ダイエー立川店は、2014年2月28日をもって営業を終了いたしました。
この記事は閉店前のものです。立川市は曙町。
JR立川駅から徒歩5分程度のところに、ダイエー立川店はあります。
ダイエー立川店は1970年開業の歴史ある店舗ですが、来年2月末をもって閉店することが決定しました。今回は閉店売りつくしセールの始まったダイエー立川店を紹介いたします。
店舗外観。
長方形の窓がきれいに並んでいます。

屋上広告塔

側面になると急に作りが簡素になります。

閉店売りつくしの垂れ幕。

建物側面

建物裏側(納品口)


駐輪場の案内

ダイエー立川店は「ダイエー」として1970年に開業しますが、1989年にはダイエーのディスカウント業態「トポス」へ転換されます。そして、2006年に再びダイエーに戻されました。
基本的に店内の案内はダイエーに張り替えられていますが、一部上の写真のように、トポス表記が残っています。
正面入口

見上げた様子。

店の外にも売りつくしの看板がありました。

「大規模小売店舗」の表示プレートがありました。

それでは店内に参りましょう。
店内エスカレーター。
スペース的には余裕があるのですが、昇りしか設置されていません。


8階は現在閉鎖中です。

店内階段。

下から2段目の階段が低くなっているようです。
それより、1段目が高く見えるんですが・・・。

店内エレベーター。
周りの壁がボロボロです。

内側から外壁をみた様子。
ちなみに、この年代の建物は壁際にエスカレーターが設置されている場合、たいてい壁との間にスペースがあります。当時の技術では耐震上、おおきな柱が必要だったようです。

店内フロアガイド
<クリックで拡大できます>

8階 閉鎖中
7階 キャンドゥ(100均)
6階 らんらんらんど(ゲームセンター)
5階 売りつくし特設会場、冬ギフト特設会場
4階 紳士服、寝具
3階 婦人服、子供服
2階 ジーユー(ファッション)、SPC(靴)
1階 日用品、食料品
地下1階 食料品
といった感じです。
4階、紳士服売場の様子。
まだ20%~30%引きが中心でした。

5階、特設会場の様子。

<ダイエー立川店 店舗概要>
開業:1970年11月3日
店舗面積:10525㎡
営業時間:
地下1階、1階 9:00~23:00
3、4階 9:00~21:00
5階 10:00~19:00
2、6、7階 10:00~21:00
住所:東京都立川市曙町2-18-18
HP:
http://shop.daiei.co.jp/shop/ShopPageTop.do?shopid=0181価格調査(2013年11月29日)
キャベツ 256円
レタス 298円
キュウリ1本 65円
白菜1/4 98円
りんご1個 128円
国産鶏もも肉100g 145円(同ブラジル産78円)
シャウエッセン 1袋 249円
カルビーポテチ60g 88円
カルビーじゃがりこ 108円
日清フラワー小麦粉1kg 218円
日清キャノーラ油1L 348円
キューピーマヨネーズ450g 248円(ダイエーマークのついたPB商品)
マルちゃん正麺 368円
コカ・コーラ1.5L 158円
ほろよい 108円
スーパードライ350ml6本 1078円
卵10個 218円
小アイス 98円
箱アイス 248円
冷凍食品 約4~5割引き
雪印コーヒー1L 138円
明治おいしい牛乳1L 235円
ブランド米5kg 1980円
おかめ納豆極小粒3パック 98円
明治ブルガリアヨーグルト450g 148円
ミツカン味ぽん360ml 198円。
<店内様子>
時間帯:平日午後
お客さん:少ない
通路:広め
雰囲気:やや暗い
平日午後は確かにお客さんが少ない時間帯ですが、それにしても少ないと感じました。
なぜ立川店なのか?ダイエーはイオン傘下になってから、和歌山店、志木店、鳴子店といった不採算店舗の閉店を進めてきました。当ブログでも紹介しているグルメシティ品川八潮店もその一環です。
ダイエー立川店は確かに老朽化してきていますが、一方で同じ年に開業したダイエー八王子店の閉店は発表されていません。やはり要因は業績悪化で間違いないでしょう。
すでに上層階は専門店街となっており、苦しい経営がうかがえます。
しかし、立川と言えば多摩地方でも随一の繁華街で、多くの人が訪れます。
北口には他にスーパーも無く、立地として悪い条件ではないと思います。
ちなみに、グルメシティ品川八潮店も、巨大団地内唯一のスーパーという好条件での閉店発表です。
店舗のリニューアルなどによる集客力の回復に努めれば、決して黒字化も夢ではないでしょう。
付近住民のことも考えれば、イオンには切り捨てだけでなく、努力をして欲しいと思います。