マルエツ東習志野店
- 2023/07/09
- 19:35
千葉県船橋市。
京成本線の実籾駅から徒歩23分程度のところに、マルエツ東習志野店はあります。
店舗外観。
かつて千葉県東葛地区を地盤に展開していた「プリマート」の東習志野店として1975年12月に開業した店舗です。ボウリング場の居抜き出店という情報もあるため、建物自体は50年以上使われている可能性もあります。

343台の駐車場を共有して、ヤマダデンキやサンドラッグ、セカンドストリート、サイゼリヤ、ドムドムハンバーガーも営業します。かつてダイエーグループ内の出店を中心に400店舗以上あったドムドムハンバーガーも現在は27店舗。マルエツ東習志野店は貴重な生き残りです。

青果売場。
今年で48年目を迎えますが、店内は改装されており築年数を感じさせない買い物空間です。売場各所ではデジタルサイネージによる販売促進も積極的に実施。

マルエツと言えば「バナナ畑」でしたが、「健康バナナ」コーナーへと名称が変わっていました。

「トマト村」は健在でした。

地場野菜コーナーも展開しますが、アイテムは少なめ。農産物が少ない地域ではないので、地元で獲れた野菜をより押し出しても良いのではないでしょうか。

続く鮮魚売場。

いとより、いさき、めばる、真あじなど丸魚も販売し、調理も承っています。

宮城県産「殻付きほや」の他、見慣れない千葉県産「ながらみ(ダンベイキサゴ)」も並びます。

お刺身は「生ネタ限定の鮮漁盛」(780円)など付加価値の高いアイテムを中心に売り込みます。

他店であればマルエツフレッシュフーズから供給を受けるアイテムも店内調理を行い、鮮度を追求します。

鮮魚部門で販売する握り寿司コーナーはマルエツ創業当時の屋号である「魚悦」を名乗り、贅沢な鮮魚素材を使用した1人前10貫1280円など高級志向なラインナップ。

巨大な「炙り活〆煮穴子の一本握り」(2貫680円)など見た目にインパクトある商品も販売。

かつてクッキングサポートだった場所に「お魚屋さんのお惣菜」コーナーを導入。

焼き魚や煮魚、炊き込みご飯など手の込んだ商品も展開します。

精肉売場は導入部で「お肉屋さんのオードブル」と称してオリジナルの優夢牛ローストビーフなどを展開。

牛肉では巨大なアンガス牛肩ロースステーキ肉(100g298円)から上質な優夢牛サーロインステーキ(100g1080円)まで幅広く品揃え。

豚肉では「桜もち豚」「鹿児島県産黒豚」といったブランド豚肉を投入。

肉のおつまみを集積した「おつまMEAT」。

鮮魚、精肉ともにプロセスセンターから供給を受ける店舗も多いマルエツではあまり見られない「お肉屋さんのお惣菜」コーナー。

「豚と卵の他人丼」(298円)といった一風変わった商品も販売。

洋日配の牛乳コーナー。

惣菜売場。
厨房はオープンキッチン方式でライブ感を演出。

立体的な陳列が際立つ焼き鳥コーナー。

商品説明のPOPも目を引きます。

ベーカリーではホテルブレッドなど食事パンを豊富に揃えます。

店内で焼き上げた本格窯焼ピッツァ。

様々な具材を挟んだバーガーも充実。

やや高単価なアイテムも並んでいます。

菓子パンはお手頃な価格帯でラインナップ。

加工食品売場。
「美味特選」と称して高級品・こだわりの品を多数導入します。

ドレッシングコーナー。

価格訴求はトップバリュに任せ、USMHのPB「eatime(イータイム)」は品質重視な商品が目立ちます。

紅茶ではトワイニング缶入りリーフティを取り扱うなど高級志向な品揃え。

エンドで展開する瓶入り調味料。「eatime(イータイム)」も多数投入します。

ワインは商品説明も丁寧に行います。

マルエツ東習志野店 店舗概要
開業: 1975年12月09日
売場面積: 1825㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 24時間営業
住所: 千葉県船橋市習志野5-2-1
駐車場: 343台(3時間まで無料)
HP: https://www.maruetsu.co.jp/store/9083/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや多め
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、マルエツフレッシュフーズ
鮮魚加工者: 自社店内、マルエツフレッシュフーズ
食品通常レジ: 1台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(2台稼働中)、精算機6台
食品完全セルフレジ: 8台
備考: Scan&Go(スキャン&ゴー)導入
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ、eatime(イータイム)
