ランドロームフードマーケット利根店
- 2023/08/28
- 22:54
茨城県北相馬郡利根町。
JR成田線の布佐駅から徒歩51分、もしくは取手駅から大利根交通の路線バスに乗車し「もえぎ野台一丁目」バス停から徒歩1分程度のところに、ランドロームフードマーケット利根店はあります。
株式会社ランドロームジャパンは千葉県船橋市に本社を置き、千葉県と茨城県に「ランドロームフードマーケット」22店舗を展開するスーパーマーケットです。
店舗外観。

売場は1フロアで2410㎡を確保。

100円ショップのミーツも導入します。

看板の大きさの割にロゴが小さすぎると感じます。

敷地内ではサンドラッグも営業します。

青果売場。

地場野菜コーナーも導入し、生産者の顔や名前の分かる野菜を取り揃えます。

季節の果物は確かな品質の商品が丁寧に並びます。

ミニトマトコーナー。糖度表示を行うなど工夫も感じられます。

キャベツは1玉128円。

郊外立地としてはカット野菜も充実。

青果台の入口から見て裏側には一面にゼリーが並ぶ箇所もあり、なんとか売場を埋めようという苦悩が窺えます。

突き当りに精肉売場。壁面に沿って鮮魚と続きます。

「ランドのおすすめ」と称して調味料などをカットケース陳列。壁面が精肉売場です。

茨城県産常陸牛といった地元の上質な牛肉も取り扱います。

千葉県産の黒毛和牛や豚肉など千葉が拠点のランドロームらしい産地が目立ち、栃木県産亜麻仁豚といった銘柄肉も訴求します。

鮮魚売場。近年のスーパーでは当たり前となった、調理場の見えるガラス張りのオープンキッチン方式ではありません。

丸魚は一切扱わず、切身も種類が限られています。お刺身盛り合わせは中トロの入った5点盛り1380円やまぐろたっぷり盛合せ4点680円などある程度幅を持たせたラインナップを実現。

ウニといくらの詰め合わせなど高単価なアイテムも販売します。

店内各売場では大型モニターによる販促を実施。公式インスタグラムも運用しています。

惣菜売場。弁当は498円から598円とやや高い価格帯が中心ですが、それほど差別化を図れるような出来栄えには感じませんでした。同じくCGCに加盟する茨城のサンユーストアーとの共同開発商品も並びます。

揚げ物コーナー。

握り寿司では8貫498円、10貫698円からネタの大きな9貫1280円と幅広い価格帯を展開します。

ベーカリーも平台で販売しますが、アイテム数は少なく感じます。

ランドロームが力を入れる「真面目シリーズ」はテレビ番組で取り上げられた映像が大型モニターで流されていました。
特にこちらの「真面目シュークリーム」が目玉商品のようです。バラ売りだけでなくバンドル販売にも力を入れます。

