ビッグヨーサン綱島樽町店
- 2023/08/16
- 21:39
神奈川県横浜市。
東急東横線の綱島駅から徒歩20分程度のところに、ビッグヨーサン綱島樽町店はあります。
株式会社ビッグヨーサンは東京都町田市に本社を置き、神奈川県内と町田市に9店舗を展開するスーパーマーケットです。
店舗外観。

ビッグヨーサンで最大規模となる2016㎡を有します。駐車場も280台を確保。

青果売場。旬の桃を導入部で訴求。

大玉サイズのスイカもボリューム陳列。

上質な果物も品揃え。

野菜は単品量販を志向した商品構成。ボリューム感溢れる陳列と大容量パックで安さを打ち出します。

カットスイカコーナー。
POPが多く賑やかさを演出。

芯抜きのパイナップルも大量陳列。

左手に細長い空間があり惣菜と酒類、「食事処魚魚鮮寿司」「43ステーキバーグー」という2つの直営飲食店を配置します。

43ステーキバーグーが手掛ける「アンガス牛ジャンボステーキ弁当」(1000円)「大判からあげ弁当」(680円)などボリューム満点の弁当も販売。

素材にこだわった高単価な弁当が目立ちます。

定番のカツ丼は398円とお手頃な価格で提供。

揚げ物は値ごろ感ある価格で提供しますが、グリル料理、煮物惣菜は品揃えが乏しい印象です。

ボリューム感のある厚切りカツサンドも販売。

直営の飲食店も入居。

クラフトビールコーナー。
酒類はワイン、日本酒、クラフトビールを強化し、独自性ある品揃えで差別化を図ります。

精肉、鮮魚では平台冷蔵・冷凍ショーケースを2列導入し、冷凍商材も含めて非常に充実したラインナップを実現します。

精肉売場壁面。
店内加工を実施しますが、巨大なPOPで調理場の様子は窺えないようになっていました。

国産黒毛和牛肩ロースステーキ肉が100g398円という低価格で販売されており、多くのお客さんが買い求めていました。

アンガス牛カルビや国産牛肩ロースの切り落としが500gで1000円など、お買い得なアイテムを大量陳列。

やや脂身が多い気もしますが、アメリカ産牛中落ちカルビ300gで1000円。

アメリカ産牛ステーキ肉も充実。

作業効率の良い切り落とし肉を中心とした大容量パックで価格訴求。

味付け肉は種類豊富にラインナップ。

自家製のハム・ベーコン・ウインナーがズラリと並びます。

冷凍コーナーでも販売。

オリジナルの肉餃子を大量陳列。

鮮魚売場。実際にはこの右手にも対面コーナーが続きます。
壁面の対面販売は角上魚類のような広いスペースを確保し、調理場で働く従業員数も一般的な食品スーパーの比ではありません。加工場が見えるオープンキッチン方式でライブ感や鮮度感を訴求しつつ、専門性の高い品揃えで市場のような活気や賑やかさが感じられます。

丸魚も巨大な天然真鯛からしまあじ、金目鯛、甘鯛、きんきなど高単価な魚も並びます。

お刺身盛り合わせは4点盛り1280円、6点盛り1780円と家族連れをターゲットとした商品を軸に据えます。

3人前3980円や4人前5980円の握り寿司を平日昼間から販売するなど、ファミリー層向けの大容量パックを強化。実際に購入される家族連れを複数見かけました。

1人前1280円など素材を選りすぐった贅沢な商品も販売。

種類豊富な海鮮丼。980円の特上海鮮丼を実際にいただきましたが、ネタも大きく美味しかったです。

土用の丑の日は終わりましたが、うなぎは大量に並んでいました。

いなり寿司は1個28円と激安。

訪れた日は使われていませんでしたが、マグロの解体ショーが行われる独立調理場も設置しています。

100g980円の非常に脂の乗った本マグロのサクも販売。

インドまぐろのサクは1パック300g程度が1580円で提供され、飛ぶように売れていました。

時短・簡便ニーズに応える冷凍商材も強化します。

和日配コーナー。
所々にこだわり商品を差し込み、商品紹介POPで訴求します。

大手ナショナルブランドは中小スーパーとしては低価格で提供。

洋日配の牛乳コーナー。

導入部で展開されているおすすめ・こだわりの加工食品コーナー。
商品紹介POPにも凝っていますが、実は全てグロサリー部門バイヤー「オカムラ」さんがおすすめしています。