かつて千葉県東葛地区を地盤に展開していた「プリマート」の東習志野店として1975年12月に開業した店舗です。その後プリマートは1978年にマルエツに吸収合併され、屋号も転換されました。今年で48年目を迎えますが、店内は改装されており築年数を感じさせない買い物空間です。ボウリング場の居抜き出店という情報もあるため、建物自体は50年以上使われている可能性もあります。
1フロアで1825㎡と広々とした売場を確保。売場各所ではデジタルサイネージによる販売促進も積極的に行われています。精肉は大半のアイテムをプロセスセンターから供給を受け品揃えしますが、鮮魚は他店ではプロセスセンター加工のアイテムも店内で調理し鮮度感を訴求。惣菜では特にベーカリーコーナーが強化されており、ホテルブレッドなど食事パンも豊富に並んでいます。
青果売場は小分け・少量サイズを拡充するほか、カット野菜も十分揃えます。マルエツでは見慣れた「トマト村」は健在ですが、「バナナ畑」は「健康バナナ」コーナーへと名称が変わっていました。品揃えとしては以前と変わらず、日常使いのアイテムが中心。トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜や地場野菜コーナーも展開しますが、どちらもアイテム数は限られています。農産物が少ない地域ではないので、地元で獲れた野菜をより押し出しても良いのではないでしょうか。
鮮魚売場はガラス張りの調理場を導入。いとより、いさき、めばる、真あじなど丸魚も販売し、調理も承っています。宮城県産「殻付きほや」の他、あまり他店では見られない千葉県産「ながらみ(ダンベイキサゴ)」も並びます。お刺身は「生ネタ限定の鮮漁盛」(780円)など付加価値の高いアイテムを中心に売り込みます。鮮魚部門で販売する握り寿司コーナーはマルエツ創業当時の屋号である「魚悦」を名乗り、贅沢な鮮魚素材を使用した1人前10貫1280円など高級志向なラインナップ。かつてクッキングサポートだった場所に「お魚屋さんのお惣菜」コーナーも配置し、焼き魚などを販売します。
精肉売場は導入部で「お肉屋さんのオードブル」と称してオリジナルの優夢牛ローストビーフなどを展開。牛肉では巨大なアンガス牛肩ロースステーキ肉(100g298円)から上質な優夢牛サーロインステーキ(100g1080円)まで幅広く品揃えるほか、豚肉では鹿児島県産黒豚も取り扱い。「お肉屋さんのお惣菜」コーナーを導入し、「お肉屋さんの親子丼ミニ」(298円)や「豚と卵の他人丼」(298円)、ヒレカツやロースとんかつなどを販売します。
惣菜部門はベーカリー以外は一般的なマルエツとさほど変わらない品揃えとなっており、手の込んだ商品はあまり見られません。関連陳列や商品紹介POP、立体的な焼き鳥コーナーなど、陳列手法は工夫されていると感じます。ベーカリーではホテルブレッドなど食事パン系の陳列量も多く、様々な具材を挟んだバーガーや本格窯焼ピッツァなど多彩なラインナップで買い求める方も多い印象です。加工食品でも「美味特選」と称して高級品・こだわりの品を多数導入。価格訴求はトップバリュに任せ、USMHのPB「eatime(イータイム)」は品質重視な商品が目立ちます。酒類も高級品を多数取り扱いしており、ワインは商品説明も丁寧に行われています。
約1km圏内にユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)の系列店舗が4店舗ひしめき合う地区ですが、最も古くから営業するマルエツ東習志野店も一定の支持を獲得しており、2021年2月にオープンしたマルエツ船橋三山店が集客に苦戦する一方で店内は賑わっていました。ヤマダデンキやサンドラッグ、セカンドストリート、ドムドムハンバーガー、サイゼリヤが敷地内にあり、駐車場も広く確保している点や、目の前の道路の交通量も多く、立地でも優位に立っています。
客層としては高齢者が多いものの、車での来店が中心であるため客単価も比較的高く、買い物カートを押している割合も多く感じます。会計は通常レジ、セミセルフレジ、完全セルフレジに加え、自身のスマートフォンで商品登録と決済を行うScan&Go(スキャン&ゴー)を導入し様々なニーズに対応。セルフレジの利用も浸透しているほか、USMHのドミナントエリアということもあり、他の地域と比べScan&Go(スキャン&ゴー)を利用する方は明確に多く見受けられました。
京成本線の実籾駅から徒歩23分程度のところに、マルエツ東習志野店はあります。
店舗外観。
かつて千葉県東葛地区を地盤に展開していた「プリマート」の東習志野店として1975年12月に開業した店舗です。ボウリング場の居抜き出店という情報もあるため、建物自体は50年以上使われている可能性もあります。