真面目シリーズはこの他にもプリン、マンゴープリン、杏仁豆腐などバラエティに富んだラインナップで、販売も好調な様子。

惣菜売場の一角。いわしの加工品と佃煮とシチューとあんみつという統一感の無い商品が並びます。期限の長い商品でとにかく棚を埋めたいという意思は伝わってきます。

洋日配の牛乳コーナー。

冷凍食品コーナー。

加工食品は大手ナショナルブランドだけでなく一部でこだわり商品も差し込みます。茨城県土浦市の柴沼醤油醸造が製造する紫峰醤油も販売します。

ドレッシングコーナー。加盟するCGC商品も積極的に導入。

輸入菓子も取り扱います。

100円ショップ「ミーツ」の商品は会計をランドロームが担う「レジ流し」方式で販売します。

レジ前の通路。

ランドロームフードマーケット利根店 店舗概要
開業: 2003年3月
売場面積: 2410㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~21:00
住所: 茨城県北相馬郡利根町もえぎ野台2-1-1
駐車場: 240台(無料)
HP: https://landrome.jp/shop/%e5%88%a9%e6%a0%b9%e5%ba%97/
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃(土曜)
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 特筆すべき点なし
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 3台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 2台(2台稼働中)、精算機4台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC商品
株式会社ランドロームジャパンは千葉県船橋市に本社を置き、千葉県と茨城県に「ランドロームフードマーケット」22店舗を展開するスーパーマーケットです。1968年にムラコシ青果店として創業し、1973年に「スーパームラコシ美咲店」を開店。1975年に株式会社スーパームラコシを設立後、1990年に株式会社ムラコシへ社名変更。1997年には株式会社ランドロームジャパンに変更しています。英語表記では「LANDROME」となりますが、どういった意味なのか公式サイトに説明はありませんでした。2023年5月期の売上高は259億円。売場面積2000㎡を標準フォーマットとして展開するチェーンとしては苦しい売上高です。
利根店も2410㎡と広大な売場を有しています。入口から青果、精肉、鮮魚、惣菜と配置。青果は導入部にその日の特売日、おすすめ品を訴求しますが、全くボリューム感が無く鮮度感も伝わってきませんでした。一方で季節の果物は確かな品質の商品が丁寧に並びます。地場野菜コーナーも導入し、生産者の顔や名前の分かる野菜を取り揃えます。全体的に商品の陳列量は少なめで、販売は芳しくない様子。青果台の入口から見て裏側には一面にゼリーやドライフルーツが並ぶ箇所もあり、なんとか売場を埋めようという苦悩が窺えます。
精肉では茨城県産常陸牛といった地元の上質な牛肉も取り扱い。千葉県産の黒毛和牛や豚肉など千葉が拠点のランドロームらしい産地が目立ち、栃木県産亜麻仁豚といった銘柄肉も訴求します。付近に多いファミリー層向けに大容量の焼肉盛り合わせも販売するなど商圏特性を捉えた品揃えも実施しますが、残念ながら普段使いのアイテムで安さは打ち出せていません。際立って売り込みたいアイテムが見られず、満遍なく品揃えしているためメリハリのない売場という印象を抱きます。
鮮魚でも丸魚は一切扱わず、切身も種類が限られています。お刺身盛り合わせは中トロの入った5点盛り1380円やまぐろたっぷり盛合せ(4点)680円などある程度幅を持たせたラインナップを実現。売上に対して売場スペースが広いため、期限の長い塩干や冷凍商材も尺を使って展開します。
惣菜は店内調理をメインに展開。弁当は498円から598円とやや高い価格帯が中心ですが、それほど差別化を図れるような出来栄えには感じませんでした。同じくCGCに加盟する茨城のサンユーストアーとの共同開発商品も並びます。揚げ物もオーソドックスな品揃え。握り寿司では8貫498円、10貫698円からネタの大きな9貫1280円と幅広い価格帯を展開します。ベーカリーも平台で販売しますが、アイテム数は少なめ。ランドロームが力を入れる「真面目シリーズ」はテレビ番組で取り上げられた映像が大型モニターで流されていました。シュークリーム、プリン、マンゴープリン、杏仁豆腐などバラエティに富んだラインナップで、販売も好調な様子。
和洋日配コーナーは後半にまとめて配置しますが、こちらも間延びした印象を持ちます。加工食品は大手ナショナルブランドだけでなく一部でこだわり商品も差し込みます。CGC商品もエンドで訴求するなど積極的に導入。ペットボトル飲料や酒類ではケース販売にも取り組みますが、購入する方はあまり見られませんでした。
土曜日の16時頃に訪れましたが、店内にはわずか20人程度しかお客さんがおらず、売場が広いだけに寂れた雰囲気が強くなっています。休日にも関わらず家族連れの割合が少なく、高齢者や主婦が客層の中心。カートを押している方も多くありません。真面目シリーズが魅力的な商品として光っていますが、全般的に価格訴求が弱く、鮮度の追求も不十分に感じます。強い来店動機を生み出すような価格、鮮度、品質、品揃えなど際立って優れたものが無くては、競合と差別化できません。一方で「接客日本一を目指します!」とホームページで記載するように、レジの接客は良かったです。
JR成田線の布佐駅から徒歩51分、もしくは取手駅から大利根交通の路線バスに乗車し「もえぎ野台一丁目」バス停から徒歩1分程度のところに、ランドロームフードマーケット利根店はあります。
株式会社ランドロームジャパンは千葉県船橋市に本社を置き、千葉県と茨城県に「ランドロームフードマーケット」22店舗を展開するスーパーマーケットです。
店舗外観。