韓国からの輸入食材をコーナー展開。

ドレッシングコーナー。
業務用サイズも取り扱います。

醬油コーナー。
加工食品もプライベートブランドは導入しませんが、NBは競争力ある価格で販売されています。

冷凍食品はほとんどが55%引きで提供されていますが、「商談時本体価格」という曖昧な価格からの値引きです。
味の素ギョーザは現在オープン価格のためメーカー希望小売価格は設定されていませんが、元値が485円というのは高いと感じます。値下げ後の218円は競合と比べ標準的な価格です。

冷凍のおはぎも販売されていました。

ビッグヨーサン綱島樽町店 店舗概要
開業: 1995年11月
売場面積: 2016㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
<月〜金>AM10:00~PM9:00
<土日祝> AM9:00~PM9:00
住所: 神奈川県横浜市港北区樽町3-7-75
駐車場: 280台(無料)
HP: https://www.bigyosun.com/shop/2232
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、家族連れ中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや多め
売場の雰囲気: 活気ある
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: オリジナルソング
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 13台(6台稼働中)精算機19台、ただし11台中5台(精算機16台)と2台中1台(精算機3台)に分かれて配置。
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 取り扱い無し
株式会社ビッグヨーサンは東京都町田市に本社を置き、神奈川県内と町田市に9店舗を展開するスーパーマーケットです。1981年6月にナルセ十字屋として創業し成瀬店を開設、1985年2月に現在の社名へ変更しています。2021年5月期の売上高は201億円。決算公告が公表されている2017年5月期の当期純利益は1億0812万円となっています。今回訪れた綱島樽町店は同社で最大規模となる2016㎡を有し、年商は30億円台後半と推測されます。
入口正面に青果、左手に細長い空間があり惣菜と酒類、「食事処魚魚鮮寿司」「43ステーキバーグー」という2つの直営飲食店を配置。青果を直進すると突き当りに精肉、右手に折れて壁面に広大な鮮魚売場というレイアウトです。精肉、鮮魚では平台冷蔵・冷凍ショーケースを2列導入し、冷凍商材も含めて非常に充実したラインナップを実現。鮮魚は加工場が見えるオープンキッチン方式でライブ感や鮮度感を訴求しつつ、専門性の高い品揃えで市場のような活気や賑やかさが感じられます。訪れた日は使われていませんでしたが、マグロの解体ショーが行われる独立の調理場も設置しています。
