千葉県は習志野市。
京成線の京成津田沼駅から徒歩10分程度のところに、ピーコックストア袖が浦店はあります。
こちらの店舗は2016年9月28日をもって閉店します。
店舗外観

店舗の裏側。

袖ヶ浦団地ショッピングセンターという団地内の商店街に入居。

閉店のご案内

入口を入ってすぐの青果売場。

続く和日配コーナー。
商品が半分ぐらい無くなってきています。

店内奥のメイン通路

精肉売場。
アドミックやイオンフードサプライといったプロセスセンター加工。

鮮魚売場。
お刺身などはアルティフーズが加工していました。
元々アルティフーズはダイエー系列の企業ですから、イオン傘下になって取引し始めたのでしょう。

写真のようにガラス張りの調理場があるという事は、かつては店内調理を行っていたようです。

惣菜売場。夕方前なのに棚はスカスカでした。
生鮮3品は最低限ですが仕入れているのに対し、惣菜はやる気が無いのか分かりませんが品揃えが少ないですね。
閉店セールというのは最後の最後に売上を稼ぐチャンスですので、もっと品揃えを持たせるべきでしょう。

お寿司も16時の時点でこの状態。

お酒コーナー。

売りつくし特設コーナー。
100円や50円均一の調味料などが並びます。
あまり派手な装飾などはありませんね。

冷凍食品や洋日配コーナー。

加工食品売場は8割方の商品が売り切れていました。

レジ前。
ピーコックストア袖が浦店 店舗概要開業: 1967年
閉店: 2016年9月28日
店舗面積: 約700㎡
営業時間: 9:00 〜 21:00
住所: 千葉県習志野市袖ヶ浦3丁目5-1
駐車場: 無し
HP:
http://aeonmarket.co.jp/peacock_shop/sodegaura.html < 店内・売場の様子 >
時間帯: 16時頃
お客さん: 少ない
通路幅: 普通
雰囲気: やや古い
客層: 中高年単身多い
買い物内容: 加食中心にやや多め
店内BGM: 有線放送
精肉加工者: アドミック、イオンフードサプライ
鮮魚加工者: アルティフーズ、エスケーフーズ
食品レジ: 4台(2台稼働中)
セルフレジ: 無し
トイレ: 無し
休憩スペース: 無し
インストアベーカリー: 無し
プライベートブランド: トップバリュ
1967年に入居が開始された公団(現UR都市機構)袖ヶ浦団地。同じ年、大丸ピーコック袖が浦店として開業しました。長年団地の住民に利用され続けてきたお店ですが、開業から49年目にして閉店することとなりました。店舗の老朽化も大きな問題だと思われますが、それは団地全体も抱える問題であり、最大の要因は収益面でしょう。2000年にわずか100mのところにマルエツが出店。売場面積はマルエツの方が2倍あり、駐車場も備えていることから苦戦することは必至。しかしイオン化すぐに閉鎖されなかったことから、圧倒的な赤字店舗では無かったようです。
休日の昼過ぎに訪れましたが、店内は団地のお年寄りや子供ばかりで、主婦や家族連れの姿はあまり見られませんでした。購入していくのも値引きされた加工食品などが中心。一方のマルエツは家族連れなどで大変賑わっており、ピーコックとは大きな差を感じました。
売場が手狭なこともあるのでしょうが、ピーコックストアにしては何も特別な品揃えや陳列が無く、鮮魚精肉は低価格品ばかりを販売していました。惣菜は閉店3日前にも関わらず商品を大幅に削減。お酒も売場の端で最低限のラインナップを展開。加工食品ではある程度上質な品を扱っていたようですが、それ以前に生鮮3品でもっとまともな商品を提供すべきでしょう。イオン傘下に入る前は、鮮魚で対面販売を実施していたと思われますし、マルエツにも対抗出来ていたのかも知れません。
イオンは、ピーコックストアをマックスバリュや光洋に譲渡したり閉店を繰り返すばかりで、全く再建出来ている気がしません。イオン流のお店づくりを導入するというよりは、単に高級品の代わりにトップバリュを置いているだけに見えます。高級感が失われた割にPB以外の商品は割高なためお客さんが離れているのでは無いでしょうか。ダイエーグループのグルメシティを改装した店舗は中々良い店舗だと思いますが、なぜ同じような事がピーコックで出来ないのでしょうか。ホームページにある「ピーコックストアは、高品質スーパーマーケットです。」というフレーズを忘れないで欲しいものです。
今回閉店するのは団地内唯一のスーパーという訳ではありませんし、すぐ近くにマルエツがありますから困る人はそれほどいないでしょう。しかし団地の中心部となる「袖ヶ浦団地ショッピングセンター」は現状でもシャッター街で、ピーコックの閉店で益々寂れてしまうでしょう。