売場は1フロアで2410㎡を確保。

100円ショップのミーツも導入します。

看板の大きさの割にロゴが小さすぎると感じます。

敷地内ではサンドラッグも営業します。

青果売場。

地場野菜コーナーも導入し、生産者の顔や名前の分かる野菜を取り揃えます。

季節の果物は確かな品質の商品が丁寧に並びます。

ミニトマトコーナー。糖度表示を行うなど工夫も感じられます。

キャベツは1玉128円。

郊外立地としてはカット野菜も充実。

青果台の入口から見て裏側には一面にゼリーが並ぶ箇所もあり、なんとか売場を埋めようという苦悩が窺えます。

突き当りに精肉売場。壁面に沿って鮮魚と続きます。

「ランドのおすすめ」と称して調味料などをカットケース陳列。壁面が精肉売場です。

茨城県産常陸牛といった地元の上質な牛肉も取り扱います。

千葉県産の黒毛和牛や豚肉など千葉が拠点のランドロームらしい産地が目立ち、栃木県産亜麻仁豚といった銘柄肉も訴求します。

鮮魚売場。近年のスーパーでは当たり前となった、調理場の見えるガラス張りのオープンキッチン方式ではありません。

丸魚は一切扱わず、切身も種類が限られています。お刺身盛り合わせは中トロの入った5点盛り1380円やまぐろたっぷり盛合せ4点680円などある程度幅を持たせたラインナップを実現。

ウニといくらの詰め合わせなど高単価なアイテムも販売します。

店内各売場では大型モニターによる販促を実施。公式インスタグラムも運用しています。

惣菜売場。弁当は498円から598円とやや高い価格帯が中心ですが、それほど差別化を図れるような出来栄えには感じませんでした。同じくCGCに加盟する茨城のサンユーストアーとの共同開発商品も並びます。

揚げ物コーナー。

握り寿司では8貫498円、10貫698円からネタの大きな9貫1280円と幅広い価格帯を展開します。

ベーカリーも平台で販売しますが、アイテム数は少なく感じます。

ランドロームが力を入れる「真面目シリーズ」はテレビ番組で取り上げられた映像が大型モニターで流されていました。
特にこちらの「真面目シュークリーム」が目玉商品のようです。バラ売りだけでなくバンドル販売にも力を入れます。