青果売場は単品量販を志向した商品構成。ボリューム感溢れる陳列と大容量パックで安さを打ち出します。有機野菜や地場野菜、少量・小分けサイズなどの取り扱いは消極的ですが、上質な旬の果物は訴求しています。惣菜売場では「肉」にこだわった商品を多数投入します。43ステーキバーグーが手掛ける「アンガス牛ジャンボステーキ弁当」(1000円)「大判からあげ弁当」(680円)などボリューム満点の弁当も販売。天ぷらコーナーは調理場との間にガラスが存在せず、調理風景を直接見せることで出来立て・作り立てを訴求します。揚げ物は値ごろ感ある価格で提供しますが、グリル料理、煮物惣菜は品揃えが乏しい印象です。
精肉売場ではファミリー層向けの大容量パックが際立ちます。アンガス牛カルビや国産牛肩ロースの切り落としが500gで1000円など、お買い得なアイテムを大量陳列。また、国産黒毛和牛肩ロースステーキ肉が100g398円という低価格で販売されており、多くのお客さんが買い求めていました。自家製のハム・ベーコン・ウインナーも豊富に展開。高単価な和牛はほとんど扱いませんが、作業効率の良い切り落とし肉を中心としたコストパフォーマンスの高さで集客に繋げています。
鮮魚売場は他の追随を許さない専門性の高い品揃えを提供。壁面の対面販売は角上魚類のような広いスペースを確保し、調理場で働く従業員数も一般的な食品スーパーの比ではありません。丸魚も巨大な天然真鯛からしまあじ、金目鯛、甘鯛、きんきなど高単価な魚も並びます。3人前3980円や4人前5980円の握り寿司を平日昼間から販売するなど、ファミリー層向けの大容量パックを強化。こちらは実際に購入される家族連れを複数見かけました。握り寿司のほか海鮮丼も種類豊富に取り揃えています。お刺身盛り合わせは4点盛り1280円、6点盛り1780円と家族連れをターゲットとした商品を軸に据えます。100g980円の非常に脂の乗った本マグロのサクも販売するほか、インドまぐろのサクは1パック300g程度が1580円で提供され、飛ぶように売れていました。品質と価格も申し分ないレベルで、店の中でも鮮魚部門が強い来店動機となる魅力的な売場でした。
和洋日配では所々にこだわり商品を差し込み、POPで訴求します。大手ナショナルブランドは中小スーパーとしては低価格で提供。加工食品もプライベートブランドは導入しませんが、NBは競争力ある価格で販売されています。「赤札市」と称して激安商品を集積して展開するといった取り組みも見られました。酒類はワイン、日本酒、クラフトビールを強化し、独自性ある品揃えで差別化を図ります。ちなみにビールやチューハイなどの酒類は冷蔵で販売しますが、ペットボトル飲料はオーケーストアのように常温に限られています。
平日昼間から家族連れを中心に店内は賑わっていました。カゴ2つ満杯に商品を購入する方も見られるなど、客単価も高い水準です。店内ソングでも流れていますが、生鮮3品はまさに「新鮮激安」で、多くの地域住民の支持を獲得していました。斜め向かいで営業するイオン駒岡店は売場面積8367㎡と総合スーパーとしては規模が小さく、集客力も弱い印象です。2階の衣料・住居フロアには閑古鳥が鳴いており、何故かザ・ビッグのような雰囲気の食料品フロアにもお客さんは疎らで、ビッグヨーサンが優位に立っていると考えられます。
東急東横線の綱島駅から徒歩20分程度のところに、ビッグヨーサン綱島樽町店はあります。
株式会社ビッグヨーサンは東京都町田市に本社を置き、神奈川県内と町田市に9店舗を展開するスーパーマーケットです。
店舗外観。