343台の駐車場を共有して、ヤマダデンキやサンドラッグ、セカンドストリート、サイゼリヤ、ドムドムハンバーガーも営業します。かつてダイエーグループ内の出店を中心に400店舗以上あったドムドムハンバーガーも現在は27店舗。マルエツ東習志野店は貴重な生き残りです。

青果売場。
今年で48年目を迎えますが、店内は改装されており築年数を感じさせない買い物空間です。売場各所ではデジタルサイネージによる販売促進も積極的に実施。

マルエツと言えば「バナナ畑」でしたが、「健康バナナ」コーナーへと名称が変わっていました。

「トマト村」は健在でした。

地場野菜コーナーも展開しますが、アイテムは少なめ。農産物が少ない地域ではないので、地元で獲れた野菜をより押し出しても良いのではないでしょうか。

続く鮮魚売場。

いとより、いさき、めばる、真あじなど丸魚も販売し、調理も承っています。

宮城県産「殻付きほや」の他、見慣れない千葉県産「ながらみ(ダンベイキサゴ)」も並びます。

お刺身は「生ネタ限定の鮮漁盛」(780円)など付加価値の高いアイテムを中心に売り込みます。

他店であればマルエツフレッシュフーズから供給を受けるアイテムも店内調理を行い、鮮度を追求します。

鮮魚部門で販売する握り寿司コーナーはマルエツ創業当時の屋号である「魚悦」を名乗り、贅沢な鮮魚素材を使用した1人前10貫1280円など高級志向なラインナップ。

巨大な「炙り活〆煮穴子の一本握り」(2貫680円)など見た目にインパクトある商品も販売。

かつてクッキングサポートだった場所に「お魚屋さんのお惣菜」コーナーを導入。

焼き魚や煮魚、炊き込みご飯など手の込んだ商品も展開します。

精肉売場は導入部で「お肉屋さんのオードブル」と称してオリジナルの優夢牛ローストビーフなどを展開。

牛肉では巨大なアンガス牛肩ロースステーキ肉(100g298円)から上質な優夢牛サーロインステーキ(100g1080円)まで幅広く品揃え。

豚肉では「桜もち豚」「鹿児島県産黒豚」といったブランド豚肉を投入。

肉のおつまみを集積した「おつまMEAT」。

鮮魚、精肉ともにプロセスセンターから供給を受ける店舗も多いマルエツではあまり見られない「お肉屋さんのお惣菜」コーナー。

「豚と卵の他人丼」(298円)といった一風変わった商品も販売。

洋日配の牛乳コーナー。

惣菜売場。
厨房はオープンキッチン方式でライブ感を演出。

立体的な陳列が際立つ焼き鳥コーナー。

商品説明のPOPも目を引きます。

ベーカリーではホテルブレッドなど食事パンを豊富に揃えます。

店内で焼き上げた本格窯焼ピッツァ。

様々な具材を挟んだバーガーも充実。

やや高単価なアイテムも並んでいます。

菓子パンはお手頃な価格帯でラインナップ。

加工食品売場。
「美味特選」と称して高級品・こだわりの品を多数導入します。

ドレッシングコーナー。

価格訴求はトップバリュに任せ、USMHのPB「eatime(イータイム)」は品質重視な商品が目立ちます。

紅茶ではトワイニング缶入りリーフティを取り扱うなど高級志向な品揃え。

エンドで展開する瓶入り調味料。「eatime(イータイム)」も多数投入します。

ワインは商品説明も丁寧に行います。

マルエツ東習志野店 店舗概要
開業: 1975年12月09日
売場面積: 1825㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 24時間営業
住所: 千葉県船橋市習志野5-2-1
駐車場: 343台(3時間まで無料)
HP: https://www.maruetsu.co.jp/store/9083/
店内・売場の様子
時間帯: 14時頃
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや多め
売場の雰囲気: 明るい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 良い
接客対応: やや良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内、マルエツフレッシュフーズ
鮮魚加工者: 自社店内、マルエツフレッシュフーズ
食品通常レジ: 1台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 4台(2台稼働中)、精算機6台
食品完全セルフレジ: 8台
備考: Scan&Go(スキャン&ゴー)導入