真面目シリーズはこの他にもプリン、マンゴープリン、杏仁豆腐などバラエティに富んだラインナップで、販売も好調な様子。

惣菜売場の一角。いわしの加工品と佃煮とシチューとあんみつという統一感の無い商品が並びます。期限の長い商品でとにかく棚を埋めたいという意思は伝わってきます。

洋日配の牛乳コーナー。

冷凍食品コーナー。

加工食品は大手ナショナルブランドだけでなく一部でこだわり商品も差し込みます。茨城県土浦市の柴沼醤油醸造が製造する紫峰醤油も販売します。

ドレッシングコーナー。加盟するCGC商品も積極的に導入。

輸入菓子も取り扱います。

100円ショップ「ミーツ」の商品は会計をランドロームが担う「レジ流し」方式で販売します。

レジ前の通路。

ランドロームフードマーケット利根店 店舗概要
開業: 2003年3月
売場面積: 2410㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間: 9:00~21:00
住所: 茨城県北相馬郡利根町もえぎ野台2-1-1
駐車場: 240台(無料)
HP: https://landrome.jp/shop/%e5%88%a9%e6%a0%b9%e5%ba%97/
店内・売場の様子
時間帯: 16時頃(土曜)
客数: やや少ない
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 特筆すべき点なし
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: やや良い
接客対応: 良い
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 自社店内
鮮魚加工者: 自社店内
食品通常レジ: 3台(1台稼働中)
食品セミセルフレジ: 2台(2台稼働中)、精算機4台
食品完全セルフレジ: 0台
トイレ: 未確認
休憩スペース: あり
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: CGC商品
株式会社ランドロームジャパンは千葉県船橋市に本社を置き、千葉県と茨城県に「ランドロームフードマーケット」22店舗を展開するスーパーマーケットです。1968年にムラコシ青果店として創業し、1973年に「スーパームラコシ美咲店」を開店。1975年に株式会社スーパームラコシを設立後、1990年に株式会社ムラコシへ社名変更。1997年には株式会社ランドロームジャパンに変更しています。英語表記では「LANDROME」となりますが、どういった意味なのか公式サイトに説明はありませんでした。2023年5月期の売上高は259億円。売場面積2000㎡を標準フォーマットとして展開するチェーンとしては苦しい売上高です。
利根店も2410㎡と広大な売場を有しています。入口から青果、精肉、鮮魚、惣菜と配置。青果は導入部にその日の特売日、おすすめ品を訴求しますが、全くボリューム感が無く鮮度感も伝わってきませんでした。一方で季節の果物は確かな品質の商品が丁寧に並びます。地場野菜コーナーも導入し、生産者の顔や名前の分かる野菜を取り揃えます。全体的に商品の陳列量は少なめで、販売は芳しくない様子。青果台の入口から見て裏側には一面にゼリーやドライフルーツが並ぶ箇所もあり、なんとか売場を埋めようという苦悩が窺えます。
精肉では茨城県産常陸牛といった地元の上質な牛肉も取り扱い。千葉県産の黒毛和牛や豚肉など千葉が拠点のランドロームらしい産地が目立ち、栃木県産亜麻仁豚といった銘柄肉も訴求します。付近に多いファミリー層向けに大容量の焼肉盛り合わせも販売するなど商圏特性を捉えた品揃えも実施しますが、残念ながら普段使いのアイテムで安さは打ち出せていません。際立って売り込みたいアイテムが見られず、満遍なく品揃えしているためメリハリのない売場という印象を抱きます。
鮮魚でも丸魚は一切扱わず、切身も種類が限られています。お刺身盛り合わせは中トロの入った5点盛り1380円やまぐろたっぷり盛合せ(4点)680円などある程度幅を持たせたラインナップを実現。売上に対して売場スペースが広いため、期限の長い塩干や冷凍商材も尺を使って展開します。
惣菜は店内調理をメインに展開。弁当は498円から598円とやや高い価格帯が中心ですが、それほど差別化を図れるような出来栄えには感じませんでした。同じくCGCに加盟する茨城のサンユーストアーとの共同開発商品も並びます。揚げ物もオーソドックスな品揃え。握り寿司では8貫498円、10貫698円からネタの大きな9貫1280円と幅広い価格帯を展開します。ベーカリーも平台で販売しますが、アイテム数は少なめ。ランドロームが力を入れる「真面目シリーズ」はテレビ番組で取り上げられた映像が大型モニターで流されていました。シュークリーム、プリン、マンゴープリン、杏仁豆腐などバラエティに富んだラインナップで、販売も好調な様子。
和洋日配コーナーは後半にまとめて配置しますが、こちらも間延びした印象を持ちます。加工食品は大手ナショナルブランドだけでなく一部でこだわり商品も差し込みます。CGC商品もエンドで訴求するなど積極的に導入。ペットボトル飲料や酒類ではケース販売にも取り組みますが、購入する方はあまり見られませんでした。
土曜日の16時頃に訪れましたが、店内にはわずか20人程度しかお客さんがおらず、売場が広いだけに寂れた雰囲気が強くなっています。休日にも関わらず家族連れの割合が少なく、高齢者や主婦が客層の中心。カートを押している方も多くありません。真面目シリーズが魅力的な商品として光っていますが、全般的に価格訴求が弱く、鮮度の追求も不十分に感じます。強い来店動機を生み出すような価格、鮮度、品質、品揃えなど際立って優れたものが無くては、競合と差別化できません。一方で「接客日本一を目指します!」とホームページで記載するように、レジの接客は良かったです。