西友新所沢店
- 2023/09/17
- 21:33
埼玉県所沢市。
西武新宿線の新所沢駅すぐのところに、西友新所沢店はあります。
店舗外観。当初は1959年に「西武ストアー」としてオープンした店舗でしたが、火災により全焼し、跡地に新たな店舗が建設されました。現在の建物は1971年4月に開業したものです。

ロータリーから眺めると巨大な壁がそびえ立つような圧迫感を感じます。

5階と6階にはボウリング場「新所沢ボウル」が2010年1月まで営業していましたが、現在は閉鎖されています。

5階、6階部分の外壁が異なるのはボウリング場があった影響でしょうか。

横から見ると建物の細さが分かります。

5階にはガラス張りの部分が見えるため、当初はレストランが入居していた可能性もあるのではないでしょうか。

最近の西友は黒地に赤い四角が描かれたデザインに変更されていますが、新所沢店は昔ながらの屋上広告塔が残ります。

店舗裏手。

駅の反対側からも屋上広告塔が見えます。

入口に掲げられた文言は以前からのもので、最新の「365日、新鮮な驚きを。」ではありません。

フロアガイド。

入口側のエレベーターはボウリング場へ直通で設置されていたため、現在は稼働していません。店舗奥にはエレベーターがもう1台設置されています。

5階への階段は閉鎖されています。

エスカレーターは昇りのみ設置。

壁面はガラス張りになっています。

1階青果売場。

契約農園育ちの産地直送野菜をコーナー展開。

西友上福岡店で水耕栽培されたレタスも販売。「25km圏内に即お届け」とフレッシュさをアピールします。

カット野菜や少量、小分けサイズも充実。

鮮魚売場では調理場の見えるオープンキッチン方式を導入し、手前のショーケースには鮮度感のあるお刺身がズラリと並びます。

丸魚の取り扱いはほぼ無く、切身も鮭や真たらなど定番品が中心。

精肉では「国産黒毛和牛」「国産一期牛」「鹿児島県産さつま豊味豚」「岩手県産みちのく鶏」といった各種銘柄肉をコーナー展開し差別化を図ります。


突き当りを折り返して洋日配、惣菜と続きます。

惣菜は店内調理の弁当、フライ系の陳列量も多く、狭い什器に所狭しと商品が並んでいる印象でした。

仕事終わりの会社員をターゲットとして、夕方から1個100円のケーキバイキングを展開していました。

牛乳コーナーには自社PB「みなさまのお墨付き」が大量に並びます。

2階は調味料などの加工食品や菓子、飲料、酒類と日用品、医薬品のフロア。1階と2階の会計はどちらでも対応します。古い建物ならではの全館空調の吹き出し口が見えます。

導入部ではハロウィン関連商品を集積して季節感を演出。

醬油コーナー。
加工食品は比較的余裕のあるスペースを確保しているため、フェイス数は多い印象です。

ドレッシングコーナー。

同じフロアで日用消耗品も販売します。

3階は衣料品と住まいの品フロア。


生活家電なども取り扱います。

4階は専門店のフロア。セリアの他に女性だけの30分健康体操教室「カーブス」も出店します。

西友新所沢店 店舗概要
開業: 1971年04月10日
売場面積: 3947㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
1F、2F 24時間営業
3F 9:00〜22:00
4F 10:00〜21:00
住所: 埼玉県所沢市緑町1-21-26
駐車場: 151台(1時間毎に400円。最大料金1,000円。お買上げ金額1,000円以上で2時間無料)
HP: https://www.seiyu.co.jp/shop/%E8%A5%BF%E5%8F%8B%E6%96%B0%E6%89%80%E6%B2%A2%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 平日16時頃
