚売場は調理場を大きくガラス張りにすることで鮮度感やライブ感を演出。丸魚は扱いませんが、本マグロ中トロの入った2点890円、6点1580円のお刺身盛り合わせといった高価格帯の商品も並びます。鮮魚売場で販売する握り寿司は1人前1180円や798円など品質にこだわった贅沢な商品が中心ですが、海鮮丼はお手頃な498円均一で種類豊富に揃えています。
精肉は店内加工の他に、東急グループの株式会社セントラルフーズ横浜工場から商品の供給を受けます。関東の私鉄系スーパーマーケットでつくる共同仕入機構「八社会」に加盟している関係で仕入れていると推測されますが、直接競合する店舗がほぼ無いため実現しているのでしょう。一方で、東武ストアの売上高は2021年度実績で749億4900万円となっており、独自のプロセスセンターを稼働させることが不可能な規模では無いと感じます。上質な霜降りの入った国産和牛のステーキ肉、焼肉用などに加え、東武ストアオリジナルの「出雲あじわい牛」も訴求します。骨付きラム肉も扱っており、高級志向なアイテムも導入。鶏肉では「岩手県産南部どり」「国産森林どり」という2つのブランドを売り込みますが、ノンブランドの白いトレーに入った低価格品が見られず、幅広い需要に応えているとは言い難いでしょう。一方、フライパンで焼くだけの味付け肉はコーナー展開しており、時短需要に対応します。
惣菜は売場が狭いものの手の込んだアイテムが多く、見た目にもインパクトある「ふわとろ穴子とあさり飯」(598円)や、彩りを重視した「季節を味わう竹の子ご飯弁当」(498円)など魅力的な商品が並びます。店内で焼き上げたピザも販売しており、ピザ自体はややボリューム感に欠ける印象ですが、フライドチキンやフライドポテトとセット販売することで満足感をアップさせています。定番のカツ丼(通常528円、ミニサイズ328円)の陳列量の多さからも売れ行きが好調であることが窺えます。
加工食品は客数が多く商品が回転している割に品出し、フェイスアップが丁寧に行われており好印象。品揃えとしては大手ナショナルブランドとプライベートブランド「Vマークバリュープラス」で構成されており、競合のピーコックストアのような高級品は扱いません。酒類では割とクラフトビールが充実しているのですが、一般のビールコーナー最上段に展開されており、もっと集積してPOPなど用意してアピールするとお客さんの目を引くことが出来ると感じます。
客単価は競合のピーコックストアと同様あまり高くありませんが、客数では明確に東武ストアが上回っています。レジの台数もピーコックストア6台に対し東武ストアは9台を設置。2000年版の日本スーパー名鑑によると、1999年度の松坂屋ストア高島平店の年商は当時あった2階衣料品・日用品込みでおよそ33億円、東武ストア高島平店の年商はおよそ47億2800万円となっており、昔から東武ストアの方が優位に立っていたようです。
両社とも安売りをする企業ではなく、食品フロアの面積も似たり寄ったりであるため、大きな差別化は図れていませんが、生鮮3品の価格と品質のバランスや、多彩な惣菜の品揃えが東武ストアの支持に繋がっているのではないかと感じました。日配や加工食品の価格で見れば、イオンのトップバリュを導入するピーコックストアが優位に立つはずなのですが、残念ながら顧客の獲得には至っていません。