いなげや/ESBI立川南口店
- 2014/03/03
- 01:47
東京都立川市は柴崎町。
JR立川駅から徒歩5分程度のところに、いなげや/ESBI(エスビィ)立川南口店はあります。
正確に言うと、
2階 いなげや立川南口店
1階 ESBI(エスビイ)立川南口店
という店舗です。
(ESBIは、いなげやが展開する100円均一業態の店舗です)
<いなげやについて>
いなげやは、多摩地方を中心とした首都圏に展開するスーパーです。
1900年創業と、100年以上の歴史を持つ企業です。スーパーとしては珍しく、ドラッグストア事業を展開しています。
最近ではディスカウント業態の「ina(い~な)21」や高級スーパー業態の「ブルーミングブルーミー」を展開していますが、価格や品揃えにあまり違いがありません。
一方、100円均一スーパー業態の「ESBI(エスビィ)」は店内のほとんどの商品が税抜き100円で、今までのいなげやと大きく異なります。
2013年3月時点で131店舗を展開。平成25年3月期決算では、営業収益2209億円、営業利益は35億円となっています。
流通小売企業の多くは、閑散期である2月に決算を行う所が多いのですが(決算業務は多くの作業があり、とても忙しくなるため)、いなげやは3月決算となっています。
<いなげや 沿革>
・1900年 鮮魚商「稲毛屋」創業
・1948年 株式会社稲毛屋に改組
・1956年 立川店を改装して、セルフサービス販売方式を採用した東京都下では最初のスーパーマーケットを開設。
・1956年 多摩平店を開設し、スーパーマーケットチェーンの展開を開始。
・1973年 流通センターを開設。
・1978年 東証2部に上場。
・1984年 東証1部に上場。社名を(株)稲毛屋から(株)いなげやに変更。
・1985年 本社を東大和市から立川市へ移転。日本流通産業(ニチリウグループ)に加盟。
・1988年 100店舗達成。
・1989年 忠実屋・いなげや事件が起きる。
・1990年 ウェルパーク(ドラッグストア)設立。
・1992年 グループ初のショッピングセンターとなるサビア飯能店を開設。
・2002年 イオンが秀和から株式26%を買い取り、筆頭株主へ。
・2004年 イオンと業務提携。イオンの持ち株比率は15%へ。
・2005年 ニチリウグループを脱退。
・2011年 ウェルパーク100店舗達成
・2012年 多摩地方を中心に9店舗を展開する高級スーパー「三浦屋」を子会社化。
<忠実屋・いなげや事件について>
1989年、中堅スーパーの大連合を目指す不動産会社の秀和は、首都圏に店舗を展開する忠実屋といなげやの株を大量に買い、筆頭株主となります。
この敵対的買収に対抗し、忠実屋といなげやは相互に株を発行、保有し、秀和の持ち株比率を下げようとしました。
一方の秀和は、これは不当な新株発行だとして、裁判所に新株発行禁止仮処分申請を行います。
裁判所はこの申請を認め、忠実屋といなげやの新株発行は実現しませんでした。
敵対的買収に対抗し、第三者割当増資を行うことはよくあることですが、二社が相互に割当を行うというのはこの事例が最初で最後です。
秀和が筆頭株主となった後も、両社は秀和からの提案を拒否し続けました。
バブル崩壊によって、秀和の経営は悪化し、いなげやの株はイオンに渡ることとなります。(忠実屋株は1992年にダイエーグループがTOB(株式公開買付)で取得。子会社化)
店舗外観