ビッグヨーサンで最大規模となる2016㎡を有します。駐車場も280台を確保。

青果売場。旬の桃を導入部で訴求。

大玉サイズのスイカもボリューム陳列。

上質な果物も品揃え。

野菜は単品量販を志向した商品構成。ボリューム感溢れる陳列と大容量パックで安さを打ち出します。

カットスイカコーナー。
POPが多く賑やかさを演出。

芯抜きのパイナップルも大量陳列。

左手に細長い空間があり惣菜と酒類、「食事処魚魚鮮寿司」「43ステーキバーグー」という2つの直営飲食店を配置します。

43ステーキバーグーが手掛ける「アンガス牛ジャンボステーキ弁当」(1000円)「大判からあげ弁当」(680円)などボリューム満点の弁当も販売。

素材にこだわった高単価な弁当が目立ちます。

定番のカツ丼は398円とお手頃な価格で提供。

揚げ物は値ごろ感ある価格で提供しますが、グリル料理、煮物惣菜は品揃えが乏しい印象です。

ボリューム感のある厚切りカツサンドも販売。

直営の飲食店も入居。

クラフトビールコーナー。
酒類はワイン、日本酒、クラフトビールを強化し、独自性ある品揃えで差別化を図ります。

精肉、鮮魚では平台冷蔵・冷凍ショーケースを2列導入し、冷凍商材も含めて非常に充実したラインナップを実現します。

精肉売場壁面。
店内加工を実施しますが、巨大なPOPで調理場の様子は窺えないようになっていました。

国産黒毛和牛肩ロースステーキ肉が100g398円という低価格で販売されており、多くのお客さんが買い求めていました。

アンガス牛カルビや国産牛肩ロースの切り落としが500gで1000円など、お買い得なアイテムを大量陳列。

やや脂身が多い気もしますが、アメリカ産牛中落ちカルビ300gで1000円。

アメリカ産牛ステーキ肉も充実。

作業効率の良い切り落とし肉を中心とした大容量パックで価格訴求。

味付け肉は種類豊富にラインナップ。

自家製のハム・ベーコン・ウインナーがズラリと並びます。

冷凍コーナーでも販売。

オリジナルの肉餃子を大量陳列。

鮮魚売場。実際にはこの右手にも対面コーナーが続きます。
壁面の対面販売は角上魚類のような広いスペースを確保し、調理場で働く従業員数も一般的な食品スーパーの比ではありません。加工場が見えるオープンキッチン方式でライブ感や鮮度感を訴求しつつ、専門性の高い品揃えで市場のような活気や賑やかさが感じられます。

丸魚も巨大な天然真鯛からしまあじ、金目鯛、甘鯛、きんきなど高単価な魚も並びます。

お刺身盛り合わせは4点盛り1280円、6点盛り1780円と家族連れをターゲットとした商品を軸に据えます。

3人前3980円や4人前5980円の握り寿司を平日昼間から販売するなど、ファミリー層向けの大容量パックを強化。実際に購入される家族連れを複数見かけました。

1人前1280円など素材を選りすぐった贅沢な商品も販売。

種類豊富な海鮮丼。980円の特上海鮮丼を実際にいただきましたが、ネタも大きく美味しかったです。

土用の丑の日は終わりましたが、うなぎは大量に並んでいました。

いなり寿司は1個28円と激安。

訪れた日は使われていませんでしたが、マグロの解体ショーが行われる独立調理場も設置しています。

100g980円の非常に脂の乗った本マグロのサクも販売。

インドまぐろのサクは1パック300g程度が1580円で提供され、飛ぶように売れていました。

時短・簡便ニーズに応える冷凍商材も強化します。

和日配コーナー。
所々にこだわり商品を差し込み、商品紹介POPで訴求します。

大手ナショナルブランドは中小スーパーとしては低価格で提供。

洋日配の牛乳コーナー。

導入部で展開されているおすすめ・こだわりの加工食品コーナー。
商品紹介POPにも凝っていますが、実は全てグロサリー部門バイヤー「オカムラ」さんがおすすめしています。

韓国からの輸入食材をコーナー展開。

ドレッシングコーナー。
業務用サイズも取り扱います。

醬油コーナー。
加工食品もプライベートブランドは導入しませんが、NBは競争力ある価格で販売されています。

冷凍食品はほとんどが55%引きで提供されていますが、「商談時本体価格」という曖昧な価格からの値引きです。
味の素ギョーザは現在オープン価格のためメーカー希望小売価格は設定されていませんが、元値が485円というのは高いと感じます。値下げ後の218円は競合と比べ標準的な価格です。