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: あり
プライベートブランド: トップバリュ、eatime(イータイム)
かつて千葉県東葛地区を地盤に展開していた「プリマート」の東習志野店として1975年12月に開業した店舗です。その後プリマートは1978年にマルエツに吸収合併され、屋号も転換されました。今年で48年目を迎えますが、店内は改装されており築年数を感じさせない買い物空間です。ボウリング場の居抜き出店という情報もあるため、建物自体は50年以上使われている可能性もあります。
1フロアで1825㎡と広々とした売場を確保。売場各所ではデジタルサイネージによる販売促進も積極的に行われています。精肉は大半のアイテムをプロセスセンターから供給を受け品揃えしますが、鮮魚は他店ではプロセスセンター加工のアイテムも店内で調理し鮮度感を訴求。惣菜では特にベーカリーコーナーが強化されており、ホテルブレッドなど食事パンも豊富に並んでいます。
青果売場は小分け・少量サイズを拡充するほか、カット野菜も十分揃えます。マルエツでは見慣れた「トマト村」は健在ですが、「バナナ畑」は「健康バナナ」コーナーへと名称が変わっていました。品揃えとしては以前と変わらず、日常使いのアイテムが中心。トップバリュグリーンアイのオーガニック野菜や地場野菜コーナーも展開しますが、どちらもアイテム数は限られています。農産物が少ない地域ではないので、地元で獲れた野菜をより押し出しても良いのではないでしょうか。
鮮魚売場はガラス張りの調理場を導入。いとより、いさき、めばる、真あじなど丸魚も販売し、調理も承っています。宮城県産「殻付きほや」の他、あまり他店では見られない千葉県産「ながらみ(ダンベイキサゴ)」も並びます。お刺身は「生ネタ限定の鮮漁盛」(780円)など付加価値の高いアイテムを中心に売り込みます。鮮魚部門で販売する握り寿司コーナーはマルエツ創業当時の屋号である「魚悦」を名乗り、贅沢な鮮魚素材を使用した1人前10貫1280円など高級志向なラインナップ。かつてクッキングサポートだった場所に「お魚屋さんのお惣菜」コーナーも配置し、焼き魚などを販売します。
精肉売場は導入部で「お肉屋さんのオードブル」と称してオリジナルの優夢牛ローストビーフなどを展開。牛肉では巨大なアンガス牛肩ロースステーキ肉(100g298円)から上質な優夢牛サーロインステーキ(100g1080円)まで幅広く品揃えるほか、豚肉では鹿児島県産黒豚も取り扱い。「お肉屋さんのお惣菜」コーナーを導入し、「お肉屋さんの親子丼ミニ」(298円)や「豚と卵の他人丼」(298円)、ヒレカツやロースとんかつなどを販売します。
惣菜部門はベーカリー以外は一般的なマルエツとさほど変わらない品揃えとなっており、手の込んだ商品はあまり見られません。関連陳列や商品紹介POP、立体的な焼き鳥コーナーなど、陳列手法は工夫されていると感じます。ベーカリーではホテルブレッドなど食事パン系の陳列量も多く、様々な具材を挟んだバーガーや本格窯焼ピッツァなど多彩なラインナップで買い求める方も多い印象です。加工食品でも「美味特選」と称して高級品・こだわりの品を多数導入。価格訴求はトップバリュに任せ、USMHのPB「eatime(イータイム)」は品質重視な商品が目立ちます。酒類も高級品を多数取り扱いしており、ワインは商品説明も丁寧に行われています。
約1km圏内にユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)の系列店舗が4店舗ひしめき合う地区ですが、最も古くから営業するマルエツ東習志野店も一定の支持を獲得しており、2021年2月にオープンしたマルエツ船橋三山店が集客に苦戦する一方で店内は賑わっていました。ヤマダデンキやサンドラッグ、セカンドストリート、ドムドムハンバーガー、サイゼリヤが敷地内にあり、駐車場も広く確保している点や、目の前の道路の交通量も多く、立地でも優位に立っています。
客層としては高齢者が多いものの、車での来店が中心であるため客単価も比較的高く、買い物カートを押している割合も多く感じます。会計は通常レジ、セミセルフレジ、完全セルフレジに加え、自身のスマートフォンで商品登録と決済を行うScan&Go(スキャン&ゴー)を導入し様々なニーズに対応。セルフレジの利用も浸透しているほか、USMHのドミナントエリアということもあり、他の地域と比べScan&Go(スキャン&ゴー)を利用する方は明確に多く見受けられました。