客数: やや多め
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 西友川越流通センター
鮮魚加工者: 店内加工
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ:
1階4台(2台稼働中)、精算機7台
2階2台(1台稼働中)、精算機3台
食品完全セルフレジ: 10台(1階のみ)
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり(直営)
プライベートブランド: みなさまのお墨付き、きほんのき
当初は1959年に「西武ストアー」としてオープンした店舗でしたが、火災により全焼し、跡地に新たな店舗が建設されました。建て替え後の西友ストアー新所沢店が開業したのは1971年4月。既に52年に渡って営業を続けており、西友の中でも相当の古参店舗です。ロータリーから眺めると巨大な壁がそびえ立つような圧迫感を感じますが、駅前の細長い土地に6階建ての総合スーパーを無理やり建てたような印象。5階と6階にはボウリング場「新所沢ボウル」が2010年1月まで営業していましたが、現在は閉鎖されています。5階にはガラス張りの部分が見えるため、当初はレストランが入居していた可能性もあるのではないでしょうか。
エスカレーターは昇り方向のみ設置されており、エレベーターは1台のみであるため、上層階ほど集客に苦戦するのは避けられません。4階のカーブスは立地に左右されない一定の顧客を獲得すると考えられますが、同じフロアの100円ショップセリアの客数は少ないように感じられました。3階の衣料品、住まいの品も苦戦している様子ですが、中途半端なスペースに入居してくれそうなテナントは簡単には現れないのでしょう。
店内はきれいに明るく改装されているため、築52年という古さは感じられません。細長い食料品売場は導入部の青果から和日配、突き当りに鮮魚と精肉を配置し、レジ方面へ戻って洋日配、レジ直前に惣菜を配置するレイアウトです。1階にはその他冷凍食品を配置するのみで、調味料などの加工食品や菓子、飲料、酒類は全て2階で販売されています。
駅前立地であるため商品構成としては惣菜を筆頭に即食商品を強化し、時短・簡便ニーズに応える商品も積極的に品揃えします。青果ではカット野菜や少量・小分けといった量目対応のアイテムを拡充。鮮魚売場では調理場の見えるオープンキッチン方式を導入し、手前のショーケースには鮮度感のあるお刺身がズラリと並びます。精肉では「国産黒毛和牛」「国産一期牛」「鹿児島県産さつま豊味豚」「岩手県産みちのく鶏」といった各種銘柄肉をコーナー展開し差別化を図る一方、少量目から大容量パックまで幅広いラインナップを展開します。惣菜は店内調理の弁当、フライ系の陳列量も多く、狭い什器に所狭しと商品が並んでいる印象でした。
乗降客数4万5000人の新所沢駅に直結し、2フロアに分かれる食料品フロアは地域住民の支持を集めている様子です。セミセルフレジは6台、完全セルフレジは10台を配置するため、およそ15億~20億円程度の売上が予測されます。ちなみに手元にある2000年版の日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商は37億7900万円を稼ぎ出していました。現在でも十分採算の取れている店舗ですが、2024年2月末に新所沢パルコが閉店する予定であるため、地下の食料品フロアが撤退すると西友にはさらに混雑することが見込まれます。
西武新宿線の新所沢駅すぐのところに、西友新所沢店はあります。
店舗外観。当初は1959年に「西武ストアー」としてオープンした店舗でしたが、火災により全焼し、跡地に新たな店舗が建設されました。現在の建物は1971年4月に開業したものです。