冷凍のおはぎも販売されていました。

ビッグヨーサン綱島樽町店 店舗概要
開業: 1995年11月
売場面積: 2016㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
<月〜金>AM10:00~PM9:00
<土日祝> AM9:00~PM9:00
住所: 神奈川県横浜市港北区樽町3-7-75
駐車場: 280台(無料)
HP: https://www.bigyosun.com/shop/2232
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃
客数: やや多い
客層: 主婦、家族連れ中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや多め
売場の雰囲気: 活気ある
品出し・前出し: 良い
クリンリネス: 普通
接客対応: やや良い
店内BGM: オリジナルソング
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ: 13台(6台稼働中)精算機19台、ただし11台中5台(精算機16台)と2台中1台(精算機3台)に分かれて配置。
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: きれい
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: 取り扱い無し
株式会社ビッグヨーサンは東京都町田市に本社を置き、神奈川県内と町田市に9店舗を展開するスーパーマーケットです。1981年6月にナルセ十字屋として創業し成瀬店を開設、1985年2月に現在の社名へ変更しています。2021年5月期の売上高は201億円。決算公告が公表されている2017年5月期の当期純利益は1億0812万円となっています。今回訪れた綱島樽町店は同社で最大規模となる2016㎡を有し、年商は30億円台後半と推測されます。
入口正面に青果、左手に細長い空間があり惣菜と酒類、「食事処魚魚鮮寿司」「43ステーキバーグー」という2つの直営飲食店を配置。青果を直進すると突き当りに精肉、右手に折れて壁面に広大な鮮魚売場というレイアウトです。精肉、鮮魚では平台冷蔵・冷凍ショーケースを2列導入し、冷凍商材も含めて非常に充実したラインナップを実現。鮮魚は加工場が見えるオープンキッチン方式でライブ感や鮮度感を訴求しつつ、専門性の高い品揃えで市場のような活気や賑やかさが感じられます。訪れた日は使われていませんでしたが、マグロの解体ショーが行われる独立の調理場も設置しています。
青果売場は単品量販を志向した商品構成。ボリューム感溢れる陳列と大容量パックで安さを打ち出します。有機野菜や地場野菜、少量・小分けサイズなどの取り扱いは消極的ですが、上質な旬の果物は訴求しています。惣菜売場では「肉」にこだわった商品を多数投入します。43ステーキバーグーが手掛ける「アンガス牛ジャンボステーキ弁当」(1000円)「大判からあげ弁当」(680円)などボリューム満点の弁当も販売。天ぷらコーナーは調理場との間にガラスが存在せず、調理風景を直接見せることで出来立て・作り立てを訴求します。揚げ物は値ごろ感ある価格で提供しますが、グリル料理、煮物惣菜は品揃えが乏しい印象です。
精肉売場ではファミリー層向けの大容量パックが際立ちます。アンガス牛カルビや国産牛肩ロースの切り落としが500gで1000円など、お買い得なアイテムを大量陳列。また、国産黒毛和牛肩ロースステーキ肉が100g398円という低価格で販売されており、多くのお客さんが買い求めていました。自家製のハム・ベーコン・ウインナーも豊富に展開。高単価な和牛はほとんど扱いませんが、作業効率の良い切り落とし肉を中心としたコストパフォーマンスの高さで集客に繋げています。
鮮魚売場は他の追随を許さない専門性の高い品揃えを提供。壁面の対面販売は角上魚類のような広いスペースを確保し、調理場で働く従業員数も一般的な食品スーパーの比ではありません。丸魚も巨大な天然真鯛からしまあじ、金目鯛、甘鯛、きんきなど高単価な魚も並びます。3人前3980円や4人前5980円の握り寿司を平日昼間から販売するなど、ファミリー層向けの大容量パックを強化。こちらは実際に購入される家族連れを複数見かけました。握り寿司のほか海鮮丼も種類豊富に取り揃えています。お刺身盛り合わせは4点盛り1280円、6点盛り1780円と家族連れをターゲットとした商品を軸に据えます。100g980円の非常に脂の乗った本マグロのサクも販売するほか、インドまぐろのサクは1パック300g程度が1580円で提供され、飛ぶように売れていました。品質と価格も申し分ないレベルで、店の中でも鮮魚部門が強い来店動機となる魅力的な売場でした。
和洋日配では所々にこだわり商品を差し込み、POPで訴求します。大手ナショナルブランドは中小スーパーとしては低価格で提供。加工食品もプライベートブランドは導入しませんが、NBは競争力ある価格で販売されています。「赤札市」と称して激安商品を集積して展開するといった取り組みも見られました。酒類はワイン、日本酒、クラフトビールを強化し、独自性ある品揃えで差別化を図ります。ちなみにビールやチューハイなどの酒類は冷蔵で販売しますが、ペットボトル飲料はオーケーストアのように常温に限られています。
平日昼間から家族連れを中心に店内は賑わっていました。カゴ2つ満杯に商品を購入する方も見られるなど、客単価も高い水準です。店内ソングでも流れていますが、生鮮3品はまさに「新鮮激安」で、多くの地域住民の支持を獲得していました。斜め向かいで営業するイオン駒岡店は売場面積8367㎡と総合スーパーとしては規模が小さく、集客力も弱い印象です。2階の衣料・住居フロアには閑古鳥が鳴いており、何故かザ・ビッグのような雰囲気の食料品フロアにもお客さんは疎らで、ビッグヨーサンが優位に立っていると考えられます。