大規模小売店舗マニアのブログ

足立区は西新井栄町。
東武伊勢崎線の西新井駅から徒歩8分程度のところに、アリオ西新井はあります。


アリオについて

「アリオ」は、イトーヨーカドーが核となった大型ショッピングセンターです。
2005年3月にイトーヨーカ堂が三井物産と共同でモール・エスシー開発を設立し、ショッピングセンター開発へ参入。
同年4月には、1号店となるアリオ蘇我が千葉県に開業しました。
2014年10月時点で全国に17店舗を展開。
平均的な店舗面積は約28500㎡で、ライバルのイオンが展開する「イオンモール」に比べると小規模となっています。
ここアリオ西新井は2007年11月9日に開業した、アリオ6号店です。


店舗外観


西新井駅からの外観は逆光でした。


フロア案内。　＜クリックで拡大できます。＞


アリオ内部の様子。
大きな吹き抜けのある一般的なショッピングセンターです。それにしても、なんでショッピングセンター内の通路は湾曲しているのでしょうか。


主要テナントのユニクロ。


主要テナントのくまざわ書店。
イトーヨーカドーやアリオにはくまざわ書店が入っていることが多いですね。


イトーヨーカドーのテナントのアカチャンホンポ。
赤ちゃん本舗はセブン&アイホールディングス傘下の企業です。


イトーヨーカドー直営の衣料品売場。


紳士服売場。


それでは1階の食料品売場へ参ります。

青果売場。明るくきれいな売場で、天井も高いので開放的です。


青果売場のすぐ隣に冷凍食品売場があるのは珍しい気がします。


和日配売場。


鮮魚売場。中央の平台では、まるまる一匹の魚などを多数販売。


精肉売場。対面ショーケースで販売。


精肉売場はかなり広いですね。通路も広く、混雑時でもゆったり買い物ができそうです。


お酒コーナー。


お菓子売場


駄菓子も数多く並んでいます。


グロサリー売場。


店内中央のメイン通路。


食パン売場。やたら明るく照らされていますね。


「日本の匠」という高品質商品を集めたコーナーがありました。



一番最後に、青果売場で見つけた値札を紹介します。


お一人様一点限りなのに、４コ買うと10円お買い得とはどういうことなのでしょうか。
そもそも、４個もきゃべつを買うお客さんは滅多にいないと思いますが・・・。




アリオ西新井店　店舗概要

開業：　２００７年１１月９日
店舗面積：　３１０００㎡
営業時間：　
　アリオモール（物販ゾーン）：10:00～21:00
　アリオモール（レストラン街）：11:00～23:00
　イトーヨーカドー西新井店：10:00～22:00
　TOHOシネマズ西新井：9:30～24:30
住所：　足立区西新井栄町1丁目20番1号
アリオＨＰ：　http://www.ario-nishiarai.jp/web/
イトーヨーカドーＨＰ：　http://blog.itoyokado.co.jp/shop/239/



価格調査（２０１４年１０月２４日）　　　＜この価格は一部を除き本体価格（税抜き）です＞

キャベツ　９３円
レタス　１２０円
きゅうり１本　６４円
トマト（Ｌ玉、1つ）　９３円
なす5本　１８５円
りんご1個　１３９円
国産牛切り落とし100ｇ　３９２円（税込）
国産豚バラ肉100ｇ　２２８円（税込）
国産鶏もも肉100ｇ　１０８円（税込）
まぐろ100ｇ　３９８円（税込）
日清フラワー小麦粉1ｋｇ　２１８円
味の素キャノーラ油1Ｌ　２８８円
キューピーマヨネーズ600ｇ　２６８円
マルちゃん正麺　３６８円
コカ・コーラ1.5Ｌ　１２５円
ほろよい　１０３円
スーパードライ350ｍｌ６本　１０２７円
卵１０個　２１２円
小アイス　９３円
箱アイス　２３０円
冷凍食品　定価
雪印コーヒー1Ｌ　１４１円
明治おいしい牛乳1Ｌ　２１２円
ブランド米５ｋｇ　１３７１円
おかめ納豆極小粒３パック　９１円
明治ブルガリアヨーグルト450ｇ　１３５円
ヤマサ昆布つゆ1Ｌ　無し
ミツカン味ぽん360ｍｌ　１８５円
はごろもシーチキン　70ｇ×5缶　４６２円
カルビーポテチ60ｇ　７５円
カルビーじゃがりこ　１３８円
シャウエッセン　２袋　４７５円
ハウスバーモントカレー230ｇ　１８０円
パスコ超熟６枚　１５１円


　　　＜　店内の様子　＞

時間帯：　１４時頃
お客さん：　やや多い
通路：　広い
雰囲気：　きれい、明るい、開放的
客層：　家族連れ、主婦、高齢夫婦多い
買い物内容：　生鮮、惣菜中心にやや少なめ
店内ＢＧＭ：　有線放送？（英語の歌詞）、ＨＥＬＰ！（ビートルズ）
レジ：　１４台（７台稼働中）
休憩スペース：　あり
インストアベーカリー：　あり（ＳＣ内テナント）
プライベートブランド：　セブンプレミアム



２００７年に開業したアリオ西新井は、イトーヨーカドーと１１１の専門店により構成されています。駐車場１５５０台、駐輪場１５００台を完備。３１０００㎡という店舗面積は広域型ショッピングセンターというより地域型ショッピングセンターという感じです。

広い売場だけあって、生鮮品は非常に豊富な品揃えです。青果売場では生産者の顔と名前が表示された近郊野菜コーナーもあります。鮮魚売場ではまるまる一匹の魚も多数販売。精肉売場では松坂牛、肥後熊本牛などの高級ブランド肉を対面ショーケースで量り売りしていました。鮮魚、精肉共にパッケージの加工者名は店舗名が記載せれており、店内加工されています。鮮魚コーナーはガラス張りで対面調理を実施しており、調理をお願いする主婦の方も多かったです。ショッピングセンター内の店舗ということで、鮮魚、精肉を中心にファミリー向けの大容量商品も扱っています。

お惣菜売場も充実しており、凝った料理も多い印象です。焼き鳥や揚げ物のばら売りも行っているほか、おでんも販売。イトーヨーカドーはファミリー向けの商品構成のためか、他の店舗ではお酒売場が小さく、品揃えが悪い場合が多いのですが、西新井店は豊富な品揃えでした。森伊蔵といった珍しいお酒も扱っています。

グロサリー売場ではセブンプレミアム商品が目立ち、もう少しナショナルブランド商品の品揃えが欲しいコーナーもありました。一方、子連れ客が多いため、お菓子売場が非常に充実。上の写真のように、子供の身長に合わせた低い什器に、懐かしい駄菓子も含めたくさんの商品が並んでいます。

初めてイトーヨーカドー店内でレジ応援ソング「ＨＥＬＰ！」を聞きました。曲が流れる前は７台しか稼働しておらず行列が出来ていましたが、その後９台へ増えました。アナウンスをしなくても、確かに曲を聞いただけで店員さんが応援へ入っているようです。

平日だけあってアリオ内のお客さんは少なめで、イトーヨーカドーも食品売場以外は閑散としていました。お客さんは、未就学児を連れたお母さんや高齢夫婦が中心で、１人当たりの購入量はあまり多くありませんでした。

最大の競合相手はイオン西新井店ですが、西新井駅は東西の行き来が不便で、徒歩や自転車利用者はあまり反対側へは行かないのではないでしょうか。実際、同じ時間帯での両店の混雑は同じくらいでした。ただ、イオン西新井店は駐車場が２４０台しかなく、休日には大きな差が生まれると考えられます。