ロータリーから眺めると巨大な壁がそびえ立つような圧迫感を感じます。

5階と6階にはボウリング場「新所沢ボウル」が2010年1月まで営業していましたが、現在は閉鎖されています。

5階、6階部分の外壁が異なるのはボウリング場があった影響でしょうか。

横から見ると建物の細さが分かります。

5階にはガラス張りの部分が見えるため、当初はレストランが入居していた可能性もあるのではないでしょうか。

最近の西友は黒地に赤い四角が描かれたデザインに変更されていますが、新所沢店は昔ながらの屋上広告塔が残ります。

店舗裏手。

駅の反対側からも屋上広告塔が見えます。

入口に掲げられた文言は以前からのもので、最新の「365日、新鮮な驚きを。」ではありません。

フロアガイド。

入口側のエレベーターはボウリング場へ直通で設置されていたため、現在は稼働していません。店舗奥にはエレベーターがもう1台設置されています。

5階への階段は閉鎖されています。

エスカレーターは昇りのみ設置。

壁面はガラス張りになっています。

1階青果売場。

契約農園育ちの産地直送野菜をコーナー展開。

西友上福岡店で水耕栽培されたレタスも販売。「25km圏内に即お届け」とフレッシュさをアピールします。

カット野菜や少量、小分けサイズも充実。

鮮魚売場では調理場の見えるオープンキッチン方式を導入し、手前のショーケースには鮮度感のあるお刺身がズラリと並びます。

丸魚の取り扱いはほぼ無く、切身も鮭や真たらなど定番品が中心。

精肉では「国産黒毛和牛」「国産一期牛」「鹿児島県産さつま豊味豚」「岩手県産みちのく鶏」といった各種銘柄肉をコーナー展開し差別化を図ります。


突き当りを折り返して洋日配、惣菜と続きます。

惣菜は店内調理の弁当、フライ系の陳列量も多く、狭い什器に所狭しと商品が並んでいる印象でした。

仕事終わりの会社員をターゲットとして、夕方から1個100円のケーキバイキングを展開していました。

牛乳コーナーには自社PB「みなさまのお墨付き」が大量に並びます。

2階は調味料などの加工食品や菓子、飲料、酒類と日用品、医薬品のフロア。1階と2階の会計はどちらでも対応します。古い建物ならではの全館空調の吹き出し口が見えます。

導入部ではハロウィン関連商品を集積して季節感を演出。

醬油コーナー。
加工食品は比較的余裕のあるスペースを確保しているため、フェイス数は多い印象です。

ドレッシングコーナー。

同じフロアで日用消耗品も販売します。

3階は衣料品と住まいの品フロア。


生活家電なども取り扱います。

4階は専門店のフロア。セリアの他に女性だけの30分健康体操教室「カーブス」も出店します。

西友新所沢店 店舗概要
開業: 1971年04月10日
売場面積: 3947㎡(日本スーパー名鑑より)
営業時間:
1F、2F 24時間営業
3F 9:00〜22:00
4F 10:00〜21:00
住所: 埼玉県所沢市緑町1-21-26
駐車場: 151台(1時間毎に400円。最大料金1,000円。お買上げ金額1,000円以上で2時間無料)
HP: https://www.seiyu.co.jp/shop/%E8%A5%BF%E5%8F%8B%E6%96%B0%E6%89%80%E6%B2%A2%E5%BA%97/
店内・売場の様子
時間帯: 平日16時頃
客数: やや多め
客層: 主婦、高齢者中心
買い物内容: 生鮮、惣菜中心にやや少なめ
売場の雰囲気: 明るい、きれい
品出し・前出し: やや良い
クリンリネス: 普通
接客対応: 普通
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: 西友川越流通センター
鮮魚加工者: 店内加工
食品通常レジ: 0台
食品セミセルフレジ:
1階4台(2台稼働中)、精算機7台
2階2台(1台稼働中)、精算機3台
食品完全セルフレジ: 10台(1階のみ)
トイレ: きれい
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: あり(直営)
プライベートブランド: みなさまのお墨付き、きほんのき
当初は1959年に「西武ストアー」としてオープンした店舗でしたが、火災により全焼し、跡地に新たな店舗が建設されました。建て替え後の西友ストアー新所沢店が開業したのは1971年4月。既に52年に渡って営業を続けており、西友の中でも相当の古参店舗です。ロータリーから眺めると巨大な壁がそびえ立つような圧迫感を感じますが、駅前の細長い土地に6階建ての総合スーパーを無理やり建てたような印象。5階と6階にはボウリング場「新所沢ボウル」が2010年1月まで営業していましたが、現在は閉鎖されています。5階にはガラス張りの部分が見えるため、当初はレストランが入居していた可能性もあるのではないでしょうか。
エスカレーターは昇り方向のみ設置されており、エレベーターは1台のみであるため、上層階ほど集客に苦戦するのは避けられません。4階のカーブスは立地に左右されない一定の顧客を獲得すると考えられますが、同じフロアの100円ショップセリアの客数は少ないように感じられました。3階の衣料品、住まいの品も苦戦している様子ですが、中途半端なスペースに入居してくれそうなテナントは簡単には現れないのでしょう。
店内はきれいに明るく改装されているため、築52年という古さは感じられません。細長い食料品売場は導入部の青果から和日配、突き当りに鮮魚と精肉を配置し、レジ方面へ戻って洋日配、レジ直前に惣菜を配置するレイアウトです。1階にはその他冷凍食品を配置するのみで、調味料などの加工食品や菓子、飲料、酒類は全て2階で販売されています。
駅前立地であるため商品構成としては惣菜を筆頭に即食商品を強化し、時短・簡便ニーズに応える商品も積極的に品揃えします。青果ではカット野菜や少量・小分けといった量目対応のアイテムを拡充。鮮魚売場では調理場の見えるオープンキッチン方式を導入し、手前のショーケースには鮮度感のあるお刺身がズラリと並びます。精肉では「国産黒毛和牛」「国産一期牛」「鹿児島県産さつま豊味豚」「岩手県産みちのく鶏」といった各種銘柄肉をコーナー展開し差別化を図る一方、少量目から大容量パックまで幅広いラインナップを展開します。惣菜は店内調理の弁当、フライ系の陳列量も多く、狭い什器に所狭しと商品が並んでいる印象でした。
乗降客数4万5000人の新所沢駅に直結し、2フロアに分かれる食料品フロアは地域住民の支持を集めている様子です。セミセルフレジは6台、完全セルフレジは10台を配置するため、およそ15億~20億円程度の売上が予測されます。ちなみに手元にある2000年版の日本スーパー名鑑によると、1999年度の年商は37億7900万円を稼ぎ出していました。現在でも十分採算の取れている店舗ですが、2024年2月末に新所沢パルコが閉店する予定であるため、地下の食料品フロアが撤退すると西友にはさらに混雑することが見込まれます。