外から見ると普通のいなげやなのですが、

入口は完全にESBIです。
このように、別の店舗ですので、別会計です。

1階ESBIの棚。ほとんどの商品が105円となっています。

2階いなげやの店内。閑散としています。

<いなげや/ESBI立川南口店 店舗概要>
いなげや開業:不明
ESBI開業:2012年3月17日(いなげや立川南口店1階を改装)
店舗面積:約1200㎡
営業時間:10:00 ~ 21:00
住所:東京都立川市柴崎町2-12-24
HP:http://www.inageya.co.jp/tenpo/tenpotizu/tenpo_081.html
価格調査(2014年2月28日) <この価格は総額表示(税込表示)です>
キャベツ 195円
レタス 195円
きゅうり1本 75円
トマト(L玉、1つ) 105円
大根1本 105円(かなり小さい)
いちご1パック 495円(中粒)
国産牛切り落とし100g 無し
国産豚バラ肉100g 185円
国産鶏もも肉100g 85円
ブラジル産鶏もも肉100g 70円
まぐろ100g 無し
シャウエッセン 2袋 450円
カルビーポテチ60g 85円
カルビーじゃがりこ 105円
日清フラワー小麦粉1kg 195円
日清キャノーラ油1L 198円
キューピーマヨネーズ450g 230円
マルちゃん正麺 295円
コカ・コーラ1.5L 158円
ほろよい 105円
スーパードライ350ml6本 1180円
卵6個 105円
小アイス 105円
箱アイス 195円
冷凍食品 約4割引き
雪印コーヒー1L 105円
明治おいしい牛乳1L 195円
ブランド米5kg 1750円
おかめ納豆極小粒3パック 75円
明治ブルガリアヨーグルト450g 225円
ヤマサ昆布つゆ1L 275円
ミツカン味ぽん360ml 195円
はごろもシーチキン 70g×4 395円
<店内の様子>
時間帯:午後
お客さん:やや少ない
通路:広い
雰囲気:やや古い
備考:
1階ESBIと2階いなげやの品揃えは重複しています。
お酒、調味料、お菓子はどちらでも取り扱っています。もちろん値段は一緒ですが、もう少し効率的な売場作りは出来なかったのでしょうか。別会計というのも面倒です。
ただ、全体的にそこそこ安いです。
JR立川駅から徒歩5分程度のところに、いなげや/ESBI(エスビィ)立川南口店はあります。
正確に言うと、
2階 いなげや立川南口店
1階 ESBI(エスビイ)立川南口店
という店舗です。
(ESBIは、いなげやが展開する100円均一業態の店舗です)
<いなげやについて>
いなげやは、多摩地方を中心とした首都圏に展開するスーパーです。
1900年創業と、100年以上の歴史を持つ企業です。スーパーとしては珍しく、ドラッグストア事業を展開しています。
最近ではディスカウント業態の「ina(い~な)21」や高級スーパー業態の「ブルーミングブルーミー」を展開していますが、価格や品揃えにあまり違いがありません。
一方、100円均一スーパー業態の「ESBI(エスビィ)」は店内のほとんどの商品が税抜き100円で、今までのいなげやと大きく異なります。
2013年3月時点で131店舗を展開。平成25年3月期決算では、営業収益2209億円、営業利益は35億円となっています。
流通小売企業の多くは、閑散期である2月に決算を行う所が多いのですが(決算業務は多くの作業があり、とても忙しくなるため)、いなげやは3月決算となっています。
<いなげや 沿革>
・1900年 鮮魚商「稲毛屋」創業
・1948年 株式会社稲毛屋に改組
・1956年 立川店を改装して、セルフサービス販売方式を採用した東京都下では最初のスーパーマーケットを開設。
・1956年 多摩平店を開設し、スーパーマーケットチェーンの展開を開始。
・1973年 流通センターを開設。
・1978年 東証2部に上場。
・1984年 東証1部に上場。社名を(株)稲毛屋から(株)いなげやに変更。
・1985年 本社を東大和市から立川市へ移転。日本流通産業(ニチリウグループ)に加盟。
・1988年 100店舗達成。
・1989年 忠実屋・いなげや事件が起きる。
・1990年 ウェルパーク(ドラッグストア)設立。
・1992年 グループ初のショッピングセンターとなるサビア飯能店を開設。
・2002年 イオンが秀和から株式26%を買い取り、筆頭株主へ。
・2004年 イオンと業務提携。イオンの持ち株比率は15%へ。
・2005年 ニチリウグループを脱退。
・2011年 ウェルパーク100店舗達成
・2012年 多摩地方を中心に9店舗を展開する高級スーパー「三浦屋」を子会社化。
<忠実屋・いなげや事件について>
1989年、中堅スーパーの大連合を目指す不動産会社の秀和は、首都圏に店舗を展開する忠実屋といなげやの株を大量に買い、筆頭株主となります。
この敵対的買収に対抗し、忠実屋といなげやは相互に株を発行、保有し、秀和の持ち株比率を下げようとしました。
一方の秀和は、これは不当な新株発行だとして、裁判所に新株発行禁止仮処分申請を行います。
裁判所はこの申請を認め、忠実屋といなげやの新株発行は実現しませんでした。
敵対的買収に対抗し、第三者割当増資を行うことはよくあることですが、二社が相互に割当を行うというのはこの事例が最初で最後です。
秀和が筆頭株主となった後も、両社は秀和からの提案を拒否し続けました。
バブル崩壊によって、秀和の経営は悪化し、いなげやの株はイオンに渡ることとなります。(忠実屋株は1992年にダイエーグループがTOB(株式公開買付)で取得。子会社化)
店舗外観

外から見ると普通のいなげやなのですが、

入口は完全にESBIです。
このように、別の店舗ですので、別会計です。

1階ESBIの棚。ほとんどの商品が105円となっています。

2階いなげやの店内。閑散としています。

<いなげや/ESBI立川南口店 店舗概要>
いなげや開業:不明
ESBI開業:2012年3月17日(いなげや立川南口店1階を改装)
店舗面積:約1200㎡
営業時間:10:00 ~ 21:00
住所:東京都立川市柴崎町2-12-24
HP:http://www.inageya.co.jp/tenpo/tenpotizu/tenpo_081.html
価格調査(2014年2月28日) <この価格は総額表示(税込表示)です>
キャベツ 195円
レタス 195円
きゅうり1本 75円
トマト(L玉、1つ) 105円
大根1本 105円(かなり小さい)
いちご1パック 495円(中粒)
国産牛切り落とし100g 無し
国産豚バラ肉100g 185円
国産鶏もも肉100g 85円
ブラジル産鶏もも肉100g 70円
まぐろ100g 無し
シャウエッセン 2袋 450円
カルビーポテチ60g 85円
カルビーじゃがりこ 105円
日清フラワー小麦粉1kg 195円
日清キャノーラ油1L 198円
キューピーマヨネーズ450g 230円
マルちゃん正麺 295円
コカ・コーラ1.5L 158円
ほろよい 105円
スーパードライ350ml6本 1180円
卵6個 105円
小アイス 105円
箱アイス 195円
冷凍食品 約4割引き
雪印コーヒー1L 105円
明治おいしい牛乳1L 195円
ブランド米5kg 1750円
おかめ納豆極小粒3パック 75円
明治ブルガリアヨーグルト450g 225円
ヤマサ昆布つゆ1L 275円
ミツカン味ぽん360ml 195円
はごろもシーチキン 70g×4 395円
<店内の様子>
時間帯:午後
お客さん:やや少ない
通路:広い
雰囲気:やや古い
備考:
1階ESBIと2階いなげやの品揃えは重複しています。
お酒、調味料、お菓子はどちらでも取り扱っています。もちろん値段は一緒ですが、もう少し効率的な売場作りは出来なかったのでしょうか。別会計というのも面倒です。
ただ、全体的にそこそこ安いです。